夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年11月

11月8日

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長男の大根の様子は相変わらずだが、一番先に芽が生えてきたものに新しく葉が増えそうな雰囲気だった。
この調子で育って欲しいと思う。
今年はまだまだ暖かい日が続きそうなのでチャンスがあるのではないかと思い始めた。

先月の振込が確認できていない同業者のところに行ってきた。
何度も早瀬さんが電話をかける度に明日振り込むと話していたそうだが、今日も確認できないとのことだった。
ひと月の金額はそれほど大きくはないが、毎回全額を払ってくれないので、残金がかなり残っている。
今は注文を受けても金額の大きいものは納品しないようにしているので、お互いに困っていると思う。
お店に顔を出すと、頼んだものを持ってきたと思ったようで初めはにこやかに対応していたが、用件が支払いの件だとわかると顔色が変わった。
支払える余裕がないと話してたが、外の駐車場には新しいクルマが停まっていた。
きつい言い方だったかもしれないが、支払いがなければもう納品できなことを伝えてきた。

事務所に帰る前に古そうな食堂に入ると東がいた。
東は世間の人よりも遅くに食べているので、昼には早く珍しいと思い声を掛けると搬入先の人と揉めてきたそうだ。
時間指定があったので時間の5分前に到着すると、早すぎると文句を言われ言い返すと、指定した時間より後に来てほしいという意味だったと怒っていた。
普通は遅れないようにの意味だろうと怒っていたが、俺も同じ意見だ。
その後どうなったのかを聞くと、時間になるまで近くの駐車場で時間を潰したそうだ。
イライラしていたので、外の空気を吸うために車から降りると、東と同じような仕事をしていそうな車が入ってきたので声をかけると、同じように時間を潰しに来たと話していたそうだ。
「普通は俺と同じように考えるんだよ。」とぼやきながら、運ばれてきたアイスクリームを食べていた。
俺は唐揚げ定食を食べながら行ってきた取引先のことを話すと、「注文量も多いのにメーカーから買えない所は事情があるからなぁ。」と複雑そうにしていた。
俺も起業したての頃は周りから同じように助けてもらったので、恩返しのつもりで取引していたが、引き際かもしれない。
東も同じように考えているようで、やはり強く関わらないようにしようとは言えないようだった。
どうしたものだろう。
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