8 / 9
第一章
光属性
しおりを挟む
えっと…魔力を手のひらに集中させるようにして…だよね
目を閉じ、手のひらに魔力に循環するのを感じる。暖かく不思議な感じだ。
頭の片隅で僕は魔力があるのか憂虞する
水晶に魔力が入ったと思うところで目をゆっくり開ける
水晶の中は金色に広がっていた
「あぁ…これは素晴らしいこれは光属性ですね。闇と同じく稀な属性ですよ。しかも最上級…本当に素晴らしい」
シグナル校長が静かに告げる
クラスはさっきまで王子様の話をしていたのに急に静かになった
「え…」
光属性…僕が?
元々光属性は主人公の属性だ。それなのになぜ僕が光属性なのか、しかも下級ではなく最上級…
「なんであんなモブが…」
こそこそと聞こえる陰口。
それとは裏腹にユエは
「ユキ!凄いじゃないか」
ぎゅっと前からハグされる
「く、苦しいよ…」
「ギブギブ」と言いながらユエの背中を軽く叩く
「では皆様の測定が終わったことなので下級中級組、上級最上級組に分かれてもらいます。上級最上級組は私が教えますので別教室にて、他の生徒はここの教室でまた違う先生が来るのでそれまでお静かにお待ちください」
組が分かれるのか…?これは初耳だ
ゲームをやっていてもこのシーンは無かった。いやそもそも僕がユエと喋れる時点で可笑しいが…
何故だ?と疑問が残っていると教室にはシグナル校長、ユエと僕、そしてノア様とリン様だけが残った
「ではまずはここに残った生徒達だけで親睦会でもしましょうか、私はお邪魔だと思うのでこの教室から出て行きますね」
とシグナル校長がにこりと言い教室を出て行った
本当に不思議な人だ、何を考えているのか全く分からない
「確かユキさんでしたっけ?」
はじめに声を掛けてきたのはリン様だ
「そうです」
「光属性とはとても珍しい…良かったら今度魔法を使っているところを見せてはくれませんか?」
魔法を使っているところ…?それなら「いいですよ」と言われた瞬間隣から圧を感じる。そうユエの嫉妬…?だろうか
「ごめんなさい…僕まだ光属性がどんなものか知らなくて…使い方もよく知らないんです」
まぁこれは本当のことだ、この世界に来てから一度も魔法を使ったことがないし先ほどの魔力が循環する感覚しか知らない
「そうだ、まだユキは分からないことばかりだ。だから闇属性の俺が教えた方が適任だろ?」
そう言いリン様を睨むユエ
不穏な空気でピリついている
「まぁまぁそんな睨まないでユエ、まぁでも好きな子が他の男に口説かれてたら嫉妬しちゃうよね」
間に入ってきたノア様
口説く?僕今口説かれてたのか!?
「ユキは俺のだ。誰のものでもない」
目を閉じ、手のひらに魔力に循環するのを感じる。暖かく不思議な感じだ。
頭の片隅で僕は魔力があるのか憂虞する
水晶に魔力が入ったと思うところで目をゆっくり開ける
水晶の中は金色に広がっていた
「あぁ…これは素晴らしいこれは光属性ですね。闇と同じく稀な属性ですよ。しかも最上級…本当に素晴らしい」
シグナル校長が静かに告げる
クラスはさっきまで王子様の話をしていたのに急に静かになった
「え…」
光属性…僕が?
元々光属性は主人公の属性だ。それなのになぜ僕が光属性なのか、しかも下級ではなく最上級…
「なんであんなモブが…」
こそこそと聞こえる陰口。
それとは裏腹にユエは
「ユキ!凄いじゃないか」
ぎゅっと前からハグされる
「く、苦しいよ…」
「ギブギブ」と言いながらユエの背中を軽く叩く
「では皆様の測定が終わったことなので下級中級組、上級最上級組に分かれてもらいます。上級最上級組は私が教えますので別教室にて、他の生徒はここの教室でまた違う先生が来るのでそれまでお静かにお待ちください」
組が分かれるのか…?これは初耳だ
ゲームをやっていてもこのシーンは無かった。いやそもそも僕がユエと喋れる時点で可笑しいが…
何故だ?と疑問が残っていると教室にはシグナル校長、ユエと僕、そしてノア様とリン様だけが残った
「ではまずはここに残った生徒達だけで親睦会でもしましょうか、私はお邪魔だと思うのでこの教室から出て行きますね」
とシグナル校長がにこりと言い教室を出て行った
本当に不思議な人だ、何を考えているのか全く分からない
「確かユキさんでしたっけ?」
はじめに声を掛けてきたのはリン様だ
「そうです」
「光属性とはとても珍しい…良かったら今度魔法を使っているところを見せてはくれませんか?」
魔法を使っているところ…?それなら「いいですよ」と言われた瞬間隣から圧を感じる。そうユエの嫉妬…?だろうか
「ごめんなさい…僕まだ光属性がどんなものか知らなくて…使い方もよく知らないんです」
まぁこれは本当のことだ、この世界に来てから一度も魔法を使ったことがないし先ほどの魔力が循環する感覚しか知らない
「そうだ、まだユキは分からないことばかりだ。だから闇属性の俺が教えた方が適任だろ?」
そう言いリン様を睨むユエ
不穏な空気でピリついている
「まぁまぁそんな睨まないでユエ、まぁでも好きな子が他の男に口説かれてたら嫉妬しちゃうよね」
間に入ってきたノア様
口説く?僕今口説かれてたのか!?
「ユキは俺のだ。誰のものでもない」
121
あなたにおすすめの小説
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
オメガだと隠して魔王討伐隊に入ったら、最強アルファ達に溺愛されています
水凪しおん
BL
前世は、どこにでもいる普通の大学生だった。車に轢かれ、次に目覚めた時、俺はミルクティー色の髪を持つ少年『サナ』として、剣と魔法の異世界にいた。
そこで知らされたのは、衝撃の事実。この世界には男女の他に『アルファ』『ベータ』『オメガ』という第二の性が存在し、俺はその中で最も希少で、男性でありながら子を宿すことができる『オメガ』だという。
アルファに守られ、番になるのが幸せ? そんな決められた道は歩きたくない。俺は、俺自身の力で生きていく。そう決意し、平凡な『ベータ』と身分を偽った俺の前に現れたのは、太陽のように眩しい聖騎士カイル。彼は俺のささやかな機転を「稀代の戦術眼」と絶賛し、半ば強引に魔王討伐隊へと引き入れた。
しかし、そこは最強のアルファたちの巣窟だった!
リーダーのカイルに加え、皮肉屋の天才魔法使いリアム、寡黙な獣人暗殺者ジン。三人の強烈なアルファフェロモンに日々当てられ、俺の身体は甘く疼き始める。
隠し通したい秘密と、抗いがたい本能。偽りのベータとして、俺はこの英雄たちの中で生き残れるのか?
これは運命に抗う一人のオメガが、本当の居場所と愛を見つけるまでの物語。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
弟勇者と保護した魔王に狙われているので家出します。
あじ/Jio
BL
父親に殴られた時、俺は前世を思い出した。
だが、前世を思い出したところで、俺が腹違いの弟を嫌うことに変わりはない。
よくある漫画や小説のように、断罪されるのを回避するために、弟と仲良くする気は毛頭なかった。
弟は600年の眠りから醒めた魔王を退治する英雄だ。
そして俺は、そんな弟に嫉妬して何かと邪魔をしようとするモブ悪役。
どうせ互いに相容れない存在だと、大嫌いな弟から離れて辺境の地で過ごしていた幼少期。
俺は眠りから醒めたばかりの魔王を見つけた。
そして時が過ぎた今、なぜか弟と魔王に執着されてケツ穴を狙われている。
◎1話完結型になります
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる