朱音さんと蒼くん

おーたむ

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一章

第2話

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最近、友達になった子がおかしい

「ねぇねぇ!七ちゃん!
見てみて!大空くんがたくさん本を持ってニヤニヤしている!かわいいね!」

「はははは、そだねー」

私、猫間七(ねこまなな)の名前を呼ぶ彼女は緋奈多朱音
、赤い髪と瞳が特徴の彼女は同じ吹奏楽部の男子、大空蒼に恋をしたいるらしく(本人は気づいていない)大空くんが朱音的に可愛い?行動を取ると頬を赤くしてキャキャ言う
今もまさに

「うわー!みてよ!本の匂い嗅いでにやけてる可愛い!!」

「‥」

朱音も朱音だが、大空くんはさっきから何をしているんだろう、大量の本を見ながらニヤニヤし、一冊一冊ペラペラとページをめくり鼻をクンクンさせてまたにやける
側から見れば、イヤ、見なくとも奇妙な行動をしている、そのためか誰も近寄ろうとしない

彼女を除いてはーーーーーーーー



蒼side

(んーやばいな)
僕は机の上に何冊も重なった小説を見ながら頬が上に上がるのをどうにか抑えようとしていた

(昨日部活帰りに本屋さんに寄ったのはいいんだけど、10冊は買いすぎたな‥)
そう思いつつやはり口角が上に上がるのを抑えようとする
にやけてしまう理由は一つ

(やばいな、今からこの量の情報が僕の頭の中に入って考えただけでにやけてくる‥
しかも新品独特の香り!んーーいいね!)

僕の本好きは度を超えている、週必ず一冊以上は本を買い、その中でもマイベストセラーと題しお気に入りの本を読むときには手袋をはめて読み読んだ後は本を小型のモップで掃除するほどだ

(あー死ぬときは本に埋もれて死にたい
あ、やばいなこの本、絶対面白いやつだ)

そう思うとやはりにやけてしまう
こんなところを誰かに見られたりしたら‥


「よ!蒼ちゃん!何にやけてるんだよ気持ちわりーな!」

やばい奴に見られてしまった

「海、お前か、僕はこれから本を読むんだ用がないなら去れ」

大川海風(おがわうみか)ポニーテールが特徴の彼女は僕の唯一の幼馴染で一様女子なのだがその性格のせいで男に見られることが多い

「なんだよーまたエロ本かぁ~」

そう言って一冊の本を取る
それには際どい女の子のイラストが書かれた、いわゆるラノベだ
普段からラノベは読むのだが今海が持ってるような少しエロいラノベはなぜか苦手で今まで読んでいなかったのだが、好きな作家さんが買いた本なので今回は買ってみたわけなのだが‥

「うわーエロ!蒼ちゃん、でかいおっぱいが好きなのカァー?」

そういうところが男に見られるんだぞって言ったら多分殴られるから

「イヤ僕は普通くらいでいい」

「え?ほんと?」

「うん、でかいと牛みたい(※個人的な感想です)」

「そ、そうなんダァー」

なんで顔が赤くなるんだ?熱か?
まぁいい早く本が読みたい

「ほら、用ないなら返せ」

「あ、うん」

僕は海から本を取り上げバックの中から携帯とイヤフォンを取り出しお気に入りの音楽を聴きながら本のページを開いた

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