17 / 23
17話 出雲市平田町の神社
しおりを挟む
鈴が倒れて4日目 12時
尊の名前を呼んでいたのは…
さっき会った、良だった。
「尊さん、寝てましたよ…疲れてるんじゃないですか?」
「あっ、うん…疲れてるのかもね…」
「担当の先生に話を聞きました。やはり原因が分からないみたいですね…担当の先生も不思議だって言っていました。でも、精神的なことも考えられると…」
「やっぱ、そうですよね…でも、原因が分からないんですよ…」
「そうなんですね…。そういえば…尊さんが退院してから、もう5~6年経ちますかね?」
「そうだね…それくらい経つかも?」
「奥さん、本当に心配そうにしてましたもん。回復して良かったですよ…」
「奥さんには本当に心配かけたからね…お返ししないと…」
「そうですよ…でも、その前に目を覚ましてくれるといいんですけど…また、何か聞いたら報告しますね」
「良さん、ありがとう」
尊は、脳梗塞で倒れて…ここに入院していたことがある…それを思い出した。鈴は献身的に尽くしてくれた…
幸い、発見も早く手術も成功し…回復したから良かったけど…
鈴のおかげでもある。
それに報いるためにも…
俺は、鈴を絶対に助ける…
次の神社に行きたい所だけど…
まだ、前の神社が終わっていない…
尊は、夕方まで時間を潰した。
食堂に行ってご飯を食べたり…
屋上に行ったり…散歩をしたり…
鈴のそばで、昼寝をしたり…
そして…夕方…
もう一度、大社町の神社に行ってみた。
すると…だいぶ人が減っている…
むしろ、帰る方向に行っている人ばかりだ…
尊は、拝殿に行って…人のいない隙に石を置いてみた。
でも、石は光らない…
本殿の前に行って、石を置いてみたけど…
石は…光らなかった…
ここもダメだった…
鈴は、何を思い石を持って帰ったのか…
とりあえず、戻って
次の神社に行こう。
尊は、病室に戻った…
次の神社は…
さっきの神社の次に行った木綿街道という場所にある神社だ…
鈴は、古い町並みが好きで…
調べて行ってみたいって言ったから
俺はそこに向かったんだった。
尊は、いつものように写真の上に石を置き…
目を閉じて…目を開けた…
すると…そこは鳥居の前だった…
商店街のすぐそばにある神社だ…
鳥居をくぐると…大きな門があり…
その向こうに本殿がある…
御祭神は、布都御魂神
国家鎮護・開運・勝運の神らしい。
小さな祠も沢山ある…
まず、本殿に石を置いてみた。
でも、石は何の変化もしない…
そして、小さな祠一つ一つにも石を置いてみた。
でも…石は光らなかった…
ここも違う…
いったい、いくつの神社に行けばいいんだ…
尊は、鈴の病室に戻った。
「鈴、君は何を思って石を持って帰ったんだ…」
叫んでみても…
鈴は、何も語らない…
尊は、言っても仕方ないことは分かっていたが…
分からない自分が悔しくて…
やり切れなかった…
尊の名前を呼んでいたのは…
さっき会った、良だった。
「尊さん、寝てましたよ…疲れてるんじゃないですか?」
「あっ、うん…疲れてるのかもね…」
「担当の先生に話を聞きました。やはり原因が分からないみたいですね…担当の先生も不思議だって言っていました。でも、精神的なことも考えられると…」
「やっぱ、そうですよね…でも、原因が分からないんですよ…」
「そうなんですね…。そういえば…尊さんが退院してから、もう5~6年経ちますかね?」
「そうだね…それくらい経つかも?」
「奥さん、本当に心配そうにしてましたもん。回復して良かったですよ…」
「奥さんには本当に心配かけたからね…お返ししないと…」
「そうですよ…でも、その前に目を覚ましてくれるといいんですけど…また、何か聞いたら報告しますね」
「良さん、ありがとう」
尊は、脳梗塞で倒れて…ここに入院していたことがある…それを思い出した。鈴は献身的に尽くしてくれた…
幸い、発見も早く手術も成功し…回復したから良かったけど…
鈴のおかげでもある。
それに報いるためにも…
俺は、鈴を絶対に助ける…
次の神社に行きたい所だけど…
まだ、前の神社が終わっていない…
尊は、夕方まで時間を潰した。
食堂に行ってご飯を食べたり…
屋上に行ったり…散歩をしたり…
鈴のそばで、昼寝をしたり…
そして…夕方…
もう一度、大社町の神社に行ってみた。
すると…だいぶ人が減っている…
むしろ、帰る方向に行っている人ばかりだ…
尊は、拝殿に行って…人のいない隙に石を置いてみた。
でも、石は光らない…
本殿の前に行って、石を置いてみたけど…
石は…光らなかった…
ここもダメだった…
鈴は、何を思い石を持って帰ったのか…
とりあえず、戻って
次の神社に行こう。
尊は、病室に戻った…
次の神社は…
さっきの神社の次に行った木綿街道という場所にある神社だ…
鈴は、古い町並みが好きで…
調べて行ってみたいって言ったから
俺はそこに向かったんだった。
尊は、いつものように写真の上に石を置き…
目を閉じて…目を開けた…
すると…そこは鳥居の前だった…
商店街のすぐそばにある神社だ…
鳥居をくぐると…大きな門があり…
その向こうに本殿がある…
御祭神は、布都御魂神
国家鎮護・開運・勝運の神らしい。
小さな祠も沢山ある…
まず、本殿に石を置いてみた。
でも、石は何の変化もしない…
そして、小さな祠一つ一つにも石を置いてみた。
でも…石は光らなかった…
ここも違う…
いったい、いくつの神社に行けばいいんだ…
尊は、鈴の病室に戻った。
「鈴、君は何を思って石を持って帰ったんだ…」
叫んでみても…
鈴は、何も語らない…
尊は、言っても仕方ないことは分かっていたが…
分からない自分が悔しくて…
やり切れなかった…
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる