今日も平和です

SEKISUI

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宣伝は大事です

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 残念ですわ
 ああ…残念ですわ…………
 お口に合わなかったみたいでピンクは吐き出されてしまいましたの
 雑食性のはずでしたのに余程美味しく無かったのですわね
 まさかっ?!臭かった……のけしら?
 女性として終わってますわ
 食虫植物に拒絶されるって凄い異臭ね
 表面的には分かりませんでしたけど、きっと中に魑魅魍魎を飼っていらっしゃいますのね
 ところで何て破廉恥な格好をしてらっしゃるのかしら
 大事な部分だけを残して……わざとなのかしら?
 布地を部分だけ残して溶かすとは
 どこの露出狂かと思いましたわ
 まぁですが半分溶けていたり遺骸だけ吐き出されここら一帯が阿鼻叫喚と化しましても困ま……り…ますかしら?
 いいえわたくしは困りませんわ
 そんな軟弱な精神では次代の王妃は務まりませんもの
 
 ただしこの事より改良が必要だということはわかりましたわ
 参考になります

 「リ…リリア様!いきなり何をするんですか!酷いです……制服を溶かすなんて………わたしが何をしたというのです………」
 涙を溜めてピンクがわたし頑張って言った感を出します
 「わたくしは何もしておりませんが」
 「何でそんな堂々と嘘をつけるんだすか?!今皆さん見てましたよね。リリアさんのお花が私が食べられかけたのを!!」
 悲壮な態度で必死でギャラリーに訴えますが何を言っているのかしらこの方は
 「わたくしは持ってきただけですわよ。お花が貴方をお食べになったのは生物界の摂理ですわ。わたくし達が豚や牛を食べるのと同じでしてよ」 
 これだから頭がお花畑の方は困りますわね
 「おかしいです。人を食べ物に例えるなんて」
 目でギャラリーに訴えかけるが誰も目を合わせようとしませんわね
 当然ですわ
 「貴方はわたくしにとって害虫と同じカテゴリーでしてよ。だから人としてではなく食べられかけたのです」
 皆様にこのコの有用性を知っていただかなけらばなりませんね
 次は自分が食べられると思われても困りますので
 「皆様ご安心下さい。害意のない者は口にはいたしません。お猿さん並の知能はもっておりますゆえ。口に入れるべきモノは自分で判断ができます。今回このピンクの令嬢を口に入れましたのは主人であるわたくしに忠実なゆえでございます」
 ウフフ皆様の目がわたくしに注目さらておりますわね
 良いですわ
 ですが少し後が鬱陶しいでさすわ
 ク様後で構ってあげますから背をツンツンしないで下さいまし
 顔は貸せませんが左手だけならばどうぞ
 恋人繋ぎされましてよ
 感触を愉しむかの様にグーパーしてますわね
 よし!こちらはほっといて大丈夫ですわ
 「このコをここに置くのは学園長の許可を頂いております」
 安心でしょ
 ク様の周りをウロチョロする害虫がいると訴えましたら直ぐに許可がおりましたの
 「愛情を注げば懐いて下さいますし、門の前に植えれば門番としても役に立ちましてよ。先程ピンク令嬢が食べられたのは良い例となりました」
 ーー手を自分の顔に持って行って頬擦りは止めてくれます
 皆様の生暖かい目が腹たちますわ
 潰したくなりましてよ
 「コホンッ……いかがです皆様!この食虫植物!水だけあげさえすれば餌は自分で取ってきます。手間いらず。オクトレン公爵家で売りま出しております。詳しくはオクトレンの執事又は庭師のダンまでご連絡頂けたらと思います。数に限りがございます。お早めにどうぞ」
 宣伝も長女の役目ですから

 「そこのピンクの方。宣伝の協力ありがとうございます。付きましてはこちらの制服を差し上げますわ」
 メイドが持って来て下さいましたの
 うちのメイドは出来るメイドなのですわ
 「??せん・でん…?」
 急に自分に矛先を向けられたので理解出来ずに目を白黒させていますわね
 「はい。そして出演料として金貨一枚差し上げましてよ。身をていした演技力素晴らしいかったですわ」
 「終わったのかな?」
 ク様が耳元で囁きます
 「帰ってお茶にいたしましょう」
 そしてク様に抱きかかえられ、今だ混乱しているピンクを背にわたくし達は教室を後にするのです
 ウフフ…全て丸く収まりましたわ

 今月のわたくしのお小遣いが楽しみにですわ
 うちの家訓は働かざる者食うべからずですから
 
 
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