童貞を奪われたから責任とれと言われた

SEKISUI

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ハチ

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 取り敢えず5日目が経とうとしていた
 昨日は久し振りの兄の帰還でかなり飲んだヘルメスは朝から二日酔いの頭痛と胸焼けに苦しめられていた
 自業自得とはいえ仕事までには少しでも回復したいヘルメスは、○コンの力みたいな物を飲み、ソファーで大人しく項垂れるている
 「ぅう…胃が気持ち悪い……薔薇の君に看病されたい………きっと美人に看護されてら元気になるに違いない、今俺に足りないのは美人エキスだ………ハァ…頭痛い……」
 寝言は寝てから言って欲しい
 差出人はあながち間違えではないが大きな誤ちがある
 大袈裟に天と地程の違いがある
 薔薇の送り主は確かに美しい銀髪の美人だ
 10人が10人見て美人と認める美形だが美丈夫だ
 美丈夫はそもそも女性には使われません
 ヘルメスは今だ送り主は女性だと思い込んでいる
 返事を書きたいヘルメスだったが送り主の名がないので出せなく残念に思う

 こちらも自業自得なのだが返事がないヘルメスに、痺れを切らしたエルネストが等々今日から名前デビューした
 そもそも名前を書かなかったのは男のあるある特技「俺だって分かるだろ」思い込みが発動したからだ
 女性からしたら「はぁ?」である
 名前で読んで欲しいエルネストは態と家名を書かずに名前だけを書いた
 「エルネストちゃんか……フフッかっこいい名前だな。エルちゃんはきっと名前と同じで凛々しい人なんだろうな」
 早々にあだ名呼び仕出したヘルメスだが、雲の上の宰相の名前だ
 家名しか覚えていないヘルメスは詰んでいる
 ヘルメスはこんなでも貴族だ
 一度は貴族名鑑を覚えさせられている、筈
 記憶の彼方に飛んでった貴族名鑑……やはり差出人が分からないヘルメスだった

 本日の薔薇の本数は50本、花言葉は『永遠』『偶然の出会い』
 薔薇の色は黒と赤
 黒薔薇の花言葉は『貴方はあくまで私のもの』『決して滅びことのない愛』
 想いがさらに重くなった……こ○きジジイみたいにどんどん重くなってゆく
 愛が憎悪に変わる時『憎しみ』『死ぬまで憎みます』
『化けて出ます』
 怖い………貰った方は取り扱いにご注意を
 極めつけに手紙には『逃さない』
 ガクブルものです
 ヘビー級の愛が到来しました

 でも残念な子ヘルメスには通用しなかった
 「へ~薔薇って黒もあるんだ。初めて見た」
 黒薔薇の花言葉を知らない
 「黒が17本で、赤が33本それぞれの花言葉は……」
 ヘルメスは色分けした
 50本の花言葉が台無しになった瞬間であった
 「………そんな……!『絶望的な愛』だなんて俺何かした?まだ出会ってもいないのに、そして『生まれかわっても貴方を愛す』えっさっきと真逆の言葉何だけど、どゆことよ?出会う前からエルちゃんの中で終わらされたかと思えば、死んだ後でも愛すとかいってるけど、まだ当分死ぬつもりないよ。エルちゃんとの今世は終了?そして来世で愛し愛ましょうってことなの?……いやいや待って待ってよ!逃さないって手紙にはあった。もしやこの恨み晴らさでおくべきかってヤツとか?エルちゃんて俺の知ってる人。知らない間に恋されて振られて挙げ句に恨まれて……意味分かんないんですけどぉおおぉぉおお!!」
 愛の言葉が通じない
 「……うん。そうだな。これは横に置いといて仕事行こう」
 


 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&


 「残念だ…黒薔薇が17本しかないとは……全部黒薔薇で送りたかったのに」
 悔しげにエルネストは1人呟くのだった
 
 「オレ黒薔薇50本贈られたら明日命日かと思いますけど。殿下黒薔薇って良い意味ってありました?」
 「あるとも言えないが、良い意味かは相手によるかな」
 「送られて来たらどうします?」
 「クククッ相手によっては抹殺か監禁か」
 悪い顔の殿下から目を逸らす宰相補
 「えーっと聞かなかったことにします」
 
 
 
 
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