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キュウ
しおりを挟む………6日も経った
後1日で一週間が経つ
既にヘルメスはあの日のことは完全になかったことになってる
気付かない、偶然か必然か、スルースキルを持っているからか、はたまた天然は天然を凌駕するのか
本人は知らぬ間にかわしてる
露骨なまでの重い重い愛を
そして今日も重量級の愛を無自覚でかわすのだ
だからヘルメスは今日も心身共に元気だ
そんなヘルメスでも酒での失敗を何度目かの反省を歴て、ちょっと反省した
仕事から帰ったヘルメスは兄ともちょっと晩酌で部屋に戻った
部屋の扉を開けてヘルメスは固まった
「………エルちゃんは俺に怒ってる?」
ヘルメスの視線の先には枯れた白薔薇
「やっぱり知り合い?俺は何をしたんだろうか?」
ヘルメスは枯れた白薔薇に花言葉があるのを知らなかった
そしてドライフラワーも知らなかった
机の上には白薔薇のドライフラワーが101本
知らなければそれはシュールな光景
まだ生花なら分けて飾れるがドライフラワーは少しならいいが101本………よくあったな
白薔薇だけを財力で集めたエルネスト
しかも飾った後の利用方法は芳香としてポプリに加工するかロウを加工する時にアクセントにするしか様々あるのはあるが大量のドライフラワー、大変だ
それをするメイド達が………
因みに101本の花言葉は『これ以上ない程愛しています』
だがそれは生花の場合、咲き方にも花言葉がある
知らない者から観たらそれはただの枯れた花だ
「……嫌がらせ?そんなに俺のこと嫌い?」
そう思われても仕方がない
知らなければそれはただの悪意にしか映らない
知っていてこそ活きるのだ
だから死亡ですね
即死です
ヘルメスにマイナス30%気持ちが伝わりました
「花の死体を……こんなに………俺呪われる程本当に何したのかな?」
ドライフラワーは手間がかかるた為普通の切り花よりもお高い
薔薇自体が高い
それが101本
でも宰相の給料からしたら些細なものだ
枯れた白薔薇の花言葉は『生涯を誓う』
今日のお手紙「貴方は私のもの」
ヘルメスは花のことでいっぱいで手紙は読んでいない
読んで上げたら誤解がちょっと解けるかも
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
ドライフラワーで全然似合わない匂い袋を作っている上司を横目に、宰相補が隣で寛ぐ殿下に意見を求める
「どう思います殿下?」
「中々ロマンスチストだなエルネストは」
「相手が知ってればいいですね花言葉。普通は知りませんよ。ヘルメス君が嫌がらせと受け取っているに一票。更に呪術の類いと勘違いしてるに一票です」
呆れて溜息を吐く宰相補に殿下が頷く
「フフッ君は意味を知ってるだね」
「上司がロマンスチックの乙女チックのポンコツなので調べました。潜り混ませてる部下によるとヘルメス君は相当な天然の持ち主です。全く上司の気持ちが伝わってません。一応部下に花言葉を伝えるよう指示出しましたが………」
宰相補は窓から空を見た
駄目だったみたいだ
前回色分けしないと伝えれば「そうか、繋げるのか」と花言葉を繋げたそうだ
相手は手強かった
恋愛以外は優秀な上司を残念な人を見る目で宰相補は視線を向けて
「早く片付いて欲しいなぁ~」
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