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誕生日とプレゼント3
しおりを挟む会場から帰った2人はリビングで寛いでいた
窮屈なコルセットから開放されゆったりパジャマでアメリアはビオルヘンに膝を貸しルビィナにハーブティーを願い出る
「お疲れ様です、今日はリラックス効果のあるカモミールとラベンダーをブレンドさせて頂きました」
「ありがとう。心が落ち着くわね。膝の上の変態さえいなければ」
「酷いなアメリア。私はご褒美を堪能してるだけじゃないか」
「うつ伏せで無ければわたしも言わないわよ。どうして仰向けじゃないのよ」
ビオルヘンはアメリアの太腿に顔を突っ伏して堪能していた
枕としてではなくアメリア吸いを堪能していた
ただビオルヘンはアメリアの太腿に顔を埋めているように見えるがこの時ビオルヘンの脳はフル回転していたのだ
顔全体でアメリアの太腿の感触を皮膚細胞に刻み込み、匂い長さ幅をビオルヘンの全能なる海馬を駆使して1ミリのズレも生じることがないように刻んでいたのだ
アメリアが成長しても体型が変わってもアメリアの15歳の太腿は永遠にビオルヘンが記憶している
なんて無駄な能力の使い方
「そろそろいいでしょ。膝が疲れたわ」
膝枕をして20分
何時もはもう少し長い
今日はビオルヘンの誕生日が王宮で開かれ疲労度が濃い
膝から頭を退けてビオルヘンはアメリアの横に座り直す
「あの…アメリア」
「何?」
「その……アメリアからはないの?」
「そうね……後であげる」
素直に渡せないアメリア
リクエストは首輪だ
それも所有印が入ったものが良いとのこと
悩んだ非常に悩んだ
アメリアは無言で部屋を出る
「イヤアアアアァァァァァァァァァ!!」
悲鳴はアメリアだ
ビオルヘンは走るマッハで走る
悲鳴はビオルヘンの部屋からだった
扉を開ければアメリアがベッドの近くで逆さで吊られいた
侵入者用の罠にアメリアがかかっていたのだ
両足が縄に引っ掛かりアメリア持つ全ての重力が逆さまになりあられもない姿でビオルヘンを出迎えた
スカートが大きく捲り上がる?下る?スカートを押えてアメリアは大事な箇所を視えないようにガンバっていた
手は2本しかない
前後は押さえられてもサイドは隠せない
ようは腰までスリットが入った状態
何とも…悩ましい姿だ
1言で言えばセクシー
ビオルヘンは唐突に思った
プレゼントだ
アメリアは言ったではないか「後であげる」と
これはきっとアメリアからの世に云う私がプレゼント
絶対にそうに違いない
腰元にはリボンが結ばれている
間違いない
誰が何と言おうと私へのプレゼントだ!
舐めるようにアメリアをつま先から頭を眺め楽しんだビオルヘンはアメリアを天井からベッドへ降ろした
縄はそのままだけど
ベッドからビオルヘンを蹴り落とし、自力で縄を解いたアメリア
立ち上がる変態へ怒りのアメリアが華麗にビオルヘンへ向けてステップを踏む
ホップ、ステップ、ムーンサルト・プレスを変態に叩き込む
まだ怒りの収まらぬアメリアは更に
ホップ、ステップ、ジャンプか・ら・のぉ脳天唐竹割りで止めを打ち込んだ
ふらつくビオルヘンにアメリアは舌打ちする
何て疲れる1日だ
アメリアはここに来た用事をまだはたしていない
ビオルヘンを見て大きな溜息を吐く
アメリアは部屋を去り際にビオルヘンへリボンの付いた箱を投げつけた
箱を開けると中にはチョーカーが入っていた
チョーカーは皮の2連になっていて宝石が真ん中に付いていた
龍を模した台座にはアメリアの瞳の色の宝石が嵌め込まれていた
そして一通のメッセージカードが中に入っていた
内容は一言だけ
「おめでとう」
チョーカーは次の日からビオルヘンの首を飾るのだった
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