伯爵令嬢の婚約者は執事で王弟で変態です

SEKISUI

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誕生日とプレゼント2

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 酔っぱらいに擬態した素面の令嬢達と遊んだ後、アメリアは今度は大好きな甘味を堪能していた
 「うちの変態程じゃないけど、とても美味しいわ!」
 アメリアのオヤツは大体ビオルヘンが用意している
 ガッツリ胃袋を掴まれてるアメリア
 本人は気付いていない
 ビオルヘンはアメリアが好む物は何でも極めた
 料理もその一つだ
 だからアメリアの事は何でも知っている
 大の甘党だということも、昨日の下着のデザインや色今日の下着も抜かりなく、ストーカーとしての活躍もバッチリだ
 それ以外にもビオルヘンは全ての能力に優れていた
 但し変態は趣味と実益を込めて極めたいらない能力である

 アメリアがのんびり甘味に舌鼓をうち心は甘味一色になっている
 ビオルヘンとキラリ令嬢のことなど頭の片隅にもない
 アメリアが何故こんなにのんびりしているかというと、ビオルヘンとキラリ令嬢の関係が真っ白だと知っているからだ
 ついでに従姉弟同種だとも知っている
 あの2人は特殊な変態種なのだ
 あの2人だけではない、割とうちの王族は変態種でチート級の能力をお持ちの方が多い
 天は要らないモノまで与えた
 それも意中の人限定の
 何と迷惑なことをしてくれたのか

 昔2人の種類を知らなかったアメリアが婚約者を押し付けようとしたところ丁重にお断りされた
 「派手派手な一族に産まれ、伴侶は目と心に優しい人がいいのよ」と彼女は婚約者をギラギラした瞳で見詰めながら言った
 私と同じ犠牲者の方ですねと哀れむ視線をヘイキント伯爵に向けたのだった
 王族は確かに物理的に目に眩しい、腹の中だって真っ黒な人達だ
 魑魅魍魎が跋扈する王城の名物腹の探り合いなどお手の物
 
 ヘイキント伯爵とキラリ令嬢
 正に草食獣と肉食獣
 世間ではどうやって平凡なヘイキント伯爵がキラリ令嬢を射止めたのか不思議がられているが、事実はキラリ令嬢がヘイキント伯爵を仕留めたのだ

 ヘイキント伯爵を一目見たキラリ令嬢は
 「何て心が落ち着く方なの。素敵!」
 お嫁さんにしてもらわなきゃっと可愛く微笑み心の中で舌舐めずりをして罠に嵌め、ヘイキント伯爵を狩り獲っだ
 その時キラリ令嬢10歳、ヘイキント伯爵15歳ピュアな青年であった
 そんな2人はあと半年で結婚する
 
 キラリ令嬢と王妃と陛下と踊ったビオルヘンはアメリアの元に迷いなく現れた
 横に立つビオルヘンをチラリと見て指を3本立てた
 ビオルヘンは頷き返す
 アメリアを見詰めウキウキするビオルヘン
 さっさと帰って報酬の膝枕をお強請りしたいビオルヘンはキラキラした瞳でアメリアを見る
 首を振って眉間にしわを寄せて待てを表すアメリア
 幻覚の耳と尻尾が下るビオルヘン
 ビオルヘンを可愛いと思ってしまい錯乱するアメリア

 言葉を発さず意思を伝え合う2人をもしルビィナがみたら「塾年夫婦ですか。ケッリアル爆死しろ」の悪態を付いただろう
 
 錯乱するアメリアをビオルヘンが抱き締めた
 アメリアの足が宙に浮いた
 チャンスとビオルヘンはそのまま素早く会場を出て馬車に乗り込む
 
 アメリアが正気に戻った時には馬車は走り出しみるみる王城は小さく見なったのだ
 ビオルヘンにはもう一つ家に帰りたい理由があった
 まだアメリアからプレゼントを貰ってないから
 帰るチャンスを見逃さない

 ちょっと一目があるところでは渡せないプレゼントを要求されたアメリアはまだそれを渡せなくいた

 ビオルヘンから要求されてモノは首輪
 アメリアどうする?

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