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誕生日とプレゼント1
しおりを挟む今日はビオルヘンの誕生日だ
そして変態歴も更新される日
王城は王弟を祝う人達で賑わっていた
綺羅びやかな会場には婚約者であるアメリアも勿論強制参加でビオルヘン色のドレスを着てビオルヘンに腰を掴まれ隣に居た
2人はダンスを2回終えたところだった
それを見ていた令嬢達
我もわれもとビオルヘンの元へ集結する令嬢達は餌に群がる肉食獣
その肉食獣達は知らない
水面下で行われている2人の攻防を
さっさと離れろとピンヒール部分をグリグリ、ビオルヘンの足の甲へ突き刺すアメリア
痛みに興奮して密着度を上げるビオルヘン
ビオルヘンの腰に手を置く触りして脇腹を捻じり上げるアメリア
密着度が進み腰からお腹に手を這わしビオルヘンは堂々と公開セクハラを行こしていた
そんな2人は笑顔だ
アメリアから離れたくないビオルヘン
変態から逃れたいアメリア
アメリアを睨みお互い牽制しつつビオルヘンへ躙り寄る令嬢達
ある意味修羅場だ
踊れるのは1日3人まで
アメリア以外と踊りたがらないビオルヘンをアメリアが膝枕と引換に説得した
出来ればこの変態を引き取って欲しいアメリアは平穏な生活を手にしたい
争奪戦が始まった現場に救世主が現れた
肉食女子達を尻目にボン・キュッ・ボンの派手な美女がビオルヘンの元へやって来る
「久しぶりビオ。わたくしと踊って下さる」
「あぁキラリか。では踊ろうか」
ビオルヘンの従姉弟のキラリ侯爵令嬢だ
2人が並ぶと眩しい絵面となる
アメリアから離れキラリ令嬢に手を差し出す
圧倒的な美男美女の前に誰も立ち塞がる者はいない
アメリアはさっさと一息入れたくて飲み物を取りに行って既にいない
実はキラリ令嬢が華やか過ぎて気づかれていなかったが隣にもう1人いたのだ
その男性はどこから見てもモブ顔だった為眩しい人達の中では影となりダンスホールへ向う2人を優しく見ていた
その男性はキラリ令嬢の婚約者のヘイキント伯爵でキラリ令嬢をビオルヘンまでエスコートして来た者だ
少しタレ目な瞳は人を和ませる雰囲気をもっていた
付き合ってもいい人で終わるタイプに見える
飲み物を取りに行ったアメリアは令嬢達に囲まれていた
ザッ悪役令嬢と取り巻きみたいな人達に
勿論片手に赤ワイン
「あらごめんなさい」
ザッ悪役令嬢が例の如くワインをパシャリ
そしてアメリアはヒラリ
「何で避けるのよ!」
「そうよ。貴方何て染みの付いたドレスがお似合いよ!」
頭の悪いイチャモンを付けられたアメリアは
「酔っぱらい?」
訝しんでワインの主を見る
「酔ってないわよ」
「酔ってる人のお決まりの台詞ですね」
関わりたくないが仕方なく衛兵を呼ぶ
「集団絡み酒です!」
アメリアは衛兵に連れて行かれる令嬢達を見送りデザートへと向う
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