伯爵は借金の形に公爵家へ嫁ぐ

SEKISUI

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ぁあ人生は悲喜こもごもの繰り返し

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 初夜に向けて侍女達にピカピカのツルツルのツヤツヤにされた私
 首から下の毛は全部剃られた
 それ必要?
 ローズの香りがする香油を塗られ私から花の香りが漂う
 そんな自分に地味に滅入る
 女性なら分かる、でも四十手前のおっさんから薔薇の香りってどおなの
 ベルガモット辺りでかんべんしてほしい
 柑橘系の香りなら爽やかなおっさんの出来上がりじゃないか
 ところでこの破廉恥な下着類はなんなのだろう
 あれよあれよと有無を言わせず着せられたけど
 侍女達の圧に屈したとも言う
「リルア様からの送りものです。これで旦那様も奥様の魅力に贖えないでしょう。ウフフッ」
 娘はまだ成人前のはずだが……お父さんへの送り物がほぼ紐って可笑しいんじゃないかな
 小さい三角が2つ付いた乳バンド
 男なんで隠す必要なくない?
 それに私が太ってたら見えてしまうよ
 胸の突起しか隠れない
 寧ろ隠してる方が恥ずかしいんだが
 下は私の大事なところが申し訳程度にしか隠れていないし、お尻なんて丸見えだよ
 その上に羽織ったガウンは太腿が見放題
 ズボン買い忘れたのかな?
 ちょっとでもしゃがめば私の大事な部分が見えてしまう
 リルアよ、お父さんに何をお求めだい?
 そして誰特だい?
 お父さんにはダメージしかないんだが
 HPがこれ着てるだけでゴリゴリ削られているんだが呪いの品かな?
 それにおっさんのチラリズムはいらないだろう
 見えたら公害になってしまう
 私はズボンをこんなに恋しく思ったことはないよ
 私を綺麗なおっさんにしてくれた侍女達が口を揃えて言うんだ
 「とてもお似合いですわ奥様」
 大丈夫かここの侍女達はキャッキャッしながら私を褒め頬を染める
 リルアと同じ属性の方々ですか?
 主人同様使えてる者達の審美眼が可笑しい
 私が今の格好に物申すとしたら『キモイ』の一言だ
 いっそ馬鹿にされた方が私の常識も安定するのに
 私が間違っているみたいじゃないか
 鏡に写った自分の姿に涙が出てきた
 脱ぎたい………


 脱ぎたいとは思ったが脱がされたくはなかった
 「なんて扇情的な姿だ♡隠された部分は神秘でエロ過ぎる。貴方は俺を煽るのが上手だな」
 何もしてませんけど
 公爵が私をギラギラした目で見てくる
 公爵の下の息子が大変だ
 ガウンの上からでも分かる隆起、私を見て立てているのか?あんな大きなモノを入れたら避ける………恐怖で体が固まった

 
 結果、入った
 あの大きな公爵の息子が私の蕾に入ったのだよ
 私としてはサクッと入れてパッと出して終わって欲しかったのに、前戯にすっごく時間を掛けられた
 公爵は優しかった
 優しかったけど絶倫だった
 腰が痛い、股が痛い、胸の尖りが痛い
 そして初夜が終わったはずなのにまだ入ったままだ
 早く抜いてくれ
 昨夜は散々ヒーヒー言わされた
 私が泣いてやめてと縋ってもやめてくれなかった
 それどころか中のものが体積を増した
 突上げられる度に嫌だ、いきたくないと叫んでも公爵を喜ばせて増々盛るサル公爵め
 朝目覚めたら声が掠れて出ない
 昨日の初夜で体から色々な体液が出た
 萎れたおっさんが枯れたおっさんになった
 空が明るくなりかけた時までは記憶はある
 メクルメクる知らない世界を知った
 若いって凄いなまだ公爵はやる気だ
 私死ぬんじゃないかな
 腹上死は嫌だ
 もう無理
 プライド捨ててお願いしたら、残念そうに抜いてくれた
 良かった
 腹上死は免れたようだ
 もうこれっきりでお願いしたい

 そうですよね
 無理ですよね
 私は結婚してから毎日公爵に抱かれている
 慣れって凄いな
 あれ程拒絶してた私はその身で受け入れているのだ
 諦めらめたともいう
 今だに公爵の気持ちは理解出来ないが
 私を大切にしてくれる公爵に親愛の情はある
 それでも公爵の変態は受け入れ難いが
 末っ子は毎日公爵になる為に勉学に励んでいる
 公爵家の尽力もありザワード領は災害前よりも活気あふれる領になり幸せ度が上昇している
 息子は若いながらも公爵家からの指導のお陰で立派に伯爵家当主として活動中
 後は嫁を貰うだけだ
 娘は………リルアは………同じ趣味の腐男子の伯爵家の嫡男に嫁いだ
 娘の嫁つぎ先の伯爵家からは大変喜ばれた
 同じ子を持つ親として気持ちが痛いほど分かる
 1男1女の母として伯爵夫人として頑張っている
 でもね、腐の付く英才教育は辞めなさい

 この幸せは全て公爵……我が夫リッシュのお陰だ
 そして私の犠牲のお陰だ!今は幸せだけどね
 


             終わり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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