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 汗臭さ人間の私が爽やか人間になるまで………
 色々大変だった
 下着しか履いてなかったから簡単に剥ぎ取られたてすっぽんぽんの全裸マンにされた私
 思わず上と下を隠してしまったが、ただのピンクの粒が付いてるだけの上を隠す必要性がないことに気付きそっと手を下に下げてみた
 そんな私を見たクルー様が何故か溜息をお付きになった
 何で?男の粒を見て何を思われた?
 次に見たクルー様は悪い顔をしていた
 何か如くじったらしい
 こんな短時間で何があった
 そしてクルー様は秒で着てる物をお脱ぎになりました
 乙女な私は下半身から目を反らしシックスパックをガン見して全体を見れば、均等が取れた筋肉、美しき裸体に悪魔的美しさを備えたご尊顔……ぁあ眩しい………ごっそう様です
 もう拝むしかない
 色気だだ漏れで鼻血吹きそうです
 喉が上下して生ツバゴックンしました
 今私は痴女になった気分です
 警備隊が来て捕まっても言い訳出来ない
 全裸で御縄を頂戴して真っ裸で連れて行かれる
 末代までの恥
 せめて私のボクは隠してからの連行でお願いします
 丸出しはさらなる罪になるから
 でも私無罪よ
 寧ろ全裸にされたのは私です

 「ふぉっ?!」
 急な浮遊感
 「おバカさんを風邪引かせる訳にはいかないですからね。さっさと入りますよ」
 「えっ、いや、待って、待ってクルー様、降ろして下さいぃぃぃ」
 大事なとこを隠すのも忘れ拝む私は肩に担がれた
 「自分で歩けます!入ります!ちょっと降ろしてエエエぇぇぇぇぇ」
 私の抗議など無視されさっさと風呂場へ連れていかれた
 湯船前で降ろされた私はそっと下を見た
 「………神はどれだけクルー様に与えるのだ………」
 乙女心より好奇心が勝ち自分のボクとクルー様のクルー様を見たら悲しくなった、泣きたくなった
 神様は私が嫌いなの?
 差があり過ぎる、前世女でも今世は男の子なのに……
 もうちょっと私のボク大きくてもいいんじゃない
 いじけてしゃがみ込む私の腰に手を回される
 「ライル、はい立ってね」
 言われるままに私は立つと湯を体に掛けてくれる
 クルー様は自分に掛け湯をして私を抱いて湯船に入る
 湯船の中で膝抱っこされてる私
 「体が温まってから洗いましょうね。ライル肩までしっかり浸かるんですよ」
 お母さんみたいだ
 「50まで数えたら上がって体を洗いますよ」
 クルー母さんだ
 幼児の扱いですよね
 キャッキャと湯船で遊んだ方がいい?
 でも腰に手を回されて動けないんですけどね
 肌と肌が直にくっついて何だか卑猥です
 考えたくはないけどお尻の下が………ね、挟まって、ぅうん、いや、まぁ、うん、母と子のままでお願いしたいなぁ………なんてハァ…………困った、すっごく困った
 クルー様の手が太腿に……優しく揉んできた
 筋肉のマッサージですよねきっと、尻文字は全身運動ですから解さないと筋肉痛になるものね………
 
 
 
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