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第12話 アンチさらに増殖! さだちゃんの鏡ホラーで心理攻撃!!
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第12話 アンチさらに増殖! さだちゃんの鏡ホラーで心理攻撃!!
TVホラーで一掃されたと思ったアンチが、
わずか数日でまた湧き上がってきた。
しかも今度は、
鏡ネタを集中攻撃。
フォロワー80万人超え。
動画の総再生数は億単位に近づいている。
コメント欄は相変わらず「かわいいすぎる!!」で溢れてるのに、
奥深くに執拗なアンチが巣食っていた。
「鏡に映ってるだけじゃん 偽物くさい」
「鏡ホラーとか古すぎ 笑えるわ」
「映ってるフリして気取ってるのキツい 消えろ」
「鏡演出安っぽい CG丸出し」
しかも、似たようなアカウントが複数で連投。
TVの時と同じく、明らかに組織的。
私はスマホを握りしめて、
前回以上にムカムカが爆発した。
「またかよ!!
今度は鏡ネタばっかり!!
鏡書くなら鏡から出てってちょうどいいじゃん!!
さだちゃん、これまとめてお願い!!」
さだちゃん(私の横で無言でスマホ画面を見る。
目がさらに細くなり、部屋中の鏡やガラスがわずかに揺れた気がした)
私はさだちゃんの肩を抱いた。
「無理しなくていいよ?
でも、樹音のためなら……って思ってくれたら嬉しい!!」
さだちゃん(長い沈黙の後、無言で小さく頷く。
私の袖をそっと掴んで、安心させるように握る)
私はさだちゃんの頭を撫でた。
「ありがとう、さだちゃん。
前回のTVパターンも神だったけど、
今回は心理的にじわじわ攻めて!!」
さだちゃん(頰を薄く赤くして、
無言で私の手を握り返す)
──その夜。
鏡ネタを連投していた中心アカウントの持ち主。
女子大生の一人暮らしの部屋。
深夜1時、洗面所の鏡で夜のスキンケア中。
ふと鏡を見ると、
自分の後ろに長い黒髪の女(さだちゃん・髪が床まで伸びて顔半分隠れ)が立っている。
女子大生「え……?」
慌てて振り返る→後ろには誰もいない。
「気のせい……? 疲れてるだけ……?」
深呼吸して、再び鏡を見る→さだちゃんがまだ後ろにいて、
さらに少し近づいている。
女子大生「うそ……!?」
もう一度素早く振り返る→また誰もいない。
心臓バクバクで「幻覚……? スマホのブルーライトのせい……?」と自分を落ち着かせようとする。
鏡をチラ見→さだちゃんがすぐ後ろまで迫っていて、
肩越しに顔を覗き込んでいる。
青白い顔、黒い目。
女子大生「ひっ……!!」
混乱して後ずさりしようとした瞬間、
鏡の表面が水面のように揺らぎ、
鏡から青白い手がスッと伸びてきて肩をガッと掴む。
冷たい。
骨まで凍るような冷たさ。
さだちゃん(鏡から上半身を出し、耳元で甘く囁く)
「……本物よ」
女子大生「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
(恐怖の限界で悲鳴を上げ、その場に崩れ落ちて失神)
画面のような鏡が静かになり、
手も消える。
──翌朝。
私のTikTokコメント欄、
また問題の鏡ネタアンチコメントが一斉に削除。
代わりに、同じアカウントから大量の謝罪。
「鏡から本当に出てきました……トラウマです……ごめんなさい……神です……」
「じわじわ怖がらせてからの『本物よ』で心臓止まるかと思った……」
「二度と悪口書きません……かわいいです……一生推します……」
他の関連アカウントも同様に謝罪連投。
私はスマホをさだちゃんに見せて大爆笑。
「さだちゃん鏡パターンも神!!
心理ホラー完璧!!
じわじわ怖がらせてからの肩掴み+『本物よ』でフィニッシュ!!
アンチまた全滅!! コメント欄完全平和!!」
さだちゃん(無言で私の隣に座り、
スマホ画面をチラ見して、わずかに口角を上げる。
疲れたように肩を落とすけど、満足げに私の袖を掴む)
私はさだちゃんを抱きしめた。
「さだちゃんお疲れ!!
樹音のためならどんなホラーも出してくれるの、
怖いけど超かわいいヤバい!!!
でもトラウマ与えすぎたかも……?」
さだちゃん(耳を赤くして、無言で私の袖をそっと掴む。
私の肩に頭を軽く寄せて、わずかに息を吐く)
私はさだちゃんの髪を撫でた。
「ありがとう、さだちゃん。
これでまた安心して楽しい動画撮れるよ!!
次はデート回とか撮ろ!!」
さだちゃん(私の手を握り返して、
無言で小さく頷く)
でも、心のどこかで思った。
さだちゃんのホラー、
どんどん洗練されてきてる……。
アンチは減ったけど、
さだちゃんの力、
少しずつ変わってきてる気がする。
怖がられる必要がなくなってるのに、
樹音のためなら、
本気で怖がらせられる。
それが、
さだちゃんの優しさなんだ。
TVホラーで一掃されたと思ったアンチが、
わずか数日でまた湧き上がってきた。
しかも今度は、
鏡ネタを集中攻撃。
フォロワー80万人超え。
動画の総再生数は億単位に近づいている。
コメント欄は相変わらず「かわいいすぎる!!」で溢れてるのに、
奥深くに執拗なアンチが巣食っていた。
「鏡に映ってるだけじゃん 偽物くさい」
「鏡ホラーとか古すぎ 笑えるわ」
「映ってるフリして気取ってるのキツい 消えろ」
「鏡演出安っぽい CG丸出し」
しかも、似たようなアカウントが複数で連投。
TVの時と同じく、明らかに組織的。
私はスマホを握りしめて、
前回以上にムカムカが爆発した。
「またかよ!!
今度は鏡ネタばっかり!!
鏡書くなら鏡から出てってちょうどいいじゃん!!
さだちゃん、これまとめてお願い!!」
さだちゃん(私の横で無言でスマホ画面を見る。
目がさらに細くなり、部屋中の鏡やガラスがわずかに揺れた気がした)
私はさだちゃんの肩を抱いた。
「無理しなくていいよ?
でも、樹音のためなら……って思ってくれたら嬉しい!!」
さだちゃん(長い沈黙の後、無言で小さく頷く。
私の袖をそっと掴んで、安心させるように握る)
私はさだちゃんの頭を撫でた。
「ありがとう、さだちゃん。
前回のTVパターンも神だったけど、
今回は心理的にじわじわ攻めて!!」
さだちゃん(頰を薄く赤くして、
無言で私の手を握り返す)
──その夜。
鏡ネタを連投していた中心アカウントの持ち主。
女子大生の一人暮らしの部屋。
深夜1時、洗面所の鏡で夜のスキンケア中。
ふと鏡を見ると、
自分の後ろに長い黒髪の女(さだちゃん・髪が床まで伸びて顔半分隠れ)が立っている。
女子大生「え……?」
慌てて振り返る→後ろには誰もいない。
「気のせい……? 疲れてるだけ……?」
深呼吸して、再び鏡を見る→さだちゃんがまだ後ろにいて、
さらに少し近づいている。
女子大生「うそ……!?」
もう一度素早く振り返る→また誰もいない。
心臓バクバクで「幻覚……? スマホのブルーライトのせい……?」と自分を落ち着かせようとする。
鏡をチラ見→さだちゃんがすぐ後ろまで迫っていて、
肩越しに顔を覗き込んでいる。
青白い顔、黒い目。
女子大生「ひっ……!!」
混乱して後ずさりしようとした瞬間、
鏡の表面が水面のように揺らぎ、
鏡から青白い手がスッと伸びてきて肩をガッと掴む。
冷たい。
骨まで凍るような冷たさ。
さだちゃん(鏡から上半身を出し、耳元で甘く囁く)
「……本物よ」
女子大生「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
(恐怖の限界で悲鳴を上げ、その場に崩れ落ちて失神)
画面のような鏡が静かになり、
手も消える。
──翌朝。
私のTikTokコメント欄、
また問題の鏡ネタアンチコメントが一斉に削除。
代わりに、同じアカウントから大量の謝罪。
「鏡から本当に出てきました……トラウマです……ごめんなさい……神です……」
「じわじわ怖がらせてからの『本物よ』で心臓止まるかと思った……」
「二度と悪口書きません……かわいいです……一生推します……」
他の関連アカウントも同様に謝罪連投。
私はスマホをさだちゃんに見せて大爆笑。
「さだちゃん鏡パターンも神!!
心理ホラー完璧!!
じわじわ怖がらせてからの肩掴み+『本物よ』でフィニッシュ!!
アンチまた全滅!! コメント欄完全平和!!」
さだちゃん(無言で私の隣に座り、
スマホ画面をチラ見して、わずかに口角を上げる。
疲れたように肩を落とすけど、満足げに私の袖を掴む)
私はさだちゃんを抱きしめた。
「さだちゃんお疲れ!!
樹音のためならどんなホラーも出してくれるの、
怖いけど超かわいいヤバい!!!
でもトラウマ与えすぎたかも……?」
さだちゃん(耳を赤くして、無言で私の袖をそっと掴む。
私の肩に頭を軽く寄せて、わずかに息を吐く)
私はさだちゃんの髪を撫でた。
「ありがとう、さだちゃん。
これでまた安心して楽しい動画撮れるよ!!
次はデート回とか撮ろ!!」
さだちゃん(私の手を握り返して、
無言で小さく頷く)
でも、心のどこかで思った。
さだちゃんのホラー、
どんどん洗練されてきてる……。
アンチは減ったけど、
さだちゃんの力、
少しずつ変わってきてる気がする。
怖がられる必要がなくなってるのに、
樹音のためなら、
本気で怖がらせられる。
それが、
さだちゃんの優しさなんだ。
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