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プロローグ

いきなりの死と生

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それは突然だった。


俺、高明 陽明(たかあきら ようめい)は、確かに死んだはずだった。


ーーーーーーーーーーーのに





「……どこだぁぁあ!ここはぁぁああ!!!!」


目を覚ませば白い空間。
あたり一面白い空間。

「なんだよ!俺、さっき死んだよね?!油断して殺しに夢中になってた所狙撃されて死んだよね?!いや、ダサい死に方だけどさ…うわー、思い出すとちょー恥ずかしい。」

自分の姿を確認すると髪は今までの黒色(頭撃たれたはずなのに血は流れてない)、服も死ぬ前に来ていた白いカッターシャツに黒い長ズボン、それに膝下まである黒色のコートだ。それに黒いブーツ。

流石にコートの下に入れておいた銃やポケットに入ってるナイフ、足の太ももにつけていた短刀、脇に指してる日本刀は無いだろうとコートを捲ってみた。

そこにはちゃんとホルダーに入った二丁拳銃。弾をみてみるとキチンと装填されている。腰に手をやりポシェット風にしてある予備の弾装も全て全部綺麗にあった。

次にポケットを探ってみると折りたたみ式ナイフが入っている。

太ももにも大型サバイバルナイフが付いていて、脇にも愛用の日本刀が指してあった。

その他にも、いつも持ち歩いてる物まですべて整っていた。

(はは、きちんとフル装備整ってやがるぜ)


苦笑しながらその場に寝転ばる。

さしてする事もなく、ゴロゴロしていた。

つか、誰だよこんな所に俺を放り出したのは!
くそっ!誰か出てこいよ!

なんてイライラもでてきたころ、空から人が降りてきた。

 


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