2 / 6
神からのいい加減な(ふざけた)贈り物♪
理由は?
しおりを挟む空から降りてきたのは白い服を着て長い白髪をゆるく結んだイケメンの若い男だった。
そして、俺の目の前に立つと頭を下げてこう言った。
「おめでとうございます。高明 陽明様あなたは神の後継者に選ばれました。」
と。
オマケに言うと満面な笑みでパチパチと拍手しながら言った。言いやがったのだ。
「は?…何?」
いきなり訳の分からない事を言われて一瞬コイツの頭の中が心配になった。
「ですから!あなた様は神の後継者に選ばれたのですよ!ほら、もっと喜んで!」
「いやいやいや!訳わかんないし!何?神の後継者?てか、俺死んだはずなんどけど?つか、お前誰だよ」
ひとまず聞きたいことを全て吐き出した。
「おっと、これは失敬。私の名はデュナンと申します。気軽にデュナとお呼びください。」
名前は教えてくれた。デュナ…ねぇ…。
なんて呼びにくそうな名前なんだ。
「それと、もう2つご質問されてましたね。はい、確かにあなた様は死にました。綺麗に狙撃されて!そりゃもう頭にこれぞ見本!ってぐらいの綺麗な風穴が開きましたね!」
なっ!なんだ!コイツは!人の神経を逆なでする趣味でもあんのか!俺が1番考えないようにしていた事をペラペラ言いやがって!
「…おいてめぇ。何が言いたい?つかなんで俺が死んだ時の事が分かるんだよ!あとなんで生きてんのかを聞きたいの!俺は!」
若干イライラしながら質問する!
本当何なのこいつ。
「あぁ、だってあなた様を狙撃したの私ですから」
「は?」
「人間を神の後継者にするには1度死んでもらわなくては行けませんので、ご了承ください。」
「…いや、何言ってんのお前。1度死んでもらうって、俺後継者になるって一言も言ってないし。」
混乱してるかと思ったけど、頭は意外にも冴えていた。
冴えている理由は簡単だ、混乱しすぎて逆に頭が冴えていたのだ。
「そりゃそうでしょう!だって後継者を選ぶのはクジですから」
ドバゴォ!
ひとまず1発殴らせてもらった。
ーーーーーーーーーーーオマケーーーーーー
「君は私が空か降りてきたことどうにも思わないのですか?」
「いや、気になるちゃ気になるけど。混乱して何にも今が考えられなかった」
「ププッ!ダサいですね!」
「もっペん殴ったろか?」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
24
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる