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「にしや――」
もう十分だった。
これ以上、正吾が話し続けるのを黙って見ている事が出来ず、奈緒は本能的に腕を伸ばす。
「けどさ」
後ほんの少しだけ、正吾の言葉が遅ければ奈緒は正吾を抱きしめていただろう。
それを止めたのは、どこか弾んだように聞こえる正吾の声だった。
「静音も昌もさ。それを知っても離れずに居てくれた」
過去を思い出しながら話しているからだろう。
正吾は目の前の奈緒の動きや表情に気付かず、話を続けていく。
「最初から事件の内容とかを細かく知っていた訳じゃない。けど、どうしても噂とかは耳に入ってきたみたいで二人以外は遠巻きに近付かないようになっていったよ。元々友人なんて言える人間なんてそんな居なかったから、その事自体はどうでもよかった」
むしろ虐めや嫌がらせが起きない事に拍子抜けしたくらいだった。
「ボクに何か出来る事があったら言ってほしい。昌はそれだけ言ってそれ以上何も聞いても来なかった」
昌は最初にそれだけ言っただけで、何も変わらなかった。
面白い本を見付けたら勧めてきたりするが、特に話題もなければ話し掛けてくる事もない。
本当に事件が起きる前と何一つ変わらない態度のまま、付かず離れずの距離に居た。
「静音は親殺しって噂を聞いて、俺はそんな事絶対にしないって信じてるって言ってくれた」
逆に静音の態度は目に見えて変わった。
元々世話焼き気味で心配性だった性格に一段と輪が掛かり、何かあれば心配し、何もなくてもとにかく話し掛けてくる。
ほとんどべったりと言っていいほど、正吾の近くに居る事が多くなった。
「だから何もかも全部話したんだ。噂しか知らないから、優しくされる。全部知ったらそんな気遣う価値もない人間だって解ると思ってさ」
そんな二人の優しさや気遣いに黙って甘え続ける事が正吾には出来なかった。
確かに正吾が刃物を持って刺したのかと聞かれれば、そういう事はしていないと言えるだろう。
ただ、それは物理的な部分の話でしかない。
精神的に追い詰め、トドメを刺したのは間違いなく正吾だ。
それなのに何も言わずに甘え続けるのは騙しているような、裏切っているような――
そんな気持ちが強くなるばかりで耐えられなかったのだ。
「昌には思いっきり怒られたよ。それはどう考えても君の親が悪い。君は何も悪い事してないじゃないかって」
珍しく。
いや、昌が大きな声を出すのを聞いたのは数年の付き合いの中でその一回きり。
自分の事でもないのに怒る昌に正吾は戸惑うばかりで、ありがとうも嬉しいの言葉も返せなかった。
「静音は何も言わなかった。いや、違うか。多分驚き過ぎて何も言えなかったんだと思う。何だろう。今にも泣きそうな顔してたよ」
きっと静音は本当に信じていたのだろう。
正吾は親なんて殺してないし関わってもない。
噂は全て何かの誤解なんだと心の底から。
「それでも静音も近くに居てくれた」
口数自体は大分減った。
何かを言おうとして、結局何も言わない。
そんな事ばかりが増えた。
けれど、静音は決して正吾を避ける事も遠巻きにしようともしなかった。
「気付いたら二人は何か俺の心配ばっかりしててね……」
そうして一緒に過ごし続けていく内に、いつの間にか静音も母親の件の事を話す前のように。いや、それ以上に正吾の傍に居るようになっていた。
それはある意味では自然の流れと言えた。
元々、自分の事に無頓着だったところがあった正吾だが、母親の件からその傾向が更に激しくなっていったからだ。
食事を摂らない日が増え、誰が見てもフラフラな状態でも学校に登校するようになった。登下校こそマトモにするものの、廊下や教室で倒れているのが発見される日が出てきた。
事件の日から誰もが離れていった中、それでも離れようとしなかった二人がそんな正吾を放っておける訳がなかったのだ。
「嬉しいし有難いとは思っている。何で俺なんかにそんなにしてくれるんだろうって申し訳なく思うくらいに」
自分が人を、母親を自殺にまで追い込んだという事を忘れてしまうくらい静音達との学校生活は平穏そのもので、正吾の人生で一番幸せな時間だったと言っても過言ではない。
「だっておかしいだろう? 人を自殺に追い込んでおいて罰も受けずに暮らしているってだけでもおかしいくらいなのに、友人まで居るとかおかし過ぎるじゃないか」
だからこそ。
二人の優しさに感謝を覚えつつ、同時に違和感と戸惑いを正吾は隠せない。
どうして自分のような人殺しが優しくしてもらえるのか。
自分に返せるものなんて何もなくて一緒に居る理由もない筈なのに。
そういう考えが思い出したように頭の中を過ぎるのだ。
「何で親を自殺に追い込んだ後の方が、その前より幸せなんだろう。それこそ虐めでも何でもあって苦しんでいた方がよっぽどそれらしいじゃないか」
勉強が出来るという価値が出来て、初めて居場所を手に入れたような正吾だ。
何かを手に入れるには、それに見合っただけの努力や苦労といった対価が要る筈。
その考えは心の深いところまで食い込んでいる。
――気付いた時には価値さえなければ安全な居場所すらなかった正吾にとって、それだけが唯一と言っていい、信じられるものだったから。
「よく解らなくなるよ。じゃあ勉強なんか出来なくても怒鳴られる方法とかあったんじゃないか、とかさ……」
けれど現実はそんなに単純明快でもなければ綺麗でもない。
良い事をしても人を傷付け疎まれる事もあれば、逆に悪い事をしても人に好かれ愛される者も居る。
努力を重ねようやく成果を形にした者が、横から誰かに奪われたり壊されたりして泣く事も多くある。
良くも悪くも現実とは、ただ漠然と目の前にあるものでしかない。
それらを知り認められるようになるには、正吾は若く幼過ぎた。
「そういう意味だと今の状況はさ、むしろ納得してるくらいだったりもする。今までがあまりに恵まれ過ぎていたって思うし」
正直な話をしてしまえば、また静音と話せるようになりたいと願う反面、今の状況にほっとしているのも事実だった。
死に掛けたのだって罰だと思えば、人殺しには相応しいさえ思う事もある。
それ程までに静音や昌と過ごす日々は穏やかで平和そのもので――
怒鳴り声が支配していた世界で生きてきた正吾には、あまりに世界が遠過ぎた。
「だからさ。有栖川さんももうそんなに気にしないでくれ。殺し掛けたからって憐れんでもらえるような上等な――」
バチン、という音と共に衝撃が正吾の額に走り言葉を止める。
奈緒が正吾に全力でデコピンをかましたのだ。
「それ以上馬鹿な事言ったら怒るから」
言葉とは裏腹に今にも泣き出しそうな表情で奈緒は正吾を睨み付ける。
「私にとって何が大事かなんて私が決める」
睨んだまま、言葉を続ける奈緒の目の端から涙が一筋零れ落ちた。
「アンタがどう思おうと勝手に私の気持ちまで決め付けるな」
また一筋、奈緒の目から涙が流れる。
それでも奈緒は決して正吾から視線を逸らさない。
「どうして――」
そんな奈緒の姿に正吾が見せたのは怯えだった。
だって訳が解らない。
事件が終われば正吾と奈緒が一緒に居る理由なんてない筈だ。
自分は母の死にも何も思えない。
その癖、自分の痛みには傷付いて妹にだって八つ当たりする。
静音の事を調べたくない為だけに加恋も理恵にも迷惑を掛けた。
どうしようもなく身勝手な奴でしかないと見せ付けた筈なのに。
「どうして俺なんかの為に泣けるんだ?」
それなのに奈緒は一切離れる様子なんて見せない。
むしろ涙を流しながらも、絶対に離れてやらないと言わんばかりの目で正吾を睨み続けている。
「何でそんな顔で俺を見れるんだよ」
どうせ離れていくんだから、拒絶される前に突き放したかったのに。
予想とは、かけ離れた行動をする奈緒が訳が解らなさ過ぎて。
怖くて不気味で、頭は大丈夫かと心配になる。
「それは――」
正吾の問いに反射的に答えようとした奈緒は、歯を食いしばるようにして、口を強く閉ざす。
まるで言いたい事は決まっているのに、それを抑え込むように。
「忘れてない? 私はアンタを殺し掛けた女なのよ? 碌でもないっていうなら、私の方でしょ」
そして、何かを吹っ切ったように正吾に笑い掛けながら言うのだ。
「ねえ、少しでいいから私に立花さんを調べさせて。役立たずのまま終わらせないでよ。そうしないと耐えられないって気持ち、アンタが一番よく知ってるでしょ?」
それは全てを台無しにし兼ねない提案。
結局何も得られず、正吾と静音の関係が終わる可能性を秘めた言葉。
けれど――
「有栖川さん……」
正吾はその提案を止める事も出来ず、ただ奈緒の名前を呼ぶ事しか出来なかった。
何故なら――
「もし、全部駄目にしちゃったら、ごめん。その時は今度こそ私恨んで無茶苦茶にしてくれていいからね」
そう言いながら正吾に微笑み掛けた奈緒の笑顔が見惚れる程に綺麗で。
それなのに泣いているようにしか見えなくて。
それ以上の言葉なんて何もかも忘れてしまっていたのだから。
もう十分だった。
これ以上、正吾が話し続けるのを黙って見ている事が出来ず、奈緒は本能的に腕を伸ばす。
「けどさ」
後ほんの少しだけ、正吾の言葉が遅ければ奈緒は正吾を抱きしめていただろう。
それを止めたのは、どこか弾んだように聞こえる正吾の声だった。
「静音も昌もさ。それを知っても離れずに居てくれた」
過去を思い出しながら話しているからだろう。
正吾は目の前の奈緒の動きや表情に気付かず、話を続けていく。
「最初から事件の内容とかを細かく知っていた訳じゃない。けど、どうしても噂とかは耳に入ってきたみたいで二人以外は遠巻きに近付かないようになっていったよ。元々友人なんて言える人間なんてそんな居なかったから、その事自体はどうでもよかった」
むしろ虐めや嫌がらせが起きない事に拍子抜けしたくらいだった。
「ボクに何か出来る事があったら言ってほしい。昌はそれだけ言ってそれ以上何も聞いても来なかった」
昌は最初にそれだけ言っただけで、何も変わらなかった。
面白い本を見付けたら勧めてきたりするが、特に話題もなければ話し掛けてくる事もない。
本当に事件が起きる前と何一つ変わらない態度のまま、付かず離れずの距離に居た。
「静音は親殺しって噂を聞いて、俺はそんな事絶対にしないって信じてるって言ってくれた」
逆に静音の態度は目に見えて変わった。
元々世話焼き気味で心配性だった性格に一段と輪が掛かり、何かあれば心配し、何もなくてもとにかく話し掛けてくる。
ほとんどべったりと言っていいほど、正吾の近くに居る事が多くなった。
「だから何もかも全部話したんだ。噂しか知らないから、優しくされる。全部知ったらそんな気遣う価値もない人間だって解ると思ってさ」
そんな二人の優しさや気遣いに黙って甘え続ける事が正吾には出来なかった。
確かに正吾が刃物を持って刺したのかと聞かれれば、そういう事はしていないと言えるだろう。
ただ、それは物理的な部分の話でしかない。
精神的に追い詰め、トドメを刺したのは間違いなく正吾だ。
それなのに何も言わずに甘え続けるのは騙しているような、裏切っているような――
そんな気持ちが強くなるばかりで耐えられなかったのだ。
「昌には思いっきり怒られたよ。それはどう考えても君の親が悪い。君は何も悪い事してないじゃないかって」
珍しく。
いや、昌が大きな声を出すのを聞いたのは数年の付き合いの中でその一回きり。
自分の事でもないのに怒る昌に正吾は戸惑うばかりで、ありがとうも嬉しいの言葉も返せなかった。
「静音は何も言わなかった。いや、違うか。多分驚き過ぎて何も言えなかったんだと思う。何だろう。今にも泣きそうな顔してたよ」
きっと静音は本当に信じていたのだろう。
正吾は親なんて殺してないし関わってもない。
噂は全て何かの誤解なんだと心の底から。
「それでも静音も近くに居てくれた」
口数自体は大分減った。
何かを言おうとして、結局何も言わない。
そんな事ばかりが増えた。
けれど、静音は決して正吾を避ける事も遠巻きにしようともしなかった。
「気付いたら二人は何か俺の心配ばっかりしててね……」
そうして一緒に過ごし続けていく内に、いつの間にか静音も母親の件の事を話す前のように。いや、それ以上に正吾の傍に居るようになっていた。
それはある意味では自然の流れと言えた。
元々、自分の事に無頓着だったところがあった正吾だが、母親の件からその傾向が更に激しくなっていったからだ。
食事を摂らない日が増え、誰が見てもフラフラな状態でも学校に登校するようになった。登下校こそマトモにするものの、廊下や教室で倒れているのが発見される日が出てきた。
事件の日から誰もが離れていった中、それでも離れようとしなかった二人がそんな正吾を放っておける訳がなかったのだ。
「嬉しいし有難いとは思っている。何で俺なんかにそんなにしてくれるんだろうって申し訳なく思うくらいに」
自分が人を、母親を自殺にまで追い込んだという事を忘れてしまうくらい静音達との学校生活は平穏そのもので、正吾の人生で一番幸せな時間だったと言っても過言ではない。
「だっておかしいだろう? 人を自殺に追い込んでおいて罰も受けずに暮らしているってだけでもおかしいくらいなのに、友人まで居るとかおかし過ぎるじゃないか」
だからこそ。
二人の優しさに感謝を覚えつつ、同時に違和感と戸惑いを正吾は隠せない。
どうして自分のような人殺しが優しくしてもらえるのか。
自分に返せるものなんて何もなくて一緒に居る理由もない筈なのに。
そういう考えが思い出したように頭の中を過ぎるのだ。
「何で親を自殺に追い込んだ後の方が、その前より幸せなんだろう。それこそ虐めでも何でもあって苦しんでいた方がよっぽどそれらしいじゃないか」
勉強が出来るという価値が出来て、初めて居場所を手に入れたような正吾だ。
何かを手に入れるには、それに見合っただけの努力や苦労といった対価が要る筈。
その考えは心の深いところまで食い込んでいる。
――気付いた時には価値さえなければ安全な居場所すらなかった正吾にとって、それだけが唯一と言っていい、信じられるものだったから。
「よく解らなくなるよ。じゃあ勉強なんか出来なくても怒鳴られる方法とかあったんじゃないか、とかさ……」
けれど現実はそんなに単純明快でもなければ綺麗でもない。
良い事をしても人を傷付け疎まれる事もあれば、逆に悪い事をしても人に好かれ愛される者も居る。
努力を重ねようやく成果を形にした者が、横から誰かに奪われたり壊されたりして泣く事も多くある。
良くも悪くも現実とは、ただ漠然と目の前にあるものでしかない。
それらを知り認められるようになるには、正吾は若く幼過ぎた。
「そういう意味だと今の状況はさ、むしろ納得してるくらいだったりもする。今までがあまりに恵まれ過ぎていたって思うし」
正直な話をしてしまえば、また静音と話せるようになりたいと願う反面、今の状況にほっとしているのも事実だった。
死に掛けたのだって罰だと思えば、人殺しには相応しいさえ思う事もある。
それ程までに静音や昌と過ごす日々は穏やかで平和そのもので――
怒鳴り声が支配していた世界で生きてきた正吾には、あまりに世界が遠過ぎた。
「だからさ。有栖川さんももうそんなに気にしないでくれ。殺し掛けたからって憐れんでもらえるような上等な――」
バチン、という音と共に衝撃が正吾の額に走り言葉を止める。
奈緒が正吾に全力でデコピンをかましたのだ。
「それ以上馬鹿な事言ったら怒るから」
言葉とは裏腹に今にも泣き出しそうな表情で奈緒は正吾を睨み付ける。
「私にとって何が大事かなんて私が決める」
睨んだまま、言葉を続ける奈緒の目の端から涙が一筋零れ落ちた。
「アンタがどう思おうと勝手に私の気持ちまで決め付けるな」
また一筋、奈緒の目から涙が流れる。
それでも奈緒は決して正吾から視線を逸らさない。
「どうして――」
そんな奈緒の姿に正吾が見せたのは怯えだった。
だって訳が解らない。
事件が終われば正吾と奈緒が一緒に居る理由なんてない筈だ。
自分は母の死にも何も思えない。
その癖、自分の痛みには傷付いて妹にだって八つ当たりする。
静音の事を調べたくない為だけに加恋も理恵にも迷惑を掛けた。
どうしようもなく身勝手な奴でしかないと見せ付けた筈なのに。
「どうして俺なんかの為に泣けるんだ?」
それなのに奈緒は一切離れる様子なんて見せない。
むしろ涙を流しながらも、絶対に離れてやらないと言わんばかりの目で正吾を睨み続けている。
「何でそんな顔で俺を見れるんだよ」
どうせ離れていくんだから、拒絶される前に突き放したかったのに。
予想とは、かけ離れた行動をする奈緒が訳が解らなさ過ぎて。
怖くて不気味で、頭は大丈夫かと心配になる。
「それは――」
正吾の問いに反射的に答えようとした奈緒は、歯を食いしばるようにして、口を強く閉ざす。
まるで言いたい事は決まっているのに、それを抑え込むように。
「忘れてない? 私はアンタを殺し掛けた女なのよ? 碌でもないっていうなら、私の方でしょ」
そして、何かを吹っ切ったように正吾に笑い掛けながら言うのだ。
「ねえ、少しでいいから私に立花さんを調べさせて。役立たずのまま終わらせないでよ。そうしないと耐えられないって気持ち、アンタが一番よく知ってるでしょ?」
それは全てを台無しにし兼ねない提案。
結局何も得られず、正吾と静音の関係が終わる可能性を秘めた言葉。
けれど――
「有栖川さん……」
正吾はその提案を止める事も出来ず、ただ奈緒の名前を呼ぶ事しか出来なかった。
何故なら――
「もし、全部駄目にしちゃったら、ごめん。その時は今度こそ私恨んで無茶苦茶にしてくれていいからね」
そう言いながら正吾に微笑み掛けた奈緒の笑顔が見惚れる程に綺麗で。
それなのに泣いているようにしか見えなくて。
それ以上の言葉なんて何もかも忘れてしまっていたのだから。
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