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王都編

これが指導役?

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「やっと…やっとだ」

ついに上位ランクの冒険者に会える!

『リュウヤ様もやはり興味がおありで?』

「まぁねー」

だって上位冒険者なんて俺にとっては憧れっていうか日本にいた時もやっぱり強い人に憧れるわけよこちとら中肉中背、筋肉ムキムキとかでもやっぱり興奮(変な意味ではありません)するんだよそれが冒険者になってみろ筋肉ムキムキなだけじゃなくて(決めつけ)戦ってるんだよこれが興奮しないでいられるか!しかも上位ランクときたやっぱり…

ぺらぺら
ぺらぺら

ー早送りー 

『もう満足しましたか?長いんですよ話がもっと簡単に説明できないんですか「憧れ 好き たのしみ」8文字で表せますよ国語のテスト0点ですか?』

失礼な!40点は取れるわい

『やっぱり低く「あー!楽しみだなー!」』

『…』

早くいこ

ダグラス「よぉリュウヤ時間通りきたな」

「もう待ちきれないよ!どんなに人かな?やっぱりムキムキかな?それとも…「おい」」

「え?」

?「邪魔なんだよどけ」
 
スタスタスタ


「…ブルー【全溶かし】」
ぷるんっ

ダグラス「待て待て待てあんな奴ほっとけそれより早く行こう」

「でも」

『そうですよ相手するだけ無駄です』

…わかった


受付嬢「お待ちしていましたリュウヤ様別室へどうぞ」


おい…嘘だろ

?「お前は今朝の邪魔だった奴…へーお前見ないな奴が冒険者になれるなんてずいぶんと甘くなったもんだな」

イラっ

「ガルルルル」

?「なんだ?この犬この俺様に向かって…」

ガブっ

?「ってぇー!何すんだこのクソ犬!」

「すみませーんなにぶんうちの子は嫌いな奴には正直に攻撃する主義でしてー」

心の中
(よくやった!)

?「んだとテメェー喧嘩売ってんのか!」

「売りませんよ」めんどくさいし ボソッ

?「お前どうやらこの俺様を怒られたいみたいだな…」

受付嬢「まぁまぁ落ち着いてください
紹介しますこちら【ケイン】さん冒険者ランクはA級です」

ケイン「ちっまぁいいだろう俺はお前よりだからな」

ピキッ
「お前より上もいるんだよ」ボソッ

ケイン「あ?なんか言ったか」

受付嬢「とにかくこれからあらゆる冒険者の心得を指導してくださる先輩になりますので仲良くしてくださいね」

ケイン「はっ俺の足引っ張んじゃねぇぞ」

こんのやろ

受付嬢「性格はともかく腕は確かなのでリュウヤ様も学べることは学んでおいて損はないと思いますよ」

「まぁね~」

どうなるんだろ俺の冒険者生活…

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