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ポチside

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いたい… 
苦しい…
なんでこんなことするの…

僕は両親に捨てられた

『お前は出来損ないだ』
『わがに弱きものはいらない』

そう言われて群れを追い出された

僕も生きるために一生懸命食料や寝床を探した

それが良くなかったのだろうで

僕はまだ子供自然のルールなどわかりやしない

ある夜寝ていると

【ギャギャッっ】【ギャギャギャ】

【ギギャギャ】 【ギャギャギャギャ】

その鳴き声で目が覚めた

そう僕が寝ていたところはゴブリンの縄張りだったのだ

当然ゴブリンたちは怒り狂った

なにせ自分たちの縄張りを奪われたから

でも僕は子供勝てるわけがなかった

「クゥーン…」

僕はこのまま死ぬのだろうかそう覚悟した

【ギャギャッ】

またゴブリンたちの鳴き声が聞こえた

でもそれはさっきみたいな怒りではなく恐れの鳴き声だった

見てみるとスライムがゴブリンを襲っていた

あんな強いスライム見たことない…

『大丈夫か!?』

あれは?人間…

群れにいたときに一度聞いたことがある

【人間は恐ろしい我らが同胞を躊躇なく殺す】

そう言っていた

僕はもう動けない…

あのスライムも見るところこの人間の仲間だろう

もう逃げられない…

そう思っていたらこの人間は何やら飲ませてきた

この人間はとても飲んで欲しそうだ

どうせ死ぬんだそう思い飲んだ…








気がつくとベットの上にいた


人間も居た

この人間が助けてくれたんだろうか

?『おい!貴様』

どこから声が

ぷるんっ

もしかしてスライム?

ブルー『おい貴様なに見下ろしてんだ!』

なんか想像と違う

ブルー『ご主人様がわざわざポーションを使ってあげてお前を助けてくれたんだ感謝しやがれ!』

ポーション?わからないけどこの人間が助けてくれたんだろう

僕のは受けた恩は必ず返す

ご主人様…僕の…

僕はこのの剣になろう















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