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王都編
凸凹コンビ誕生!
しおりを挟む…と思っていた時期が俺にもありました
受付嬢「申し訳ございませんリュウヤ様は試験を受けずにA級に昇格したのでギルド側も何かあったら責任が取れないのでパーティーを組まないと依頼を受けさせることができないんですよ…」
「えっそれって誰でもいいんですか?」
受付嬢「A級以上の方なら誰でも問題はございません」
…詰んだ
ライもジルもあれから忙しいみたいだし…
こうなったらダグラスにがんばってA級に昇格してもらうしか…いや時間がかかりすぎる
「一体どうしたら」
?「俺様が組んでやるよ」
俺様?なんか嫌な予感が…
「ケイン!」
なんでここに
ケイン「お前A級になったんだってな」
「なんで知って…」
ケイン「最速であがったんだから噂になって聞きたくなくも聞こえるんだよお前の噂がよいい迷惑だっての」
ケイン「それで今困ってるんだろパーティー組まないと受けられないって言われて」
「…そうだけど」
ケイン「だから俺様が組んでやるよつってんだよ」
「それは助かるけどなんでまた」
ケイン「言っとくがお前のためじゃねぇ聞くところによるとお前ジル様からお墨付き貰ったって話じゃねぇかめちゃくちゃムカつくけどジル様の顔に泥を塗る行為は絶対許されないからな」
「ケイン…」
お前実はいい奴やっ
ケイン「あわよくばお眼鏡にかなってS級になれるかもだしな!」
「てめぇ利用しようとしとるだけやないか」
受付嬢「えっと…どうなされますか?」
くそっ背に腹はかえられない
「ケインでいいです…」
ケイン「で?」
「…がいいです」
受付嬢「では正式にパーティーを組ませていただきますね」
ケイン「この俺様がわざわざお前とパーティーを組んでやるつったんだ感謝しろ」
絶対こいつより先にS級になってパーティー解消してやる
「手続きも終わったし今日はとりあえず宿に帰ろ」
久しぶりに帰るな…ん?なんか忘れてるような気がする
宿の人「ちょっとお客さんやっと帰ってきたのかいどこ行ってたんだい」
「えっと…色々あって…なんかあったんですか?」
宿の人「困るよ犬を置いてってもらっちゃぁ声がうるさくて寝れないって言うクレームがすごいんだよ」
そうだ!ポチだ
「すみません!」
宿の人「まったく…次やったら追い出すからね…早く行ってあげな」
「ポチーー!」
「キャン!キャン!キャン!」
「ごめんよー!こんなダメな俺を許してくれーー!」
「キャンっ」
「ゆるじでぐれるのがー!」
『泣かないでくださいみっともない』
ライ「あっご主人様帰ってたんですね」
「ライ今までどこに」
ライ「ポチのご飯を狩ってきてたんです」
「ん?狩る?買うの間違いじゃなくて?」
ぷるんっぺっ
スライムの姿に戻ったと思ったらでっかいイノシシ吐き出してきたんだけど
「キャン!」
めっちゃがっついてるし
「ご主人様がいない間に僕がポチのお世話をしてたわけなのです!僕は先輩だから後輩のお世話をするのは当然なのです!」
…うんもう可愛いっていう言葉しか出てこないわ
でもちょっと野生味が強すぎるかな
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