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王都編
ケット•シーside
しおりを挟む「お前は、見つけるんだよ…の…を」
夢をみる…それは僕が子供だった頃の夢
僕らの種族に伝わる伝説がある
それは【運命の人】だ
運命を見つけ仕えることこれこそが最大の幸福…そう信じていたそう信じていたんだ
ある日僕の両親が人間から僕を守るために身代わりになり亡くなった
そう、僕はまだ子供で人間の恐ろしさなんて知らなかった…つい好奇心が勝ってしまい行動した結果僕が両親を殺したのである
その日から僕は両親の遺言を果たすために運命を探す事にした…いやこれは言い訳だったのかもしれない自分の罪から目を背けるための…
僕は必死に探した運命を見つければ何かが変わる気がした、何かが救われる気がした
そんなある日僕はついに見つけたんだ
正直見つけてもわかるのか半信半疑だった
でも、そんな心配は不要だった
会った瞬間にビビッときた
具体的に言い表せないような感じたことのない感覚だった
僕は歓喜した…「やっとみつけた」そう思った
…のもつかの間だった
「信じられないあんなポンコツだったなんて」
自慢じゃないけど僕たちケット•シーは頭がいいその中でも僕は全ての能力においてずば抜けていた
そのプライドもあったのだろう納得がいかなかったんだ
そして現実から逃げた
それでも僕は長旅で疲れていて見つけたということもあり油断していた
そして捕まった
気づいた時には檻に入れられていた
もちろん抵抗はした
でもそれもすぐやめた
きっとバチが当たったんだそう思った
暗いところから明るいところへと移動していく
そこには沢山の人
「僕はこんな奴らに仕えるくらいなら…」そう思った
『600万!』
!この声は
声の主を探すと険しい顔をしたあいつがいた
そう、僕の運命
…なんでこんな僕のために
…なんでこんなにも胸が締め付けられるんだろう
…あぁこの人こそ
今ならわかる気がする両親が言いたかったことが
運命は探すものじゃない
運命は決まってはいない
運命は自分で作るものだ
お父さんお母さん
僕は『本当の運命』を見つけました。
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