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フローレンスのあざとい提案
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数日後。シャーベット家の書斎では、アリスとエリックの“手紙仕分け作戦”が続いていたが、その合間を縫ってアリスが客間へ向かうと、そこには友人のフローレンス・ローベルが来訪していた。
「アリス、久しぶり! ……って、何よ、その疲れた顔は」
フローレンスは派手なフリルのドレスをひらりと翻しながら、アリスを上から下まで眺める。アリスは自分で言うのもなんだが、少しやつれているかもしれない。大量の手紙を捌く生活に加え、夜は相変わらず“寝たくない”時間を過ごしているためだ。
「ふぁ……。ごめんなさい、ちょっと書斎で作業してて……手紙の山がまだ片付かないんです」
「ああ、やっぱり夜会の後はすごいんだ。社交界中が『アリス、今が狙い目!』って感じだものね。……でも、私としては楽しく見てられるわ」
フローレンスはまるで観察対象でも見るかのように笑い、アリスに近づく。にこやかな表情を浮かべているが、その瞳にはいつもの“あざとい”光が宿っている。
「それより、クライヴさまとのことはどうなの? 夜会で踊ってたでしょう? もう仲直りして再婚約って流れ?」
「い、いえ……そこまではいってないです。クライヴさまは『ゆっくり距離を縮めたい』って言ってますし、わたしも今すぐ結婚とか考えられないし」
アリスは少し考え込むように視線を落とす。フローレンスは「ふーん」と頷きながら、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「ゆっくりって……まあ、お互い様かもしれないけど。アリス、あれだけモテるんだから、もうちょっと“あざとさ”を意識してもいいんじゃないの?」
「あざとさ……。フローレンスが言ってた、上目遣いとか?」
「そうそう。あとは、無意識でやってるような大胆行動を、むしろ自覚的にやってみるとか。男の人ってね、『ほんの少しだけ特別扱いされる』と弱いのよ」
フローレンスはまるで専門家のように語る。アリスは「ふぁ……なるほど」とあくびまじりに応じるが、実際にはピンときていない。
「でもわたし、寝るの嫌いだし……そういうあざとさと関係あるんでしょうか?」
「あるに決まってるでしょ! 例えばさ、夜更かししてるアリスが『眠い……』って顔をクライヴさまの前だけで見せるとか、それって立派なギャップ萌えでしょ?」
「ギャップ……萌え?」
聞き慣れない単語にアリスが首をかしげる。フローレンスは「こっちの世界での俗語よ」とでも言わんばかりに笑って説明する。
「普段は眠そうにしてるのに、いざというときは目が冴えてる。あるいは、その逆で『クライヴさまの前では、本当にちょっとだけ甘えてみる』っていうのが大事なの。『普段見せない一面を、あなたにだけ見せる』ってやつね」
「うーん……。でも、クライヴさまにはもう何度か『寝るの嫌い』って言っちゃってるし……今さら『眠いから甘えたい』ってキャラを作るのも変かな」
「はっはっは、あきらめ早いわねえ。でも、アリスなら無自覚のままでも十分あざといけどね」
フローレンスは軽くため息をつきながらも、アリスの無自覚っぷりに改めて感嘆する。エリックやクライヴがコロリと振り回されるのも無理はない、と。
「それじゃあ、別の切り口を教えてあげるわ。……アリス、クライヴさまにお菓子を作ってあげなさいよ」
「お菓子……ですか?」
「そう。お菓子作り。お菓子って手間がかかるけど、女の子の手作りって意外と男の人は弱いのよ。それを『寝る時間を削って作ってみました……』って、ちょっとだけしおらしく言えば、もうイチコロよ」
フローレンスの提案に、アリスは思わず目を丸くする。たしかに、寝るのが嫌いだから夜にこっそりお菓子作りをしてみるというのは自分に合うかもしれない。
「お菓子かあ……でも、わたし、料理とかほとんどしたことないんですけど」
「そこは侍女に習えばいいのよ。大丈夫大丈夫。お菓子作りなんて、慣れれば簡単なんだから」
フローレンスは大きく頷き、アリスの手を取る。まるで「これこそが最高の策よ」とでも言わんばかりだ。
「せっかくだからエリックにも手伝ってもらえば? 厨房を借りてみんなでワイワイ作れば、失敗しても楽しいじゃない」
「エリックが……お菓子作り?」
想像すると、ちょっと可笑しい。騎士見習いのエリックがエプロン姿で泡立て器を握る画はかなりシュールだ。
「ふふ、でもね、エリックにも協力してもらえば、“アリスがクライヴさまに何かを作ろうとしてる”って情報をうっかり漏らしてくれるかもしれないし。そうすればクライヴさまも『俺のために?』ってちょっとワクワクするでしょ」
「なるほど……フローレンス、相変わらず策士ですね」
アリスは小さく感心しながらもうなずく。自分一人で考えるより、こうしてフローレンスの“あざとテク”を借りたほうが、クライヴへのアプローチとしては効果が高そうだ。
「それじゃ、ちょっとだけやってみようかな。夜更かしの時間を使って、お菓子……何がいいかな。クッキー? マフィン?」
「初心者ならクッキーが無難じゃない? メレンゲとかチョコ系とか、いろいろアレンジもできるし」
「クッキーかあ……確かに、わたしでもできるかな」
アリスは“寝るの嫌い”と“お菓子作り”を結びつけるイメージが沸きつつあり、少しだけテンションが上がってきた。フローレンスはそれを見て「そうそう、それでいいのよ」と嬉しそうに笑う。
「じゃあ、早速侍女さんに頼んでみるわ。夜中に厨房を使わせてもらえるか確認して……」
「夜中は使用人も寝てるかもしれないから、アリス一人でこっそり作るとか? ……それはさすがに危険だから誰かつけたほうがいいかな。やっぱりエリックかしらね」
「エリックは寝てるかもしれないですよ」
「アリスの護衛なら徹夜してでもつきあうわよ、あの人」
フローレンスはからかうように笑い、アリスの肩を軽く叩く。アリスは「ふぁ……」と照れ隠しの欠伸をしながら、「まあ、エリックに相談してみます」と言葉を濁した。
「で、そのクッキーをクライヴさまに渡すときは、ちょっとだけ照れたふうに『寝るの我慢して作ったら……焦がしちゃったかも』とか言って渡すのよ。自然にスキンシップするのもお忘れなく」
「スキンシップ……わたし、そんなに触れ合ったりできるかなあ……」
「大丈夫。アリスなら無自覚にやるのよ。むしろ下手に意識しないほうが自然に見えるわ」
フローレンスは得意げにウインクする。アリスとしては、まだ実感が湧かない部分もあるが、「そこまで言うならやってみるか」と覚悟を決めた。
(クライヴさまがどんな反応をするか、ちょっとだけ楽しみかも。エリックはどう思うんだろう……まあ、彼に謝りながら協力してもらおう)
アリスは心の中でそうつぶやき、フローレンスと一緒に細かい段取りを相談する。夜会が終わってからも、こうして小さな騒動を起こしてしまうのは、アリスが持つ“天然の魔力”なのかもしれない。
「よし、これで決まりね。アリス、がんばりなさいよ。今度はあなたからクライヴさまにアプローチする番なんだから」
「はい……わたしがんばります。寝るの嫌いだけど、寝る間を惜しんでクッキー作り、ですね」
フローレンスの見事な入れ知恵によって、“夜な夜なクッキー大作戦”が動き出そうとしていた。これが上手くいくかどうかは、アリス自身の腕前と、クライヴの想いにかかっている。エリックを巻き込んだドタバタも、きっと避けられないだろう。
――こうして、アリスは“あざとく”なることを少しだけ意識し始める。寝るのが嫌いな夜更かし少女が、どんなクッキーを焼き上げるのか。そして、それを受け取ったクライヴがどう動くのか――次なる展開を予感させる一日だった。
「アリス、久しぶり! ……って、何よ、その疲れた顔は」
フローレンスは派手なフリルのドレスをひらりと翻しながら、アリスを上から下まで眺める。アリスは自分で言うのもなんだが、少しやつれているかもしれない。大量の手紙を捌く生活に加え、夜は相変わらず“寝たくない”時間を過ごしているためだ。
「ふぁ……。ごめんなさい、ちょっと書斎で作業してて……手紙の山がまだ片付かないんです」
「ああ、やっぱり夜会の後はすごいんだ。社交界中が『アリス、今が狙い目!』って感じだものね。……でも、私としては楽しく見てられるわ」
フローレンスはまるで観察対象でも見るかのように笑い、アリスに近づく。にこやかな表情を浮かべているが、その瞳にはいつもの“あざとい”光が宿っている。
「それより、クライヴさまとのことはどうなの? 夜会で踊ってたでしょう? もう仲直りして再婚約って流れ?」
「い、いえ……そこまではいってないです。クライヴさまは『ゆっくり距離を縮めたい』って言ってますし、わたしも今すぐ結婚とか考えられないし」
アリスは少し考え込むように視線を落とす。フローレンスは「ふーん」と頷きながら、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「ゆっくりって……まあ、お互い様かもしれないけど。アリス、あれだけモテるんだから、もうちょっと“あざとさ”を意識してもいいんじゃないの?」
「あざとさ……。フローレンスが言ってた、上目遣いとか?」
「そうそう。あとは、無意識でやってるような大胆行動を、むしろ自覚的にやってみるとか。男の人ってね、『ほんの少しだけ特別扱いされる』と弱いのよ」
フローレンスはまるで専門家のように語る。アリスは「ふぁ……なるほど」とあくびまじりに応じるが、実際にはピンときていない。
「でもわたし、寝るの嫌いだし……そういうあざとさと関係あるんでしょうか?」
「あるに決まってるでしょ! 例えばさ、夜更かししてるアリスが『眠い……』って顔をクライヴさまの前だけで見せるとか、それって立派なギャップ萌えでしょ?」
「ギャップ……萌え?」
聞き慣れない単語にアリスが首をかしげる。フローレンスは「こっちの世界での俗語よ」とでも言わんばかりに笑って説明する。
「普段は眠そうにしてるのに、いざというときは目が冴えてる。あるいは、その逆で『クライヴさまの前では、本当にちょっとだけ甘えてみる』っていうのが大事なの。『普段見せない一面を、あなたにだけ見せる』ってやつね」
「うーん……。でも、クライヴさまにはもう何度か『寝るの嫌い』って言っちゃってるし……今さら『眠いから甘えたい』ってキャラを作るのも変かな」
「はっはっは、あきらめ早いわねえ。でも、アリスなら無自覚のままでも十分あざといけどね」
フローレンスは軽くため息をつきながらも、アリスの無自覚っぷりに改めて感嘆する。エリックやクライヴがコロリと振り回されるのも無理はない、と。
「それじゃあ、別の切り口を教えてあげるわ。……アリス、クライヴさまにお菓子を作ってあげなさいよ」
「お菓子……ですか?」
「そう。お菓子作り。お菓子って手間がかかるけど、女の子の手作りって意外と男の人は弱いのよ。それを『寝る時間を削って作ってみました……』って、ちょっとだけしおらしく言えば、もうイチコロよ」
フローレンスの提案に、アリスは思わず目を丸くする。たしかに、寝るのが嫌いだから夜にこっそりお菓子作りをしてみるというのは自分に合うかもしれない。
「お菓子かあ……でも、わたし、料理とかほとんどしたことないんですけど」
「そこは侍女に習えばいいのよ。大丈夫大丈夫。お菓子作りなんて、慣れれば簡単なんだから」
フローレンスは大きく頷き、アリスの手を取る。まるで「これこそが最高の策よ」とでも言わんばかりだ。
「せっかくだからエリックにも手伝ってもらえば? 厨房を借りてみんなでワイワイ作れば、失敗しても楽しいじゃない」
「エリックが……お菓子作り?」
想像すると、ちょっと可笑しい。騎士見習いのエリックがエプロン姿で泡立て器を握る画はかなりシュールだ。
「ふふ、でもね、エリックにも協力してもらえば、“アリスがクライヴさまに何かを作ろうとしてる”って情報をうっかり漏らしてくれるかもしれないし。そうすればクライヴさまも『俺のために?』ってちょっとワクワクするでしょ」
「なるほど……フローレンス、相変わらず策士ですね」
アリスは小さく感心しながらもうなずく。自分一人で考えるより、こうしてフローレンスの“あざとテク”を借りたほうが、クライヴへのアプローチとしては効果が高そうだ。
「それじゃ、ちょっとだけやってみようかな。夜更かしの時間を使って、お菓子……何がいいかな。クッキー? マフィン?」
「初心者ならクッキーが無難じゃない? メレンゲとかチョコ系とか、いろいろアレンジもできるし」
「クッキーかあ……確かに、わたしでもできるかな」
アリスは“寝るの嫌い”と“お菓子作り”を結びつけるイメージが沸きつつあり、少しだけテンションが上がってきた。フローレンスはそれを見て「そうそう、それでいいのよ」と嬉しそうに笑う。
「じゃあ、早速侍女さんに頼んでみるわ。夜中に厨房を使わせてもらえるか確認して……」
「夜中は使用人も寝てるかもしれないから、アリス一人でこっそり作るとか? ……それはさすがに危険だから誰かつけたほうがいいかな。やっぱりエリックかしらね」
「エリックは寝てるかもしれないですよ」
「アリスの護衛なら徹夜してでもつきあうわよ、あの人」
フローレンスはからかうように笑い、アリスの肩を軽く叩く。アリスは「ふぁ……」と照れ隠しの欠伸をしながら、「まあ、エリックに相談してみます」と言葉を濁した。
「で、そのクッキーをクライヴさまに渡すときは、ちょっとだけ照れたふうに『寝るの我慢して作ったら……焦がしちゃったかも』とか言って渡すのよ。自然にスキンシップするのもお忘れなく」
「スキンシップ……わたし、そんなに触れ合ったりできるかなあ……」
「大丈夫。アリスなら無自覚にやるのよ。むしろ下手に意識しないほうが自然に見えるわ」
フローレンスは得意げにウインクする。アリスとしては、まだ実感が湧かない部分もあるが、「そこまで言うならやってみるか」と覚悟を決めた。
(クライヴさまがどんな反応をするか、ちょっとだけ楽しみかも。エリックはどう思うんだろう……まあ、彼に謝りながら協力してもらおう)
アリスは心の中でそうつぶやき、フローレンスと一緒に細かい段取りを相談する。夜会が終わってからも、こうして小さな騒動を起こしてしまうのは、アリスが持つ“天然の魔力”なのかもしれない。
「よし、これで決まりね。アリス、がんばりなさいよ。今度はあなたからクライヴさまにアプローチする番なんだから」
「はい……わたしがんばります。寝るの嫌いだけど、寝る間を惜しんでクッキー作り、ですね」
フローレンスの見事な入れ知恵によって、“夜な夜なクッキー大作戦”が動き出そうとしていた。これが上手くいくかどうかは、アリス自身の腕前と、クライヴの想いにかかっている。エリックを巻き込んだドタバタも、きっと避けられないだろう。
――こうして、アリスは“あざとく”なることを少しだけ意識し始める。寝るのが嫌いな夜更かし少女が、どんなクッキーを焼き上げるのか。そして、それを受け取ったクライヴがどう動くのか――次なる展開を予感させる一日だった。
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