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第2章 一年二学期
第56話 女生徒SIDE:大人への階段
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桜井はスーパー尾張屋に入って買い物をしていた。
渋滞にさえ会わなければ、今頃サトシと一緒にレストランで美味しい料理を食べているはずだった。
いや、食べて帰れるかなと期待していたが、その期待は見事にかわされた。
(本当に女心がわからない人だわ、サトシ先生って。一緒にドライブできてウキウキしていたのに、用事が済んだらポイなんて。ありえない)
本日の特売コーナーの棚には、カップラーメンが並んでいた。
(早く帰れない時用にアキラが食べるカップラーメン。買い足しておこうかな。でもそんな日はもう来ないか。サトシ先生にはきっぱりとフラれたんだし。まったく、都合が悪い時だけわたしに助けを求めるの、やめてほしいわ)
鮮魚コーナーでは、カレイが安くなっていた。
(もう、サトシ先生のことは諦めようかな。絶対、結ばれることのない恋だもの)
買い物かごをレジに持っていき会計をする。
折りたたんだ買い物バックを広げて、品物を入れようとすると、名前を呼ばれた。
「美柑!? 美柑じゃない?」
顔を上げると中学校の同級生だった。
「わーい、美柑、ひさしぶりだね。ミヨ子だよー」
「ミヨちゃん! ひさしぶりー。どうしてた? あー、ミヨちゃんったら全然変わらないね」
ミヨちゃんは、背が小さくて童顔で、ぱっと見はまだ中学生に見える女の子だった。
「美柑、お買い物? いつも弟のために偉いよね」
「別に、もう慣れているから何ともないよ」
「でも、美柑ってしっかりしてるよね。わたしたちの仲良しグループの中で一番しっかりしていたもんね」
「えーそうかなー? でもさ、ミヨちゃんだって、あのアイちゃんに比べたらまだ……」
アイちゃんとは、ミヨちゃんよりも童顔で幼稚に見える同級生だった。
「そう、そう! そのアイちゃんなんだけどさ」
久しぶりに会った同級生との再会で、桜井はさっきまで落ち込んでいたことを忘れ、女子同士の会話でアイちゃんの話題に食いついた。
「子供産んだんだよ」
(え? 今なんて?)
「うそっ! あの子って私たちのグループで一番幼かったじゃない。ミヨちゃんと比べたら幼稚園児みたいな子が?」
「そうなのよ。わたしと同じ高校行ったでしょ。だけど退学したよ。子供出来ちゃって」
「へー……そうなんだ」
(何よ、もう経験したってことなの?)
「でもさ、相手が大人でさ、いい人だったみたいで、ちゃんと籍入れて、めでたしめでたしなんだけどね」
(うっ、さっき工藤先生の家で、赤ちゃんを見てきたばかりだから、話が刺さるわ)
「あたしも、アレが来なくてね、できちゃったかなーって時があってヤバかったわぁ」
(おい!)
「全然気を付けてなかったからさ。もう彼と二人でどうしようって悩んじゃってね」
(こ、い、つ……)
「同じクラスの男の子でさ、進学を諦めようなんて話になったんだけど、結局アレが遅れてただけだった! よかったぁ!」
「そう……それはよかったわね。だ、だめだよー気を付けなきゃ」
桜井は作り笑いで、元同級生に注意した。
「美柑はちゃんと避妊してもらってる?」
桜井は慌てた。ここで美柑はしっかり者と言われた話の流れを止めるわけにはいかない。
実はまだ経験していないなんて、言えなかった。
「ええ、そりゃそうよ。とーぜん」
大きく見栄をはった。
「そうよねー。傷つくのは結局女の方だもん。わたしはまだ赤ちゃんなんて欲しくないわ」
「わ、わたしもー」
「ねえ、美柑の相手ってどんな人?」
「えっ、えーーーーっとぉ」
「教えてよ、美柑の相手」
「お、大人よ。ずーっと年上なの。おじさんよ」
「えーーーーっ、まさか妻子持ちぃ?」
「違うわ。独身よ。いい家の長男なの」
「すごーい……」
「でも、もうやめちゃったから!」
「さすがね、美柑って。大人の世界ってかんじ。わたしの彼なんて同い年だから、時々すごく頼りないなって思って、やんなっちゃう」
「あーら、そういうとこが可愛いのよ。わたしも同じ年の子ともつきあっていたけどね、もう若くて、ただしつこいだけで……」
桜井の脳内には若狭が浮かんでいた。
「えーーーっ 美柑ったらふたまたかけてたの? すごーい。やっぱり美柑だわ」
「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ……」
(あああ、むなしい)
桜井は、ミヨちゃんを見てきれいになったと思った。
(ミヨちゃんも、アイちゃんも……もう知っているんだ)
品物を買い物袋に入れ終わって、持ち上げようとしたら重かった。
「ハハハハハ、買いすぎちゃったみたい。重いわぁ」
すると横からひょいと荷物を持ってくれた人がいた。
「誰が、ふたまたかけてたって?」
「げっ! 先生!」
荷物を持ってくれたのは、サトシだった。
桜井は腰が抜けるほど驚き、うろたえた。
「きゃっ! 美柑の彼氏って先生なの? ふたまたかけてるって聞かれてヤバくない? あ、えっと、わ、わたし用事を思い出したから、じゃーね、美柑、またねー」
ヤバい話を聞かれたと思ってミヨちゃんは逃げるように、スーパーから立ち去った。
「先生、今の話、嘘だから……」
「あたりまえです。若狭くんと桜井は付き合ってないし、そもそも俺とも付き合ってない」
「ごめんなさい。あの、荷物……」
「アパートまで運びます。今日のお詫びです」
「お詫び?」
「途中で降ろして、申し訳なかった……ということです」
サトシは重い買い物袋を持って、桜井のアパートまで送って行った。
そして、玄関口でサトシは買い物袋を桜井に渡した。
「今日は、家に入らないよ。あとは大丈夫だね」
「どうもありがとうございました」
「では、また明日」
サトシは、そのまま自分の家へと帰って行った。
(本当に、荷物を運んでくれるだけなんだ。何しに来たんだろ)
青い車に乗っているときまで、桜井はお腹が空いていたはずなのに、ミヨちゃんに会ってからは食欲が失せてしまった。
桜井はひとり、台所に立って包丁でニンジンを切っている。
(わたしが、こうやって毎日毎日、家の事や弟の世話に追われていた間に……あの子は……)
桜井は花が咲き乱れる園で、蝶が羽化して飛び立っていく姿を想像していた。
ニンジンを切っている包丁を持つ手が、ふと止まった。
(はっ! みんなは? どうよ)
白金女子学園一年A組の仲間の顔が浮かんでくる。
(柚木くん、ハルちゃん、夏梅……、まさかあいつらは)
カッコイイ美少年風の柚木の顔が浮かんだ。
(柚木くんは、まずない。だって、あの子は結婚するまで絶対きれいな体でいるって言ってるし、女子は寄って来るけど、男子の話なんて聞かないもの)
桃瀬の明るい笑顔が浮かんだ。
(ハルちゃんは、ちょっと怪しいかも……裏で何やってるかわからないわ)
真面目な学級委員長の夏梅の、得意げに自慢している顔が浮かんだ。
(意外なところで、夏梅が……。意外と夏梅って、体のラインがきれいなんだよね)
そんなことを考えながら、桜井は食事の支度をしていた。
夕方近くになって、弟のアキラが帰って来た。
「おーい、美柑! めし出来てるか―」
「おかえり、アキラ」
「今日は、カレーなんだよな。美柑のカレーは世界一だからな」
「あら、ごめん。今日はカレーじゃなくてカレイにしちゃった」
「なんだとーーーーーー!! カレーじゃねえのかよ」
「仕方ないでしょ。スーパー行ったら、カレイがたまたま安かったのよ。カレーもカレイも同じようなもんよ」
「全然違うよーーー!」
「文句言うんじゃないの! さっさと、手を洗ってうがいして」
「くっそー、これで美味くなかったら、覚えてろよ」
「はいはい、覚えてます」
桜井はアキラの茶碗にご飯をよそいながら、ふと壁掛け時計を見た。
「先生、ちゃんと食事したのかな」
「誰? おじさんのこと?」
「うん……」
「あのさ、僕なら平気だぜ」
「アキラ、ちょっと悪い、食べてて。お姉ちゃん、出かけて来るわ」
「おう、洗い物ぐらいやっとくからなー」
桜井は急いで容器に料理を詰め込むと、エプロンを外して家を飛び出した。
もちろん行先は、大好きなサトシ先生の家。
(料理を届けるだけよ。届けたら帰って来る。部屋には絶対上がらないから)
渋滞にさえ会わなければ、今頃サトシと一緒にレストランで美味しい料理を食べているはずだった。
いや、食べて帰れるかなと期待していたが、その期待は見事にかわされた。
(本当に女心がわからない人だわ、サトシ先生って。一緒にドライブできてウキウキしていたのに、用事が済んだらポイなんて。ありえない)
本日の特売コーナーの棚には、カップラーメンが並んでいた。
(早く帰れない時用にアキラが食べるカップラーメン。買い足しておこうかな。でもそんな日はもう来ないか。サトシ先生にはきっぱりとフラれたんだし。まったく、都合が悪い時だけわたしに助けを求めるの、やめてほしいわ)
鮮魚コーナーでは、カレイが安くなっていた。
(もう、サトシ先生のことは諦めようかな。絶対、結ばれることのない恋だもの)
買い物かごをレジに持っていき会計をする。
折りたたんだ買い物バックを広げて、品物を入れようとすると、名前を呼ばれた。
「美柑!? 美柑じゃない?」
顔を上げると中学校の同級生だった。
「わーい、美柑、ひさしぶりだね。ミヨ子だよー」
「ミヨちゃん! ひさしぶりー。どうしてた? あー、ミヨちゃんったら全然変わらないね」
ミヨちゃんは、背が小さくて童顔で、ぱっと見はまだ中学生に見える女の子だった。
「美柑、お買い物? いつも弟のために偉いよね」
「別に、もう慣れているから何ともないよ」
「でも、美柑ってしっかりしてるよね。わたしたちの仲良しグループの中で一番しっかりしていたもんね」
「えーそうかなー? でもさ、ミヨちゃんだって、あのアイちゃんに比べたらまだ……」
アイちゃんとは、ミヨちゃんよりも童顔で幼稚に見える同級生だった。
「そう、そう! そのアイちゃんなんだけどさ」
久しぶりに会った同級生との再会で、桜井はさっきまで落ち込んでいたことを忘れ、女子同士の会話でアイちゃんの話題に食いついた。
「子供産んだんだよ」
(え? 今なんて?)
「うそっ! あの子って私たちのグループで一番幼かったじゃない。ミヨちゃんと比べたら幼稚園児みたいな子が?」
「そうなのよ。わたしと同じ高校行ったでしょ。だけど退学したよ。子供出来ちゃって」
「へー……そうなんだ」
(何よ、もう経験したってことなの?)
「でもさ、相手が大人でさ、いい人だったみたいで、ちゃんと籍入れて、めでたしめでたしなんだけどね」
(うっ、さっき工藤先生の家で、赤ちゃんを見てきたばかりだから、話が刺さるわ)
「あたしも、アレが来なくてね、できちゃったかなーって時があってヤバかったわぁ」
(おい!)
「全然気を付けてなかったからさ。もう彼と二人でどうしようって悩んじゃってね」
(こ、い、つ……)
「同じクラスの男の子でさ、進学を諦めようなんて話になったんだけど、結局アレが遅れてただけだった! よかったぁ!」
「そう……それはよかったわね。だ、だめだよー気を付けなきゃ」
桜井は作り笑いで、元同級生に注意した。
「美柑はちゃんと避妊してもらってる?」
桜井は慌てた。ここで美柑はしっかり者と言われた話の流れを止めるわけにはいかない。
実はまだ経験していないなんて、言えなかった。
「ええ、そりゃそうよ。とーぜん」
大きく見栄をはった。
「そうよねー。傷つくのは結局女の方だもん。わたしはまだ赤ちゃんなんて欲しくないわ」
「わ、わたしもー」
「ねえ、美柑の相手ってどんな人?」
「えっ、えーーーーっとぉ」
「教えてよ、美柑の相手」
「お、大人よ。ずーっと年上なの。おじさんよ」
「えーーーーっ、まさか妻子持ちぃ?」
「違うわ。独身よ。いい家の長男なの」
「すごーい……」
「でも、もうやめちゃったから!」
「さすがね、美柑って。大人の世界ってかんじ。わたしの彼なんて同い年だから、時々すごく頼りないなって思って、やんなっちゃう」
「あーら、そういうとこが可愛いのよ。わたしも同じ年の子ともつきあっていたけどね、もう若くて、ただしつこいだけで……」
桜井の脳内には若狭が浮かんでいた。
「えーーーっ 美柑ったらふたまたかけてたの? すごーい。やっぱり美柑だわ」
「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ……」
(あああ、むなしい)
桜井は、ミヨちゃんを見てきれいになったと思った。
(ミヨちゃんも、アイちゃんも……もう知っているんだ)
品物を買い物袋に入れ終わって、持ち上げようとしたら重かった。
「ハハハハハ、買いすぎちゃったみたい。重いわぁ」
すると横からひょいと荷物を持ってくれた人がいた。
「誰が、ふたまたかけてたって?」
「げっ! 先生!」
荷物を持ってくれたのは、サトシだった。
桜井は腰が抜けるほど驚き、うろたえた。
「きゃっ! 美柑の彼氏って先生なの? ふたまたかけてるって聞かれてヤバくない? あ、えっと、わ、わたし用事を思い出したから、じゃーね、美柑、またねー」
ヤバい話を聞かれたと思ってミヨちゃんは逃げるように、スーパーから立ち去った。
「先生、今の話、嘘だから……」
「あたりまえです。若狭くんと桜井は付き合ってないし、そもそも俺とも付き合ってない」
「ごめんなさい。あの、荷物……」
「アパートまで運びます。今日のお詫びです」
「お詫び?」
「途中で降ろして、申し訳なかった……ということです」
サトシは重い買い物袋を持って、桜井のアパートまで送って行った。
そして、玄関口でサトシは買い物袋を桜井に渡した。
「今日は、家に入らないよ。あとは大丈夫だね」
「どうもありがとうございました」
「では、また明日」
サトシは、そのまま自分の家へと帰って行った。
(本当に、荷物を運んでくれるだけなんだ。何しに来たんだろ)
青い車に乗っているときまで、桜井はお腹が空いていたはずなのに、ミヨちゃんに会ってからは食欲が失せてしまった。
桜井はひとり、台所に立って包丁でニンジンを切っている。
(わたしが、こうやって毎日毎日、家の事や弟の世話に追われていた間に……あの子は……)
桜井は花が咲き乱れる園で、蝶が羽化して飛び立っていく姿を想像していた。
ニンジンを切っている包丁を持つ手が、ふと止まった。
(はっ! みんなは? どうよ)
白金女子学園一年A組の仲間の顔が浮かんでくる。
(柚木くん、ハルちゃん、夏梅……、まさかあいつらは)
カッコイイ美少年風の柚木の顔が浮かんだ。
(柚木くんは、まずない。だって、あの子は結婚するまで絶対きれいな体でいるって言ってるし、女子は寄って来るけど、男子の話なんて聞かないもの)
桃瀬の明るい笑顔が浮かんだ。
(ハルちゃんは、ちょっと怪しいかも……裏で何やってるかわからないわ)
真面目な学級委員長の夏梅の、得意げに自慢している顔が浮かんだ。
(意外なところで、夏梅が……。意外と夏梅って、体のラインがきれいなんだよね)
そんなことを考えながら、桜井は食事の支度をしていた。
夕方近くになって、弟のアキラが帰って来た。
「おーい、美柑! めし出来てるか―」
「おかえり、アキラ」
「今日は、カレーなんだよな。美柑のカレーは世界一だからな」
「あら、ごめん。今日はカレーじゃなくてカレイにしちゃった」
「なんだとーーーーーー!! カレーじゃねえのかよ」
「仕方ないでしょ。スーパー行ったら、カレイがたまたま安かったのよ。カレーもカレイも同じようなもんよ」
「全然違うよーーー!」
「文句言うんじゃないの! さっさと、手を洗ってうがいして」
「くっそー、これで美味くなかったら、覚えてろよ」
「はいはい、覚えてます」
桜井はアキラの茶碗にご飯をよそいながら、ふと壁掛け時計を見た。
「先生、ちゃんと食事したのかな」
「誰? おじさんのこと?」
「うん……」
「あのさ、僕なら平気だぜ」
「アキラ、ちょっと悪い、食べてて。お姉ちゃん、出かけて来るわ」
「おう、洗い物ぐらいやっとくからなー」
桜井は急いで容器に料理を詰め込むと、エプロンを外して家を飛び出した。
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