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第6章 二年三学期
第175話 クールなサトシ先生が出来上がるまで
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桜井は桃瀬とハチカフェで待ち合わせしていた。
桃瀬にタルトを奢ること、そして英語を教える約束をしていた。
「美柑、お待たせー。待った?」
「うううん、全然、早めに来て英単語を覚えてた」
「さっすが美柑。待っている時間を無駄にしないのね」
今日は白金女子学園の入試の日だ。
全校生徒は休みで、全教員は一年で最もピリつく日を迎える。
「サトシ先生、今日は入試で忙しそう?」
「うん、立派にスーツを着て、緊張した顔で出勤したわよ」
「へえ、毎朝、家から送り出しているなんて、もうすっかり奥さんじゃん」
「やめてよ、ハルちゃん、もうー!」
桜井がデレていると、隣の席の奥様たちのおしゃべりが耳に入って来た。
「白金女子学園に、かっこいい先生がいるってご存じ?」
桜井と桃瀬は顔を見合わせて、しばらくそのおしゃべりに聞き耳をたてた。
「ほら、この動画投稿サイトにのってるのよ。去年と今年、二年連続で学園祭のダンスでセンターを務めた先生」
「知ってますわ! うちの娘もその先生がいる学校に行きたいって、今まさに受験中」
「学園のホームページにも載っていたわよ。ほらご覧になって」
「まあ、この先生、イケメンじゃない?」
「ほんとだわ!」
「いかにもエリートですって顔してますね」
「こういう先生のプライベートって、どうなのかしら」
「ぜーったい、意識高い系でしょ!」
「きっとそうね。朝からランニングして、野菜スムージーとか飲んで!」
桜井は吹き出しそうになるのを必死でこらえた。
桃瀬もプライベートのサトシの顏は知らない。
「美柑、サトシ先生って、家でも意識高い系なの?」
「聞きたい? ハルちゃん」
「聞きたい!」
――時間を遡って、今朝のサトシをご覧頂こう――
ピピ、ピピ、ピピ……
サトシの部屋でスマホのアラームが鳴りっぱなしになっていた。
桜井は気になってサトシの部屋をそーっと開けて覗いてみた。
(先生、起きたかな。今日は早く出るから、朝ご飯いらないって言ってたけど)
サトシはメガネをしてない眠そうな目で、ベッドから腕を伸ばし、スマホのアラームを止めた。
ピッ。
起きたての目は、まだショボショボしていてあまり開いていない。
ベッドから起き上がろうと、必死に両手で体を支えたが、力尽きて枕に倒れ込んだ。
それをドアの隙間から覗いていた桜井は、心の中で声援を送った。
(生まれたての子馬?! 頑張って! 頑張って起き上がるのよっ)
枕に倒れ込んだ状態で、アラームがスヌーズでまた鳴り出した。
ピピ、ピピ、ピピ……
サトシは枕に顔をうずめたまま、今度は片手で必死にスマホを探している。
桜井は見かねて、サトシの部屋に入った。
「先生、おはようございます。アラーム止めますね」
「ん、おはよ……」
(寝起きで目が腫れぼったいけど、……ヤダ! それでもイケメンだわっ)
「あの、朝食はどうします?」
「早く出るから大丈夫、昨日買ってきたパンがあるし」
「じゃ、コーヒーいれましょうか?」
「ああ。顔洗ってくる」
サトシはフラフラと立ち上がり、無造作にメガネをかけると、洗面室へ向かって歩き出した。
そのおぼつかない足取りを見て、桜井は心の中で声援を送った。
(一歩ずつ、一歩ずつ進むのよ。頑張れー!)
サトシが洗面台に立って顔を洗っている間に、桜井はコーヒーを沸かしていた。
「コーヒー、出来ましたー」
「ん、ありがと」
サトシは、椅子の背もたれに捕まって腰かけた。
「よいしょ……」
桜井は耳を疑った。
(よいしょ? 今……よいしょって言った? まさか……聞き間違いよ。サトシ先生だもの英語で言ったんだわ。ヨ……Yo ! It’s a show.……ラッパーかよ)
桜井の頭の中に、ラッパーになったサトシの映像が浮かんだ。
(見てみたい!)
桜井が勝手な妄想にふけっていたころ、サトシはコンビニで買ってきたメロンパンをかじり、コーヒーを飲んだ。
「ああああーー」
淹れたてコーヒーに、おやじのような声を出すサトシ。
ヨレヨレのスウェットの上下だが、イケメンが着るとかっこいいからと、桜井は何も言わなかった。
(いくらイケメンでも、パジャマぐらいちゃんと着……なくても良し!)
サトシは朝食を軽く済ませると、スーツに着替えに寝室へ入った。
桜井は入試の日に備えて、ワイシャツとスーツをクリーニングに出してサトシの部屋に掛けてあった。
サトシがちゃんと用意したスーツを着ているのか心配で、桜井はドアの隙間からそっと見守った。
見ると、昨日来ていたワイシャツを手に持ったまま、サトシは何かをじっと考えていた。
「……まだ襟はピンとしてるから、いける」
昨日のワイシャツに袖を通そうとしたところを、桜井は慌てて止めに入った。
「待ってください、先生! こっちに入試用のスーツとワイシャツが掛けてあるから、こっちを着てください」
「あ、悪いね。ありがとう」
サトシはスウェットを脱いで上半身裸になった。
(あっ! 眩しい! 見てしまったわ、先生の裸の胸。ど、どうしよう……次は下を……)
サトシは着替えていた手を止めた。
「桜井がいると着替えられないんだが」
「あはっ! そ、そうですよね。ご、ごめんなさい!」
桜井は慌てて部屋を出て、サトシが着替え終わって出てくるのを待った。
サトシはドアを開けて出て来た。
アイロンの利いたワイシャツにネクタイを締め、紺色のスーツ。
汚れたレンズをクロスで拭き、メガネかけ直すと、イケメン教師の出来上がりだ。
「じゃ、行ってくる」
「待って。先生、後ろの髪に寝癖……」
(いやん。完璧に決めているのに、後ろに寝癖が跳ねていて可愛いーー。でも、これは教えてあげなーい。わたしだけが知っているサトシ先生だもん)
「え、何?」
「うううん、何でもない。OK。今日も完璧よ! じゃ、気を付けて」
(なんだか、今日の先生は、ちょっぴり愁いを帯びた横顔だわ。かっこいいー。今日もイケメンすぎる!)
サトシは、昨夜遅くまでサブスクでアニメ映画を観ていたことを後悔していた。
「ああ、目が開かない……。『よし、行こう!竜の巣へ!』、気合入れて行くか!」
見た目だけはクールなサトシは、颯爽と家を出た。
―現在時間、ハチカフェに戻るー
「と、まあこんな感じだよー」
「サトシ先生……うちのお父さん? ごめん、なんか思ってたのと違うー」
「そこがいいんだよー。外見と中身のギャップが萌えキュンなの! つい、かまってやりたくなるのよねー」
桃瀬は、桜井の恋は重症だと思った。
「それじゃ、弟くんの面倒を見ていた頃と変わらないじゃん。ったく。サトシ先生は美柑みたいな彼女見つけて、本当にラッキーだよね」
「いやぁーん、ハルちゃんったら。追加注文する? 何でも好きなもの頼んでいいよ。わたしの奢りだからさ!」
「ところでさぁ、先生の部屋って言ってたけど、……部屋は別々に寝てるの?」
「そうだけど?」
「品行方正! 清廉潔白! 絶滅危惧種じゃん!」
「何? 何? 四字熟語と五字熟語で攻めて来た。ハルちゃん、国語は得意科目?」
クールでイケメン教師サトシ先生の彼女は、学年末のテスト勉強真っ最中の高校生だ。
桃瀬にタルトを奢ること、そして英語を教える約束をしていた。
「美柑、お待たせー。待った?」
「うううん、全然、早めに来て英単語を覚えてた」
「さっすが美柑。待っている時間を無駄にしないのね」
今日は白金女子学園の入試の日だ。
全校生徒は休みで、全教員は一年で最もピリつく日を迎える。
「サトシ先生、今日は入試で忙しそう?」
「うん、立派にスーツを着て、緊張した顔で出勤したわよ」
「へえ、毎朝、家から送り出しているなんて、もうすっかり奥さんじゃん」
「やめてよ、ハルちゃん、もうー!」
桜井がデレていると、隣の席の奥様たちのおしゃべりが耳に入って来た。
「白金女子学園に、かっこいい先生がいるってご存じ?」
桜井と桃瀬は顔を見合わせて、しばらくそのおしゃべりに聞き耳をたてた。
「ほら、この動画投稿サイトにのってるのよ。去年と今年、二年連続で学園祭のダンスでセンターを務めた先生」
「知ってますわ! うちの娘もその先生がいる学校に行きたいって、今まさに受験中」
「学園のホームページにも載っていたわよ。ほらご覧になって」
「まあ、この先生、イケメンじゃない?」
「ほんとだわ!」
「いかにもエリートですって顔してますね」
「こういう先生のプライベートって、どうなのかしら」
「ぜーったい、意識高い系でしょ!」
「きっとそうね。朝からランニングして、野菜スムージーとか飲んで!」
桜井は吹き出しそうになるのを必死でこらえた。
桃瀬もプライベートのサトシの顏は知らない。
「美柑、サトシ先生って、家でも意識高い系なの?」
「聞きたい? ハルちゃん」
「聞きたい!」
――時間を遡って、今朝のサトシをご覧頂こう――
ピピ、ピピ、ピピ……
サトシの部屋でスマホのアラームが鳴りっぱなしになっていた。
桜井は気になってサトシの部屋をそーっと開けて覗いてみた。
(先生、起きたかな。今日は早く出るから、朝ご飯いらないって言ってたけど)
サトシはメガネをしてない眠そうな目で、ベッドから腕を伸ばし、スマホのアラームを止めた。
ピッ。
起きたての目は、まだショボショボしていてあまり開いていない。
ベッドから起き上がろうと、必死に両手で体を支えたが、力尽きて枕に倒れ込んだ。
それをドアの隙間から覗いていた桜井は、心の中で声援を送った。
(生まれたての子馬?! 頑張って! 頑張って起き上がるのよっ)
枕に倒れ込んだ状態で、アラームがスヌーズでまた鳴り出した。
ピピ、ピピ、ピピ……
サトシは枕に顔をうずめたまま、今度は片手で必死にスマホを探している。
桜井は見かねて、サトシの部屋に入った。
「先生、おはようございます。アラーム止めますね」
「ん、おはよ……」
(寝起きで目が腫れぼったいけど、……ヤダ! それでもイケメンだわっ)
「あの、朝食はどうします?」
「早く出るから大丈夫、昨日買ってきたパンがあるし」
「じゃ、コーヒーいれましょうか?」
「ああ。顔洗ってくる」
サトシはフラフラと立ち上がり、無造作にメガネをかけると、洗面室へ向かって歩き出した。
そのおぼつかない足取りを見て、桜井は心の中で声援を送った。
(一歩ずつ、一歩ずつ進むのよ。頑張れー!)
サトシが洗面台に立って顔を洗っている間に、桜井はコーヒーを沸かしていた。
「コーヒー、出来ましたー」
「ん、ありがと」
サトシは、椅子の背もたれに捕まって腰かけた。
「よいしょ……」
桜井は耳を疑った。
(よいしょ? 今……よいしょって言った? まさか……聞き間違いよ。サトシ先生だもの英語で言ったんだわ。ヨ……Yo ! It’s a show.……ラッパーかよ)
桜井の頭の中に、ラッパーになったサトシの映像が浮かんだ。
(見てみたい!)
桜井が勝手な妄想にふけっていたころ、サトシはコンビニで買ってきたメロンパンをかじり、コーヒーを飲んだ。
「ああああーー」
淹れたてコーヒーに、おやじのような声を出すサトシ。
ヨレヨレのスウェットの上下だが、イケメンが着るとかっこいいからと、桜井は何も言わなかった。
(いくらイケメンでも、パジャマぐらいちゃんと着……なくても良し!)
サトシは朝食を軽く済ませると、スーツに着替えに寝室へ入った。
桜井は入試の日に備えて、ワイシャツとスーツをクリーニングに出してサトシの部屋に掛けてあった。
サトシがちゃんと用意したスーツを着ているのか心配で、桜井はドアの隙間からそっと見守った。
見ると、昨日来ていたワイシャツを手に持ったまま、サトシは何かをじっと考えていた。
「……まだ襟はピンとしてるから、いける」
昨日のワイシャツに袖を通そうとしたところを、桜井は慌てて止めに入った。
「待ってください、先生! こっちに入試用のスーツとワイシャツが掛けてあるから、こっちを着てください」
「あ、悪いね。ありがとう」
サトシはスウェットを脱いで上半身裸になった。
(あっ! 眩しい! 見てしまったわ、先生の裸の胸。ど、どうしよう……次は下を……)
サトシは着替えていた手を止めた。
「桜井がいると着替えられないんだが」
「あはっ! そ、そうですよね。ご、ごめんなさい!」
桜井は慌てて部屋を出て、サトシが着替え終わって出てくるのを待った。
サトシはドアを開けて出て来た。
アイロンの利いたワイシャツにネクタイを締め、紺色のスーツ。
汚れたレンズをクロスで拭き、メガネかけ直すと、イケメン教師の出来上がりだ。
「じゃ、行ってくる」
「待って。先生、後ろの髪に寝癖……」
(いやん。完璧に決めているのに、後ろに寝癖が跳ねていて可愛いーー。でも、これは教えてあげなーい。わたしだけが知っているサトシ先生だもん)
「え、何?」
「うううん、何でもない。OK。今日も完璧よ! じゃ、気を付けて」
(なんだか、今日の先生は、ちょっぴり愁いを帯びた横顔だわ。かっこいいー。今日もイケメンすぎる!)
サトシは、昨夜遅くまでサブスクでアニメ映画を観ていたことを後悔していた。
「ああ、目が開かない……。『よし、行こう!竜の巣へ!』、気合入れて行くか!」
見た目だけはクールなサトシは、颯爽と家を出た。
―現在時間、ハチカフェに戻るー
「と、まあこんな感じだよー」
「サトシ先生……うちのお父さん? ごめん、なんか思ってたのと違うー」
「そこがいいんだよー。外見と中身のギャップが萌えキュンなの! つい、かまってやりたくなるのよねー」
桃瀬は、桜井の恋は重症だと思った。
「それじゃ、弟くんの面倒を見ていた頃と変わらないじゃん。ったく。サトシ先生は美柑みたいな彼女見つけて、本当にラッキーだよね」
「いやぁーん、ハルちゃんったら。追加注文する? 何でも好きなもの頼んでいいよ。わたしの奢りだからさ!」
「ところでさぁ、先生の部屋って言ってたけど、……部屋は別々に寝てるの?」
「そうだけど?」
「品行方正! 清廉潔白! 絶滅危惧種じゃん!」
「何? 何? 四字熟語と五字熟語で攻めて来た。ハルちゃん、国語は得意科目?」
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