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ふたりの進路編
42.楽園はどこ? ──陽介
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秋人のトラウマがほとんど消えてラブホでの改めての「初体験」を経てから、なんというかこう……歯止めが効かなくなった。
好きな人に触れたい時に触れられる環境ってすごく幸せだと思うけど、ちょっとヤバい気もしている。
「は……っぁ、よぅ…すけ……」
「秋人…。もうちょっと舌絡めてみて、できる?」
咥内で縮こまってしまっている舌を刺激しながら指先で背筋をなぞると、俺の肩を掴んでいる手に力が入った。
膝立ちさせた秋人の脚の間に膝を入れ、距離を縮めながらキスを深める。逃げ場をなくす度に秋人の表情から余裕がなくなり、喉の奥で悲鳴に近い甘い声が聞こえた。
頬に触れてきたてのひらが熱い。一瞬だけ目が合い、秋人の舌がゆっくり絡んできた。
「んぅ…っ」
「……っん、上手。気持ちぃ…」
風呂上がりに秋人の髪を乾かしてやりながら、今日こそは「兄弟」として……いや、「同級生」あるいは「ルームメイト」としての話をしようと心に決めていた。
だって、毎日のように挨拶以外の意味がこもったキスをするのは頭がおかしいだろ? セックスを覚えたてのサルか?
さすがにいつも最後までヤってるわけじゃないけど、週末になると簡単に理性が飛んでしまうから本当によくない。
「ふ、っぁ…。すき…っ、もっと……もっと、して……」
涙で潤んだ亜麻色の瞳が見上げてきて、必死で掴んでいた理性が簡単に揺らぎ始めてしまった。
あぁ、可愛い。本当に可愛いな、俺の恋人は。
もちろんこの見た目だけが好きってわけではないけど、秋人の中身を知れば知るほど見た目も更に愛おしくなってくるから不思議だ。
「それじゃあ……一回だけ、な」
「…っんん…!」
もう一度唇を塞ぎながら、既に力が入っていない秋人の身体を押し倒した。
狭い寮の狭いシングルベッドの上。
ここは確かに、いまの俺たちにとっての楽園だ。
***
うちの学校には結構いい家柄のお坊ちゃんお嬢様が揃っていたりする。電子ピアノで突き通した我が家は特殊だが、子どもに音楽を習わせるのは金がかかるのものだ。
だから秋人以外にも帰国子女や留学生が何人もいて、校内の至るところで日本語がわからずに困っている生徒たちがいるわけだが……。
「Can I help you with anything?(なにか手伝おうか?)」
昼休みに廊下を歩いていると、隣にいた秋人の言語スイッチが急に入れ替わった気配がした。
ドイツ語じゃなくて英語だ。英語なら俺もなんとなく理解ができる、が。
「Really!?(ほんとに!?)」
秋人が話しかけたのは、見た目は日本人にしか見えない女生徒だった。まっすぐな長い黒髪をポニーテールにしている。
日系人の子か? 日本人だけど生まれも育ちも海外でー、ってやつか?
二人が話しているのを少し離れた場所から眺めつつ、リスニングの勉強がてら会話を追う。
あー、あー、前言撤回。英語ならわかるって言ったけど、これイギリス英語じゃないか? 秋人ってイギリス英語にまで対応してるのかよ、無敵かよ。
──夏休みが明けたころから秋人は変わった。
どうやら秋人はドイツに住んでいた時に女性に対するエスコート術なるものを母さんから厳しく教えられていたらしい。ずっと日本に住んでいる俺には異文化すぎて最初から最後まで意味がわからないが、最近よく聞く「月島くんのジェントルマンエピソード」はその影響だろう。
中等部の時ぐらいまでは無愛想でぶっきらぼうで、ずっと遠巻きに見られてたのにな。それが信じられないほど社交的になって、最近では昼休みに迎えに行っても誰かと話していることが多くなってきたように思う。
本来の秋人の姿はこっちなのかもしれない。なにかがキッカケでジェントルマンが発動されたってことか?
俺のおかげ、みたいなことを秋人は言ってたけど…。本当にそうなのか?
「ごめん、陽介。お待たせ」
「おかえり。もういいのか?」
話を終えたらしい秋人が戻ってくる。
貼り付けたような笑顔の仮面を被っていた秋人は、俺のそばに戻ってきた瞬間にそれを外した。
「うん、大丈夫。職員室に行きたかったみたい」
「ふぅん、そっか。て言うか、よくイギリス人だってわかったな」
「あー、たぶん日本人ではあるっぽい…? 生まれも育ちもイギリスなんだってさ。英語で話しかけたのはただの勘だよ」
「勘ねぇ…?」
秋人は本当に育ちがいい。と言うか、言語能力が高すぎる。
ネイティブレベルで話せる言語が三つもあるのってすごすぎないか? マジで頭の中どうなってんだ?
読み書きは怪しいって言ってたけど、フランス語もイタリア語も齧ってるって話をしてたこともある。ぜひ読み書きは怪しいレベルで止まっていてほしいものだけど、いつの間にかしれっとマスターしてたりするんだろうなぁ。
「……陽介、ヤキモチ妬いてる?」
秋人が右腕を俺の腰に回しながら身を寄せてくる。
たぶんこれもエスコートの延長線上だ。秋人にとってそこまで深い意味はないに違いない。
ドイツのノイシュヴァンシュタイン城ではじめて腰を抱かれて以来、コレに関しては少し慣れてきてしまった部分もある……が。
「秋人、腕。ここ校内だから」
「えぇー、駄目?」
「駄目。俺たちがやってると目立つんだよ…」
今年の春の健康診断で、俺の身長は177cmまで伸びていた。秋人は確か174cm。
二人共お世辞にも筋肉質だとは言えないが、華奢でもない。そんな男が二人で密着して廊下を歩いていれば注目の的になるのは避けられないだろう。
いままで俺は自分がクォーターだという自覚を特に感じないまま生きてきたけど、もしかしてこの身長の伸び方はドイツの血のせいか…? 春よりも更に伸びてる気がするんだよな。まぁ、父さんも日本人の平均身長以上はあったような気はするけど。
「それじゃあ寮に帰るまで我慢する…」
「ん、そうしてくれ。寮の部屋でならいくらでもしてくれていいから」
「あっ、言ったな? 陽介が照れてもうやめてって言っても許さないからな!?」
「はいはい」
可愛い脅しを受け流しながら、今日の昼食会場である屋上へ向かう。
うちの屋上は珍しく立ち入り禁止にされていないんだけど、昼メシは学食で食べるヤツらが多いせいか意外と人が少ない。絶好のイチャつきスポットってわけだ。
「そう言えばさ、秋人」
「んー?」
屋上の扉を開けると、眩しい太陽と青い空が出迎えてくれた。
先を歩いている秋人の背中に声を掛けながら、今日の戦利品である購買のパンたちをアスファルトの上に並べていく。
「秋人って卒業後はどうするか決めてる? こっちで音大行くのか?」
パンを囲むように腰を下ろしつつ質問を続けると、そこで久し振りに秋人と視線が合ったような気がした。
最近俺がずっと聞きたくて、でもなかなか切り出せなかった話。寮の部屋に戻るとそういう気分になってしまうから、学校にいる間に聞いてしまうことにした。
「俺はドイツに戻るよ。中学高校だけは日本の学校で、っていうのが母さんとの約束だったし」
一瞬の迷いもなく答えが出てきて、逆に俺の方が言葉に詰まってしまった。
でもそれはよく考えてみればあまりにも秋人らしい答えだ。秋人にとっての戻るべき場所はドイツなんだなぁと思うと少し悲しくなってしまうけど。
「ドイツに行く」じゃなくて「ドイツに戻る」なんだよな、秋人にとっては。
「陽介は日本で進学?付属の大学に進む? あ、そうだ。ドイツに行くんなら、向こうでいっしょに住んだりとか…!」
「俺は高卒でプロを目指すつもりだったんだよ。父さんが音大なんて行かせてくれるわけないと思ってたから」
「えぇっ!?」
でも最近になってその考えが変わってきた。あの食事会のタイミングは本当によかったと思う。
高校二年生の秋。俺たちはそろそろ本格的に進路を決める時期に入ってきている。
もしかすると父さんは日本の音大だろうがドイツの音大だろうが、どこにでも行かせてくれるかもしれない。うっすらそう思い始めてきて、だとしたら無限に選択肢が広がったわけで…。
「でも最近ちょっと悩んでるって言うか…」
「だったらドイツの音大に進学すればいいよ! 俺は母さんが講師してる音大を目指すつもりだからさ、同じところ行こ!?」
「うーん……まぁ、一応考えてみる」
「一応じゃ駄目! ちゃんと考えろよ!」
興味がないと言えば嘘になるけど、やっぱりドイツ語がネックなんだよなぁ。いまもドイツ語の授業があるし成績も悪いわけじゃないけど、実際にドイツに住むとなるとハードルが高いと言うか……勇気が出ないと言うか。
腕を掴んで身体を揺さぶってくる秋人の声を聞きながら、次なる楽園の場所について考え始めることにした。
好きな人に触れたい時に触れられる環境ってすごく幸せだと思うけど、ちょっとヤバい気もしている。
「は……っぁ、よぅ…すけ……」
「秋人…。もうちょっと舌絡めてみて、できる?」
咥内で縮こまってしまっている舌を刺激しながら指先で背筋をなぞると、俺の肩を掴んでいる手に力が入った。
膝立ちさせた秋人の脚の間に膝を入れ、距離を縮めながらキスを深める。逃げ場をなくす度に秋人の表情から余裕がなくなり、喉の奥で悲鳴に近い甘い声が聞こえた。
頬に触れてきたてのひらが熱い。一瞬だけ目が合い、秋人の舌がゆっくり絡んできた。
「んぅ…っ」
「……っん、上手。気持ちぃ…」
風呂上がりに秋人の髪を乾かしてやりながら、今日こそは「兄弟」として……いや、「同級生」あるいは「ルームメイト」としての話をしようと心に決めていた。
だって、毎日のように挨拶以外の意味がこもったキスをするのは頭がおかしいだろ? セックスを覚えたてのサルか?
さすがにいつも最後までヤってるわけじゃないけど、週末になると簡単に理性が飛んでしまうから本当によくない。
「ふ、っぁ…。すき…っ、もっと……もっと、して……」
涙で潤んだ亜麻色の瞳が見上げてきて、必死で掴んでいた理性が簡単に揺らぎ始めてしまった。
あぁ、可愛い。本当に可愛いな、俺の恋人は。
もちろんこの見た目だけが好きってわけではないけど、秋人の中身を知れば知るほど見た目も更に愛おしくなってくるから不思議だ。
「それじゃあ……一回だけ、な」
「…っんん…!」
もう一度唇を塞ぎながら、既に力が入っていない秋人の身体を押し倒した。
狭い寮の狭いシングルベッドの上。
ここは確かに、いまの俺たちにとっての楽園だ。
***
うちの学校には結構いい家柄のお坊ちゃんお嬢様が揃っていたりする。電子ピアノで突き通した我が家は特殊だが、子どもに音楽を習わせるのは金がかかるのものだ。
だから秋人以外にも帰国子女や留学生が何人もいて、校内の至るところで日本語がわからずに困っている生徒たちがいるわけだが……。
「Can I help you with anything?(なにか手伝おうか?)」
昼休みに廊下を歩いていると、隣にいた秋人の言語スイッチが急に入れ替わった気配がした。
ドイツ語じゃなくて英語だ。英語なら俺もなんとなく理解ができる、が。
「Really!?(ほんとに!?)」
秋人が話しかけたのは、見た目は日本人にしか見えない女生徒だった。まっすぐな長い黒髪をポニーテールにしている。
日系人の子か? 日本人だけど生まれも育ちも海外でー、ってやつか?
二人が話しているのを少し離れた場所から眺めつつ、リスニングの勉強がてら会話を追う。
あー、あー、前言撤回。英語ならわかるって言ったけど、これイギリス英語じゃないか? 秋人ってイギリス英語にまで対応してるのかよ、無敵かよ。
──夏休みが明けたころから秋人は変わった。
どうやら秋人はドイツに住んでいた時に女性に対するエスコート術なるものを母さんから厳しく教えられていたらしい。ずっと日本に住んでいる俺には異文化すぎて最初から最後まで意味がわからないが、最近よく聞く「月島くんのジェントルマンエピソード」はその影響だろう。
中等部の時ぐらいまでは無愛想でぶっきらぼうで、ずっと遠巻きに見られてたのにな。それが信じられないほど社交的になって、最近では昼休みに迎えに行っても誰かと話していることが多くなってきたように思う。
本来の秋人の姿はこっちなのかもしれない。なにかがキッカケでジェントルマンが発動されたってことか?
俺のおかげ、みたいなことを秋人は言ってたけど…。本当にそうなのか?
「ごめん、陽介。お待たせ」
「おかえり。もういいのか?」
話を終えたらしい秋人が戻ってくる。
貼り付けたような笑顔の仮面を被っていた秋人は、俺のそばに戻ってきた瞬間にそれを外した。
「うん、大丈夫。職員室に行きたかったみたい」
「ふぅん、そっか。て言うか、よくイギリス人だってわかったな」
「あー、たぶん日本人ではあるっぽい…? 生まれも育ちもイギリスなんだってさ。英語で話しかけたのはただの勘だよ」
「勘ねぇ…?」
秋人は本当に育ちがいい。と言うか、言語能力が高すぎる。
ネイティブレベルで話せる言語が三つもあるのってすごすぎないか? マジで頭の中どうなってんだ?
読み書きは怪しいって言ってたけど、フランス語もイタリア語も齧ってるって話をしてたこともある。ぜひ読み書きは怪しいレベルで止まっていてほしいものだけど、いつの間にかしれっとマスターしてたりするんだろうなぁ。
「……陽介、ヤキモチ妬いてる?」
秋人が右腕を俺の腰に回しながら身を寄せてくる。
たぶんこれもエスコートの延長線上だ。秋人にとってそこまで深い意味はないに違いない。
ドイツのノイシュヴァンシュタイン城ではじめて腰を抱かれて以来、コレに関しては少し慣れてきてしまった部分もある……が。
「秋人、腕。ここ校内だから」
「えぇー、駄目?」
「駄目。俺たちがやってると目立つんだよ…」
今年の春の健康診断で、俺の身長は177cmまで伸びていた。秋人は確か174cm。
二人共お世辞にも筋肉質だとは言えないが、華奢でもない。そんな男が二人で密着して廊下を歩いていれば注目の的になるのは避けられないだろう。
いままで俺は自分がクォーターだという自覚を特に感じないまま生きてきたけど、もしかしてこの身長の伸び方はドイツの血のせいか…? 春よりも更に伸びてる気がするんだよな。まぁ、父さんも日本人の平均身長以上はあったような気はするけど。
「それじゃあ寮に帰るまで我慢する…」
「ん、そうしてくれ。寮の部屋でならいくらでもしてくれていいから」
「あっ、言ったな? 陽介が照れてもうやめてって言っても許さないからな!?」
「はいはい」
可愛い脅しを受け流しながら、今日の昼食会場である屋上へ向かう。
うちの屋上は珍しく立ち入り禁止にされていないんだけど、昼メシは学食で食べるヤツらが多いせいか意外と人が少ない。絶好のイチャつきスポットってわけだ。
「そう言えばさ、秋人」
「んー?」
屋上の扉を開けると、眩しい太陽と青い空が出迎えてくれた。
先を歩いている秋人の背中に声を掛けながら、今日の戦利品である購買のパンたちをアスファルトの上に並べていく。
「秋人って卒業後はどうするか決めてる? こっちで音大行くのか?」
パンを囲むように腰を下ろしつつ質問を続けると、そこで久し振りに秋人と視線が合ったような気がした。
最近俺がずっと聞きたくて、でもなかなか切り出せなかった話。寮の部屋に戻るとそういう気分になってしまうから、学校にいる間に聞いてしまうことにした。
「俺はドイツに戻るよ。中学高校だけは日本の学校で、っていうのが母さんとの約束だったし」
一瞬の迷いもなく答えが出てきて、逆に俺の方が言葉に詰まってしまった。
でもそれはよく考えてみればあまりにも秋人らしい答えだ。秋人にとっての戻るべき場所はドイツなんだなぁと思うと少し悲しくなってしまうけど。
「ドイツに行く」じゃなくて「ドイツに戻る」なんだよな、秋人にとっては。
「陽介は日本で進学?付属の大学に進む? あ、そうだ。ドイツに行くんなら、向こうでいっしょに住んだりとか…!」
「俺は高卒でプロを目指すつもりだったんだよ。父さんが音大なんて行かせてくれるわけないと思ってたから」
「えぇっ!?」
でも最近になってその考えが変わってきた。あの食事会のタイミングは本当によかったと思う。
高校二年生の秋。俺たちはそろそろ本格的に進路を決める時期に入ってきている。
もしかすると父さんは日本の音大だろうがドイツの音大だろうが、どこにでも行かせてくれるかもしれない。うっすらそう思い始めてきて、だとしたら無限に選択肢が広がったわけで…。
「でも最近ちょっと悩んでるって言うか…」
「だったらドイツの音大に進学すればいいよ! 俺は母さんが講師してる音大を目指すつもりだからさ、同じところ行こ!?」
「うーん……まぁ、一応考えてみる」
「一応じゃ駄目! ちゃんと考えろよ!」
興味がないと言えば嘘になるけど、やっぱりドイツ語がネックなんだよなぁ。いまもドイツ語の授業があるし成績も悪いわけじゃないけど、実際にドイツに住むとなるとハードルが高いと言うか……勇気が出ないと言うか。
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