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しおりを挟む何箇所も村を立ち寄りながらサーシャの馬車が通ったであろう道をレオンと2人で馬に乗って駆け抜けていく
6時間の差がすごくもどかしい
気持ちばかり急いて馬を酷使していることに変わりない
申し訳なく思うができれば今日追いつきたいと思っている
どこかの村で滞在している場所がわれれば接触できる
それは早ければ早いほどいい
この馬たちにはこれが終わればゆっくりと休ませてやらないといくら鍛えているからといって潰れてしまう
漸くサーシャ達の泊まっている村に着いた頃には夜遅くだった
ここの村は隣接する国までの中間地点くらいだった
よかった隣国へはまだ着いてないから引き返せる
とりあえず追いつくことができた
こんな夜中に押しかけて行っても迷惑になるだけだからひとまずは明日の朝出てくる所を待ち伏せするしかない
翌朝あいつが出てきた所に一直線に向かっていく
挨拶とか礼儀とかそんなもの吹き飛んでしまうくらい姿を見た瞬間冷静な判断ができない状態に陥った
「サーシャを返してもらおうか?」
「ん?どなたかと思えばルドルフ殿下ではございませんかどうしてこんな所へ?」
白々しく答える目の前の人物に向かってズンズンと容赦なく歩み寄り気持ちだけが急く
「サーシャは何処なんだ
このまま国に連れ帰るつもりとか冗談じゃない」
「ふふっ私の国に来ると言ったのはサーシャですよ」
「まさかサーシャが駆け落ちしようと持ちかけたのか、ウソだ、ろ?」
全身の血がぶわっと沸騰するような感覚に見舞われる
自分の気持ちの制御が出来ないほどに俺は目の前のこいつを消し去りたい感情が生まれる
ただそれ以上にサーシャが駆け落ちしたいほどこいつのことが好きなんだと現実を突きつけられ鈍器で殴られたようだった
そこへあの凛とした俺の愛しい人の声が聞こえた
その声を聞いた瞬間腕を引き腕の中に閉じこめる
こいつを好きでもいいから俺の側を離れないように、もう離すことがないように
こいつに連れて行かれることがないようにと腕の力が自然と加わる
「ッなあ、サーシャはこいつのことが好きなのか?
だからこのままこいつの国に行って俺との婚約をなかったことにするつもりでいるんだろう?
前にサーシャから婚約を白紙にしてほしいと言われた時に了承しなかったから強行突破のつもりなのか?
しかもこんなに早くバレるとおもってなかったかな
でもこんな所で俺につかまっちゃって残念だったね
俺がこんなにもサーシャのことを愛してるのに手放せるわけがないだろう?
もう絶対逃しはしないよ
幸い隣国へとは入っていなかったから連れて帰るね
離れることも許さないから。そんなこと俺が許すわけない
無理やりにでもこのまま連れて帰って閉じ込めてもう二度と逃げられないようにしてしまおうか?
あと2年だと思っていたけど結婚を早めてもらってこいつとは結婚出来ないようにしようね
お願いだから抵抗しないで?サーシャを傷つけたくないんだ」
口調が崩れていることにも気づかずとにかく口から滑り落ちる言葉たち
バシッ
いてぇなおい、レオン何しやがる
「そこまでにしときなさいってば~サーシャちゃんが怖がるだろぉ?一旦冷静になれって~」
ハッとして腕の中のサーシャを見る
随分と腕の力がこもっていて苦しかったのかプハッと息をしている音が聞こえた
おかげで冷静になって辺りを見渡す
ギャラリーが多いな
「ちょいとギャラリーが増えてきてるねぇ
これはマズイからひとまず、おっちゃんちょっと部屋貸してくんないかな?お礼は弾むよんっ、お、ありがとね。じゃあいくよ~」
レオンがいいタイミングで誘導する
とりあえず大人しくしたがって借りた部屋へと入った
その間サーシャをひとときも離すことなく向かう
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