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39.強く在りたい理由(中編)
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先生の葬儀は恙無く終わった。
これまでの先生の人生で、きっと自分のように救われた教え子は沢山いたのだろう。もしかしたら影響を受けた先生も多いのかもしれない。瑞穂が連絡したところは少なかったらしいが、参列者は多かった。みんな、思い思いに話しかけたり泣いたりしている。
自分はいても立ってもいられず、覚悟はしていたものの立ち止まったら動けなくなりそうで、彼女の手伝いを行っていた。
荼毘に付した後は、火葬場の煙を見ながら動けなくなっていた。
「大丈夫ですか?」
「はい、なんとか。青山さんは?」
「私も、なんとか。」
その場から動けないのは自分だけじゃなかったらしい。
「「同じですね。」」
変なところで声がハモってしまい、二人で力なく笑ってしまった。
「これで……私も一人です。」
暫くしてつぶやいた彼女の呟きは消え入りそうで、
「俺も一人なんで、おひとりさま仲間ですね。」
なんて言ってしまった。小さな背中をさすると、小さく嗚咽を漏らしながら彼女はしばらく泣いていた。慰めたかったのに、俺も涙が止まらなくて。反対の手のひらで目元を隠したまま俯いた。
彼女は大学に行き始め、俺は仕事二年目になった。
ことあるごとに彼女とは会っていたし、距離も少しずつだが近づいて行ってることを感じた。彼女の大学の友達と、俺の仕事仲間で遊びに行ったりもした。
出会って一年で、結婚を前提に付き合いを申し込んだ。
驚いていたが、はにかんでそれを了承してくれた。
家族に縁がなかった俺が、やっと家族を持てる。
大事にしよう、心に誓った。
二人で支えあおう。きっとできるはず。
楽しい思い出沢山ほしいと、休みを合わせてよく出かけた。ショッピング、キャンプ、近場への小旅行。思い出を残したくて、少しいいカメラも買った。
将来彼女は英語を頑張って、通訳になりたいといいっていた。もしくは書籍の翻訳。自分は英語はからっきしだけれど簡単に教えてもらった。
「言語って面白いよ。いろんな国の違いもわかるけど、逆に人間として同じ部分もわかって共感できちゃうもの。そういうところを人に教えられたら楽しいじゃない?」
彼女の見ている世界はそんな風なのか、と感心したこともあった。
少しずつ距離もなくなり、手を繋ぐ温かさ、抱擁の安心感、柔らかい唇の愛おしさ・・・・・・。自分が知らなかったことを瑞穂から教わっていった。こんなにも安心するものなのか、と。一人でいる時間が普通だったのに、いつの間にか二人で過ごすことが当たり前になっていった。何もしなくても、同じ部屋で別々のことをしていても、隣にいるだけで安心して満たされる。そのことを知れたのは瑞穂と一緒にいたからこそだった。
こっそりと指輪のサイズも調べて、クリスマスに渡そうと心に決めていた。
そう思ってたのに、突然順風満帆な時は終わってしまった。
十二月頭の仕事終わりにケータイをつけると、たくさんの着信が入っていた。それは瑞穂と共通の友達。携帯の履歴を追うごとに他の共通の友人の着歴も増えていっていた。
不思議に思ってかけ直すと、怒鳴るような声が聞こえた。
「お前!!!なんで電話に出ないんだよ?!」
「いや、仕事してて…どうした?」
「早く○○病院へ来い!!青山が!青山がっ!!!!」
その瞬間に走り出したのを覚えている。
冷や汗が止まらなかった事も覚えている。
喉の奥がやたら乾いて気持ち悪かったのも覚えている。
いや、そんな、嘘だ。
すべて否定しながら、震える足をなんとか叱責しながらクルマを急がせた。信号がやたらと長く感じて、何度も早く変わるように祈った。
病院につくと、言われた場所に走った。何度も足がもつれて転びかけた。病院のインフォメーションで地図を確認すると、エレベーターを待つのさえ億劫で階段をかけあがった。
勢い良くドアを開けると、何人か看護師に静かにするように注意された。目の前のソファーには瑞穂の友人が座りこんでいる。
手術中のランプは光々と赤く輝いていた。
「どういう事なんだよ?!」
喉が張り付いて上手く喋れない。声なんてガラガラだ。
「わかんない!!ただ、突然学校で倒れたんだよ!それで、救急車を呼んで…!!ここに入っちまって!!」
「ほんと、普通に歩いてただけなんだよ…。瑞穂、直前までほんと元気だったの!!」
電話した友人は説明しているけど動揺が隠せなくて、瑞穂の昔からの幼馴染は泣き腫らしたように目元が赤かった。
目元が暗く靄がかかったようになる。
どかりと床に座り込むと、ひとまず息を整えた…。
大丈夫、大丈夫…
自己暗示するように目をきつく閉じて暗示するが、あまり効果はなかった。
二時間ほど経ち、赤いランプが消えるとその場にいる全員が立ち上がった。手術着の男性が出てきて、周りを見渡す。
「すみません、ご家族の方は…」
「瑞穂の家族は…いません。俺が変わりのようなものです。」
そう声を絞り出すと、手術着の男は一度礼をした。
「全力を尽くしたのですが…ご愁傷様でした。」
やけにその声がその場で響いて聞こえた。
血の気が引いて声が出ない。周りも時が止まったかのようだった。
心臓の音がやけに大きく響いて、体を揺らしているみたいだった。
周りから、堪えられずに泣き出す女性の嗚咽が響き出した。
なんで?
なんでだよ…?
この時世界の全てのことを理解することを拒否した。
蜘蛛膜下出血。
手術を行った担当医が目の前で静かに説明をしてくれている。どこか上の空でその話を聞いていた。どこか違う知らない人の話をされているような、現実味のない感覚だ。
憐れむような目で医者は俺を見ると、安置室にある瑞穂に会わせてくれた。
どう考えても眠るような姿だった。
顔をさするとゆっくりと起きるんだ。いつもそうやって寝坊したときは起こしてやる。
そっと頬に触れるとひどく冷たくて。陶器のように真っ白で。
さすってもさすっても体温は返ってこない。
「瑞穂…みずほ?」
頭をなでても、肩に触れても何も起こらない。
「ああ…ああああ…アアアアアアァーーーーーー!!!!!」
劈くように叫んでも、彼女は微動だにしなかった。
フラフラのまま、小さな葬式を行ったが、どうやってしたのかも記憶がない。今世に戻るときに忘れてしまったのか、前世でも記憶がないのかはわからない。
気がついたら葬式は終わり、一週間ほど経っていた。
一人で位牌と遺骨をもって座り込んでいた。そこは以前彼女と訪れた夜景のきれいな海辺の丘だった。対岸の街の光がキラキラしている。別世界のようだった。
ケータイが着信をうけてチカチカしていたが、開く気力すらもなかった。
どう生きていけばいいのだろう。
仕事はある。
友人もいる。
ただ、どうにもポッカリと空いた穴が塞がらない。
やっとふさがりかけた大きな穴の横に、どでかい暗い穴があいたみたいだ。やらなきゃいけないことはあるはずなのに、体が動くことすら、拒否している。
最後に話したのは行ってきますの挨拶だ。
もっと知りたいこと、話したいことがあったのに。
コートのポケットには冷たくなってしまった小さな指輪が1つ。生まれたのが5月なので、グリーンの小さな石が内側に嵌っている。
いつかこの喪失感は埋まるのだろうか。
到底そんなふうには思えなかった。
冷静な部分ではそれは自暴自棄だといっている。
でも、別にそれでもいいと思っている。
妙に凪いだ気持ちのままで、俺は瑞穂の隣に行きたい、いないならもうここにいたくないと思ってしまった。
『なら、あなたの大事な人の所に行ってみる?』
突然聞こえてきた声は、ひどく穏やかで、どこか華やいで聞こえた。
これまでの先生の人生で、きっと自分のように救われた教え子は沢山いたのだろう。もしかしたら影響を受けた先生も多いのかもしれない。瑞穂が連絡したところは少なかったらしいが、参列者は多かった。みんな、思い思いに話しかけたり泣いたりしている。
自分はいても立ってもいられず、覚悟はしていたものの立ち止まったら動けなくなりそうで、彼女の手伝いを行っていた。
荼毘に付した後は、火葬場の煙を見ながら動けなくなっていた。
「大丈夫ですか?」
「はい、なんとか。青山さんは?」
「私も、なんとか。」
その場から動けないのは自分だけじゃなかったらしい。
「「同じですね。」」
変なところで声がハモってしまい、二人で力なく笑ってしまった。
「これで……私も一人です。」
暫くしてつぶやいた彼女の呟きは消え入りそうで、
「俺も一人なんで、おひとりさま仲間ですね。」
なんて言ってしまった。小さな背中をさすると、小さく嗚咽を漏らしながら彼女はしばらく泣いていた。慰めたかったのに、俺も涙が止まらなくて。反対の手のひらで目元を隠したまま俯いた。
彼女は大学に行き始め、俺は仕事二年目になった。
ことあるごとに彼女とは会っていたし、距離も少しずつだが近づいて行ってることを感じた。彼女の大学の友達と、俺の仕事仲間で遊びに行ったりもした。
出会って一年で、結婚を前提に付き合いを申し込んだ。
驚いていたが、はにかんでそれを了承してくれた。
家族に縁がなかった俺が、やっと家族を持てる。
大事にしよう、心に誓った。
二人で支えあおう。きっとできるはず。
楽しい思い出沢山ほしいと、休みを合わせてよく出かけた。ショッピング、キャンプ、近場への小旅行。思い出を残したくて、少しいいカメラも買った。
将来彼女は英語を頑張って、通訳になりたいといいっていた。もしくは書籍の翻訳。自分は英語はからっきしだけれど簡単に教えてもらった。
「言語って面白いよ。いろんな国の違いもわかるけど、逆に人間として同じ部分もわかって共感できちゃうもの。そういうところを人に教えられたら楽しいじゃない?」
彼女の見ている世界はそんな風なのか、と感心したこともあった。
少しずつ距離もなくなり、手を繋ぐ温かさ、抱擁の安心感、柔らかい唇の愛おしさ・・・・・・。自分が知らなかったことを瑞穂から教わっていった。こんなにも安心するものなのか、と。一人でいる時間が普通だったのに、いつの間にか二人で過ごすことが当たり前になっていった。何もしなくても、同じ部屋で別々のことをしていても、隣にいるだけで安心して満たされる。そのことを知れたのは瑞穂と一緒にいたからこそだった。
こっそりと指輪のサイズも調べて、クリスマスに渡そうと心に決めていた。
そう思ってたのに、突然順風満帆な時は終わってしまった。
十二月頭の仕事終わりにケータイをつけると、たくさんの着信が入っていた。それは瑞穂と共通の友達。携帯の履歴を追うごとに他の共通の友人の着歴も増えていっていた。
不思議に思ってかけ直すと、怒鳴るような声が聞こえた。
「お前!!!なんで電話に出ないんだよ?!」
「いや、仕事してて…どうした?」
「早く○○病院へ来い!!青山が!青山がっ!!!!」
その瞬間に走り出したのを覚えている。
冷や汗が止まらなかった事も覚えている。
喉の奥がやたら乾いて気持ち悪かったのも覚えている。
いや、そんな、嘘だ。
すべて否定しながら、震える足をなんとか叱責しながらクルマを急がせた。信号がやたらと長く感じて、何度も早く変わるように祈った。
病院につくと、言われた場所に走った。何度も足がもつれて転びかけた。病院のインフォメーションで地図を確認すると、エレベーターを待つのさえ億劫で階段をかけあがった。
勢い良くドアを開けると、何人か看護師に静かにするように注意された。目の前のソファーには瑞穂の友人が座りこんでいる。
手術中のランプは光々と赤く輝いていた。
「どういう事なんだよ?!」
喉が張り付いて上手く喋れない。声なんてガラガラだ。
「わかんない!!ただ、突然学校で倒れたんだよ!それで、救急車を呼んで…!!ここに入っちまって!!」
「ほんと、普通に歩いてただけなんだよ…。瑞穂、直前までほんと元気だったの!!」
電話した友人は説明しているけど動揺が隠せなくて、瑞穂の昔からの幼馴染は泣き腫らしたように目元が赤かった。
目元が暗く靄がかかったようになる。
どかりと床に座り込むと、ひとまず息を整えた…。
大丈夫、大丈夫…
自己暗示するように目をきつく閉じて暗示するが、あまり効果はなかった。
二時間ほど経ち、赤いランプが消えるとその場にいる全員が立ち上がった。手術着の男性が出てきて、周りを見渡す。
「すみません、ご家族の方は…」
「瑞穂の家族は…いません。俺が変わりのようなものです。」
そう声を絞り出すと、手術着の男は一度礼をした。
「全力を尽くしたのですが…ご愁傷様でした。」
やけにその声がその場で響いて聞こえた。
血の気が引いて声が出ない。周りも時が止まったかのようだった。
心臓の音がやけに大きく響いて、体を揺らしているみたいだった。
周りから、堪えられずに泣き出す女性の嗚咽が響き出した。
なんで?
なんでだよ…?
この時世界の全てのことを理解することを拒否した。
蜘蛛膜下出血。
手術を行った担当医が目の前で静かに説明をしてくれている。どこか上の空でその話を聞いていた。どこか違う知らない人の話をされているような、現実味のない感覚だ。
憐れむような目で医者は俺を見ると、安置室にある瑞穂に会わせてくれた。
どう考えても眠るような姿だった。
顔をさするとゆっくりと起きるんだ。いつもそうやって寝坊したときは起こしてやる。
そっと頬に触れるとひどく冷たくて。陶器のように真っ白で。
さすってもさすっても体温は返ってこない。
「瑞穂…みずほ?」
頭をなでても、肩に触れても何も起こらない。
「ああ…ああああ…アアアアアアァーーーーーー!!!!!」
劈くように叫んでも、彼女は微動だにしなかった。
フラフラのまま、小さな葬式を行ったが、どうやってしたのかも記憶がない。今世に戻るときに忘れてしまったのか、前世でも記憶がないのかはわからない。
気がついたら葬式は終わり、一週間ほど経っていた。
一人で位牌と遺骨をもって座り込んでいた。そこは以前彼女と訪れた夜景のきれいな海辺の丘だった。対岸の街の光がキラキラしている。別世界のようだった。
ケータイが着信をうけてチカチカしていたが、開く気力すらもなかった。
どう生きていけばいいのだろう。
仕事はある。
友人もいる。
ただ、どうにもポッカリと空いた穴が塞がらない。
やっとふさがりかけた大きな穴の横に、どでかい暗い穴があいたみたいだ。やらなきゃいけないことはあるはずなのに、体が動くことすら、拒否している。
最後に話したのは行ってきますの挨拶だ。
もっと知りたいこと、話したいことがあったのに。
コートのポケットには冷たくなってしまった小さな指輪が1つ。生まれたのが5月なので、グリーンの小さな石が内側に嵌っている。
いつかこの喪失感は埋まるのだろうか。
到底そんなふうには思えなかった。
冷静な部分ではそれは自暴自棄だといっている。
でも、別にそれでもいいと思っている。
妙に凪いだ気持ちのままで、俺は瑞穂の隣に行きたい、いないならもうここにいたくないと思ってしまった。
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突然聞こえてきた声は、ひどく穏やかで、どこか華やいで聞こえた。
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