ペットを飼いはじめました。

かったむ

文字の大きさ
7 / 18

泥酔

しおりを挟む
 横井から連絡があったのはちょうど俺がPCをシャットダウンする時だった。

< 下で待ってる >

< わかった >

俺は帰る準備をし、エレベーターに乗った。
1階に着くとエントランスの横の喫煙所で横井はタバコを吸っていた。
俺は基本吸わないため外から透明ガラスの扉を2回ノックした。
すると横井は俺に気づき片手を上げ咥えてたタバコを灰皿スタンドに押しつけ、今行く、と口パクをした。

「真中お待たせ。行くか。」

「そうだな。」

俺の方が後から来たのにも関わらず、お待たせ、と相手に気を使っているところはさすがだと思う。多分無自覚だが。

「いつものBARでいいよな。」

「あぁ。」

そういい俺たちは会社をでた。

-------

BARに着きカウンターに座り、俺と横井はまずビールを頼んだ。

「「お疲れ~」」

俺たちはガラスを合わせた。
俺は久しぶりに味わうビールを舌で堪能した。俺は家で飲まないで外で飲むようにしている。最近は仕事も忙しく純も家にいたためアルコールは久しぶりだった。

「今日は飲みっぷりいな。」

「まぁな、久しぶりだしな。」

そういい俺はすぐに一杯目を飲み干し、またビールを頼んだ。

「で、なんで今日ため息ばかり吐いてたんだ?珍しいだろお前がそんなの。」

「いや、別にこれといった事はないんだが。」

別に純のことを隠しているわけではないが何故か言いづらかった。

「いや、最近拾ったんだよ。」

「ん?言ってたペット?」

「あぁ、青年を。」

「青年?!お前こないだペットって。」

横井は驚いた顔をで正面に向いていた顔を右横にいる俺の方に向いた。
俺は、テーブルの上にある料理を食べていた。

「え、いつ?いくつくらい?」

横井は驚いた顔のまま質問を投げてきた。

「2週間くらい前か?歳は幾つだろうな20代前半ってとこか?」

そう答えた時、俺は純のことを画家で家がないということくらいしか知らないことに気づいた。

「まじか。お前が人を拾うとは。」

「俺もびっくりしてる。」

俺はバーテンダーにウイスキーロックを頼んだ。

「で、今日の事はその青年くんが関係してんだな。」

「まぁ、そうなんだが。」

「相談してみなさいなこの俺に。」

横井はなぜか楽しそうにしていた。
気が進まなかったがアルコールが入っているせいで口が緩んで話すことにした。
とりあえず俺は出会いからこれまでの経緯を話した。

「俺はあいつに、別に外に出てもいいと言ったんだ。お前がどこにいようと俺が口出しする権利はないと。」

横井は、俺の話をさっきとは違い真剣に聞いていた。

「だが、最近あいつの帰りが遅く居場所が気になっている。今日も帰ってこない。」

「聞いてみればいいじゃん。」

「聞いたんだ。心配だからと。そしてたら、秘密と返ってきたんだ。」

「(心配ね…)ふぅん。でもさ青年くんも成人してるわけだしさ。ただの居候だろ?あんま気にしすぎても前の彼氏と同じになるぞ。」

「まぁ、そうなんだが。なんだか寂しいんだよ。最近誰かといる生活をしていたから急に一人になって。」

「お前が珍しいな。そんな誰かに執着するなんて。ま、とりあえず今日は飲もうぜ。」

「そうだな。」

そうだよな、俺が誰かに執着?することなんて確かになかった。前の彼女の時だってそんな事はなかった。
とりあえず今日は飲む。

俺たちはその後もお酒を片手に久しぶりに語った。
何杯目かのお酒で俺の記憶は止まった。

(あいつまだ気付いてないな。もう情が湧いているのにな。)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

処理中です...