【R18】C組のサキュ先生 ~担任がなぜかサキュバスです~

杏野 音

文字の大きさ
22 / 22
season2  二学期なったら本気だす

二つあれば悦びは二乗 【日直 和田秀斗】

しおりを挟む
それは、進路指導室の二者面談の席でのことだった。

僕の向かいの席のサキュ先生が手元の資料を覗き込んだ。
前かがみになったサキュ先生の大きく開いたブラウスの胸元からは、豊かな円形の膨らみがこぼれんばかりに覗いている。
思わず釘付けになった僕の視線に気づいてサキュ先生が顔を上げた。

「あら和田君、先生のオッパイが気になるの?」
「い、いえ、その……」
「ウフフ、いいのよ。若い子にはそれぐらいの元気が必要だわ」

サキュ先生は僕の耳元に顔を寄せると「夜、先生のことを思い浮かべてみて」と囁いた。


###


そして今。

僕は自室のベッドの上でまぶたを閉じ、言われたとおりサキュ先生を思い浮かべてみる。
どこからか甘い香りが漂ってきた気がした。
耳のあたりを、誰かの吐息がくすぐる。

え? 誰?

驚いて目を開けると、ベッドの縁に頬杖をつくようにサキュ先生が微笑んでいた。

「サキュ先生!?」
「フフ、約束した通りちゃんと先生のこと思ってくれたのね」
「え、え、でもどうやってここへ……」
「先生のことを思ってくれた人のところには、先生どこでも現れることが出来るのよ」

そう言うとサキュ先生はしなやかな動きでベッドに登り、毛布を剥ぐと僕の腰の上に馬乗りになる。
サキュ先生は、面積を極限まで減らした黒い下着を身に着けていた。
サキュ先生の柔らかく温かい股間の部分が、下着越しに僕の陰茎に押し付けられる。

「あっ、先生、そんなにしたらっ」

僕の陰茎は瞬く間に硬くなっていた。

「そんなにしたら……?」

サキュ先生は意地悪な微笑を浮かべて軽く腰を前後させる。

「で、出ちゃいそうです……」
「あら、それはいけないわ。スペルムを無駄にこぼしてはもったいないものね」

サキュ先生は腰を浮かせて僕の足元まで下がると迷うことなく下着を引き下ろした。
サキュ先生の前に、硬く屹立して小刻みに脈打つ僕の陰茎が露わになる。
それを見たサキュ先生の目が妖しい光を帯びた。

「先生も脱いじゃおうかしら」

サキュ先生は極小の下着を上下ともサラリと脱ぎ去ると、再び這い寄ってきてそのまま僕に身体を被せた。
仰向けに転がった僕の上にサキュ先生の柔らかく大きな乳房が直に触れ、心地よい圧迫を与える。

「どうしてほしい?」

今にも唇が触れそうな距離から、サキュ先生が僕の目を覗き込む。

「あ、あの……口で」

やっとの思いで伝えると、サキュ先生が微笑んだ。

「いいわよ」

サキュ先生が身体を密着させたままゆっくりと下半身へと下がっていく。
僕の脚の間に身体を入れると、サキュ先生が陰茎に指を添えた。
開いた肉厚の唇の中に陰茎が飲み込まれようとしたその時だった。

「ひゃあっ!?」

ふと横を向いたサキュ先生が声を放つ。
何事にも常に余裕があるように見える先生には珍しいことだった。

「サキュ先生?」
「わ、和田君が、二人!?」

サキュ先生が見つめる先には、丸まった毛布の隙間からこちらを見ている僕と同じ顔があった。

###

「驚かせてすみません。これは双子の弟の泰斗やすとです。僕とは違う学校に通っています」
「ああ、そういうことなのね。何故か和田君と同じような思念波があったから不思議に思っていたのよ。こんばんは泰斗君」
「どうも、秀斗の弟の泰斗です。ねえ、秀斗何してたの?」
「え、ああ、それは……。サキュ先生は僕の担任なんだ」
「ウフフ。先生ね、これからお兄ちゃんと気持ちのいいことをしようとしてるのよ」
「え、それってセックスとかするの? ……いいなあ」

泰斗が羨ましそうにサキュ先生の身体を盗み見る。

「あら、それじゃ泰斗君も一緒にする?」
「え、いいの?」
「先生は構わないわ。和田君はどうかしら?」
「え、うん……サキュ先生がいいのなら」
「もちろんいいわよ。それじゃ泰斗君も脱いでね」

裸になった僕と泰斗が、屹立した陰茎の先を合わせるようにしてサキュ先生の前に立った。
僕達の前に膝をついたサキュ先生が、交互に陰茎を見比べて感嘆の声を上げる。

「まあ、本当に色、形、大きさまで瓜二つなのね」

サキュ先生は僕と泰斗の陰茎にそれぞれ手を添えると「かわりばんこにね」と言って僕の陰茎を口に含んだ。

「あっ、はあっ」

陰茎の先の太くなった部分を柔らかく濡れた口の粘膜が包みこむ。
サキュ先生の唇が前後に動くたびに、くちゅ、くちゅと音を立てて痺れるような快楽が襲ってくる。
すぐに限界に達する気配を感じた頃、サキュ先生が口を離して泰斗に移った。

「はん、あっ、あっ」

泰斗も快楽に顔を歪めながら腰を何度もひくつかせる。
泰斗のものを口にしている間も、サキュ先生の指先は淫靡な動きで僕の陰茎を撫でつけた。
僕と泰斗はサキュ先生の口技を交互に受けて咽ぶように懇願した。

「あ、んぐ、サキュ先生、僕、もう我慢がっ」
「僕も、出ちゃいそうっ」
「あら、あなた達イク時まで同じなんて仲がいいのね。いいわ、一度スペルム出しちゃう?」

サキュ先生は口を大きく開くと、舌を突き出すようにして僕達の陰茎に顔を寄せる。
僕と泰斗はお互いの腰に手を回して身体を密着させるようにすると、サキュ先生の舌の上に陰茎の先を合わせた。
サキュ先生の指の動きが速まる。

「あっ、ああっ、先生、出るっ、出ます!」
「はあっ、僕も、僕も!」

声をあげながら、僕と泰斗は同時に射精していた。
サキュ先生の舌と口を二人分の白濁した精液が汚していく。
ようやく放出が収まると、サキュ先生は甘美な表情を浮かべて一滴もこぼすことなくそれを飲み込んだ。

「ウフフ、ごちそうさま。二人ともまだ……うん、元気そうね」

僕達の陰茎は、放出したばかりだというのに既に再度硬く屹立していた。


###


横たわるサキュ先生を、僕と泰斗が左右から挟むように寝そべっている。
その姿勢のまま、右の乳房を僕、左の乳房は泰斗が口に含んでいた。

「あっ、ああん」

舌先で乳房の先端を転がすたびに、サキュ先生の身体がなまめかしく身悶える。

「一度に両方を吸われるなんて素敵だわ。ねぇ、二人とも下の方に手を伸ばしてみてくれる?」

僕と泰斗は目で合図をすると、サキュ先生の股間へと指を這わせた。
脚を大きく広げたサキュ先生の柔らかい肉のひだに指を滑りこませる。
そこは既にヌルッとした雫で溢れていた。
僕の指の先端が、襞の中にツンと硬くなった突起を探り当てた。

「はぁっ! んん、和田君、そこを弄って。泰斗君はその少し下……そう、そこ。ヒクヒクしてるでょう?その中に指を入れてみて」
僕と泰斗はサキュ先生に言われた通り、一斉に指を動かし始める。

「ああっ、ああ、いいわっ、そのまま強く、速くっ、あん! 今日は先生、すごく良い感じよ」

身をよじらせながら無意識に求めるように、サキュ先生が僕と泰斗の陰茎に手を伸ばしてくる。

「うんっ、はぁ、ああ、先生、中にスペルムが欲しくなってきちゃった」

サキュ先生は逃れるように身を起こすと、僕を仰向けにして上に跨がる。

「最初は和田君からよ。泰斗君は待っててね」
「う、うん」

サキュ先生は腰を浮かせると僕の陰茎に手を添えて自らの秘所へと導いていく。
先生の濡れた肉襞に、僕の陰茎がゆっくりと飲み込まれていった。
サキュ先生がくねらせるように腰を動かす。

「ああっ」

僕とサキュ先生から同時に声が漏れた。
結合した部分が動くたびに、クチュッ、クチュッといういやらしい音をたてる。

「サキュ先生!」

僕はサキュ先生の乳房を掌で掴み、先生の動きに合わせて下から腰を突き上げる。

「はっ、ああ、いいっ」

サキュ先生は僕の肩に両手をついて、一層激しく腰を振るった。

泰斗はいつの間にか僕の足下に移動していた。
僕とサキュ先生の結合している部分を食い入るように見ている。
泰斗はぼそりと呟いた。

「ああ、もう僕我慢できないよ」

泰斗がサキュ先生の背後から身体を被せてくる。

「泰斗君?」
「先生、僕、僕、先生に入れたい!」

サキュ先生が「あっ」と声を上げて動きを止めた。
「泰斗君、そこはっ! あっ、ああ、あ……違うところだけど、いいの?」
「うん。先生のぷっくりした後ろの穴、キレイだ」

サキュ先生が少し当惑したように僕を顔を見た。

「先生、僕達考えることも好きなもの何でも同じですが、実は一つだけ違うことがあります。泰斗は女の人のお尻の穴が好きなんです」
「まあ、そうなの……あっ!」
「先生、入ったよ」
泰斗が恍惚の表情を浮かべた。

「サキュ先生、僕達二人一緒でもいいですか?」
「……ええ、いいわ。さあ、来てちょうだい」

僕と泰斗が同時に腰を振るい始める。

「はっ、あん、すごいっ。先生も、こんなの、久しぶりよ。ああっ!」

サキュ先生は背中を大きく仰け反らせて声を上げる。

「先生!」
「サキュ先生っ」
「あっ、あっ、あっ、はぁっ。来て! 先生の中に、いっぱい、いっぱい出して!」

先生の言葉に、僕と泰斗は憑かれたように腰を振るい続けた。


###


「……ふう、今日は思わず先生も楽しんじゃったわ」

サキュ先生が、極小の下着を身に着けながら微笑んだ。

「でも泰斗君、先生はいつでも受け入れられるけど、普通の女の子のお尻にいきなり挿入したりしてはだめよ」
「はい、ごめんなさい……」
泰斗はばつが悪そうにうなだれる。

「それじゃ二人とも今日はもう休みなさい。先生もこれで帰るわね」
「あの、サキュ先生……」
「なにかしら?」
「また、先生と……ってお願いしてもいいですか」
「もちろんいいわよ。今度は和田君も試してみる?」
「え? ええ、はい……」

サキュ先生がにっこりと微笑んだ。
どこからか微かな甘い香りがする。

そして僕は耐え難い睡魔に襲われ、記憶はそこで途切れた。
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

花雨
2021.08.14 花雨

作品登録しときますね♪ゆっくり読ませてもらいます♪

2021.08.14 杏野 音

あわわわわ。
アルファで活動し始めて、初めて感想いただきました。誠にありがとうございますっ
つたないところも多いかと思いますが、よろしくお願いいたします。

解除

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。