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一 三人吉三巴芝居
十一幕目
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気合いは充分あるけれど、物事うまくは進まない。
柳井堂に訪れる客に聞き込みをしたり、いろんな芝居小屋を訪ねてみたりしたが、何日経っても兄の足取りを掴めずにいた。
焦る気持ちばかりが募るが、仕事はせねばならない。梅乃は紙束を出したり、筆を包んだり、忙しく過ごしていた。
「梅乃さん、ちょっといいですか?」
ある日の朝、梅乃は総兵衛に呼ばれ店先に出た。
「今日はお得意さんのところに回りますので、一緒に付いてきてくれませんか?」
「いいですよ。荷物持ちですね」
「あぁいえいえ。荷物はそんなにないんですけど、まぁ何と言いますか……。ようは顔見せです」
そう言って総兵衛は笑顔を見せる。
梅乃が持たされた荷物は軽いものだった。
「本当はもう少し早く行くつもりだったんですけどね。言霊やら何やらでばたばたしていて、遅くなってしまいました」
道中、総兵衛は話して聞かせてくれた。二人は並んで通りを歩く。
「わざわざ顔見せする必要があるんですか?」
「それはほら。可愛い子がいると自慢したいじゃないですか」
総兵衛は上機嫌で言う。思いがけず誉められて、梅乃は心持ち焦る。
何と言おうかと迷っていると、上から笑い声が降ってきた。見上げると総兵衛が口元を押さえて笑っている。
「私が初めて両親に連れられて、お得意さん回りをした時のことを思い出しました」
総兵衛は懐かしそうな目をしている。
「ご両親は今、何をしていらっしゃるんですか?」
問い掛ける梅乃に総兵衛はちらりと視線をやる。物言いたげな視線に、梅乃は何かまずいことを言っただろうかと不安になる。
「亡くなりました」
「え……」
考えて然るべきだった。あの店には、総兵衛と徳蔵と弥吉以外の姿はない。その理由が思い至らなかったことに、梅乃は情けなくて俯く。
「そんな顔をしないでください。言ってなかったですし、もう三年も前のことですから」
「……病気か何かですか?」
梅乃の問い掛けに、総兵衛は一瞬押し黙って、そして悲しげな表情をした。
「飲み込まれました。言霊に」
今度こそ梅乃は言葉を失った。
危険が伴うことだとは聞いていた。初めて会った頃、徳蔵も弥吉もちゃんと説明してから言霊使いに誘えと言ったくらいだ。
しかしこれはあまりにも――
「なかなかに腕の立つ言霊使いだったんですけどねぇ。あ、その言霊は弥吉君と徳蔵君とで封じられましたよ? まぁ何というか」
そこで言葉を切ると、総兵衛は梅乃を見下ろした。その顔には、悲しげな笑みが浮かんでいる。
「……もっと早く言えと言いたい気持ちは分かります」
梅乃は視線を上げることができなかった。一度にいろいろなことを聞かされて、頭が付いていかない。
「確かに言霊使いは危険が伴います。ですが梅乃さんを一人にする方がもっと危険だと思ったのです。ここなら、弥吉君と徳蔵君がいるから」
優しい人たちに囲まれて、良き言霊しか見てこなかった。だがずっとそうではいられないだろう。世の中には悪人もいる。そんな悪人が生み出した悪い言霊が、梅乃を襲わないとも限らないのだ。
「柳井さん。私、騙されたなんて思っていませんよ」
梅乃は努めて明るい声で言った。少しでも本心が伝わればいいと思ってのことだ。
「そりゃあちょっとびっくりしたけど、押し掛けるようになっちゃったのは私のせいですし。ずっとあやかしだと思っていたものの正体が分かって、それを見れるのが私だけじゃないって知って、感謝してるくらいです」
総兵衛は目を瞬かせている。梅乃は笑って続けた。
「良かったらもっと私を使ってください。まぁ、囮くらいにしかなれませんけど」
優しい総兵衛だ。両親の死を伝えて梅乃がどう思うか考えただろう。そして言霊使いの危険さも知っている。梅乃のことを想ってくれているのは、今まで一緒に暮らしてきて痛いほど伝わってきた。
総兵衛はまだまじまじと梅乃を見つめている。拳を握ってそう言った梅乃だったが、あまりにも総兵衛の反応がないので少々焦ってきた。
やがて総兵衛がふっと吹き出した。
「梅乃さんは強いですね。私が見込んだとおりです」
見込みがあったのか、と梅乃は何だか嬉しくなる。
「ではまずは、お得意さん回りといきましょうか」
「はい!」
梅乃と総兵衛は通りを行く。桜の盛りを過ぎた江戸の町は、その気候も相まってそわそわと賑わっている。何かが始まりそうな雰囲気に、誰の心も弾んでいるのだ。
梅乃は道行く人々を見て、何だか楽しい気持ちになってくる。
総兵衛と共に、呉服屋や貸本屋を回る。行く先々で梅乃は頭を下げて挨拶をした。
好意的に受け入れてくれるところばかりで、梅乃はますます仕事を頑張ろうと思ったのだった。
貸本屋を出ようとして、梅乃は視界に何か過ぎった気がした。
振り返ると、店の隅の方で黒いもやができている。言霊だろうか。梅乃は眉根を寄せた。
「柳井さん」
梅乃は小声で呼んで、総兵衛の袖を軽く引いた。
「柳井さんって全く言霊が見えないんですっけ? あれ、見えます?」
梅乃が指差した方を総兵衛は見つめるが、目を細めるばかりでどうやら見えていないようだ。
「いや、私には見えませんが……。言霊ですか?」
「たぶん……」
梅乃は頷く。
言霊を引き寄せる体質の梅乃がいるが、あの言霊は近付いてこない。悪いものではないのだろうか。物陰でじっとしていることが、梅乃には気になって仕方がない。
「悪いものではなさそうですか?」
「分かりません……。じっとしてはいますが」
ふむ、と総兵衛は顎に手を当てた。
「何かあったら柳さんが知らせてくれるでしょう。今日のところは一旦帰りましょう」
気になりはするが、梅乃の力ではどうしようもない。
梅乃は総兵衛に言われたとおり、一度帰ることにした。
*
数日後、囲炉裏を囲む柳井堂の面々の前に、柳さんが現れた。総兵衛の前で座って、店主の顔をじっと見上げている。
「きましたね!」
梅乃が待ってましたと言わんばかりに叫ぶと、弥吉の押し殺したような笑い声が聞こえた。
「梅乃ちゃん、なんでそんなに嬉しそうなの」
「あ、不謹慎でしたかね……。こちらのお仕事久し振りだったんで……」
くすくす笑う弥吉に梅乃は焦りを浮かべる。
ふんっと聞こえたのは反対からだった。
「遊びじゃないんだぞ」
徳蔵だ。梅乃は口を尖らせる。
「分かってます! いつだって私は本気ですよ!」
どうだか、と言わんばかりの視線を向けられて、梅乃はむっと眉根を寄せる。
「まぁまぁ、とにかく早く行こうか」
弥吉の取り成しで現場に向かうことにした。
ちりんちりんと鈴を鳴らして柳さんは行く。
暗闇に提灯の光が揺れて、まるで夢現だ。でも怖くない。彼らが付いているから。
柳さんは一軒の店の前で止まった。そこには「本」の文字がある。
「ここ、貸本屋……?」
先日、総兵衛と訪れた店だ。人の良さそうな店の主人を覚えている。
その店の入り口からは、黒いもやが溢れ出していた。
「うわぁ……こりゃひどいな」
弥吉も徳蔵も顔を顰めている。梅乃はそのもやを見ているだけで気分が悪くなってきそうだ。
「梅乃ちゃんはちょっと下がってて」
「弥吉さん……。これ、大丈夫なんですか?」
「うーん、梅乃ちゃんがここにいて襲い掛かってこないから、強く本と結び付いてるとは思うんだけど……。何にせよ。戸を破られたら危ないかもねぇ」
その時だった。ぴしりと戸の軋む音がする。三人は顔を強張らせた。
「やっ、弥吉さんの言ったことが言霊に……!」
「いやいや! さすがの僕もわざわざ危険な目に遭うようなことはしないよ!?」
そう言い合う間も戸のひびは大きくなっていく。
「梅乃下がれ!」
徳蔵に突き飛ばされた。それと戸が吹き飛んだのは同時だった。
「あっ」
もやは一直線に梅乃に向かう。
「梅乃ちゃん!」
止める間もなく梅乃はもやに包まれてしまった。
大きな黒い塊が、通りに蠢いている。
「梅乃!」
徳蔵は塊に駆け寄ろうとした。だが弥吉に腕を取られてつんのめる。
「何をする……!?」
「元を断たないと駄目だ。徳蔵くんは中を探してきて。僕は梅乃ちゃんが飲み込まれないよう声で止めておく」
徳蔵はぎりっと歯を噛んだ。
梅乃は今どうなっているのだろうか。こうしている間にもじわりじわりと命を削られていっているかもしれない。
もうあんな思いをするのは嫌だった。何もできずに、大事な人が危険に晒されるなど――。
ぱんっと乾いた音が響いた。
徳蔵ははっとして弥吉を見ると、手を合わせている。どうやら手を叩いた音だったようだ。
「しっかり。徳蔵くんならできるでしょ?」
もう何の力も持たなかった子どもではない。言霊使いとしての力がある。
「おう」
徳蔵は短く返事をすると、店の中に向かった。
柳井堂に訪れる客に聞き込みをしたり、いろんな芝居小屋を訪ねてみたりしたが、何日経っても兄の足取りを掴めずにいた。
焦る気持ちばかりが募るが、仕事はせねばならない。梅乃は紙束を出したり、筆を包んだり、忙しく過ごしていた。
「梅乃さん、ちょっといいですか?」
ある日の朝、梅乃は総兵衛に呼ばれ店先に出た。
「今日はお得意さんのところに回りますので、一緒に付いてきてくれませんか?」
「いいですよ。荷物持ちですね」
「あぁいえいえ。荷物はそんなにないんですけど、まぁ何と言いますか……。ようは顔見せです」
そう言って総兵衛は笑顔を見せる。
梅乃が持たされた荷物は軽いものだった。
「本当はもう少し早く行くつもりだったんですけどね。言霊やら何やらでばたばたしていて、遅くなってしまいました」
道中、総兵衛は話して聞かせてくれた。二人は並んで通りを歩く。
「わざわざ顔見せする必要があるんですか?」
「それはほら。可愛い子がいると自慢したいじゃないですか」
総兵衛は上機嫌で言う。思いがけず誉められて、梅乃は心持ち焦る。
何と言おうかと迷っていると、上から笑い声が降ってきた。見上げると総兵衛が口元を押さえて笑っている。
「私が初めて両親に連れられて、お得意さん回りをした時のことを思い出しました」
総兵衛は懐かしそうな目をしている。
「ご両親は今、何をしていらっしゃるんですか?」
問い掛ける梅乃に総兵衛はちらりと視線をやる。物言いたげな視線に、梅乃は何かまずいことを言っただろうかと不安になる。
「亡くなりました」
「え……」
考えて然るべきだった。あの店には、総兵衛と徳蔵と弥吉以外の姿はない。その理由が思い至らなかったことに、梅乃は情けなくて俯く。
「そんな顔をしないでください。言ってなかったですし、もう三年も前のことですから」
「……病気か何かですか?」
梅乃の問い掛けに、総兵衛は一瞬押し黙って、そして悲しげな表情をした。
「飲み込まれました。言霊に」
今度こそ梅乃は言葉を失った。
危険が伴うことだとは聞いていた。初めて会った頃、徳蔵も弥吉もちゃんと説明してから言霊使いに誘えと言ったくらいだ。
しかしこれはあまりにも――
「なかなかに腕の立つ言霊使いだったんですけどねぇ。あ、その言霊は弥吉君と徳蔵君とで封じられましたよ? まぁ何というか」
そこで言葉を切ると、総兵衛は梅乃を見下ろした。その顔には、悲しげな笑みが浮かんでいる。
「……もっと早く言えと言いたい気持ちは分かります」
梅乃は視線を上げることができなかった。一度にいろいろなことを聞かされて、頭が付いていかない。
「確かに言霊使いは危険が伴います。ですが梅乃さんを一人にする方がもっと危険だと思ったのです。ここなら、弥吉君と徳蔵君がいるから」
優しい人たちに囲まれて、良き言霊しか見てこなかった。だがずっとそうではいられないだろう。世の中には悪人もいる。そんな悪人が生み出した悪い言霊が、梅乃を襲わないとも限らないのだ。
「柳井さん。私、騙されたなんて思っていませんよ」
梅乃は努めて明るい声で言った。少しでも本心が伝わればいいと思ってのことだ。
「そりゃあちょっとびっくりしたけど、押し掛けるようになっちゃったのは私のせいですし。ずっとあやかしだと思っていたものの正体が分かって、それを見れるのが私だけじゃないって知って、感謝してるくらいです」
総兵衛は目を瞬かせている。梅乃は笑って続けた。
「良かったらもっと私を使ってください。まぁ、囮くらいにしかなれませんけど」
優しい総兵衛だ。両親の死を伝えて梅乃がどう思うか考えただろう。そして言霊使いの危険さも知っている。梅乃のことを想ってくれているのは、今まで一緒に暮らしてきて痛いほど伝わってきた。
総兵衛はまだまじまじと梅乃を見つめている。拳を握ってそう言った梅乃だったが、あまりにも総兵衛の反応がないので少々焦ってきた。
やがて総兵衛がふっと吹き出した。
「梅乃さんは強いですね。私が見込んだとおりです」
見込みがあったのか、と梅乃は何だか嬉しくなる。
「ではまずは、お得意さん回りといきましょうか」
「はい!」
梅乃と総兵衛は通りを行く。桜の盛りを過ぎた江戸の町は、その気候も相まってそわそわと賑わっている。何かが始まりそうな雰囲気に、誰の心も弾んでいるのだ。
梅乃は道行く人々を見て、何だか楽しい気持ちになってくる。
総兵衛と共に、呉服屋や貸本屋を回る。行く先々で梅乃は頭を下げて挨拶をした。
好意的に受け入れてくれるところばかりで、梅乃はますます仕事を頑張ろうと思ったのだった。
貸本屋を出ようとして、梅乃は視界に何か過ぎった気がした。
振り返ると、店の隅の方で黒いもやができている。言霊だろうか。梅乃は眉根を寄せた。
「柳井さん」
梅乃は小声で呼んで、総兵衛の袖を軽く引いた。
「柳井さんって全く言霊が見えないんですっけ? あれ、見えます?」
梅乃が指差した方を総兵衛は見つめるが、目を細めるばかりでどうやら見えていないようだ。
「いや、私には見えませんが……。言霊ですか?」
「たぶん……」
梅乃は頷く。
言霊を引き寄せる体質の梅乃がいるが、あの言霊は近付いてこない。悪いものではないのだろうか。物陰でじっとしていることが、梅乃には気になって仕方がない。
「悪いものではなさそうですか?」
「分かりません……。じっとしてはいますが」
ふむ、と総兵衛は顎に手を当てた。
「何かあったら柳さんが知らせてくれるでしょう。今日のところは一旦帰りましょう」
気になりはするが、梅乃の力ではどうしようもない。
梅乃は総兵衛に言われたとおり、一度帰ることにした。
*
数日後、囲炉裏を囲む柳井堂の面々の前に、柳さんが現れた。総兵衛の前で座って、店主の顔をじっと見上げている。
「きましたね!」
梅乃が待ってましたと言わんばかりに叫ぶと、弥吉の押し殺したような笑い声が聞こえた。
「梅乃ちゃん、なんでそんなに嬉しそうなの」
「あ、不謹慎でしたかね……。こちらのお仕事久し振りだったんで……」
くすくす笑う弥吉に梅乃は焦りを浮かべる。
ふんっと聞こえたのは反対からだった。
「遊びじゃないんだぞ」
徳蔵だ。梅乃は口を尖らせる。
「分かってます! いつだって私は本気ですよ!」
どうだか、と言わんばかりの視線を向けられて、梅乃はむっと眉根を寄せる。
「まぁまぁ、とにかく早く行こうか」
弥吉の取り成しで現場に向かうことにした。
ちりんちりんと鈴を鳴らして柳さんは行く。
暗闇に提灯の光が揺れて、まるで夢現だ。でも怖くない。彼らが付いているから。
柳さんは一軒の店の前で止まった。そこには「本」の文字がある。
「ここ、貸本屋……?」
先日、総兵衛と訪れた店だ。人の良さそうな店の主人を覚えている。
その店の入り口からは、黒いもやが溢れ出していた。
「うわぁ……こりゃひどいな」
弥吉も徳蔵も顔を顰めている。梅乃はそのもやを見ているだけで気分が悪くなってきそうだ。
「梅乃ちゃんはちょっと下がってて」
「弥吉さん……。これ、大丈夫なんですか?」
「うーん、梅乃ちゃんがここにいて襲い掛かってこないから、強く本と結び付いてるとは思うんだけど……。何にせよ。戸を破られたら危ないかもねぇ」
その時だった。ぴしりと戸の軋む音がする。三人は顔を強張らせた。
「やっ、弥吉さんの言ったことが言霊に……!」
「いやいや! さすがの僕もわざわざ危険な目に遭うようなことはしないよ!?」
そう言い合う間も戸のひびは大きくなっていく。
「梅乃下がれ!」
徳蔵に突き飛ばされた。それと戸が吹き飛んだのは同時だった。
「あっ」
もやは一直線に梅乃に向かう。
「梅乃ちゃん!」
止める間もなく梅乃はもやに包まれてしまった。
大きな黒い塊が、通りに蠢いている。
「梅乃!」
徳蔵は塊に駆け寄ろうとした。だが弥吉に腕を取られてつんのめる。
「何をする……!?」
「元を断たないと駄目だ。徳蔵くんは中を探してきて。僕は梅乃ちゃんが飲み込まれないよう声で止めておく」
徳蔵はぎりっと歯を噛んだ。
梅乃は今どうなっているのだろうか。こうしている間にもじわりじわりと命を削られていっているかもしれない。
もうあんな思いをするのは嫌だった。何もできずに、大事な人が危険に晒されるなど――。
ぱんっと乾いた音が響いた。
徳蔵ははっとして弥吉を見ると、手を合わせている。どうやら手を叩いた音だったようだ。
「しっかり。徳蔵くんならできるでしょ?」
もう何の力も持たなかった子どもではない。言霊使いとしての力がある。
「おう」
徳蔵は短く返事をすると、店の中に向かった。
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