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23.やっぱり可愛い紅玉。だがしかし、Sっ気の持ち主でもある
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「ちぃ兄さま、またここにいたのですか」
「紅玉。お前、また授業抜け出してきたろ」
俺のお気に入りの場所にある樹の下で妖精たちと戯れていたら、
紅玉がきてえへへ、と笑いながら俺の隣に腰を下ろした。
あれから月日は流れ俺は9歳になり、紅玉は7歳になった。
少し前までは舌足らずでくっそ可愛かった紅玉もしっかり話すようになり俺は寂しい限りだ……
だけど、あれから俺らは親交を重ねており、そして何故か兄である琥珀とも紅玉を通じて手紙をやり取りする仲になっている。
この2人は鬼門だったはずなのに気づいたらしっかり交流をしている…解せぬ。
ただ、1周目とは違い義兄弟2人はなかなか良い交流が出来ているのではないかと思う。
紅玉は俺に懐いてくれてて、なにかと構ってくるし兄の琥珀は手紙と共に時折お茶や焼き菓子が届く。
最初は毒を警戒していたが、いつも周りに漂っている妖精たちが毒は入ってないと太鼓判を押してくれて(自分らが食べたかったらしいが)それから一度もそういう不穏なものが含まれる事はないので、最近は安心している。
「兄さまがね、ちぃ兄さまと会いたがってたよ」
「そうかぁー。嬉しいけどな……」
「はい。それは、兄さまも分かってはいるので…」
そう、幾らこの義兄弟と仲は悪くなくてもこいつらの母親であるヒスばぁが許さない。
だから俺らは今もひっそりと交流を重ねているのだ。めんどくせぇ。
無事に母の降嫁と俺の臣籍降下、ブライト家への養子が決まり
俺は名実ともにブライト家の人間となったのだが、
ヒスばぁがまだ俺らを警戒しているために王家との仲は悪いままだ。
俺がブライト家の養子となると分かった時に、紅玉が癇癪を起して大変だった。
初めての魔力暴走を起こしかけ、彼の属性である火によりあちこちに火が燃え移りそうになったが、
たまたま診察で宮に来ていた変態、もといアカネが見事沈下させ暴走を起こしかけた紅玉を拘束した。
あの時、アカネを不覚にも「カッコよ…」と思ってしまったが、この事は墓場まで持って行く。
言ってたまるか。
ただ、この時の出来事で俺はそれまで以上に本気で師事している。
幸いにも捨て置かれた我々の宮にはほとんど人はおらず、目撃者も関係者だけで済んだ。
スミレは紅玉が無事だったことに安堵して号泣していた。通常運転だな。
もしも、暴走が深刻な事態を引き起こし、それがヒスばぁに耳に入ってしまったら、
ただでさえ不遇である紅玉にどんな事が起きるかそれが一番の懸念だったらしい。
ボヤ程度で済んだし、紅玉も素早く拘束された事で魔力暴走による自傷行為もなく、
甚大な被害は起きなかった。俺は、その時にさぁちゃんの事を思い出して苦しくなってしまった。
もし、彼女の側にアカネのような人がいたら、結果は違っていたかもしれない。
そんな事があり、スミレはアカネに感銘を受け、師匠として崇めて追い掛け回している。
「ちぃ兄さま?どうしました?」
「ん~?ちぃたま、ちゅみれって言ってた頃は可愛かったなぁって思って」
「も、もう!子供の頃の事をいうのはダメですっ!!」
「えーー今だって子供じゃん」
「…もう、僕は可愛くないですか?」
「え゛」
「幼き頃の、兄さまの可愛い紅玉だった頃でないと可愛くないですか?」
「いや、え?」
待って待って。なんでこいつ涙ぐんでんの?大きくなったとはいえ、まだ7歳だもんな。
前世で考えると小学校低学年か。今じゃいっぱしの敬語を使うけど、
そう考えるとまだまだ愛が欲しいお年頃だよな。
「今でも可愛いし、お前はいつまでも俺の可愛い紅玉だよ」
「……ほんと?」
「うん。ほんと。こうやって揶揄うのも紅玉が可愛いからだし」
「うぅぅ…ちぃ兄さまぁ!大好きぃ!」
「あはは。俺も紅玉が大好きだよ」
「ん~……ちぃ兄さまいい匂いするぅ」
「なんだよ、さっきまでびしっと敬語使ってたのに、さっそく甘えたか?」
「いいもん。僕はまだ子供だもん」
「ははは。かーわいいなぁ、紅玉ぅ!」
抱き着いて俺の胸にぐりぐりと頭を擦り付ける紅玉が可愛くて思わずぎゅうと抱きしめる。
俺は、幼き頃の紅玉と出会って懐かれたせいで立派なブラコンになっていた…。
だって、あんなに慕われたら陥落するだろう?
今の紅玉ももちろん可愛いし、ずっと可愛いと思い続けるんだろうと思うが、
あの頃の舌足らずな紅玉がたまに懐かしくなる。
あれは、犯罪級に可愛かった…。
「ちょっと、イチャイチャするならアタシも混ぜなさいよ!」
「アカネ様!こんにちは!」
「紅玉様、こんにちは。んもー!順調に美少年に育ってて目の保養だわ」
「師匠、どうされたんですか?」
「もう!プライベートではアカネ兄さまって呼んでって言ってるでしょ?」
胸の前の高まで両腕を持ってきて拳を作り、
ぷりぷりとお尻を振りながら怒る妙齢男性……ちょっと、気色悪い。
「今、くぅちゃんが失礼な事を考えてるの分かるわよ…今日の授業、厳しくしちゃうんだから!」
「えぇ!そんな横暴な!!!」
ただでさえスパルタなのに!
「だったら、アカネ兄さまって呼んで!くぅちゃんってば全然呼んでくれないんだもの」
「うぅ…アカネ、兄さま…」
「くふふ。嫌そうに言うのがまたいいわ!」
そういうところだぞ!だから言いたくないんだよ!
「あぁ…確かに。嫌そうな表情がいいですね」
「そうでしょう?くぅちゃんの綺麗な顔が嫌そうに歪むのがいいのよ!」
「うん…いい…」
「紅玉!!!っ、おい!変な性癖目覚めさせるんじゃねーよ!」
「うふふふ。そんな、乱暴な男らしい言葉遣いもいいわ。時々乱れるからいいのよね」
「いい…いいですね…」
「こうぎょーーーーーく!」
可愛い紅玉よ、カムバック!!!両肩を掴んでガクガクと揺する。
うっとりとした目で揺さぶられているのが怖い。
お前、Sっ気があるから適正ありありなんだよ!やめてくれ。
まだ俺の可愛い紅玉でいてくれ!!!
まだ可愛い俺の紅玉でいて欲しいと懇願すると、
それはそれでうっとりとして満面の笑みで頷いた紅玉はご機嫌で帰って行った。
あいつ、何しに来たんだ…。
「さーて、授業するわよぉ」
「はーい」
「あら素直」
「僕はいつだって素直ですよ、アカネお兄ちゃま」
「ぐはぁ……いい、いいわ。それもアリだわ。この小悪魔ちゃん!アタシをどうしたいのっ!」
相変わらずツボが気色悪い変態は放っておいて俺はさっさと修練場へ向かった。
「紅玉。お前、また授業抜け出してきたろ」
俺のお気に入りの場所にある樹の下で妖精たちと戯れていたら、
紅玉がきてえへへ、と笑いながら俺の隣に腰を下ろした。
あれから月日は流れ俺は9歳になり、紅玉は7歳になった。
少し前までは舌足らずでくっそ可愛かった紅玉もしっかり話すようになり俺は寂しい限りだ……
だけど、あれから俺らは親交を重ねており、そして何故か兄である琥珀とも紅玉を通じて手紙をやり取りする仲になっている。
この2人は鬼門だったはずなのに気づいたらしっかり交流をしている…解せぬ。
ただ、1周目とは違い義兄弟2人はなかなか良い交流が出来ているのではないかと思う。
紅玉は俺に懐いてくれてて、なにかと構ってくるし兄の琥珀は手紙と共に時折お茶や焼き菓子が届く。
最初は毒を警戒していたが、いつも周りに漂っている妖精たちが毒は入ってないと太鼓判を押してくれて(自分らが食べたかったらしいが)それから一度もそういう不穏なものが含まれる事はないので、最近は安心している。
「兄さまがね、ちぃ兄さまと会いたがってたよ」
「そうかぁー。嬉しいけどな……」
「はい。それは、兄さまも分かってはいるので…」
そう、幾らこの義兄弟と仲は悪くなくてもこいつらの母親であるヒスばぁが許さない。
だから俺らは今もひっそりと交流を重ねているのだ。めんどくせぇ。
無事に母の降嫁と俺の臣籍降下、ブライト家への養子が決まり
俺は名実ともにブライト家の人間となったのだが、
ヒスばぁがまだ俺らを警戒しているために王家との仲は悪いままだ。
俺がブライト家の養子となると分かった時に、紅玉が癇癪を起して大変だった。
初めての魔力暴走を起こしかけ、彼の属性である火によりあちこちに火が燃え移りそうになったが、
たまたま診察で宮に来ていた変態、もといアカネが見事沈下させ暴走を起こしかけた紅玉を拘束した。
あの時、アカネを不覚にも「カッコよ…」と思ってしまったが、この事は墓場まで持って行く。
言ってたまるか。
ただ、この時の出来事で俺はそれまで以上に本気で師事している。
幸いにも捨て置かれた我々の宮にはほとんど人はおらず、目撃者も関係者だけで済んだ。
スミレは紅玉が無事だったことに安堵して号泣していた。通常運転だな。
もしも、暴走が深刻な事態を引き起こし、それがヒスばぁに耳に入ってしまったら、
ただでさえ不遇である紅玉にどんな事が起きるかそれが一番の懸念だったらしい。
ボヤ程度で済んだし、紅玉も素早く拘束された事で魔力暴走による自傷行為もなく、
甚大な被害は起きなかった。俺は、その時にさぁちゃんの事を思い出して苦しくなってしまった。
もし、彼女の側にアカネのような人がいたら、結果は違っていたかもしれない。
そんな事があり、スミレはアカネに感銘を受け、師匠として崇めて追い掛け回している。
「ちぃ兄さま?どうしました?」
「ん~?ちぃたま、ちゅみれって言ってた頃は可愛かったなぁって思って」
「も、もう!子供の頃の事をいうのはダメですっ!!」
「えーー今だって子供じゃん」
「…もう、僕は可愛くないですか?」
「え゛」
「幼き頃の、兄さまの可愛い紅玉だった頃でないと可愛くないですか?」
「いや、え?」
待って待って。なんでこいつ涙ぐんでんの?大きくなったとはいえ、まだ7歳だもんな。
前世で考えると小学校低学年か。今じゃいっぱしの敬語を使うけど、
そう考えるとまだまだ愛が欲しいお年頃だよな。
「今でも可愛いし、お前はいつまでも俺の可愛い紅玉だよ」
「……ほんと?」
「うん。ほんと。こうやって揶揄うのも紅玉が可愛いからだし」
「うぅぅ…ちぃ兄さまぁ!大好きぃ!」
「あはは。俺も紅玉が大好きだよ」
「ん~……ちぃ兄さまいい匂いするぅ」
「なんだよ、さっきまでびしっと敬語使ってたのに、さっそく甘えたか?」
「いいもん。僕はまだ子供だもん」
「ははは。かーわいいなぁ、紅玉ぅ!」
抱き着いて俺の胸にぐりぐりと頭を擦り付ける紅玉が可愛くて思わずぎゅうと抱きしめる。
俺は、幼き頃の紅玉と出会って懐かれたせいで立派なブラコンになっていた…。
だって、あんなに慕われたら陥落するだろう?
今の紅玉ももちろん可愛いし、ずっと可愛いと思い続けるんだろうと思うが、
あの頃の舌足らずな紅玉がたまに懐かしくなる。
あれは、犯罪級に可愛かった…。
「ちょっと、イチャイチャするならアタシも混ぜなさいよ!」
「アカネ様!こんにちは!」
「紅玉様、こんにちは。んもー!順調に美少年に育ってて目の保養だわ」
「師匠、どうされたんですか?」
「もう!プライベートではアカネ兄さまって呼んでって言ってるでしょ?」
胸の前の高まで両腕を持ってきて拳を作り、
ぷりぷりとお尻を振りながら怒る妙齢男性……ちょっと、気色悪い。
「今、くぅちゃんが失礼な事を考えてるの分かるわよ…今日の授業、厳しくしちゃうんだから!」
「えぇ!そんな横暴な!!!」
ただでさえスパルタなのに!
「だったら、アカネ兄さまって呼んで!くぅちゃんってば全然呼んでくれないんだもの」
「うぅ…アカネ、兄さま…」
「くふふ。嫌そうに言うのがまたいいわ!」
そういうところだぞ!だから言いたくないんだよ!
「あぁ…確かに。嫌そうな表情がいいですね」
「そうでしょう?くぅちゃんの綺麗な顔が嫌そうに歪むのがいいのよ!」
「うん…いい…」
「紅玉!!!っ、おい!変な性癖目覚めさせるんじゃねーよ!」
「うふふふ。そんな、乱暴な男らしい言葉遣いもいいわ。時々乱れるからいいのよね」
「いい…いいですね…」
「こうぎょーーーーーく!」
可愛い紅玉よ、カムバック!!!両肩を掴んでガクガクと揺する。
うっとりとした目で揺さぶられているのが怖い。
お前、Sっ気があるから適正ありありなんだよ!やめてくれ。
まだ俺の可愛い紅玉でいてくれ!!!
まだ可愛い俺の紅玉でいて欲しいと懇願すると、
それはそれでうっとりとして満面の笑みで頷いた紅玉はご機嫌で帰って行った。
あいつ、何しに来たんだ…。
「さーて、授業するわよぉ」
「はーい」
「あら素直」
「僕はいつだって素直ですよ、アカネお兄ちゃま」
「ぐはぁ……いい、いいわ。それもアリだわ。この小悪魔ちゃん!アタシをどうしたいのっ!」
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