75 / 76
第七章 新たな旅へ
75.コンティニュー
しおりを挟む
『GAME OVER』
この文字が出てくる画面ずいぶん久しぶりに見た。すっかり忘れていたけどまだこの『ゲーム』は続いていたと言うことか。結局この人生は何だったんだろう。
>> 生き返る
あきらめる
真っ暗な視界の中に以前にも見た様な選択肢が現れた。確か前はコンティニューと中断だったはずだけど今回は初めて見る選択肢だ。もちろん生き返るを選択するつもりだけど、あきらめたらどうなるのだろう。もしかして矢田恋に戻れたりするのだろうか。
それとよく見ると画面の端にステータスが表示されていた。そこには現在のレベルやヒットポイントなどが書いてあるのだが、その数字がなんだかでたらめでおかしなものだった。
『ええっと、レベルがいち、じゅう、ひゃく、せん――
えっ!? Lv 76,581,024ってどういうこと!?
ヒットポイントが…… 一億超えてるじゃないの!
こんなのでゲームとして成り立ってるのかしら』
その時どこからともなく誰かの声が聞こえてきた。また誰かがVRゴーグルを被ったのだろうか。でも俊介の声ではなく男性か女性かすらわからないような無機質な声だ。
「レン、聞こえますか?」
『はい、聞こえます。
あなたは誰? ゲームの中から聞こえてるの?』
「答えはイエスでありノーでもあります。
私は一般的な言葉でいうと神ということになります」
「ええ!? 神様って本当にいるものなの!?」
『これまでの行動をずっと見守ってきました。
実はルルリラと恋を入れ替えたのは私なのです。
このようなことを今になって聞かされても驚くかもしれません』
「驚くと言うより納得できません。
今まで見ていたならどれほど大変だったか知っているでしょ?」
『もちろんわかっています。
しかしことは急を要するものだったのでこのような対応をさせてもらいました。
あなたがすでに亡くなっていることは知っていますね?』
「それはどっちの私のことですか?
矢田恋が事故死したのは知っています。
それなのに最後の希望だったレンまで死んでしまいました……」
『矢田恋が事故死することは前もってわかっていました。
たとえ入れ替わりが無くてもそれは変わらなかったのです。
実はかねてよりあなたには目をつけていました。
あまりに不幸な境遇を送った人々へ第二の人生を与えるのが私の仕事なのです』
「第二の人生? それがあのルルリラとの交換と言うことですか?
はっきり言って別の人として生まれるところから始まっていればもっとマシな人生でしたよ?
私があんな性格の悪い人になるなんてありえないですから」
『それはその通りでしょう。
そのことについては大変申し訳ないと思っています。
しかしルルリラをあのままにしておくことはできなかったので緊急措置を行いました。
それが矢田恋との交換だったのです』
「まもなく事故死するからですか?
死んでから別の人として生まれ変われなかったんですか?」
『あの時、グランと言う男と始めて対峙した時のことです。
ルルリラが勝っても負けてもその後グランは盗賊討伐にあい処罰される運命でした。
あの世界ではその処罰が切っ掛けで盗賊による貴族刈りが常套化することになります。
やがてそれは大規模なものになっていき、やがて民衆を巻き込む大虐殺へと繋がるのです』
「そこまでわかっているならどこかで止めればいいじゃないんですか?
グランを助けてもいいし処罰されないよう逃がしても良かったはず。
それなのになんで私をルルリラと入れ替える必要があったのかわかりません」
『私たちには人へ直接手を下すことはしないという決まりがあります。
出来るのは不幸に育った人を転生させることくらいなのです。
転生させるのは誰でもいいわけではなく、事前に調査して決めた一人のみ。
つまりあのタイミングでの候補者は矢田恋のみということです』
「だからその転生? できる私を都合よく使ったってことですね。
いくらなんでもひどすぎじゃありませんか?
人の人生をなんだと思ってるんですか!」
『そのことについては重ね重ねお詫びします。
ですのであなたが慣れない世界に来て不慮の事故で死んでしまわぬよう考えました。
その結果、ゲームの中に組み込むことにしたのです。
これならもしもの時にはコンティニューできますからね』
「ちょっと意味がわからないこともありますけど大体わかりました。
じゃあこの世界は実在すると考えていいんですか?」
『その通りです。
この世にはいくつもの世界があり、様々な文化を育んでいます。
矢田恋がいた宇宙を基幹とする世界、今いる世界もほぼ同じです。
そのほかには天動説と言われるような大地が中心の世界も存在します』
「亀の上に地上が乗ってるやつですか?
世界の果てが滝になってたりするアレ?」
『良くご存知ですね、まさにその通り。
他にもいろいろありますが人型の生物が発達していることが多く見られます。
腕が六本有ったり羽のある人類の住む世界もありますよ』
「なんだか話をそらしてうやむやにしようとしてませんか?
それでゲームの中にいるのは私だけなんでしょうか」
『はい、この世界であなた以外は皆ごく普通に生きています。
ゲームと言う枠組みであなたは保護されていると考えてください』
「ではあきらめるを選んでも元に戻れるわけじゃないんですね。
なんだか悲しいです……」
『あきらめるを選んでも結局この画面に戻ってきてしまうので生き返るのがおすすめです。
それにもし矢田恋に戻ったとしてもすでに埋葬済みですよ?
それでも良ければ戻すことも可能ですがどうしますか?』
「それじゃ意味ないじゃないですか。
もうこのままでいいですけどもう一つ聞かせてください。
子供なのにというか人間とは思えないこの力はなんなんですか?」
『それは…… まことに言いにくいのですが……
ゲーム用語で説明するならばバグです。
急いでいたので既存のゲームを現実へ当てはめるような形で準備したのです。
その時にどこかを間違えてしまい行動するたびにレベルが上がってしまいまして……』
「意図しない現象ってこと!?
神様なのにそんなミスするんですか!?」
『申し訳ありません、ゲームは素人なものですから……
レベルが上がるとヒットポイントをはじめとするステータスが上昇します。
力が強かったり俊敏に動けるのはそのためです。
ただ残念ながら知力はレベルと共に上がってはいきません』
「ホント残念、ちゃんと勉強しないと賢くならないってわけね。
魔法とか使えたりしないの?
ゲームならそう言うのよくあるでしょ?」
『元にしたゲームに無かったので魔法のようなものはありません。
特別な力と言えばそのステータスとコンティニューできることくらいです』
「それでも十分特別すぎるわね。
もしかして私は永遠に死なないの?」
『なんとも言えませんが年を取ればやがて老衰にはなるかと……』
「バグがなければ、ってことね。
大分事情が飲みこめたわ。
なんで今更こうやって説明してくれたの?」
『それはですね……
バグを出したことが上級神にばれてしまいまして……
これから何十年か研修に出掛けることになりました。
その間はあなたを見守ることが出来ません。
ですから全てを説明しておこうと考えたのです』
「それはどうもご丁寧に。
神様にも研修なんてものがあることに驚きだわ。
では研修頑張ってくださいね」
「はい、ありがとう。
レンも人生を楽しんでください」
私はホントか嘘かわからないような神様との会話を終えてから、ゆっくりと『生き返る』を選択したのだった。
この文字が出てくる画面ずいぶん久しぶりに見た。すっかり忘れていたけどまだこの『ゲーム』は続いていたと言うことか。結局この人生は何だったんだろう。
>> 生き返る
あきらめる
真っ暗な視界の中に以前にも見た様な選択肢が現れた。確か前はコンティニューと中断だったはずだけど今回は初めて見る選択肢だ。もちろん生き返るを選択するつもりだけど、あきらめたらどうなるのだろう。もしかして矢田恋に戻れたりするのだろうか。
それとよく見ると画面の端にステータスが表示されていた。そこには現在のレベルやヒットポイントなどが書いてあるのだが、その数字がなんだかでたらめでおかしなものだった。
『ええっと、レベルがいち、じゅう、ひゃく、せん――
えっ!? Lv 76,581,024ってどういうこと!?
ヒットポイントが…… 一億超えてるじゃないの!
こんなのでゲームとして成り立ってるのかしら』
その時どこからともなく誰かの声が聞こえてきた。また誰かがVRゴーグルを被ったのだろうか。でも俊介の声ではなく男性か女性かすらわからないような無機質な声だ。
「レン、聞こえますか?」
『はい、聞こえます。
あなたは誰? ゲームの中から聞こえてるの?』
「答えはイエスでありノーでもあります。
私は一般的な言葉でいうと神ということになります」
「ええ!? 神様って本当にいるものなの!?」
『これまでの行動をずっと見守ってきました。
実はルルリラと恋を入れ替えたのは私なのです。
このようなことを今になって聞かされても驚くかもしれません』
「驚くと言うより納得できません。
今まで見ていたならどれほど大変だったか知っているでしょ?」
『もちろんわかっています。
しかしことは急を要するものだったのでこのような対応をさせてもらいました。
あなたがすでに亡くなっていることは知っていますね?』
「それはどっちの私のことですか?
矢田恋が事故死したのは知っています。
それなのに最後の希望だったレンまで死んでしまいました……」
『矢田恋が事故死することは前もってわかっていました。
たとえ入れ替わりが無くてもそれは変わらなかったのです。
実はかねてよりあなたには目をつけていました。
あまりに不幸な境遇を送った人々へ第二の人生を与えるのが私の仕事なのです』
「第二の人生? それがあのルルリラとの交換と言うことですか?
はっきり言って別の人として生まれるところから始まっていればもっとマシな人生でしたよ?
私があんな性格の悪い人になるなんてありえないですから」
『それはその通りでしょう。
そのことについては大変申し訳ないと思っています。
しかしルルリラをあのままにしておくことはできなかったので緊急措置を行いました。
それが矢田恋との交換だったのです』
「まもなく事故死するからですか?
死んでから別の人として生まれ変われなかったんですか?」
『あの時、グランと言う男と始めて対峙した時のことです。
ルルリラが勝っても負けてもその後グランは盗賊討伐にあい処罰される運命でした。
あの世界ではその処罰が切っ掛けで盗賊による貴族刈りが常套化することになります。
やがてそれは大規模なものになっていき、やがて民衆を巻き込む大虐殺へと繋がるのです』
「そこまでわかっているならどこかで止めればいいじゃないんですか?
グランを助けてもいいし処罰されないよう逃がしても良かったはず。
それなのになんで私をルルリラと入れ替える必要があったのかわかりません」
『私たちには人へ直接手を下すことはしないという決まりがあります。
出来るのは不幸に育った人を転生させることくらいなのです。
転生させるのは誰でもいいわけではなく、事前に調査して決めた一人のみ。
つまりあのタイミングでの候補者は矢田恋のみということです』
「だからその転生? できる私を都合よく使ったってことですね。
いくらなんでもひどすぎじゃありませんか?
人の人生をなんだと思ってるんですか!」
『そのことについては重ね重ねお詫びします。
ですのであなたが慣れない世界に来て不慮の事故で死んでしまわぬよう考えました。
その結果、ゲームの中に組み込むことにしたのです。
これならもしもの時にはコンティニューできますからね』
「ちょっと意味がわからないこともありますけど大体わかりました。
じゃあこの世界は実在すると考えていいんですか?」
『その通りです。
この世にはいくつもの世界があり、様々な文化を育んでいます。
矢田恋がいた宇宙を基幹とする世界、今いる世界もほぼ同じです。
そのほかには天動説と言われるような大地が中心の世界も存在します』
「亀の上に地上が乗ってるやつですか?
世界の果てが滝になってたりするアレ?」
『良くご存知ですね、まさにその通り。
他にもいろいろありますが人型の生物が発達していることが多く見られます。
腕が六本有ったり羽のある人類の住む世界もありますよ』
「なんだか話をそらしてうやむやにしようとしてませんか?
それでゲームの中にいるのは私だけなんでしょうか」
『はい、この世界であなた以外は皆ごく普通に生きています。
ゲームと言う枠組みであなたは保護されていると考えてください』
「ではあきらめるを選んでも元に戻れるわけじゃないんですね。
なんだか悲しいです……」
『あきらめるを選んでも結局この画面に戻ってきてしまうので生き返るのがおすすめです。
それにもし矢田恋に戻ったとしてもすでに埋葬済みですよ?
それでも良ければ戻すことも可能ですがどうしますか?』
「それじゃ意味ないじゃないですか。
もうこのままでいいですけどもう一つ聞かせてください。
子供なのにというか人間とは思えないこの力はなんなんですか?」
『それは…… まことに言いにくいのですが……
ゲーム用語で説明するならばバグです。
急いでいたので既存のゲームを現実へ当てはめるような形で準備したのです。
その時にどこかを間違えてしまい行動するたびにレベルが上がってしまいまして……』
「意図しない現象ってこと!?
神様なのにそんなミスするんですか!?」
『申し訳ありません、ゲームは素人なものですから……
レベルが上がるとヒットポイントをはじめとするステータスが上昇します。
力が強かったり俊敏に動けるのはそのためです。
ただ残念ながら知力はレベルと共に上がってはいきません』
「ホント残念、ちゃんと勉強しないと賢くならないってわけね。
魔法とか使えたりしないの?
ゲームならそう言うのよくあるでしょ?」
『元にしたゲームに無かったので魔法のようなものはありません。
特別な力と言えばそのステータスとコンティニューできることくらいです』
「それでも十分特別すぎるわね。
もしかして私は永遠に死なないの?」
『なんとも言えませんが年を取ればやがて老衰にはなるかと……』
「バグがなければ、ってことね。
大分事情が飲みこめたわ。
なんで今更こうやって説明してくれたの?」
『それはですね……
バグを出したことが上級神にばれてしまいまして……
これから何十年か研修に出掛けることになりました。
その間はあなたを見守ることが出来ません。
ですから全てを説明しておこうと考えたのです』
「それはどうもご丁寧に。
神様にも研修なんてものがあることに驚きだわ。
では研修頑張ってくださいね」
「はい、ありがとう。
レンも人生を楽しんでください」
私はホントか嘘かわからないような神様との会話を終えてから、ゆっくりと『生き返る』を選択したのだった。
0
あなたにおすすめの小説
虐殺者の称号を持つ戦士が元公爵令嬢に雇われました
オオノギ
ファンタジー
【虐殺者《スレイヤー》】の汚名を着せられた王国戦士エリクと、
【才姫《プリンセス》】と帝国内で謳われる公爵令嬢アリア。
互いに理由は違いながらも国から追われた先で出会い、
戦士エリクはアリアの護衛として雇われる事となった。
そして安寧の地を求めて二人で旅を繰り広げる。
暴走気味の前向き美少女アリアに振り回される戦士エリクと、
不器用で愚直なエリクに呆れながらも付き合う元公爵令嬢アリア。
凸凹コンビが織り成し紡ぐ異世界を巡るファンタジー作品です。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
【完結】パパ、私は犯人じゃないよ ~処刑予定の私、冷徹公爵(パパ)に溺愛されるまで~
チャビューヘ
ファンタジー
※タイトル変更しました。
「掃除(処分)しろ」と私を捨てた冷徹な父。生き残るために「心を無」にして媚びを売ったら。
「……お前の声だけが、うるさくない」
心の声が聞こえるパパと、それを知らずに生存戦略を練る娘の物語。
-----
感想送っていただいている皆様へ
たくさんの嬉しい言葉や厳しい意見も届いており一つ一つがすごく嬉しいのと頑張ろうと感じています。ご意見を元に修正必要な部分は随時更新していきます。
成長のため感想欄を閉じませんが公開はする予定ありません。ですが必ず全て目を通しています。拙作にお時間を頂きありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
【完結】立場を弁えぬモブ令嬢Aは、ヒロインをぶっ潰し、ついでに恋も叶えちゃいます!
MEIKO
ファンタジー
最近まで死の病に冒されていたランドン伯爵家令嬢のアリシア。十六歳になったのを機に、胸をときめかせながら帝都学園にやって来た。「病も克服したし、今日からドキドキワクワクの学園生活が始まるんだわ!」そう思いながら一歩踏み入れた瞬間浮かれ過ぎてコケた。その時、突然奇妙な記憶が呼び醒まされる。見たこともない子爵家の令嬢ルーシーが、学園に通う見目麗しい男性達との恋模様を繰り広げる乙女ゲームの場面が、次から次へと思い浮かぶ。この記憶って、もしかして前世?かつての自分は、日本人の女子高生だったことを思い出す。そして目の前で転んでしまった私を心配そうに見つめる美しい令嬢キャロラインは、断罪される側の人間なのだと気付く…。「こんな見た目も心も綺麗な方が、そんな目に遭っていいいわけ!?」おまけに婚約者までもがヒロインに懸想していて、自分に見向きもしない。そう愕然としたアリシアは、自らキャロライン嬢の取り巻きAとなり、断罪を阻止し婚約者の目を覚まさせようと暗躍することを決める。ヒロインのヤロウ…赦すまじ!
笑って泣けるコメディです。この作品のアイデアが浮かんだ時、男女の恋愛以外には考えられず、BLじゃない物語は初挑戦です。貴族的表現を取り入れていますが、あくまで違う世界です。おかしいところもあるかと思いますが、ご了承下さいね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる