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行き止まりで立ち止まり押し倒し
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それは新学期が始まってから二週間ほど経った頃だった。相変わらず僕は咲の事が気になっていた。
もちろん表には出さず普段通りに過ごしてはいたが、登下校や教室の出入りの度に、つい視線が咲へ向かってしまう。
クラスの誰かと話をすることもなく、女子とすらなじめているとは言えなそうな、いつも窓からどこか遠くを見ていることが多い咲は傍から見ると孤独に見える。
かといって寂しそうには感じられず、どちらかというと自分から人を遠ざけているような印象だ。
あの日僕は、授業が終わった後部室へ向かうため帰り支度をしてから教室を出た。周囲の皆も同じように帰る者、部活へ行く者とそれぞれの準備をしている。二年生の教室は校舎の二階だ。そのため全員が階段を下っていく。
しかしその中、一人登って行く咲の後姿が見えた僕は思わずその姿を目で追っていた。
「カズ、部活行くぞ、なにしてんだよ」
その声の主は別のクラスの木戸修平である。木戸は同じ野球部のキャッチャーで、僕とバッテリーを組んでいる相棒だ。
「ああ木戸か、忘れ物したから先に行っててくれ」
僕はなぜかわからないが思わず嘘をついてしまった。
「わかったよ、新入生の見学もあるからな。
なるべく早く来いよ」
「わかってるって」
そう言って僕は自分のクラスの教室へ戻った。しかしもちろん忘れ物などあるわけではない。しかし、どう考えても用のなさそうな上階へ向かった咲の行動が気になってしまったのだ。
少しだけ時間を潰してから教室を出た僕は、三階への階段を登って行った。帰宅前の三年生がまだ話し込んだり帰宅の準備をしたりしているが、そんなことはどうでもいい。
僕は何かに導かれるように三階を通り過ぎ四階へ出る。四階は視聴覚室や図書室、それと文化部の部室がいくつかあるだけなので人はまばらだ。
しかし僕は、ここに咲はいないと確信めいたものを感じていた。そしてなにかに吸い寄せられるようにそのまま屋上へ向かって階段を進んでいく。
屋上は普段出入りができないよう扉に鍵がかかっている。そのためこの階段の先は行き止まりだ。階段を登りきり、鍵のかかった扉の前まで来た僕は、まるで目の前で柏手を打たれた猫のように立ち止まった。
予想に反してそこには誰もいない。どうやら僕の予感は外れたようだ。
いなくて当然とは思うが、なんとなく残念な気持ちで振り返り、部室へ向かうために階段を一段踏み下ろした僕はそのままそこから動けなくなった。
階段の下には蓮根咲が立っており、その視線は強く真っ直ぐに僕を見上げている。
「来てくれたのね、嬉しいわ」
その声は教室で一人外を眺めている咲からは想像できない、力強く有無を言わさない迫力のあるものだった。
そして咲が言っている言葉の意味がまたわからない。呼ばれたわけでも待ち合わせをしたわけでもない。たまたま見かけて気になっただけなのに、なぜ来てくれて嬉しいなんて言うんだろう。
「私が呼んだのが通じたなんて、やっぱりキミを選んでよかったわ」
ますます訳がわからない。でも僕は何も言い返せず、それどころか動くこともできずただ階段を降りかけたそのままの体制で咲の言うことを聞くだけだった。
「どうしたの? 驚いた?
キミが追ってきたはずなのに、なぜ私が後ろから来たのか気になるの?」
咲が僕の考えを見透かすように言葉を続け、階段を一歩一歩進み近づいてくる。理由はわからないが、この接近は僕にとってヤバい予感がする。
額に汗がジワリとにじむ。何か言い返さなければ、動かなければ、と思うが体が言うことを聞かない。
「怖がらなくてもいいのよ。
別にキミに危害を加えるつもりはないわ」
そう言っている咲の瞳は僕の目をまっすぐに見つめている。口元は冷ややかな笑みを浮かべていた。
「キミのその純真さ、私、気に入ったのよね」
すぐ目の前までやってきた咲は、僕の目の前でまたおかしなことを言っている。僕の顔には咲の吐息が当たり、ほんの少しだけ温かみを感じる。
その直後僕の両肩を咲がトンと押してきた。それは本当に軽く、ボールを顔の高さ位に投げて受け取った程度の力だった。
それなのに、僕は今まで凝り固まった体のすべてがほぐれたように数歩後ずさりし、鉄扉横の壁に背中をついてからその場に尻もちをついた。
「ふふ、動けるようになったかしら?
そんなに緊張しなくてもいいのよ?」
「別に緊張なんてしていないさ」
ようやく口が開くようになったが、その場で立ち上がるどころか咲を見上げることすら難しい。
壁を背中につけた状態で座り込み真っ直ぐに伸ばした僕の足を跨ぐように、咲が仁王立ちしてこちらを見下ろしている。
短いスカートが目と鼻なの先にちらつくせいで目のやり場に困りつつ、それでも僕は咲へ言い放つ。
「これから部活があるんだからそこを退いてくれよ」
咲がどんな表情をしているかわからないが、僕の言ったことを理解しようとしていないのは明らかだ。
なぜなら退いてくれと言った直後、僕の足の上に咲が腰を下ろしたのだ。咲に座られた感触は柔らかで温もりのある、それは今まで感じたことの無い感触だった。
「いつまでも俯いていないで顔を上げてちょうだい」
咲は、僕の言っていることを無視し続けて自己を押し付けてくる。それでも言われるがまま顔を上げてしまった。咲の顔は本当にすぐ目の前にあり吐息が顔にかかる距離だ。僕の顔は紅潮しているのだろうか、顔が熱くてたまらない。
伸ばした足に座られてはいるものの、スレンダーに見えていたが特に骨ばっているわけでもないようで痛くは無い。それよりも思ったよりもボリュームのある上半身に、つい視線が奪われる。
「キミ、野球部だったわね。
そんなに急がなくてもいいじゃない」
「で、でもみんなもう練習始めてるし、早くいかないといけないんだよ」
「あらそう? わかったわ」
咲は初めて僕の意見を聞いてくれた気がする。これでようやく解放してくれそうだ。
そう思った直後、僕はためらいなく近づいてきた咲の唇を自分の唇で受け止めることとなった。
もちろん表には出さず普段通りに過ごしてはいたが、登下校や教室の出入りの度に、つい視線が咲へ向かってしまう。
クラスの誰かと話をすることもなく、女子とすらなじめているとは言えなそうな、いつも窓からどこか遠くを見ていることが多い咲は傍から見ると孤独に見える。
かといって寂しそうには感じられず、どちらかというと自分から人を遠ざけているような印象だ。
あの日僕は、授業が終わった後部室へ向かうため帰り支度をしてから教室を出た。周囲の皆も同じように帰る者、部活へ行く者とそれぞれの準備をしている。二年生の教室は校舎の二階だ。そのため全員が階段を下っていく。
しかしその中、一人登って行く咲の後姿が見えた僕は思わずその姿を目で追っていた。
「カズ、部活行くぞ、なにしてんだよ」
その声の主は別のクラスの木戸修平である。木戸は同じ野球部のキャッチャーで、僕とバッテリーを組んでいる相棒だ。
「ああ木戸か、忘れ物したから先に行っててくれ」
僕はなぜかわからないが思わず嘘をついてしまった。
「わかったよ、新入生の見学もあるからな。
なるべく早く来いよ」
「わかってるって」
そう言って僕は自分のクラスの教室へ戻った。しかしもちろん忘れ物などあるわけではない。しかし、どう考えても用のなさそうな上階へ向かった咲の行動が気になってしまったのだ。
少しだけ時間を潰してから教室を出た僕は、三階への階段を登って行った。帰宅前の三年生がまだ話し込んだり帰宅の準備をしたりしているが、そんなことはどうでもいい。
僕は何かに導かれるように三階を通り過ぎ四階へ出る。四階は視聴覚室や図書室、それと文化部の部室がいくつかあるだけなので人はまばらだ。
しかし僕は、ここに咲はいないと確信めいたものを感じていた。そしてなにかに吸い寄せられるようにそのまま屋上へ向かって階段を進んでいく。
屋上は普段出入りができないよう扉に鍵がかかっている。そのためこの階段の先は行き止まりだ。階段を登りきり、鍵のかかった扉の前まで来た僕は、まるで目の前で柏手を打たれた猫のように立ち止まった。
予想に反してそこには誰もいない。どうやら僕の予感は外れたようだ。
いなくて当然とは思うが、なんとなく残念な気持ちで振り返り、部室へ向かうために階段を一段踏み下ろした僕はそのままそこから動けなくなった。
階段の下には蓮根咲が立っており、その視線は強く真っ直ぐに僕を見上げている。
「来てくれたのね、嬉しいわ」
その声は教室で一人外を眺めている咲からは想像できない、力強く有無を言わさない迫力のあるものだった。
そして咲が言っている言葉の意味がまたわからない。呼ばれたわけでも待ち合わせをしたわけでもない。たまたま見かけて気になっただけなのに、なぜ来てくれて嬉しいなんて言うんだろう。
「私が呼んだのが通じたなんて、やっぱりキミを選んでよかったわ」
ますます訳がわからない。でも僕は何も言い返せず、それどころか動くこともできずただ階段を降りかけたそのままの体制で咲の言うことを聞くだけだった。
「どうしたの? 驚いた?
キミが追ってきたはずなのに、なぜ私が後ろから来たのか気になるの?」
咲が僕の考えを見透かすように言葉を続け、階段を一歩一歩進み近づいてくる。理由はわからないが、この接近は僕にとってヤバい予感がする。
額に汗がジワリとにじむ。何か言い返さなければ、動かなければ、と思うが体が言うことを聞かない。
「怖がらなくてもいいのよ。
別にキミに危害を加えるつもりはないわ」
そう言っている咲の瞳は僕の目をまっすぐに見つめている。口元は冷ややかな笑みを浮かべていた。
「キミのその純真さ、私、気に入ったのよね」
すぐ目の前までやってきた咲は、僕の目の前でまたおかしなことを言っている。僕の顔には咲の吐息が当たり、ほんの少しだけ温かみを感じる。
その直後僕の両肩を咲がトンと押してきた。それは本当に軽く、ボールを顔の高さ位に投げて受け取った程度の力だった。
それなのに、僕は今まで凝り固まった体のすべてがほぐれたように数歩後ずさりし、鉄扉横の壁に背中をついてからその場に尻もちをついた。
「ふふ、動けるようになったかしら?
そんなに緊張しなくてもいいのよ?」
「別に緊張なんてしていないさ」
ようやく口が開くようになったが、その場で立ち上がるどころか咲を見上げることすら難しい。
壁を背中につけた状態で座り込み真っ直ぐに伸ばした僕の足を跨ぐように、咲が仁王立ちしてこちらを見下ろしている。
短いスカートが目と鼻なの先にちらつくせいで目のやり場に困りつつ、それでも僕は咲へ言い放つ。
「これから部活があるんだからそこを退いてくれよ」
咲がどんな表情をしているかわからないが、僕の言ったことを理解しようとしていないのは明らかだ。
なぜなら退いてくれと言った直後、僕の足の上に咲が腰を下ろしたのだ。咲に座られた感触は柔らかで温もりのある、それは今まで感じたことの無い感触だった。
「いつまでも俯いていないで顔を上げてちょうだい」
咲は、僕の言っていることを無視し続けて自己を押し付けてくる。それでも言われるがまま顔を上げてしまった。咲の顔は本当にすぐ目の前にあり吐息が顔にかかる距離だ。僕の顔は紅潮しているのだろうか、顔が熱くてたまらない。
伸ばした足に座られてはいるものの、スレンダーに見えていたが特に骨ばっているわけでもないようで痛くは無い。それよりも思ったよりもボリュームのある上半身に、つい視線が奪われる。
「キミ、野球部だったわね。
そんなに急がなくてもいいじゃない」
「で、でもみんなもう練習始めてるし、早くいかないといけないんだよ」
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