98 / 158
ピンチを楽しむヒケツ
しおりを挟む
四回表となり矢島実業は代打攻勢をかけてきた。いくら練習試合だと言っても、普段意に介してもいないナナコー程度には負けられないというところか。
「カズ先輩、ネクストの選手は三年生ですよ。
ベンチにもいつの間にか数人増えてます」
「今日は休みっぽかったのにわざわざ呼び出したのかな。
なんだかかわいそうになってくるよ」
「それより、さっきせんぱいと話してたこと本当なんですか?
わざとファールで粘るって……」
「いや、それだけならまだいいよ。
多分あの二人はホームランを何本も打ったつもりだと思うよ。
確かにあの程度のボールじゃうちの二人は止められない」
「しかも丸山先輩は左右交互に打ってましたしね……
こう言ってはなんですけど、なんでスカウト断ったんでしょうね。
カズ先輩も断ったんですよね?」
「うん、僕は父さんと同じ高校へ行きたかったからナナコーを選んだんだ。
木戸は家から近いからだって言ってたけど、店の手伝いもあるからだと思うよ。
丸山はなんでだか聞いたことないからわからないな」
そう言えば丸山とはあまりじっくりと話をしたことがなかった。木戸と丸山は中学が近かったので練習試合をよくやっていて仲が良かったらしいけど、その辺りに理由がありそうに思える。
相手の攻撃が始まって、木尾は一人目をキャッチャーフライであっさりと打ち取った。どうやら調子はいいみたいだ。
しかし次からは三年生のレギュラー陣が登場してくるようだ。うまく抑えられるといいが、どうなることやら心配である。
「木尾君調子いいですね。
特にフォークがいいみたいです」
「問題はここからかな。
このバッターとか次もレギュラー?」
「えっと、レギュラーではないかもしれません。
去年のデータしかないので今年はどうなんでしょうか」
そうか、選手層から行くとよほどじゃないと二年生でレギュラーは難しい。今年の三年生が二十人くらいいるとすると、三年生だからレギュラーとは限らないということになる。
そんなことを考えているうちにセンター前へのヒットが出てしまった。続くバッターもレフトへのクリーンヒットだ。次から次へと出てくる代打にあれよあれよと言う間に打ちこまれ、木尾は三点を失ってしまった。
アドバンテージはあと二点しかない。いや二点もあるんだから落ち着いて投げてくれ。その願いが届いたのか、次は外野フライに打ち取ったが、タッチアップで一点追加となり8-9と一点差だ。
木戸の指示は出ていないが、もう一度肩を温めておいた方が良さそうだ。その時木戸からタイムがかかった。
「おい、この回はカズの出番は絶対ないから準備しなくていいぞ。
しっかり温存できなくて何が継投策だ。
二点逆転されるところまで想定してるからどっしり構えておけ」
「でも木尾がもう限界じゃないか。
精神的にもきついだろ」
「いや、さっきマウンドへ行ったときに二点ビハインドまで打たれていいって伝えてあるよ。
そこからまたひっくり返すから問題ない、安心して打たれて経験積めって言ったら納得してたわ」
「本当か?
それならいいけどさ……
くれぐれも木尾を壊さないでくれよ?」
木戸は心配ないさと言いながら戻っていった。その後ろ姿を見ながら僕は渋々とまたベンチへ座る。
「吉田君は意外に仲間を信頼していないようね。
もっとどっしり構えていなさい」
完全にただの観客と化していた真弓先生が、突然口を開いたことに僕は驚いてしまった。
「僕がみんなを信頼していない、ですか?
そんなことないですよ、頼りにしてます」
「あなたや木戸君、丸山君は、確かにスポーツマンとして非凡なものを持っているわ。
でも野球は三人ではできないわけよ。
だからこういうときに他の子にも成長してもらわないといけない、それはわかるでしょ?」
確かに真弓先生の言う通りだけど、ここで木尾が自信を失って立ち直れなくなったりしたら…… 三田のように部活へ来なくなってしまったら全国どころか決勝へすら進むことが難しくなってしまう。
「そうだよカズ。
僕のように急造ピッチャーじゃないんだからな。
今はバッテリーを信頼して任せようじゃないか」
ハカセまで同じようなことを言い始めた。僕はそんなにみんなを信頼していないように見えるのだろうか。
「僕がみんなを信頼していない……
そんなことはない、そんなことはない……」
僕がブツブツとつぶやいているとカワが近寄ってきた。
「なあカズよ、俺は元々大した戦力じゃなかった上に、不注意でこんなアホみたいな怪我しちゃってさ。
本当に悪いと思ってるよ」
「なんだよ唐突にそんなこと。
びっくりするじゃんか」
「まあ聞いてくれよ。
こんなこと言える立場じゃないのも承知の上で言うけどな。
お前が別に誰かを見下してるとかバカにしてるとか、そういうことは全然ないのよ。
んでさ、木戸もマルマンもすげえ選手だけど、やっぱりカズは別格ななのさ。
だからこそ、俺らなりについていけるよう頑張りたいのさ。
足を引っ張りたくないんだよ」
「カワ……」
「だからな、信頼してくれているってのは本当だと思ってるよ。
でも今はそれに応えるだけの力が俺たちに足りてないって自覚もある。
ついていけるのはいいとこ木戸とマルマンくらいだろ?」
確かにそれはそうかもしれないが、それでも僕はこのメンバーで戦っていきたいと思っている。それを信頼していないと思われるのは受け入れがたいことだったのだ。
「吉田君、ちょっと言い方が悪かったみたいでごめんなさい。
信頼していないということじゃなくて、もっと信頼して任せてあげてほしいのよ。
特に今日は練習試合だし、今後の糧になるものが得られたなら負けたっていいじゃないの」
「それはそうなんですけど……
僕は木尾の事が心配なんです」
「三田君みたいにならないかって?
それは確かに心配かもしれないわ。
でも三田君と木尾君は別の人間なんだから、きっと違うって考えてあげないとね」
なにか言いくるめられた感じがしなくもないけど、少しだけ理解できたことがある。僕は僕の目標に向かって日々練習に励んでいるけど、それが周囲からは勝利への執着心に感じられるのかもしれない。
でも本当はそうじゃないんだ。本当に欲しいのは勝利じゃなく、みんなと一緒の価値観だったり時間だったり、そういうものなんだ。そしてその先に勝利があればそれが一番だってことのはずだ。
それがうまく伝えられていなかったのは反省すべき点かもしれない。じゃあどうしたらいいんだろうか。
「僕はどうすればいいんだろう……」
一瞬の沈黙の後、ハカセが声をかけてくれた。
「そんなの簡単さ。
一緒に楽しめばいい、それだけだよ」
「ハカセ、今、すごくいいこと言ったって思っただろ?
顔がやけに誇らしげだぞ」
ハカセは照れくさそうに笑っている。僕もつられて笑ってしまった。
楽しむ、か。独りよがりのつもりはなかったけどいつの間にかそうなってたのかもしれないな。だからこの間、木戸と衝突することにもなったんだ。これからはないしょで練習したりするのはやめにしよう。
でもどうしても秘密にしないといけないこともあるから、それだけは絶対譲れないけどさ。頭の中でそうつぶやいた時、おでこの当たりから声が聞こえた気がした。
『うふふ、まじめすぎるのよ、愛しいキミ』
急に顔が赤くなっていくような気がして、僕は思わずにやけた顔でうつむいてしまった。
「あっ打ち取りました!
木尾君がやりましたよ!」
おっと、話し込んでいる間にも試合は進んでいて当然だ。最終的に木尾はこの回七失点で逆転されてしまった。それなのに落ち込んでいる様子はそれほどなく、どちらかというとすっきりとした顔をしている。
「木尾、打たれまくった割に、実は楽しんでたんじゃないか?」
ハカセがそう尋ねると、木尾は満面の笑みで大きく頷いた。
「なんだよ、想定どおりに進んじまったな。
あと四点は入れるからよ、二点差じゃうちが勝っちまうぜ?」
「おい木戸、前の回は言うこと聞いたけど今度はどうすんだ?
ホームランは気持ちいいけどよ、やっぱりお前の後ろだと日陰っぽいからなあ」
「贅沢言うんじゃねえよ。
さっきのは特別だから、次からは打ち合わせ通りにいくぞ」
この場面でもまだ続けるつもりなのか。これが楽しむってことなのかは微妙な気もするけど、今はこの二人に乗っかってみようと思う。
「それじゃ同点にしてくるからな。
カズは軽く肩暖めておけよ。
さあ、マルマン、行くとするか」
「おうよ、ミスんなよ?」
「誰に物言ってんだ?
お前こそきっちり返してくれよ、歩きでな」
二人はバットを担いでケタケタと笑いながらバッターボックスへ向かって歩いていく。その背中は、本当にやってくれそうな自信に満ちあふれている。
そんな木戸と丸山を頼もしく感じながら、僕はブルペンへ向かった。
「カズ先輩、ネクストの選手は三年生ですよ。
ベンチにもいつの間にか数人増えてます」
「今日は休みっぽかったのにわざわざ呼び出したのかな。
なんだかかわいそうになってくるよ」
「それより、さっきせんぱいと話してたこと本当なんですか?
わざとファールで粘るって……」
「いや、それだけならまだいいよ。
多分あの二人はホームランを何本も打ったつもりだと思うよ。
確かにあの程度のボールじゃうちの二人は止められない」
「しかも丸山先輩は左右交互に打ってましたしね……
こう言ってはなんですけど、なんでスカウト断ったんでしょうね。
カズ先輩も断ったんですよね?」
「うん、僕は父さんと同じ高校へ行きたかったからナナコーを選んだんだ。
木戸は家から近いからだって言ってたけど、店の手伝いもあるからだと思うよ。
丸山はなんでだか聞いたことないからわからないな」
そう言えば丸山とはあまりじっくりと話をしたことがなかった。木戸と丸山は中学が近かったので練習試合をよくやっていて仲が良かったらしいけど、その辺りに理由がありそうに思える。
相手の攻撃が始まって、木尾は一人目をキャッチャーフライであっさりと打ち取った。どうやら調子はいいみたいだ。
しかし次からは三年生のレギュラー陣が登場してくるようだ。うまく抑えられるといいが、どうなることやら心配である。
「木尾君調子いいですね。
特にフォークがいいみたいです」
「問題はここからかな。
このバッターとか次もレギュラー?」
「えっと、レギュラーではないかもしれません。
去年のデータしかないので今年はどうなんでしょうか」
そうか、選手層から行くとよほどじゃないと二年生でレギュラーは難しい。今年の三年生が二十人くらいいるとすると、三年生だからレギュラーとは限らないということになる。
そんなことを考えているうちにセンター前へのヒットが出てしまった。続くバッターもレフトへのクリーンヒットだ。次から次へと出てくる代打にあれよあれよと言う間に打ちこまれ、木尾は三点を失ってしまった。
アドバンテージはあと二点しかない。いや二点もあるんだから落ち着いて投げてくれ。その願いが届いたのか、次は外野フライに打ち取ったが、タッチアップで一点追加となり8-9と一点差だ。
木戸の指示は出ていないが、もう一度肩を温めておいた方が良さそうだ。その時木戸からタイムがかかった。
「おい、この回はカズの出番は絶対ないから準備しなくていいぞ。
しっかり温存できなくて何が継投策だ。
二点逆転されるところまで想定してるからどっしり構えておけ」
「でも木尾がもう限界じゃないか。
精神的にもきついだろ」
「いや、さっきマウンドへ行ったときに二点ビハインドまで打たれていいって伝えてあるよ。
そこからまたひっくり返すから問題ない、安心して打たれて経験積めって言ったら納得してたわ」
「本当か?
それならいいけどさ……
くれぐれも木尾を壊さないでくれよ?」
木戸は心配ないさと言いながら戻っていった。その後ろ姿を見ながら僕は渋々とまたベンチへ座る。
「吉田君は意外に仲間を信頼していないようね。
もっとどっしり構えていなさい」
完全にただの観客と化していた真弓先生が、突然口を開いたことに僕は驚いてしまった。
「僕がみんなを信頼していない、ですか?
そんなことないですよ、頼りにしてます」
「あなたや木戸君、丸山君は、確かにスポーツマンとして非凡なものを持っているわ。
でも野球は三人ではできないわけよ。
だからこういうときに他の子にも成長してもらわないといけない、それはわかるでしょ?」
確かに真弓先生の言う通りだけど、ここで木尾が自信を失って立ち直れなくなったりしたら…… 三田のように部活へ来なくなってしまったら全国どころか決勝へすら進むことが難しくなってしまう。
「そうだよカズ。
僕のように急造ピッチャーじゃないんだからな。
今はバッテリーを信頼して任せようじゃないか」
ハカセまで同じようなことを言い始めた。僕はそんなにみんなを信頼していないように見えるのだろうか。
「僕がみんなを信頼していない……
そんなことはない、そんなことはない……」
僕がブツブツとつぶやいているとカワが近寄ってきた。
「なあカズよ、俺は元々大した戦力じゃなかった上に、不注意でこんなアホみたいな怪我しちゃってさ。
本当に悪いと思ってるよ」
「なんだよ唐突にそんなこと。
びっくりするじゃんか」
「まあ聞いてくれよ。
こんなこと言える立場じゃないのも承知の上で言うけどな。
お前が別に誰かを見下してるとかバカにしてるとか、そういうことは全然ないのよ。
んでさ、木戸もマルマンもすげえ選手だけど、やっぱりカズは別格ななのさ。
だからこそ、俺らなりについていけるよう頑張りたいのさ。
足を引っ張りたくないんだよ」
「カワ……」
「だからな、信頼してくれているってのは本当だと思ってるよ。
でも今はそれに応えるだけの力が俺たちに足りてないって自覚もある。
ついていけるのはいいとこ木戸とマルマンくらいだろ?」
確かにそれはそうかもしれないが、それでも僕はこのメンバーで戦っていきたいと思っている。それを信頼していないと思われるのは受け入れがたいことだったのだ。
「吉田君、ちょっと言い方が悪かったみたいでごめんなさい。
信頼していないということじゃなくて、もっと信頼して任せてあげてほしいのよ。
特に今日は練習試合だし、今後の糧になるものが得られたなら負けたっていいじゃないの」
「それはそうなんですけど……
僕は木尾の事が心配なんです」
「三田君みたいにならないかって?
それは確かに心配かもしれないわ。
でも三田君と木尾君は別の人間なんだから、きっと違うって考えてあげないとね」
なにか言いくるめられた感じがしなくもないけど、少しだけ理解できたことがある。僕は僕の目標に向かって日々練習に励んでいるけど、それが周囲からは勝利への執着心に感じられるのかもしれない。
でも本当はそうじゃないんだ。本当に欲しいのは勝利じゃなく、みんなと一緒の価値観だったり時間だったり、そういうものなんだ。そしてその先に勝利があればそれが一番だってことのはずだ。
それがうまく伝えられていなかったのは反省すべき点かもしれない。じゃあどうしたらいいんだろうか。
「僕はどうすればいいんだろう……」
一瞬の沈黙の後、ハカセが声をかけてくれた。
「そんなの簡単さ。
一緒に楽しめばいい、それだけだよ」
「ハカセ、今、すごくいいこと言ったって思っただろ?
顔がやけに誇らしげだぞ」
ハカセは照れくさそうに笑っている。僕もつられて笑ってしまった。
楽しむ、か。独りよがりのつもりはなかったけどいつの間にかそうなってたのかもしれないな。だからこの間、木戸と衝突することにもなったんだ。これからはないしょで練習したりするのはやめにしよう。
でもどうしても秘密にしないといけないこともあるから、それだけは絶対譲れないけどさ。頭の中でそうつぶやいた時、おでこの当たりから声が聞こえた気がした。
『うふふ、まじめすぎるのよ、愛しいキミ』
急に顔が赤くなっていくような気がして、僕は思わずにやけた顔でうつむいてしまった。
「あっ打ち取りました!
木尾君がやりましたよ!」
おっと、話し込んでいる間にも試合は進んでいて当然だ。最終的に木尾はこの回七失点で逆転されてしまった。それなのに落ち込んでいる様子はそれほどなく、どちらかというとすっきりとした顔をしている。
「木尾、打たれまくった割に、実は楽しんでたんじゃないか?」
ハカセがそう尋ねると、木尾は満面の笑みで大きく頷いた。
「なんだよ、想定どおりに進んじまったな。
あと四点は入れるからよ、二点差じゃうちが勝っちまうぜ?」
「おい木戸、前の回は言うこと聞いたけど今度はどうすんだ?
ホームランは気持ちいいけどよ、やっぱりお前の後ろだと日陰っぽいからなあ」
「贅沢言うんじゃねえよ。
さっきのは特別だから、次からは打ち合わせ通りにいくぞ」
この場面でもまだ続けるつもりなのか。これが楽しむってことなのかは微妙な気もするけど、今はこの二人に乗っかってみようと思う。
「それじゃ同点にしてくるからな。
カズは軽く肩暖めておけよ。
さあ、マルマン、行くとするか」
「おうよ、ミスんなよ?」
「誰に物言ってんだ?
お前こそきっちり返してくれよ、歩きでな」
二人はバットを担いでケタケタと笑いながらバッターボックスへ向かって歩いていく。その背中は、本当にやってくれそうな自信に満ちあふれている。
そんな木戸と丸山を頼もしく感じながら、僕はブルペンへ向かった。
0
あなたにおすすめの小説
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる