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25.愛への道のり再び
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朝から酷い目にあい軽傷とは言え怪我まで追ってしまった高波は、いろいろ考えた結果美知子を迎えに行くことにした。いつもは中間地点の駅で待ち合わせるのだが、もし麗子が美知子を襲ったらマズいし、何より悶々とし続けている金子が心配だったのだ。
そして、今日は理由あって貞岡久美も同行することになった。簡単に言えば野次馬のようなもの、いいや、自分が恋している男子の彼女を見に行くと言う自爆テロまがいの行動と言っていい。
「なんで貞子まで一緒に行くんだよ。
話がややこしくなるからやめといた方がいいと思うけどなぁ。
つか俺だって行きたくねえんだぜ?」
「なんで? 金子の彼女も西高なんでしょ?
あ、まだ彼女じゃないんだっけ? あはは」
「ちくしょう、他人事だと思ってヒデェやつだよ。
自分だって煮え切らない割り切れない諦めきれないの三重苦のくせになぁ。
いい加減どっちでもいいから決めちゃえよ。
やめとくか捧げちゃうか、ハッキリした方が後悔ないと思うぞ?」
「うるさい! バ金子は余計なこと言うんじゃないわよ!
アタシはそんなんじゃないって言ってるでしょうに。
今日だってどうせ暇だから西高の友達に会いに行くだけだし」
「なら駅で待ち合わせすりゃいいじゃんか。
わざわざ遠くまで行く必要ないだろ。
ま、どうせ目的はナミタカの彼女見たさってことだろうけどよ」
「う、うっるさいって言ってんの!
怪我の様子も心配だからついていくだけだもん。
ついでに高波の彼女と金子を振る子を見に行くだけだから」
「まだ振られてねえっつーの!
返事がないだけだし、今日こそ返事を聞くつもりで気合入れてっからな。
よおナミタカ? 美知子ちゃんは桃子いるって言ってたんだよな?」
「おう、ちゃんと学校来てるのは確認済みだぞ。
つかあいつがサボることなんてないだろ。
中学の時から文武両刀遣いだったじゃん」
「アンタ…… それを言うなら文武両道でしょうが……
一体どういう覚え方してんのよ」
「そんなちょっとの差を気にすんなよ。
貞子だって同じ東高生なんだから大差ないだろ?
そもそもメガッチもだけど、たまに東高に頭いいやついて不思議だよな」
「そりゃ東も西も上位の特進クラスは学力に大差ないのよ?
だから家からの距離とか制服で決める子も結構いるんだから。
大内君がどうして東高に来たのかは知らないけどね」
「じゃあ貞子は制服で選んだのか?
それとも家が近いとか?」
「アタシはさ…… 笑わない?
絶対にバカにしたりしないなら教えるけど……」
「しないしない、人を馬鹿にするの好きじゃねえし」
「女子の味方のオレが笑うなんてあり得ないじゃん!」
やけに警戒する久美に対して二人とも大真面目に答えた。なんと言っても、どんな事情であろうと、完全に学力が足りなくて他の普通高校には到底受からない二人にとっては、進学先を選べると言うだけで尊敬に値するのだ。
「怪しいけど信じておくわ。
実はね、入試の日にインフルエンザで寝込んじゃったの……
それで二次募集受けたんだけど、西高は欠員なくて募集ゼロだったってわけ。
私立の麗明はすでに合格貰ってたけどやっぱ公立が良かったからね」
聞いてみれば仕方ない事情だったことに拍子抜けしつつ、それすら久美にとっては恥ずかしい出来事だと知って、余計に同情してしまう高波と金子の筋金入りコンビだった。
そして、今日は理由あって貞岡久美も同行することになった。簡単に言えば野次馬のようなもの、いいや、自分が恋している男子の彼女を見に行くと言う自爆テロまがいの行動と言っていい。
「なんで貞子まで一緒に行くんだよ。
話がややこしくなるからやめといた方がいいと思うけどなぁ。
つか俺だって行きたくねえんだぜ?」
「なんで? 金子の彼女も西高なんでしょ?
あ、まだ彼女じゃないんだっけ? あはは」
「ちくしょう、他人事だと思ってヒデェやつだよ。
自分だって煮え切らない割り切れない諦めきれないの三重苦のくせになぁ。
いい加減どっちでもいいから決めちゃえよ。
やめとくか捧げちゃうか、ハッキリした方が後悔ないと思うぞ?」
「うるさい! バ金子は余計なこと言うんじゃないわよ!
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今日だってどうせ暇だから西高の友達に会いに行くだけだし」
「なら駅で待ち合わせすりゃいいじゃんか。
わざわざ遠くまで行く必要ないだろ。
ま、どうせ目的はナミタカの彼女見たさってことだろうけどよ」
「う、うっるさいって言ってんの!
怪我の様子も心配だからついていくだけだもん。
ついでに高波の彼女と金子を振る子を見に行くだけだから」
「まだ振られてねえっつーの!
返事がないだけだし、今日こそ返事を聞くつもりで気合入れてっからな。
よおナミタカ? 美知子ちゃんは桃子いるって言ってたんだよな?」
「おう、ちゃんと学校来てるのは確認済みだぞ。
つかあいつがサボることなんてないだろ。
中学の時から文武両刀遣いだったじゃん」
「アンタ…… それを言うなら文武両道でしょうが……
一体どういう覚え方してんのよ」
「そんなちょっとの差を気にすんなよ。
貞子だって同じ東高生なんだから大差ないだろ?
そもそもメガッチもだけど、たまに東高に頭いいやついて不思議だよな」
「そりゃ東も西も上位の特進クラスは学力に大差ないのよ?
だから家からの距離とか制服で決める子も結構いるんだから。
大内君がどうして東高に来たのかは知らないけどね」
「じゃあ貞子は制服で選んだのか?
それとも家が近いとか?」
「アタシはさ…… 笑わない?
絶対にバカにしたりしないなら教えるけど……」
「しないしない、人を馬鹿にするの好きじゃねえし」
「女子の味方のオレが笑うなんてあり得ないじゃん!」
やけに警戒する久美に対して二人とも大真面目に答えた。なんと言っても、どんな事情であろうと、完全に学力が足りなくて他の普通高校には到底受からない二人にとっては、進学先を選べると言うだけで尊敬に値するのだ。
「怪しいけど信じておくわ。
実はね、入試の日にインフルエンザで寝込んじゃったの……
それで二次募集受けたんだけど、西高は欠員なくて募集ゼロだったってわけ。
私立の麗明はすでに合格貰ってたけどやっぱ公立が良かったからね」
聞いてみれば仕方ない事情だったことに拍子抜けしつつ、それすら久美にとっては恥ずかしい出来事だと知って、余計に同情してしまう高波と金子の筋金入りコンビだった。
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