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嘆きの館
第76話、神様に祈る
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石化の能力者、ガーランド。魔法使いなら石化の魔法を飛ばしてくるため接近戦を、脳筋なら石化の闘気を展開してくるだろうから遠距離戦を仕掛けたほうが良いだろう。
私は勇者パーティー時代、コカトリスと戦った事がある。その際神力次元変換で効果を増幅させたヒールなら石化を解く事が出来たため、その戦いで油断してしまった。煙のように吐かれた石化のブレスを吸い込んでしまい、肺や心臓などの臓器が石化してしまったのだ。一瞬にして弱まる心音。瞬時にヒールで回復をしたから助かったが、あと一歩遅かったら心臓が完全に停止してしまっていただろう。つまりこれからの戦い、頭は勿論上半身も石化されないよう注意しなければならないだろう。とそこで——
「冒険者、この世に神はいると思うか? 」
唐突にガーランドが語りかけてきた。そこで私は答える。
「……神様はいる」
「なぜそう思う? 」
「私が神様に使える使徒だからだ」
するとガーランドが目を見開き興味深そうに「ほぉぅ」と息を漏らした。
「お前は聖職者なのか? 」
「あぁ」
「なら尋ねる、神は何をしている? 」
「神様はいつも、見守って下さっている。そして問いかけ続ければ、答えを気付きとして与えて下さる」
「こんな糞みたいな世界を見守る? それに気付きをくれるだと? そんなものは貰った覚えがないぞ」
「それはお前が耳を傾けていないだけだ」
「……そうか、ならこの世界はなんのためにある? 」
「この世は魂の修行の場。魂を成長させるためにある」
「俺は多くの人を殺してきた。くくくっ、殺された奴らは、さぞかし悔しかっただろうな。悲しかっただろうな。なにせ魂を成長させれなかったからな」
「殺された人達は無念だが、来世がある。そして来世では逆の立場に生まれ変わり、試される。前世で自身を殺した相手を、許す事が出来るかどうか。許せなかった人は許すその時が来るまで、何度も何度も似たような人生を繰り返す事になる」
「……なら俺はなんだ? 前世の復讐で今世人殺しになっているのか? 」
「何事にも最初はある。あとは自身で考えてみる事だな」
「そうか——」
そこでガーランドは何かに気付いたようで、目尻を下げ口角を吊り上げた。
「そしたらお前はどうなんだ? 今からその女を犯したあとに殺してやろう。だがお前は聖職者だったよな? 魂を成長させるため、私を許してみせよ」
「ガーランド、神様は完璧な世界を創造された」
「……何が言いたい? 」
「何事にも例外があると言う事だ。……私は神様に問い掛け続けた事がある。生きるために、食べるために、殺生をして良いのか? 答えは『あなたの分まで生きます』だった。そして人間から見た時、虫の中に殺してもカルマが蓄積しない虫がいる事を教えて貰う。それは蚊であった。つまり神様は何が言いたかったのかと言うと、『降り掛かる火の粉は払い除けても良い』と言う答えを下さったのだ」
「つまりお前は、この俺を殺すと言うのか? 」
「何事も縁である、とだけ答えよう」
そこでガーランドが大きな声で笑い始めた。そしてひとしきり笑うと、呪文を撃つようなモーションで片手を胸の前へとやった。
「聖職者、お前との話は面白かったぞ! だがな、やはりこの世は力こそが全て。結局私が勝てばお前は全てを失うのだ」
「私はこんなところで負けない、そういう運命の下に生まれてきたからだ」
私は魔法を撃った直後の隙を狙うため、地を蹴りガーランドとの距離を狭める。そして私に続くレイゼル。そこで、ガーランドも地を蹴り接近してきた!?
これは、騙された。奴は脳筋で——
奴を中心に半径二メートルの白く濁った球状の闘気が展開される。
私とレイゼルは急いで後退するが、私達のそれぞれ片足がその球状の中に入ってしまう。
そして石化するさまを見て、ガーランドがほくそ笑む。
しかしヒールを飛ばしてレイゼルの足の石化を解くと、ガーランドが驚愕の表情を浮かべた。
「なんだと、石化が解けただと? 」
そして私の方を見て続ける。
「聖職者、お前は何故石化していない」
そう、私の足は石化した瞬間解けていた。
「自動復元回復だ」
この感覚だと、仮に頭や心臓を石化されても自動復元回復が発動されて大丈夫そうだ。そこで私は眼前に火球を出現させ、エネルギーを集め始める。
今度はこちらの番だ。
ガーランドへ向けて間合いを詰めていき、マックスまで大きくなると核爆を放つ。ガーランドに吸い込まれるようにして迫る拳大の火球は、あの白濁の球状に接触すると灰色に染まりそのまま石化してしまった。
核爆は無効化されたか。ならこのまま接近戦だ!
そうして最接近した私は、メイスを振りかぶる。
そこでガーランドの瞳が灰色に染まる。
瞬間全身を石化されるが、自動復元回復が発動してすぐに解ける。そして心臓が止まりかかったが、構わずメイスをガーランドの頭へ向けて振り下ろす。メイスがガーランドに接触する瞬間、奴の頭の一部が石化。ダメージを軽減されたが、メイスの威力でガーランドの額から血が流れ落ちる。
そこにレイゼルも加わりナイフで身体を斬り裂こうとするが——
これは当たる寸前の石化で、完全にガードされてしまった。
恐らく奴の意識下では、攻撃を石化で防がれてしまう。
そして身体の至る所を石化されてしまったレイゼルがバックステップを踏む中、ヒールを飛ばして石化を解く。
そこで奴が私に向けて前蹴りをしてきた。
それを腕を曲げてガードすると腕がドバッと石化されるが、自動復元回復が発動。
この戦い、私の魔力が尽きる前に勝負を決めないと負ける。
……聖魔法防御赤を使うべきか?
と悩む中、あるものが目に入る。そこで私は動く。石化されながらも自動復元回復で石化を解いて前進し、石化でガードされながらもメイスで攻撃をしていき——ここだ!
渾身の蹴りを奴の土手っ腹に放つ。
ガーランドは石化でガードするがその威力で吹き飛ばされて、後ろにあった少女の石像に背中から接触する。そしてその少女の石像には、ナイフが握られていた。
「ばっ、馬鹿な!? おのれ神よ! 」
自身の心臓を背後から貫かれたガーランドが、身を捩り後方を確認する中——
死角から忍び寄っていたレイゼルにより首を切断され、この戦いは終わりを迎えた。
「ヒール、と幻影思考」
これで良し、と。
そして私は戦いの中で、一つの気付きを得ていた。これが成功したら、多くの命を救える。
石像にされた少女を神力次元変換付きヒールで石化を解く。そしてその少女の生身の体に、聖魔法防御赤をかけて心臓を強制的に動かした。
頼む、息を吹き返してくれ。
そして神様に祈る中、程なくして息を吹き返す少女。そうして石化をされた人々を救った私達は、一度ガラディへ帰還。ギルドへ報告をしたあと、宿屋へ戻ってきていた。
ちなみに私の自室には、訪ねてきたレイゼルがいる。
「そう言えばアルド様、ガーランドとの会話に出てきましたけど、魂を成長させた先には何があるのですか? 」
「あぁ、その事は長年研究してきて、一つだけ気付きを頂いている」
「その、私に教えて頂けないでしょうか? 」
「そうだな、これも縁だからな」
レイゼルは瞳を輝かせて私の言葉を待っている。その姿が、なんだか暗殺勇者と重なって見えて、不思議な気持ちになる。
「神様も、『一人じゃ寂しい』だそうだ」
その言葉にレイゼルは一瞬はてな顔になるのだが、その後意味を理解しようとしてあーでもないこーでもないとウンウン唸るのであった。
私は勇者パーティー時代、コカトリスと戦った事がある。その際神力次元変換で効果を増幅させたヒールなら石化を解く事が出来たため、その戦いで油断してしまった。煙のように吐かれた石化のブレスを吸い込んでしまい、肺や心臓などの臓器が石化してしまったのだ。一瞬にして弱まる心音。瞬時にヒールで回復をしたから助かったが、あと一歩遅かったら心臓が完全に停止してしまっていただろう。つまりこれからの戦い、頭は勿論上半身も石化されないよう注意しなければならないだろう。とそこで——
「冒険者、この世に神はいると思うか? 」
唐突にガーランドが語りかけてきた。そこで私は答える。
「……神様はいる」
「なぜそう思う? 」
「私が神様に使える使徒だからだ」
するとガーランドが目を見開き興味深そうに「ほぉぅ」と息を漏らした。
「お前は聖職者なのか? 」
「あぁ」
「なら尋ねる、神は何をしている? 」
「神様はいつも、見守って下さっている。そして問いかけ続ければ、答えを気付きとして与えて下さる」
「こんな糞みたいな世界を見守る? それに気付きをくれるだと? そんなものは貰った覚えがないぞ」
「それはお前が耳を傾けていないだけだ」
「……そうか、ならこの世界はなんのためにある? 」
「この世は魂の修行の場。魂を成長させるためにある」
「俺は多くの人を殺してきた。くくくっ、殺された奴らは、さぞかし悔しかっただろうな。悲しかっただろうな。なにせ魂を成長させれなかったからな」
「殺された人達は無念だが、来世がある。そして来世では逆の立場に生まれ変わり、試される。前世で自身を殺した相手を、許す事が出来るかどうか。許せなかった人は許すその時が来るまで、何度も何度も似たような人生を繰り返す事になる」
「……なら俺はなんだ? 前世の復讐で今世人殺しになっているのか? 」
「何事にも最初はある。あとは自身で考えてみる事だな」
「そうか——」
そこでガーランドは何かに気付いたようで、目尻を下げ口角を吊り上げた。
「そしたらお前はどうなんだ? 今からその女を犯したあとに殺してやろう。だがお前は聖職者だったよな? 魂を成長させるため、私を許してみせよ」
「ガーランド、神様は完璧な世界を創造された」
「……何が言いたい? 」
「何事にも例外があると言う事だ。……私は神様に問い掛け続けた事がある。生きるために、食べるために、殺生をして良いのか? 答えは『あなたの分まで生きます』だった。そして人間から見た時、虫の中に殺してもカルマが蓄積しない虫がいる事を教えて貰う。それは蚊であった。つまり神様は何が言いたかったのかと言うと、『降り掛かる火の粉は払い除けても良い』と言う答えを下さったのだ」
「つまりお前は、この俺を殺すと言うのか? 」
「何事も縁である、とだけ答えよう」
そこでガーランドが大きな声で笑い始めた。そしてひとしきり笑うと、呪文を撃つようなモーションで片手を胸の前へとやった。
「聖職者、お前との話は面白かったぞ! だがな、やはりこの世は力こそが全て。結局私が勝てばお前は全てを失うのだ」
「私はこんなところで負けない、そういう運命の下に生まれてきたからだ」
私は魔法を撃った直後の隙を狙うため、地を蹴りガーランドとの距離を狭める。そして私に続くレイゼル。そこで、ガーランドも地を蹴り接近してきた!?
これは、騙された。奴は脳筋で——
奴を中心に半径二メートルの白く濁った球状の闘気が展開される。
私とレイゼルは急いで後退するが、私達のそれぞれ片足がその球状の中に入ってしまう。
そして石化するさまを見て、ガーランドがほくそ笑む。
しかしヒールを飛ばしてレイゼルの足の石化を解くと、ガーランドが驚愕の表情を浮かべた。
「なんだと、石化が解けただと? 」
そして私の方を見て続ける。
「聖職者、お前は何故石化していない」
そう、私の足は石化した瞬間解けていた。
「自動復元回復だ」
この感覚だと、仮に頭や心臓を石化されても自動復元回復が発動されて大丈夫そうだ。そこで私は眼前に火球を出現させ、エネルギーを集め始める。
今度はこちらの番だ。
ガーランドへ向けて間合いを詰めていき、マックスまで大きくなると核爆を放つ。ガーランドに吸い込まれるようにして迫る拳大の火球は、あの白濁の球状に接触すると灰色に染まりそのまま石化してしまった。
核爆は無効化されたか。ならこのまま接近戦だ!
そうして最接近した私は、メイスを振りかぶる。
そこでガーランドの瞳が灰色に染まる。
瞬間全身を石化されるが、自動復元回復が発動してすぐに解ける。そして心臓が止まりかかったが、構わずメイスをガーランドの頭へ向けて振り下ろす。メイスがガーランドに接触する瞬間、奴の頭の一部が石化。ダメージを軽減されたが、メイスの威力でガーランドの額から血が流れ落ちる。
そこにレイゼルも加わりナイフで身体を斬り裂こうとするが——
これは当たる寸前の石化で、完全にガードされてしまった。
恐らく奴の意識下では、攻撃を石化で防がれてしまう。
そして身体の至る所を石化されてしまったレイゼルがバックステップを踏む中、ヒールを飛ばして石化を解く。
そこで奴が私に向けて前蹴りをしてきた。
それを腕を曲げてガードすると腕がドバッと石化されるが、自動復元回復が発動。
この戦い、私の魔力が尽きる前に勝負を決めないと負ける。
……聖魔法防御赤を使うべきか?
と悩む中、あるものが目に入る。そこで私は動く。石化されながらも自動復元回復で石化を解いて前進し、石化でガードされながらもメイスで攻撃をしていき——ここだ!
渾身の蹴りを奴の土手っ腹に放つ。
ガーランドは石化でガードするがその威力で吹き飛ばされて、後ろにあった少女の石像に背中から接触する。そしてその少女の石像には、ナイフが握られていた。
「ばっ、馬鹿な!? おのれ神よ! 」
自身の心臓を背後から貫かれたガーランドが、身を捩り後方を確認する中——
死角から忍び寄っていたレイゼルにより首を切断され、この戦いは終わりを迎えた。
「ヒール、と幻影思考」
これで良し、と。
そして私は戦いの中で、一つの気付きを得ていた。これが成功したら、多くの命を救える。
石像にされた少女を神力次元変換付きヒールで石化を解く。そしてその少女の生身の体に、聖魔法防御赤をかけて心臓を強制的に動かした。
頼む、息を吹き返してくれ。
そして神様に祈る中、程なくして息を吹き返す少女。そうして石化をされた人々を救った私達は、一度ガラディへ帰還。ギルドへ報告をしたあと、宿屋へ戻ってきていた。
ちなみに私の自室には、訪ねてきたレイゼルがいる。
「そう言えばアルド様、ガーランドとの会話に出てきましたけど、魂を成長させた先には何があるのですか? 」
「あぁ、その事は長年研究してきて、一つだけ気付きを頂いている」
「その、私に教えて頂けないでしょうか? 」
「そうだな、これも縁だからな」
レイゼルは瞳を輝かせて私の言葉を待っている。その姿が、なんだか暗殺勇者と重なって見えて、不思議な気持ちになる。
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