40 / 51
やり直しを要求します!*
しおりを挟む
「あ、れ? 先輩?」
目の前にグリアの顔がある。近頃は家を行き来して、清い付き合いの振りをしているので、朝まで一緒にいることは珍しいことだ。
平和そうに寝息を立てているグリアは、いつもより幼く見える。
朝の光で銀に光るグリアの髪の向こうに、フード付きの技術振興部の騎士服と自分の騎士服が見える。
誰がそうしたのか、黒いフードを採用したのが黒魔術部という蔑称の着想だったに違いないとぼんやり思う。
グリアを起こさないように、眼球だけを動かして部屋を観察してみる。
見覚えのない部屋だが、宿ではなさそうだ。棚には見覚えのある本がたくさん詰まっていて、入りきらなかった分は床に平積みしてある。見覚えのある器具も無造作に置かれているし、リリアムが図書館から持ち出してきた本もある。
ここがどこなのか思い当って、急に頭がはっきりする。
「ここ……もしかして先輩の部屋?」
グリアの鼻先を触ると、もぞもぞと抱き寄せられる。
「ふわわわわわ」
「起きたのか? 俺はまだ眠い、もう少し寝てろ」
みちりとグリアの腕の中に閉じ込められて、嬉しくてにまにまとする。
ついにグリアの部屋に招き入れられたと知って、一気に目が覚めてしまった。
「あの……私、お持ち帰りされちゃいました? 私が寝てる間に、えっちなこととか、したりして……?」
「……」
期待を込めて訊いても、返事はない。
解かれた髪がこそばゆくて、掻き分けようとすると、見慣れないシャツの袖が目に入る。
「ちょっ、これ、先輩のシャツじゃないですか! まさかの彼シャツ!? しかも、私ってば、中になにも着てない! 先輩、やりましたね、着替えさせるときに、絶対触ったでしょ」
グリアは何も答えずに寝直す素振りを見せるが、今度はわざわざリリアムの胸元に鼻先をつっこんできた。
「しまった、全く記憶がない。本当の睡姦じゃなくて、眠った振りをしての睡姦がよかったのに……」
リリアムによくわからない性癖を発表されて、グリアが胸の谷間でモゴモゴとしゃべる。
「駄目だと言われそうなことはしなかった。結局、何をしても起きなかったがな。いま風呂に入れてやるから、もう少し静かにしてろ。隣室はまだ人がいる」
「そりゃ、駄目なことはないですけど……」
静かにしろと言われても、興奮して今更二度寝などできそうにない。
グリアはまた眠ってしまって、リリアムの背中を抱きしめるように両手をまわしている。それならばとグリアの頭を抱えて、髪を撫でてやると、ぎゅっと腕の力が強まる。
「うはっ、先輩かわい――ああ、髪は柔らかいんだぁ……下の毛の方が硬いくらい……」
リリアムは飽きずに、何度も何度も繰り返しグリアの髪を撫でる。
そういえば、泥酔した次の日なのに、気分が悪くない。少し空腹なくらいだ。
空腹なだけではなくて、グリアが欲しくなって、もぞもぞとしていると、隣の部屋から物音がして誰かが出かけていった。寮に住んでいる騎士たちは、寮の食堂で朝食を食べてから登城する。休みでも朝食の時間は決まっているので寮の部屋はこの時間ほとんど不在だ。
やっと起き出してきたグリアは、全裸で風呂の用意を始めた。酔いつぶれるつもりでいたので、リリアムは今日は休みをとっている。リリアムは浴室の隅にしゃがんで、グリアが湯を用意するのをまっている。
見上げた角度からグリアの陰嚢が重く揺れるのを見てニヤニヤしているリリアムに、グリアは気が付かない。
「先輩の部屋はシャワーもお手洗いもついているんですね。グッドヘン家の特権ですか?」
「いや、隊長以上の者の部屋はどれもこうだ。尤もいつまでも寮にいるのは俺ぐらいだがな。俺だって新人の頃は相部屋で風呂は共用だった」
「えー、同期になりたかった」
「さすがに男女で相部屋にはならないと思うが……」
リリアムが若いグリアと共同風呂で出くわす妄想をしていると、手を引かれる。
「シャワーを出すからそこじゃなくて椅子に座れ」
椅子の前にはよく磨かれた縦長の鏡が掛けてあり、そこにリリアムの全身が映った。
そのまま寝てしまったわりには体にベタつきもなく、さっぱりしている。
顔を洗って顔を上げると、首にポツリポツリと赤い跡がついているのに気がついた。虫に刺されたかと思って触ってみると、内出血だと知れる。
「ああっ!」
こんな内出血、吸われてついた他にない。歯型らしいものまである。
リリアムは立ち上がって鏡に駆け寄る。
「あ、ちょっ、先輩、なにこれ! たくさんキスマークついてる。うわっ、背中にも。ひゃっ、こんなとこまで……先輩、寝ている私に、何をしたんですか?」
足を上げてよく見れば、性器の近くにまでついている。
「寝ていたんだから、俺の仕業とも限らないだろ」
「いいえ、わかりますよ。先輩がよく触るところばかり吸われてます!」
グリアは後ろからリリアムの腹に手を回すと、体を密着させて首筋にもう一つ痕を残した。
「起きなかったから仕方なくな。それに、昨日は排泄の手伝いもしてやっただろう?」
「ええ?!」
酔ってみんなと騒いでいた辺りから記憶がない。どうやってグリアの部屋にたどりついたのか見当もつかない。
「濡れていたから、欲しいのかと思って中に指を咥えさたんだがな。それよりも膀胱が限界そうだったから、排泄を手伝ってやった。ベッドで粗相をされてはかなわん」
「中……?」
身に覚えのないことばかりを聞いて目を白黒させると、怪しい手つきで下腹を撫でられる。膀胱の辺りに圧をかけられて、官能の気配が動き出した。
「出せと言ったら、大人しく言うことを聞いたな。本当に覚えていないのか?」
「それは流石に恥ずかしいっていうか、うわぁ……」
リリアムは自分の頬が赤らむのを鏡越しに確認した。
相手を恥ずかしがらせて遊ぶことは多々あったが、自分がされることなどほとんどない。性的な事なら喜ばしいけれど、排泄をみられたとなると別の羞恥でいたたまれない。
「寝る前に用を足しておかないから、そんなことになる。記憶がなくなるほど飲むのも考え物だぞ。何をされるか分かったものではないだろう?」
リリアムは勝手にされていたことを想像して、すっかり出来上がってしまった。
耳まで赤らめて、フルフルと拳を握る。
「それと、二日酔い防止の薬も飲ませた」
意味ありげに唇を指でなぞり、二本指を口に押し込み、ちゃぷちゃぷと音を立てる。
「口移しでですかっ! なんてえっちな! ずるい! なんにも覚えてない! やり直しを要求します!」
口を尖らせて迫れば、温かくなったシャワーの水を顔にかけられる。
「おまえ、他の奴に愛嬌を振りまきすぎじゃないか? 俺では足りずに別の団員とも寝るつもりか? 騎馬隊にお前を自分の寝床に連れて行くと申し出た奴がいたが、お前を狙っているのは、あれだけではなさそうだな」
「そんな団員がいました? え、だれだろ。脈ありかな……あ、ああっ……」
リリアムが興味を示したとたんに、グリアに胸の先端を潰されて、甘い悲鳴をあげる。
「お前の扱いがひどいと抗議された。こんなに丁寧に洗ってやってるのにな――」
グリアは宣言したとおり丁寧にリリアムの髪を洗い、官能を引き出すように胸や腹を洗っていく。
背中を洗い終わって、腹と腹を密着させ、こねるように臀部を洗われると、さすがにリリアムも普通ではいられなくなってくる。
モジモジしはじめたところで、背後で何か瓶を開ける音がした。
リリアムが嗅いだことのある匂いだなと思っているうちに、臀部にひやりとした液体が垂らされる。
「この匂い……」
嗅いだことのある潤滑剤の匂いだ。コーディーが用意した甘ったるいものではなくて、少し柑橘系の香りがする。
バスタブの縁に手をつかされて、期待で蠢いていた後ろの窄まりにぬるりと指を咥えさせられる。
「洗うから力をぬけ」
「洗うって……逆にドロドロにしてるじゃないですか。しかも、何を持ってるんですか」
石鹸置きの横に、見慣れない紡錘状のものが置いてあった。
「コーディの所から没収してきたものだ。後ろに使うものだな――ほらもっと弛めろ、俺になら、なにをされても濡れるんだろ?」
軽く尻を叩かれて、リリアムはびくりと身を震わす。
前にされた時は指だけでぎゅうぎゅうだった。それより明らかに大きな質量の玩具だ。
「わたし、本当に後ろは初心者で……や……ちょっと、心の準備が……」
「息を吐け。この太さなら、受け入れるつもりがあれば入る」
たっぷりと潤滑油をまとわされて、指で慣らされた後孔に、無機質な玩具が入りこむ。
「ん……きつ……」
経験したことのない大きさに震えると、陰核を刺激される。リリアムが陰核の鋭い快感で蕩けて、弛緩したのを見計らって、グリアは首尾よくリリアムに玩具を埋め込んだ。
「は、はいっちゃった……」
鏡で飾り石のついた取手だけが尻尾のように突き出ているのが見える。
グリアは鏡に背を向けさせたリリアムの足を持ち上げ、既に蕩けたようになっている秘唇を開いて眺める。
「後ろを弄られて前が濡れるとは、ずいぶんと恥ずかしい体だな。流石にこんな姿は他の遊び相手には見せられないだろ」
「もう他の相手なんかいませんってば」
「チャンスがあれば拾い食いもするくせに……」
咎めるように玩具の持ち手を揺らされて、慣れない感覚に身を捩る。
「んっ……誓って先輩以外食べません。確かめます?」
リリアムは自ら膝を割って完全に濡れてしまった秘部を見せつける。少し動いただけで、後孔の玩具はリリアムから流れ出る蜜で濡れた。
「あの、寝ている間にされてたことが期待以上で、再現をお願いしたいんですけど」
切なく秘唇を震わせてグリアにすがると、グリアの目に凶暴な光がともる。
「泣くなよ……」
目の前にグリアの顔がある。近頃は家を行き来して、清い付き合いの振りをしているので、朝まで一緒にいることは珍しいことだ。
平和そうに寝息を立てているグリアは、いつもより幼く見える。
朝の光で銀に光るグリアの髪の向こうに、フード付きの技術振興部の騎士服と自分の騎士服が見える。
誰がそうしたのか、黒いフードを採用したのが黒魔術部という蔑称の着想だったに違いないとぼんやり思う。
グリアを起こさないように、眼球だけを動かして部屋を観察してみる。
見覚えのない部屋だが、宿ではなさそうだ。棚には見覚えのある本がたくさん詰まっていて、入りきらなかった分は床に平積みしてある。見覚えのある器具も無造作に置かれているし、リリアムが図書館から持ち出してきた本もある。
ここがどこなのか思い当って、急に頭がはっきりする。
「ここ……もしかして先輩の部屋?」
グリアの鼻先を触ると、もぞもぞと抱き寄せられる。
「ふわわわわわ」
「起きたのか? 俺はまだ眠い、もう少し寝てろ」
みちりとグリアの腕の中に閉じ込められて、嬉しくてにまにまとする。
ついにグリアの部屋に招き入れられたと知って、一気に目が覚めてしまった。
「あの……私、お持ち帰りされちゃいました? 私が寝てる間に、えっちなこととか、したりして……?」
「……」
期待を込めて訊いても、返事はない。
解かれた髪がこそばゆくて、掻き分けようとすると、見慣れないシャツの袖が目に入る。
「ちょっ、これ、先輩のシャツじゃないですか! まさかの彼シャツ!? しかも、私ってば、中になにも着てない! 先輩、やりましたね、着替えさせるときに、絶対触ったでしょ」
グリアは何も答えずに寝直す素振りを見せるが、今度はわざわざリリアムの胸元に鼻先をつっこんできた。
「しまった、全く記憶がない。本当の睡姦じゃなくて、眠った振りをしての睡姦がよかったのに……」
リリアムによくわからない性癖を発表されて、グリアが胸の谷間でモゴモゴとしゃべる。
「駄目だと言われそうなことはしなかった。結局、何をしても起きなかったがな。いま風呂に入れてやるから、もう少し静かにしてろ。隣室はまだ人がいる」
「そりゃ、駄目なことはないですけど……」
静かにしろと言われても、興奮して今更二度寝などできそうにない。
グリアはまた眠ってしまって、リリアムの背中を抱きしめるように両手をまわしている。それならばとグリアの頭を抱えて、髪を撫でてやると、ぎゅっと腕の力が強まる。
「うはっ、先輩かわい――ああ、髪は柔らかいんだぁ……下の毛の方が硬いくらい……」
リリアムは飽きずに、何度も何度も繰り返しグリアの髪を撫でる。
そういえば、泥酔した次の日なのに、気分が悪くない。少し空腹なくらいだ。
空腹なだけではなくて、グリアが欲しくなって、もぞもぞとしていると、隣の部屋から物音がして誰かが出かけていった。寮に住んでいる騎士たちは、寮の食堂で朝食を食べてから登城する。休みでも朝食の時間は決まっているので寮の部屋はこの時間ほとんど不在だ。
やっと起き出してきたグリアは、全裸で風呂の用意を始めた。酔いつぶれるつもりでいたので、リリアムは今日は休みをとっている。リリアムは浴室の隅にしゃがんで、グリアが湯を用意するのをまっている。
見上げた角度からグリアの陰嚢が重く揺れるのを見てニヤニヤしているリリアムに、グリアは気が付かない。
「先輩の部屋はシャワーもお手洗いもついているんですね。グッドヘン家の特権ですか?」
「いや、隊長以上の者の部屋はどれもこうだ。尤もいつまでも寮にいるのは俺ぐらいだがな。俺だって新人の頃は相部屋で風呂は共用だった」
「えー、同期になりたかった」
「さすがに男女で相部屋にはならないと思うが……」
リリアムが若いグリアと共同風呂で出くわす妄想をしていると、手を引かれる。
「シャワーを出すからそこじゃなくて椅子に座れ」
椅子の前にはよく磨かれた縦長の鏡が掛けてあり、そこにリリアムの全身が映った。
そのまま寝てしまったわりには体にベタつきもなく、さっぱりしている。
顔を洗って顔を上げると、首にポツリポツリと赤い跡がついているのに気がついた。虫に刺されたかと思って触ってみると、内出血だと知れる。
「ああっ!」
こんな内出血、吸われてついた他にない。歯型らしいものまである。
リリアムは立ち上がって鏡に駆け寄る。
「あ、ちょっ、先輩、なにこれ! たくさんキスマークついてる。うわっ、背中にも。ひゃっ、こんなとこまで……先輩、寝ている私に、何をしたんですか?」
足を上げてよく見れば、性器の近くにまでついている。
「寝ていたんだから、俺の仕業とも限らないだろ」
「いいえ、わかりますよ。先輩がよく触るところばかり吸われてます!」
グリアは後ろからリリアムの腹に手を回すと、体を密着させて首筋にもう一つ痕を残した。
「起きなかったから仕方なくな。それに、昨日は排泄の手伝いもしてやっただろう?」
「ええ?!」
酔ってみんなと騒いでいた辺りから記憶がない。どうやってグリアの部屋にたどりついたのか見当もつかない。
「濡れていたから、欲しいのかと思って中に指を咥えさたんだがな。それよりも膀胱が限界そうだったから、排泄を手伝ってやった。ベッドで粗相をされてはかなわん」
「中……?」
身に覚えのないことばかりを聞いて目を白黒させると、怪しい手つきで下腹を撫でられる。膀胱の辺りに圧をかけられて、官能の気配が動き出した。
「出せと言ったら、大人しく言うことを聞いたな。本当に覚えていないのか?」
「それは流石に恥ずかしいっていうか、うわぁ……」
リリアムは自分の頬が赤らむのを鏡越しに確認した。
相手を恥ずかしがらせて遊ぶことは多々あったが、自分がされることなどほとんどない。性的な事なら喜ばしいけれど、排泄をみられたとなると別の羞恥でいたたまれない。
「寝る前に用を足しておかないから、そんなことになる。記憶がなくなるほど飲むのも考え物だぞ。何をされるか分かったものではないだろう?」
リリアムは勝手にされていたことを想像して、すっかり出来上がってしまった。
耳まで赤らめて、フルフルと拳を握る。
「それと、二日酔い防止の薬も飲ませた」
意味ありげに唇を指でなぞり、二本指を口に押し込み、ちゃぷちゃぷと音を立てる。
「口移しでですかっ! なんてえっちな! ずるい! なんにも覚えてない! やり直しを要求します!」
口を尖らせて迫れば、温かくなったシャワーの水を顔にかけられる。
「おまえ、他の奴に愛嬌を振りまきすぎじゃないか? 俺では足りずに別の団員とも寝るつもりか? 騎馬隊にお前を自分の寝床に連れて行くと申し出た奴がいたが、お前を狙っているのは、あれだけではなさそうだな」
「そんな団員がいました? え、だれだろ。脈ありかな……あ、ああっ……」
リリアムが興味を示したとたんに、グリアに胸の先端を潰されて、甘い悲鳴をあげる。
「お前の扱いがひどいと抗議された。こんなに丁寧に洗ってやってるのにな――」
グリアは宣言したとおり丁寧にリリアムの髪を洗い、官能を引き出すように胸や腹を洗っていく。
背中を洗い終わって、腹と腹を密着させ、こねるように臀部を洗われると、さすがにリリアムも普通ではいられなくなってくる。
モジモジしはじめたところで、背後で何か瓶を開ける音がした。
リリアムが嗅いだことのある匂いだなと思っているうちに、臀部にひやりとした液体が垂らされる。
「この匂い……」
嗅いだことのある潤滑剤の匂いだ。コーディーが用意した甘ったるいものではなくて、少し柑橘系の香りがする。
バスタブの縁に手をつかされて、期待で蠢いていた後ろの窄まりにぬるりと指を咥えさせられる。
「洗うから力をぬけ」
「洗うって……逆にドロドロにしてるじゃないですか。しかも、何を持ってるんですか」
石鹸置きの横に、見慣れない紡錘状のものが置いてあった。
「コーディの所から没収してきたものだ。後ろに使うものだな――ほらもっと弛めろ、俺になら、なにをされても濡れるんだろ?」
軽く尻を叩かれて、リリアムはびくりと身を震わす。
前にされた時は指だけでぎゅうぎゅうだった。それより明らかに大きな質量の玩具だ。
「わたし、本当に後ろは初心者で……や……ちょっと、心の準備が……」
「息を吐け。この太さなら、受け入れるつもりがあれば入る」
たっぷりと潤滑油をまとわされて、指で慣らされた後孔に、無機質な玩具が入りこむ。
「ん……きつ……」
経験したことのない大きさに震えると、陰核を刺激される。リリアムが陰核の鋭い快感で蕩けて、弛緩したのを見計らって、グリアは首尾よくリリアムに玩具を埋め込んだ。
「は、はいっちゃった……」
鏡で飾り石のついた取手だけが尻尾のように突き出ているのが見える。
グリアは鏡に背を向けさせたリリアムの足を持ち上げ、既に蕩けたようになっている秘唇を開いて眺める。
「後ろを弄られて前が濡れるとは、ずいぶんと恥ずかしい体だな。流石にこんな姿は他の遊び相手には見せられないだろ」
「もう他の相手なんかいませんってば」
「チャンスがあれば拾い食いもするくせに……」
咎めるように玩具の持ち手を揺らされて、慣れない感覚に身を捩る。
「んっ……誓って先輩以外食べません。確かめます?」
リリアムは自ら膝を割って完全に濡れてしまった秘部を見せつける。少し動いただけで、後孔の玩具はリリアムから流れ出る蜜で濡れた。
「あの、寝ている間にされてたことが期待以上で、再現をお願いしたいんですけど」
切なく秘唇を震わせてグリアにすがると、グリアの目に凶暴な光がともる。
「泣くなよ……」
0
あなたにおすすめの小説
敵国に嫁いだ姫騎士は王弟の愛に溶かされる
今泉 香耶
恋愛
王女エレインは隣国との戦争の最前線にいた。彼女は千人に1人が得られる「天恵」である「ガーディアン」の能力を持っていたが、戦況は劣勢。ところが、突然の休戦条約の条件により、敵国の国王の側室に望まれる。
敵国で彼女を出迎えたのは、マリエン王国王弟のアルフォンス。彼は前線で何度か彼女と戦った勇士。アルフォンスの紳士的な対応にほっとするエレインだったが、彼の兄である国王はそうではなかった。
エレインは王城に到着するとほどなく敵国の臣下たちの前で、国王に「ドレスを脱げ」と下卑たことを強要される。そんなエレインを庇おうとするアルフォンス。互いに気になっていた2人だが、王族をめぐるごたごたの末、結婚をすることになってしまい……。
敵国にたった一人で嫁ぎ、奇異の目で見られるエレインと、そんな彼女を男らしく守ろうとするアルフォンスの恋物語。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
「今とっても幸せですの。ごめんあそばせ♡」 捨てられ者同士、溺れちゃうほど愛し合ってますのでお構いなく!
若松だんご
恋愛
「キサマとはやっていけない。婚約破棄だ。俺が愛してるのは、このマリアルナだ!」
婚約者である王子が開いたパーティ会場で。妹、マリアルナを伴って現れた王子。てっきり結婚の日取りなどを発表するのかと思っていたリューリアは、突然の婚約破棄、妹への婚約変更に驚き戸惑う。
「姉から妹への婚約変更。外聞も悪い。お前も噂に晒されて辛かろう。修道院で余生を過ごせ」
リューリアを慰めたり、憤慨することもない父。マリアルナが王子妃になることを手放しで喜んだ母。
二人は、これまでのリューリアの人生を振り回しただけでなく、これからの未来も勝手に決めて命じる。
四つ違いの妹。母によく似たかわいらしい妹が生まれ、母は姉であ、リューリアの育児を放棄した。
そんなリューリアを不憫に思ったのか、ただの厄介払いだったのか。田舎で暮らしていた祖母の元に預けられて育った。
両親から離れたことは寂しかったけれど、祖母は大切にしてくれたし、祖母の家のお隣、幼なじみのシオンと仲良く遊んで、それなりに楽しい幼少期だったのだけど。
「第二王子と結婚せよ」
十年前、またも家族の都合に振り回され、故郷となった町を離れ、祖母ともシオンとも別れ、未来の王子妃として厳しい教育を受けることになった。
好きになれそうにない相手だったけれど、未来の夫となる王子のために、王子に代わって政務をこなしていた。王子が遊び呆けていても、「男の人はそういうものだ」と文句すら言わせてもらえなかった。
そして、20歳のこの日。またも周囲の都合によって振り回され、周囲の都合によって未来まで決定されてしまった。
冗談じゃないわ。どれだけ人を振り回したら気が済むのよ、この人たち。
腹が立つけれど、どうしたらいいのかわからずに、従う道しか選べなかったリューリア。
せめて。せめて修道女として生きるなら、故郷で生きたい。
自分を大事にしてくれた祖母もいない、思い出だけが残る町。けど、そこで幼なじみのシオンに再会する。
シオンは、結婚していたけれど、奥さんが「真実の愛を見つけた」とかで、行方をくらましていて、最近ようやく離婚が成立したのだという。
真実の愛って、そんなゴロゴロ転がってるものなのかしら。そして、誰かを不幸に、悲しませないと得られないものなのかしら。
というか。真実もニセモノも、愛に真贋なんてあるのかしら。
捨てられた者同士。傷ついたもの同士。
いっしょにいて、いっしょに楽しんで。昔を思い出して。
傷を舐めあってるんじゃない。今を楽しみ、愛を、想いを育んでいるの。だって、わたしも彼も、幼い頃から相手が好きだったってこと、思い出したんだもの。
だから。
わたしたちの見つけた「真実の愛(笑)」、邪魔をしないでくださいな♡
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
婚約者の本性を暴こうとメイドになったら溺愛されました!
柿崎まつる
恋愛
世継ぎの王女アリスには完璧な婚約者がいる。侯爵家次男のグラシアンだ。容姿端麗・文武両道。名声を求めず、穏やかで他人に優しい。アリスにも紳士的に対応する。だが、完璧すぎる婚約者にかえって不信を覚えたアリスは、彼の本性を探るため侯爵家にメイドとして潜入する。2022eロマンスロイヤル大賞、コミック原作賞を受賞しました。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる