戦場を駆ける死神

Lowless.L,Surkin.

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交響詩〜Town And Glass〜

encounter

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「お兄ちゃん、色んな人がいて楽しかったね!」

「そうだな、繋がりっていうのは大切にしたいと改めて感じたな...。」

「ふふっ、お兄ちゃん今日は少し寂しがり屋なのかな?」

十一時から十三時までファミレスにいたからかな、賑やかなところに長時間いると急激に人数が減ると少し寂しく感じる

だがまたいつか会える、そう考えると少しは耐えられる

「お兄ちゃん、家に帰ったらまたゲーム?」

「そうだな、フライハイトオンラインっていうゲームなんだが、次に販売されるのが2週間後らしいんだ。ちょうど2週間後と言ったら夏休みが始まるのと、香菜お前の誕生日だ。」

「ってことは...。買ってくれるの?」

「そうだな。あと、姉さんと弟にも買ってやらないとな。」

姉さんと弟の分も買うと言うと同時に、少し妹の顔色が曇った。

「むぅ、どうせ全部同じやつでしょ、三個一セットみたいなやつ」

「まぁ、そうだな。それじゃなきゃ予算が足りないからね。」

「お金あるのに?」

「あるけどな、香菜に買ってやりたいものが三個セットのやつを買わないと買えないってやつなんだ...。」

「まさかだけど...。」

少し、目尻に涙を貯めたまま口角は緩んでいる、少し察したのだろうな

「そのまさか、だな。香菜にガントレットデバイスを買ってやるためには少し金がかかりすぎるんだよな...。」

ガントレットデバイスとは、VR機器のVRMMOのクレードルアイテムのひとつで、種類は俺が使っているベッド型の全デバイス一括式とリフォーム型の全デバイス分割式の二種類で、分割式にはアンダー、ヘルム、ボディ、ガントレット、ソルレットの5種類ある

アンダーはDEX,器用さ、ヘルムはINT,知力、ボディはVIT,頑丈さ、ガントレットはSTR,筋力、ソルレットはAGI,俊敏さ、に割り振られそれはフライハイトオンラインでも出来るらしい

もちろん、分割式のパーツは全てまとめて入ってはいるが、そのまま使うと自分のリアルスキルの3/1とかなり下がってしまうが価格は一括式よりもかなり安い

だが、それだけでは不満が出てきてしまうため、追加アタッチメントデバイスが差し込むことが出来るようになっている

自分のリアルスキルに合わせるのであれば全てのパーツにSデバイスを2つづつ差し込めば通常通りの動きができる

デバイスとは言わばSDカードのようなもので、Sサイズが2GB、Mサイズが4GB、Lサイズが8GB、LLサイズが16GB、XLサイズが32GBとなり、一括式に元から差し込まれているのはXLが三本づつ各該当パーツに刺さっている

香菜には、ガントレットデバイスEXサイズというのを買う予定で、EXサイズはXLサイズが三本分の効果を持っていて、それで俺たちはやっと自由に動ける感じだ。ちなみに、俺の一括型にはEXサイズしか刺さっていない


ーー

家に帰り、軽く体を動かしてから俺はゲームを始めた 

ーー

ーLOGIN CHECKー

 ーCOMPLETEー

ーFINALLY CAMEー

ーI WAS WAITINGー

ーI'M READY ...MY LORDー

 「待たせてすまなかったな...。

Amabilia...」

ーPLEASE DO NOT WORRYー

ーLOGIN ー



ーー

「お、来たね。ジャック?私たちは少し体装備を見ていこうと思うんだけど、どうする?」

「俺は少し試したいことがあるから、フィールドに出てるよ。」

「それじゃ、僕らの買い物が終わったらメッセージを送るからね。あと、ガイストは用事があるみたいだから来れないって言ってたよ。」

「わかった、連絡待っておくわ。」

俺は草原に出て、現実では苦手だった技の練習をすることにした

俺の技は神無月流の舞撃 華鳥風月という型を主に使っており、脚技が基本となっている型だ

神無月流は一撃 連撃 反撃 舞撃を基本としており、全ての型に必ず入ってくる技の基本がこの四撃種で、その中で俺は動きながら舞いながら攻撃をする舞撃を得意としており、苦手としているのは父親の型の基本 敵の思考を読み出せる手を端から潰していくスタイルの追撃と、母親の型の基本 相手の視覚や触覚などの五感を乱し隙をつくスタイルの乱撃が苦手だ

だから、今日は父親の追撃を真似て吸収していこうと思っている

父親も時折ゲームをやっており、昔ばったりあった時は、第一印象は魔王だった。服装、容姿、行動が綺麗にマッチしており、ますます、魔王だと感じたが、逆に母親とゲームの中であった時はお姫様ではなくどちらかと言うと女勇者と言った方がいいようなスタイルだった。

そんなことはさておき、俺は練習に励むことにした。


それから一時間たったくらいだろうか、遠くの方から砂煙が立ち込めてきて、小さな少女がぼんやりと見えてきた。

「す、すみません!助けてくだ、さい。」

この子から話を聞くにはこいつらを仕留めなければいけないみたいだ...。
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