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6. 中庸タイム
しおりを挟む餓狼族が【聖級結界】の中にいる俺達を、飽きもせず殺気をみなぎらせながら見張っている。
俺達はというと結界の真ん中で座っているのだが、違う意味で緊張している。
ブリトニーと姫の距離が近いのだ。
近いというより2人とも、俺の腕に手を回して座っている。
両手に花という感じなのだが、思いっきり胸を擦り付けてくるのだ。
ブリトニーは前の世界でのレベルでいえば、アイドルを通り越して、外国のスーパーモデル並なのだが、出るところはちゃんと出ている。
Eカップという所か。
尚且つ巨乳にありがちな、乳輪がでかすぎたりする事もない。
丁度良い大きさなのだ。
ピンク色のさくらんぼ。
そのさくらんぼを俺の腕に擦り付けてくるのだ。
豊満な柔らかい胸の中心にあるコリコリとしたさくらんぼを……
そして勿論、餓狼族にボロ布は切り刻まれているので、直接俺のジャージに、ピンと立ったさくらんぼを擦り付けているのだ。
これはどう見ても、俺のジャージに乳首を擦り付けてオナニーしているのではないのか?
何か顔を真っ赤にしてハァハァ言ってるし……
腕を組んでいない方の手は、体操座りのような座り方をしていてよく見えないのだが、自分のあそこをいじっているようにも見える。
この娘は何をしているのだ!?
もしや、これが痴女と言う奴なのか?
いや違う。これは間違いなく【魅了】の効果だ。
反対側にいる幼女のダークエルフの姫も、ブリトニーの真似をして同じように、無い胸を俺の腕に擦り付けている。
コチラはさすがに、自分のあそこをいじってないが、両手で俺の腕にしがみつき一生懸命乳首を擦り付けてくるのだ……
「マスター!気持ちいいですか!
私は、ブリトニーみたいに、胸は大きくないですが、将来的には大きくなるはずなのです。
今はこんなで、申し訳ないのですが、胸が小さいからって私を捨てないで欲しいのです。」
姫は顔を真っ赤にしながら涙目で訴えてくる。
姫は間違いなく美幼女だ。
ポテンシャルは、ブリトニーより高く感じる。
大人になったら間違いなく、その美しさはブリトニーを超えるであろう。
そんな美幼女にこんな事まで言わせてしまうとは… 間違いない【魅了】は鬼畜スキルだ。
俺は決して鬼畜な男ではない。
そうだ。
すっかり忘れていた。
中庸だ。
これで調子に乗って【魅了】スキルを使い続けたら、また前の世界の時のように失敗してしまう。
可もなく不可もなく中庸を目指すのだ。
姫とブリトニーの【魅了】は絶対にとかないが、他の人に対してはあまり使わないようにしよう。
そう!中庸が大事なのだ。
姫とブリトニーには【魅了】を使う。
他の人には使わない。
こ…これは、見事なまでの中庸ではないか!
俺は姫とブリトニーに対して、【魅了】を使ってしまった事への罪悪感を、無理矢理な論理を立てて納得させた。
ーーー
薄暗くなってきた。
日が落ちてきて、西日が眩しく感じる。
餓狼族は、飽きもせず俺達を見張っている。
姫は俺の腕に乳首を擦り付け続けて疲れてしまったのか、今はスヤスヤ眠っている。
ブリトニーは、姫が眠ってしまった事により大胆になったのか、今は俺の首に手を回して、俺の耳元に息を吹きかけながら、たわわな乳房を押し付けてきている。
俺はというと、中庸だ。中庸にならなければならない。中庸にならなけらばまた失敗すると、頭の中で呪文のように唱え、何とか平成の状態を保っているのだ。
しかし、俺がいくら我慢をしても、ブリトニーの行動は益々大胆になっていく。
いつの間にか、目の前に移動してきて俺の顔にその豊満な胸を押し付けパフパフしてくるのだ。
俺の息子は、とうの昔に我慢の限界に達している。
やりたい!
やりたい!
やりたい!
やりたい!
中庸!
中庸!
中庸!
中庸!
ブリトニーはさらに勢いをまして、俺のギンギンに勃起しているイチモツに腰を振りながら自分のあそこを擦りてけてくる。
もう駄目だ!!
ドビュっ
初めて自分の手を使わず射精してしまった……
パンツの中がベタベタする。
恥ずかしい……
ブリトニーの方を見るとカッと瞳孔を開き、驚いた症状をしている。
「ご主人様!私はもう耐えれません!!どうかご慈悲を!ご慈悲をお与えくださいニャ!!」
ブリトニーは俺の精液の匂いに反応してしまったようだ……
仕方がない。
これは仕方がないことなのだ。
これは奴隷に、対する主人の務め。
奴隷にこのように求められているのに応えないのは、主人として無能と烙印を押されてしまうかもしれない。
俺は乳首スリスリをずっと我慢してきた!
ここらで爆発するのが、ちょうど良い感じなのでは…
我慢とS〇Xしたいの丁度中庸!
中庸とは倫理的な徳!
我慢のしすぎは良くない。
中庸からはずれてしまう。
早くS〇Xして中庸の状態に戻さねば!
よし!!
いまから中庸タイムだ!!
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