【R18 】必ずイカせる！ 異世界性活

１２. 焼肉

　
「ご主人様！気持ちいいです！
　あぁぁぁ……イィィ…あぁぁぁ…
　イク…イク…いっちゃうニャ……」

　ビクッビクッビクッビク

「ウッ!!」

　ドピュ！


「……………」




「姫！秘密の特訓は終わったので目隠しを取ってもいいぞ！」

「……はっはいです。」

「ブリトニーは少し特訓がキツかったのか放心状態だが、暫くすれば元気になると思うから心配するな！」

「ハイ！マスター！」

「チョット貸してみろ」

　俺は先程まで目隠ししていたバンダナを受け取り、姫の頭にバンダナを巻いてやった。

「うん！いいぞ！可愛くなった！」

「あ…ありがとうございます！マスター！」

　姫は顔を真っ赤にしながら喜んでいる。

「ウンウン！」

　俺は姫の頭をぽんぽんと撫でてやった。

「ところで、言いたくなければ言わなくていいが、姫はどうして奴隷になったんだ？」

「言いますです！３日前に突然、北に住んでる大魔王が攻めて来て、お父さんとお母さんを殺してしまったんです。
　普通だったら、若い女性は戦争に負ければ性奴隷にされるらしいのですけど、北に住んでた大魔王は、ホモだったらしく、女性は奴隷として売られてしまったのです！
　でも私のお兄ちゃんは大魔王に気に入られて、慰《なぐさ》みものになってるって皆が言ってたのです！」

　結構ディープな事を軽く話すのね…

「大変だったな」

「南の大陸ではよくある事なので悲観はしていませんです。
　でも、そのおかげでマスターに出逢えたので良かったのです…」

　また、顔を真っ赤にしてモジモジしている。

　自分の両親を３日前に殺されて、お兄さんも魔王に犯されまくっているというのに、この世界はこれが普通なのか…

　それとも【魅了】の効果が効きすぎて感情がおかしくなっているのか…

【魅了】を解けばわかるかもしれないが、姫とブリトニーを手放す気は全くないので無理な話だ…


【魅了】というチートスキルを使っている俺が、この世界で1番の異物である事は間違いない…

ーーー

「ご主人様。
　特訓ありがとうございましたニャ！また今晩もお願いしますニャ」

　ブリトニーが復活したようだ。って、ん…今晩も……ヤルつもりなのか……

「ブ…ブリトニー、冒険者バックの中に確か食料があったと言ってたよな」

「ハイですニャ！食料たらふくありましたニャ！でも少し待って下さい。
　先程倒した餓狼族から、コアを取り出しますニャ！」

「コア？」

「コアですニャ！冒険者ギルドに持っていけばお金に替えてくれますニャ！」

　そう言ってブリトニーは餓狼族を銅の剣でドンドン解体していく。

　解体と言うよりも捌いてると言った方が良いのか、コアを取り出した後も部位ごとに細かく切り分けている。

「ご主人様！新鮮なお肉をゲットしたので焼肉にしましょう！にゃ！」

　また、語尾の二ャを忘れた。

　昨日の夜【聖級結界】をスペルマだらけにした餓狼族の肉を食べるのか…

「ご主人様！冒険者バックの中に調味料があったので使っていいですかにゃ！」

「いいぞ！それから2人に冒険者バックを1ずつ渡しておく！」

「中身は入ったままですがどうしますか？ニャ」

「お金は貰っているのでそのまま使えばいい。」

「ありがとうございますニャ！
　でも冒険者バックも、中身もご主人様の物ですから預からして貰っていると解釈しますニャ！」

「いや、中身も全部あげるぞ！」

「そうだとしても、私はご主人様の奴隷です。奴隷の持ち物は全てご主人様の物ですニャ」

「まあ、お前がそう言うならそれでいいが…」

　姫は焼肉と聞いて、せっせと薪木拾いをしてる。

「ご主人様。肉の準備ができましたニャ！」

「マスター薪木はこれくらいでいいですか？」

「いいんじゃないか！じゃあ火つけるぞ！」

　俺は指先に高温の炎をイメージし、薪木に火をつけた。

　魔法だと簡単に火がつけられるな。
　やはり初級魔法3倍は伊達ではない。
　火力も3倍だ。

　ブリトニーが調味料で味付けした餓狼族の肉を焼く。

　焼けてくると調味料の香草の香りが漂ってきて、食欲をそそる。

　肉汁も滴って美味そうだ。

　ブリトニー！ 俺は表面だけ焼いたレアにしてくれ！

「わかりましたニャ！
　姫様はどうなされますか？」

「私もマスターと一緒の焼き加減がいいのです。」

「分かりましたニャ！
　私は、ミディアムレアが好みなのでもう少し焼きますニャ！」

「ご主人様のお肉は、いい感じに焼けていますニャ！」

　ブリトニーは冒険者バックから取り出した皿に乗せて渡してくれた。

「ご主人様。飲み物は何になさいますか？」

「何がある？」

「水とワインとヤギの乳、それからハーブティーとココアが作れますニャ！
　冒険者バックの食料も、１年かけて西の大陸に行く予定だったので大量の食料が保存されてますニャ！
　私達3人だけなら、5年は持ちますニャ！」

「それでは、水を貰おうか。」

「ハイですニャ！ 姫様は何になさいますか？」

「私もマスターと同じ水がいいのです。」

　ブリトニーから貰った水を1口飲み、餓狼族の肉を少しだけかじってみた。

　う…旨い!!

　餓狼族の肉は赤身だが柔らかく食べやすい。

　臭味がありそうな感じがするが、まったくなく牛肉の味に似ている。

「こいつは旨いな！ブリトニー焼き加減も丁度いいぞ！」

「ありがとうございますニャ。
　ご主人様に褒めてもらえて嬉しいですニャ」

「美味しいのです！
　お城でも、こんな美味しいお肉は食べた事がないのです！」

「冒険者料理でございますニャ！
　やはり、自分で倒したモンスターをその場でさばいて食べるのが1番美味しいのですニャ！」

「ブリトニーは、冒険者をした事があるのか？」

「ハイですニャ！
　漆黒の森の近衛騎士になる前は、ずっと冒険者をしておりましたニャ！」

　オッ。ファンタジーぽくなってきたな。

「冒険者にはどうしたらなれるんだ？」

「簡単ですニャ！
　冒険者ギルドで試験を受ければ簡単になれますニャ！」

「どんな試験なんだ？」

「モンスターを倒すだけですニャ！
　ご主人様なら簡単になれますニャ！
　冒険者になればダンジョンに入る事ができます。ダンジョンに入れば、食いっぱぐれる事はないですニャ！」

「冒険者になっても損はなさそうだな！ブリトニー冒険者ギルドに案内してくれるか！」

「ハイですニャ！ ご主人様！」