【R18 】必ずイカせる！ 異世界性活

３２. ペロペロパンパン

　
『ミノ一番』でナンコー·サンアリに焼肉をご馳走してもらい、『妖精のあくび亭』のスィートルームの扉の前にきた。

「アッアッアッアッアッアッ」
「パンパンパンパンパンパンパン」
「ペロペロペロペロ」
「アッアッイクイク…いっちゃう！」
「いいですね！その調子なのです！
　もっとお尻をキュッとあぁぁぁいいですよ！」
「だ…男爵様もっとお恵を……アッアッ」
「アッアッアッアッアッアッ」
「ペロペロペロ」


「……」

「姫。目隠しをしなさい」

「ハイなのです！ マスター！」

　深呼吸をした後、扉を開けた。

「アッアッアッアッ」

「イクイクイクイク」

　扉の中は、まさに地獄絵図の状態だった。

　裸の男達が男爵を最後尾に激しく腰を振りながら、まるでムカデの様に一列に繋がっているのだ。

「男爵様！ もっと！ もっと！ 激しく突いて下さい！ あぁぁぁいいです！ 男爵様凄いです」

　狼人族の男が男爵にお尻を突き出し、涙を流しながら喘ぎ声をだしている……

　６人いる女性陣はというと、ドーナツの様な円を作り、四つん這いスタイルでひたすらアンアン言いながら、クンニし合っているのだ……

「オイ！ ゴキ男爵！
　何をしてるんだ！」

「ハッ!!  グランドマスター。お戻りになられましたか！
　もう既に、この者達の調教は終わり、今は親睦を深めていた所でございます」

「そ…そうか…」

「お前達！ グランドマスターに挨拶しなさい！」

『カワウソの牙』のメンバーが全員横に並んだ。

「姫！ 目隠し外してもいいぞ！」

「ハイなのです！ マスター！」

　横に並んだ『カワウソの牙』のメンバーが90°の礼をしながら、代表者らしい狼人族が、
「グランドマスター！ 姫様！
　先程はすみませんでした！
　私達『カワウソの牙』一同、グランドマスターと姫様に永遠の忠誠を誓います！」
　と、宣誓した。


　ゴキ男爵……この短期間に何をしたんだ……まあそれより、姫の『カワウソの牙』への怒りが収まればいいか。


「姫。これで良かったのか？」

「ハイなのです！マスター！」

　姫のご立腹も解消されたようだ。



「お前達！牛魔王とどんな契約をしてたのニャ！」

　ブリトニーが『カワウソの牙』に質問を投げかけた。

「第83ダンジョンの92階層の管理と、ミノタウロスの捕獲を任されておりました」

「92階層の管理とはどういう仕事ニャ？」

「92階層にある下りと上りの2つの階段フロアーをすぐ出た辺りに、2つの場所を繋ぐ移転魔道具が設置してあり、そこに冒険者を誘導して、92階層のミノタウロスを他の冒険者に狩らせないようにする仕事です。」

「無理やりミノタウロスを狩ろうとする冒険者には、どんな対応をするのニャ？」

「殆どの冒険者は、牛魔王の名前を出せば大人しく引き下がるので問題ありません。
　しかし1度だけ、S級冒険者のパーティーがミノタウロスを狩る為に侵入してきましたが、すぐに牛魔王が駆けつけて瞬殺されました」

「わかったのニャ。
　お前達は、ご主人様と姫様に忠誠を誓ったと言ったが、牛魔王を裏切ってもいいのか？」

「私達『カワウソの牙』にとってご主人様と姫様は神に等しい、いや、神そのものなのです！
　神と、牛魔王などと比べようもありません！」

「だそうですニャ。ご主人様」

　だそうですって言われても、ミノタウロスを勝手に狩ったら牛魔王と戦わないといけないんだろ……

『カワウソの牙』の人がミノタウロスを狩るのを見逃してくれるとしても、俺達がミノタウロスの肉をモフウフで売り捌いたら結局バレるよな……

　そもそも、『カワウソの牙』のメンバーは本当に信頼できるのか？

【鑑定】スキルを使うか。

　ゴトウ族
『カワウソの牙』、(『犬の尻尾』傘下)
　名前; ヤナイ·ゴトウ·ママト
　種族; 狼人族
　職業;  獣戦士lv.55
　スキル; 咆哮

　ん……『カワウソの牙』のメンバー全員、ゴトウ族になってる?!

　何でだ？

　俺に心の底まで忠誠を誓うとゴトウ族の一員になってしまうのか？

　まさか、ゴキ男爵も？

　ゴトウ族
　デーモン·ゴトウ(ゴキ男爵)
　種族;デーモン
　職業; ダンジョンマスター
　スキル; 調教、影渡り

　やはり、ゴキ男爵もゴトウ族になっている。デーモン後藤って、デー〇ン小暮のパチモンみたいだな……

『カワウソの牙』のメンバーが持ってるスキルは大した事ないが、ゴキ男爵の【調教】と【影渡り】は使えそうだ。

　さっき姫の影から、ニョキっと出て来たやつだな。

　鑑定してみるか

　｛【影渡り】は、心が繋がっている人物の影に移動できる能力｝

　｛【調教】負けを認めた相手を思い通りに調教する事ができる能力｝

　2つともかなり使えそうだ。
　姫とブリトニーにも分け与えるか。

　ペロにも【影渡り】を与えよう。

『カワウソの牙』のメンバーにも【影渡り】のスキルを与えるのもいいかもな。

　何か命令したい時に、すぐ呼べる。

　ゴキ男爵のダンジョンマスターという職業は何だ？

　｛ダンジョンを支配する能力。
　ダンジョンの魔物の支配権、
　ダンジョン各階層のワープ、ボスの決定等｝

　なんか凄いな……
　ゴキ男爵にダンジョン運営してもらったら面白いかも。

「『カワウソの牙』の忠誠はよく分かった！
『カワウソの牙』は、今から『犬の尻尾』の傘下ギルドとする。
『カワウソの牙』が『犬の尻尾』の傘下になった証として、メンバー全員に【影渡り】のスキルを与える。
　精進するように！」

「イエス！ マイロード！」
『カワウソの牙』のメンバーが揃って声を上げた。

「明日の朝9時に、第83ダンジョンの入口に集合するように！」

「イエス！ マイロード！」

『カワウソの牙』のメンバーは荷物を持って、スゥイートルームから出ていった。

「ゴキ男爵！
　お前も帰れ！」

「御意！」

　ゴキ男爵は自分の影の中に、溶ける様に消えていった。

「姫とブリトニーとペロにも【影渡り】のスキルを与えてあるからな」

「マスター！ ありがとうございますです！」

「ありがとうニャ！」

「ワン！ワン！ワン！」

　１階カウンターで支配人に部屋の受け渡しが終わったと伝えに行くと、既に『カワウソの牙』から聞いているとの事で、1ヶ月分のお代も頂いているとの事だった。


　今日やるべき事は全て終わった。

　フフフフ……

　いよいよ待ちに待った、姫とブリトニーとお風呂タイムだ！