【R18 】必ずイカせる！ 異世界性活

８２. ファイティングポーズ

　
「姫ちゃん！ サイト君の顔を水魔法で洗ってあげて！
　サイト君は顔を洗ってもらったら、タコさんから距離をとって！」

　アンちゃんが的確に指示を飛ばす。

「ハイです！」

　顔が突然 水の塊に覆われて、立ちなが溺れそうになるが、顔を洗い終えると水はすぐに消え、視界が戻ったので、タコ侍から距離をとる。

「サイト君！ 【鑑定】を使って、タコさんの弱点を探って！
　折角、大層なスキルを持ってるんだから活用しなさい！」

「わ……分かった！」

　アンちゃんに怒られる度に、息子が脈立つ。なんて俺はM野郎なんだ……

　タコ侍を【鑑定】で調べる。

　｛名前;オクトパスソルジャー、弱点;火、特徴;たまに墨を吐く。レベルが高い個体程、刀の数が増える。スキル;五月雨剣、墨吐き、締め殺し｝

「解ったぞ！  弱点は火みたいだ！」

「ご主人様！ 炎の闘気を纏うのニャ！」

　ブリトニーが背後から指示を出してくる。

　炎を体に纏うイメージをする。

「ご主人様！ 体だけじゃなく、剣にも闘気を纏うのニャ！」

　ブリトニーに言われたとおり、剣にも炎をイメージするが上手くできない。

　俺が闘気の発動に四苦八苦している間、アンちゃんは、オクトパスソルジャーの攻撃を大盾で受け続けている。

「クッ!!  上手くできない！
　兎に角、攻撃してみるぞ！」

「やるだけ無駄なのニャ！」

「やってみないと解らないだろ！」

　アンちゃんの大盾から飛び出し、オクトパスソルジャーの8本の腕の内の1本に斬りかかる。

　ぼよ～ん！

　オクトパスソルジャーの腕にヒットしたのだが、そのまま弾き飛ばされてしまった。

「クッ!!」

　急いで、アンちゃんの大盾の背後に逃げ込む。

「だから言ったのニャ！  S級以上の魔物には、闘気を使わないと傷を付ける事さえできないのね！
　よっぽどの達人ならば、闘気を使わなくても切り刻む事ができると思うけど、ご主人様のヘナチョコ剣技では無理なのね！」

　よっぽどの達人とはブリトニーの事か……
　ブリトニーはS級相手にわざわざ闘気を使わない。
　ブリトニーの一太刀は、全て会心の一撃になる。
　それ程正しく剣を的確に振らなければ、S級の魔物を闘気を使わずに倒す事はできないのだ。

　流石は、剣王ブリトニー·ゴトウ·ロマンチックと言った所か。

　もう一度だ。炎だ！ 炎！
　俺は燃える男だ！ 姫が怒ってる時をイメージするのだ。姫が怒ってる時には赤黒い闘気がユラユラと揺れているのが見える。

　普通の人が闘気を使っても、姫みたいに誰もが視認できる程の闘気を出す事はできない。

　俺の1番身近な所に最高の見本があったのだ。

　姫だ！ 姫をイメージするのだ！

　頭の中に姫が現れる。が……

　駄目だ……

　俺はなんて駄目な保護者なのだ……

　いくら姫をイメージしても、いつも俺の隣で目隠ししながら、可愛い割れ目をクチャクチャ弄りながらハァハァ言っている姫の姿しか、イメージできないのだ。

　違う！ 闘気を纏っている姫をイメージするのだ！

　ハァハァハァハァハァ……気持ちいいょぉ……クチャクチャクチャクチャ

　違う！  違うのだ！  俺は姫に正しく育って欲しかったのだ。
　誰もわざと、オナニー大好き幼女に育てるつもりはなかったのだ……

　ハァハァ……マスター。
　私のお股にマスターのポークビッツを挿れて下さいなのです！
　クチャクチャクチャクチャ……
　マスターのポークビッツが欲しくてお股からお汁が止まりません。

　駄目だ……

　いくらイメージしてもオナニーしている姫しか出てこない……

　イメージ作戦は中止だ。

「サイト君！ 何、オチンチン立たせて目をつぶって固まってるの！ 今は戦闘中だよ！ 今のサイト君、ただの変態だよ！」

　アンちゃんの怒声が飛ぶ。

「ドラクエル、仕方が無いのニャ！
　ご主人様の変態行動は、今に始まった事ではないのね！ 
　私が始めてご主人様に会った時も、餓狼族に犯されそうな私を、木陰から覗きながらオナニーしてたのニャ！」

　ブリトニーが追い討ちをかける。

「マスターがオチンチンを立てるのは、みんなの事が好きという証だから、とても良い事なのです！
　今も私達の事を考えて、オチンチンを立てていたのだと思います！」

「姫ちゃん……
　それはホローになってないと思うよ……そもそも、戦闘中に目をつぶる行為自体が自殺行為だしね……」

　アンちゃんが、姫の盲目的な俺への忠順発言にも、しっかりツッコミを入れる。

「ご主人様！ 何度でも闘気を練り直すのニャ！ 今日は剣に闘気を纏えるようになる迄帰らないのね！」

　クッ！ ブリトニーさんは何気にスパルタだ……
　イヤ違うな……ブリトニーは人が苦しむ様子を見るのが、3度の飯より大好きなサディスティック·サイコ·ニャン娘だった……

「姫！ お願いがあるんだ！」

「な……何ですか？  マスター。
　私にできる事なら何だってするのです！」

　姫は、目を輝かして俺を見てくる。

「あ……あのな、炎の闘気を見たいんだ。
　頭の中で姫が炎の闘気を使っているシーンをいくらイメージしても、どうしても違う事をしている姫しか出てこなかったんだ」

「マスターがオチンチンを立てていたのは、私を想像して立てていたのですか？」

「ん……ああ、そうだな……」

　姫が何やら赤くなって、体をクネクネさせている。

「任せて下さいなのです！ マスターの為に全力の炎の闘気を出すのです！」

　姫がやる気を漲らせて、両拳を顔の前に持ってきて、ファイティングポーズのような格好をしている。

「姫が本気を出したら、みんな消し炭になっちゃうから、お願いだから手加減してな」