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123. 体は3歳、実年齢15歳

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「そうだ! これは始まりの魔女が、俺に与えてくれたスキルすっぽんソードだ!
 悪いが、ガリクソン!
 俺に斬られてくれ!」

 スキルすっぽんソードを、天高く抜き身の状態で格好良く出したのだが、『一撃』を発動させるには、居合の構えからしか発動させれないので、格好悪いが、1度鞘にしまい、腰の位置にスキルすっぽんソードを持ってくる。

「サイト君! 急にどうしちゃったの?」

 アンちゃんが慌てて止めにかかる。

「ゴトウ様、もしや『鑑定』スキルをお持ちなのですか?」

「それがどうした?」

「やはり、『鑑定』スキルで私の持っている『不老不死』のスキルを見て、欲しくなったのですね」

「そうだ、ガリクソン、話が早い。
 俺の『一撃』では、攻撃力が低過ぎる為、お前は死なないと『鑑定』がでた。
 俺も、お前の料理の腕は欲しいので殺したくない!
 取り敢えず、俺に斬られてくれ!
 痛みが脳から体に伝わるより早く、姫に回復させるので何も感じない筈だ!」

「解りました。私もゴトウ様にこれから厄介になる身であります。
『不老不死』のスキルは差し上げましょう。
 しかし、『不老不死』はそれ程良いスキルではありませんよ!
 皆が死んで行くのに、自分だけが生き続けるのですから。
 まあ、そんな者達も、この世界ではたくさんいますので、それ程問題ないですか」

「ああ、そうだ。
 俺は生身の人間の身だ!
 長生きしても100歳が限界であろう。
 しかし、姫やアンちゃんは俺よりも、何倍も何十倍も長生きする筈だ!
 俺も一緒に生き続けたいんだ!」

 サイトは少し感情的に叫んだ。

「マスター! 私はマスターが死んでしまったら一緒に、殉死するのです!」

 姫が叫ぶ。

「これは、何がなんでもゴトウ様に、『不老不死』のスキルを与えなくてはなりませんね。
 ゴトウ様は姫様を生かす為に、魔女様がこの世界にお寄越しになられたのです!
 姫様が死んでしまっては本末転倒です。
 さあ! その『スキルすっぽんソード』で私に『一撃』を打ち込んで下さい!」

 ガリクソンは、服が血で汚れてしまわないように全て脱ぎさり、まるで切腹した武士が、痛みに耐えながら介錯を待つ様な顔をしている。

「ゴメン!」

 ズバッ!!

 {ガリクソンから『不老不死』スキルを入手しました}

 天の声が聞こえる。

「姫! ガリクソンに回復魔法をかけるんだ!」

「ハイなのです!」

 ガリクソンの傷は一瞬にして治り、何事もなかったように見える。
 ただ、スッポンポンのオッサンが1人突っ立てるだけだ。

「ご主人様、いったい何の儀式なのニャ?
 いきなり、生クラ剣を出したと思ったら、ガリクソンも「姫様を生かす為に斬ってくれ」とか?
 それから『不老不死』が、どうとか?
 訳が分からなのね!」

 ブリトニーが怪訝な顔をしながら、説明を求める。

「この剣は『スキルすっぽんソード』といって、始まりの魔女が生み出した他人のスキルを奪う事ができる神級アーキテクチャなのだ!
 前に『入門魔法全書』や『匂い玉』からスキルを抽出した事があっただろ!
 但し、会心の一撃を与えないとスキルを抽出する事はできない。
 ブリトニーが使えば、全ての攻撃が会心の一撃だから、わざわざ『一撃』を使わなくていいかもしれないな。

 そして俺は、『鑑定』スキルを持っている。
 ガリクソンを仲間にすると決めたので、『鑑定』スキルで、どのようなスキルを持っているのか調べた所、ガリクソンが『不老不死』のスキルを持っている事に気付いたのだ。
 俺はただの人間だ。
 エルフやドワーフ程、長生きできない。
 しかし、俺は姫やアンちゃんと共に生き続けたいんだよ!
 だからガリクソンに頼んで、『不老不死』のスキルを、『スキルすっぽんソード』の力で貰い受けたのだ!」

 長ったらしくなったが、ブリトニーに丁寧に説明した。

「ご主人様! 私も不老不死になりたいのね!
 私は、この生活を一生続けたいのニャ!
 お金は使いたい放題!
 ご主人様のチンコは魔法のステッキ!
 いくら、人を殺しても、姫様が30分以内なら生き返らせてくれるので、誰でも殺したい放題!
 ドラクエルの体は気持ちいいし、姫様の禍々しい魔素にあたり続けていると、アソコがゾクゾクするのニャ!」

 ブリトニーの不老不死になりたい動機は不純すぎるが、もとよりブリトニーも不老不死にするつもりだ。

 ブリトニーのエロい体を、永遠に貪り続けられるのだ。
 少し狂気過ぎる性格も、SEXのスパイスになる。
 普通の女とのSEXなんてすぐにマンネリしてしまう。

「勿論、そのつもりだ!
 ブリトニーは、今から不老不死だ!
 アンちゃんも不老不死にする。
 ドワーフ族の寿命が長いといっても、1000歳にもなれば、ドン爺さんみたいに歳をとる。
 俺としては、一生、今のままの姿でいてほしい。
 なにせ、俺はロリコンだからな!
 オバサンのアンちゃんより、今の13歳位にしか見えないアンちゃんに興奮するのだ!」

 喋っている内に、アソコが膨らんできてしまった。

「マスター! 私も今すぐ不老不死にして下さいです!」

「姫は駄目だ! 15歳になったら不老不死にしてやる」

「でもマスターは、ロリコンなのです! 3歳の体のままで、15歳になった方が良いのではないのですか?」

 た……確かにそうだ……
 俺はロリコンだ。
 本当は3歳の姫に毎日欲情している。
 体は3歳、実年齢15歳。
 なんて魅力的な言葉なのだ。
 いや、駄目だ!
 体ができていないうちにSEXするのは良くない。
 しかし、待てよ。
 俺のチンコは、成人男性よりも小さめなのだ。
 俺のチンコなら、3歳児のアソコにも難なく挿入できるのではないのか!
 落ち着け、俺。
 中庸だ。
 俺のチンコなら間違いなく、姫のアソコに挿入できるだろう。
 しかし、実際は15歳だったとしても、体が3歳の相手とSEXしてるのを、知らない人に知られたらどうなるだろう。
 確実に、変態ロリコン大魔王と呼ばれてしまう。
 やはり姫には、15歳になってから『不老不死』のスキルを使うのが無難だ。
 危うく、中庸から外れてしまう所だった……

 それにしても、姫はなんて魅力的な提案をしてくるのだ?

 俺の好みを解っての事だろうが、どれだけ俺の事が好きなんだ。

 益々、サイトのチンコはビンビンに反り返り、はち切れそうになるのだった。
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