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135. 新メニュー

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「お前、俺のオナペットになっても良いというのか?」

「ハイ! 喜んで!
 私は、魔女様のお弟子様であらせられる。ゴトウ·サイト様のオナペットになりたいのです!
 何卒、私をゴトウ·サイト様のオナニーの道具として使って下さいませ!」

 不死の魔女ブリジアは、そう言うと、着ていた服を全て脱ぎさった。

 どこか気品がありながらも、サイト好みの未熟な体付きに、狼耳族に似た、シルバーのフサフサの耳と二股に分かれた尻尾が、妙にイヤらしく感じる。

 サイトの股間は、一瞬にしてビンビンになった。

「ウム、合格だ!
 俺の股間が、合格と言っている。
 お前は今から、俺のオナペットだ!
 そうだな、これからは語尾に『ワン』を付けろ!」

「ありがとうございますワン!
 ご主人様!」

 サイトは、新しいオナペットをゲットした。

 ーーー

 大食堂に移動し、サンアリも呼んで、今後の活動について話す事になった。

 ブリジア達を連れて、大食堂の扉を開くと、それに気付いたガリクソンが走り寄って来た。

「ブリジア様! ご無事でしたか!」

「無事だワン!」

「え……と……あの……
 ツッコミ所がたくさんあるのですが……
 まずは、何故、裸なのですか?
 それと、語尾の『ワン』はなんなのですか?
 ブリジア様はそもそも狼なので、鳴き方は、『ワン』ではないですよね?」

 ガリクソンが、戸惑いながらも質問する。

「私は、ご主人様のオナペットになったのワン!
 オナペットなので、いつでもご主人様を興奮させる為に、裸なのだワン!
 そもそも、私は只の狼だったので、本当は裸が落ち着くのだワン!
 語尾の『ワン』は、ご主人様の高尚な趣味なのだワン!」

「そ……そうですか……
 ブリジア様が、納得されているのでしたら、私はこれ以上は何も言いません」

 ガリクソンは、ブリジアに何を言っても無駄だと悟ったのか、そっとしておく事にしたようだ。


「それでは、会議を始めるぞ!
 まず最初に確認なんだが、『シルバーウルフ』もギルドランキング3位に入っているのだよな! ガリクソン?」

「ハッ! ゴトウ様!
 我ら『シルバーウルフ』も『犬の尻尾』と同じように、ギルドランキング10位以内にランキングされております!」

「ウム! それでは『シルバーウルフ』は、『犬の尻尾』の傘下ギルドという事で、問題ないよな! ブリジアよ!」

「問題ないワン!」

「おぉ! そうかそうか! ヨシヨシ」

 俺の椅子の横でお座りしているブリジアの頭を、モフウフ撫でる。

 ブリジアは嬉しそうに尻尾を振りながら、顔を舐めてくる。

 その様子を見て、『シルバーウルフ』の幹部の面々の顔が、ドンドン青白くなっていく。

 無理もない。自分達のギルドの団長が、素っ裸で、ワンコプレイをしているのだ。

 どのような反応をすれば良いのか解らなくて当然だ。

「ヨシヨシ! ブリジアはいい子だな!
 それでは、本題だが姫とペロに浮遊魔法を教えてもらいたいのだが、できるか?」

「問題ないワン! 姫様を守る事は、魔女様の眷族の務めだワン!
 ペロ様も、犬科の頂点なので、狼の私には従う義務があるワン!」

「それからブリジアよ。『シルバーウルフ』の下っ端を、既に700人程引き抜いているが、問題ないよな?」

「問題ないワン! 元々『シルバーウルフ』は、魔女様の痕跡を探す為に立ち上げたギルドだワン!
 魔女様のお弟子様のご主人様を見つけた時点で、既にギルドの役目は終わったようなものだワン!」

「ヨシヨシ! そうか!
 お前は、可愛い奴だな!」

 ブリジアの頭をまたモフウフ撫でる。

 ブリジアはブンブン尻尾を振り、再び、顔をペロペロ舐めてくる。

「ハッハッハッハッハッ!
 ヨシヨシ! 
 姫! ペロを連れて、大奥で、ブリジアに浮遊魔法を教えてもらいなさい」

「ハイなのです!
 行くよ! ペロ、ブリジア!」

「ワン!」

「ワン!」

 ペロもブリジアも、返事は「ワン」だ。

 これで、冒険者ギルド本部のあるムササビまでの移動手段は、確保したようなものだな。
 それから今後『シルバーウルフ』を、どうするかだな。
 冒険者ギルド会議で、主導権を握る為には、ある程度の戦力を残したまま、毎年ギルドランキング10位以内に入れるようにしておいた方が良い。

 ブリジアには、俺のオナペットをしてもらいつつ、『シルバーウルフ』の団長もそのまま続けてもらうか。

 しかし、ガリクソンだけは、ここのアジトに常駐してもらう。

 ガリクソンの料理を食べれなくなるのは、痛いからな。

 ふと見ると『シルバーウルフ』の主要メンバーが、震えている。

「メリル! 『シルバーウルフ』の面倒を見てやれ!
『犬の尻尾』の傘下に入ったという事は、もうそいつらは俺の身内だ。
 ダンジョンに残っている奴らも、風呂に入れて、飯でも食わせてやれ!」

「畏《かしこ》まりました。サイト様」

 メリルは、震えている『シルバーウルフ』の主要メンバーを連れて、大浴場に向かった。

「ガリクソン、お前は『シルバーウルフ』に所属しつつ、ここの大食堂に出向という形にする。
 お前は、ここの総料理長だからな!」

「ハイ!  仰せのままに!」

「ゴトウ殿! 確か『シルバーウルフ』の本拠地はムササビですよね!
 ならば、これを機に『ミノ1番』をムササビに出店したいのですが」

 サンアリが、話が途切れるのを見計らって、『ミノ1番』の出店計画を提案してきた。

「サンアリの好きなようにしろ!」

「ハッ! それから報告ですが、現在『ミノ1番』は、北の大魔王が治める漆黒の森の元王都、ペロ様の出身地でもあるケルベロス教の総本山イヌヤマ、ブリトニー様のお父上が城主をしているニャンゴンに、既に出店しております。
 元王都には、戦争になった時スムーズに兵を送る為、イヌヤマとニャンゴンには、ペロ様とブリトニー様のツテを使って仲間に引き入れ、いざと言う時、兵を【聖級移転】で送ってもらう為でございます。
 この度、『シルバーウルフ』も傘下になりましたので、ムササビにも『ミノ1番』を出店し、【聖級移転】を設置し、いつでも兵の行き来を可能にしたい所存であります」

 流石というか、サンアリはよく考えている。

 ほぼ、ゴトウ族の軍師、いや、お金の管理もしているから会計か?
 ウーン……違うな。
 やはり宰相ぽいな。

「サンアリ殿、お店を出店するなら『シルバーウルフ』の本拠地の空いたスペースをお使い下さい!
 ちょうどギルド員が、半数以上抜けたので、部屋ならいくらでも余っております。
 立地も、ムササビの一等地に位置していますので、繁盛する事請け合いですぞ!」

 ガリクソンが、ムササビに『ミノ1番』を出店すると聞いて、『シルバーウルフ』の本拠地の空き部屋を使うよう提案してきた。

「おお! それは助かりまする!
 これで、ムササビに出店する算段が整いました。
 ガリクソン殿、店の場所を貸してもらう次いでに、『ミノ1番』の新メニューも次いでに考えて欲しいのですが、よろしいですかな?」

「そんな事なら、お安い御用です!
 是非、『ミノ1番』の名物になりうる新メニューを考えましょう!」



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