【R18 】必ずイカせる！ 異世界性活

１７９. 半径2メートル

　
「あ…あのぉ……シャンティー様、特訓する場所ってS5ダンジョンですよね！」

「ゴ……ゴトウ·サイト！ そ……それ以上、私に近づくな！」

「す……すみません！」

　何故か、シャンティーは、真っ赤な顔をして、俺から必死に距離を取る。

「あの……良かったら、『犬の尻尾』のアジトの5Sダンジョンを使ってもらえたらと思いまして」

「お前達、5Sのダンジョンをアジトにしているのか？
　5Sのダンジョンは、まだ2箇所しか攻略されていない筈だぞ！」

「ダンジョンマスターと友達なので、使わしてもらってるんですよ！
　しっかり管理されてるんで、危険は全くありません」

「危険のないS5ダンジョンでの特訓なんて、意味なんてあるか！
　悪いが、ゴトウ·サイト、その話は丁重にお断りする」

　シャンティーは、俺の話に最初から聞く耳を持っていなかったのか、ピシッと、話を打ち切った。

「シャ……シャンティー様ぁー！
　そこを何とか！」

「ええーい！ 私に近づくな！
　私の貞操は、奪わせんぞ！」

「エッ！ 何言ってるんですか？
　僕の息子が、シャンティー様のアソコに挿入できる訳ありませんよ！
　サイズが違いすぎます。
　ん？ 待てよ。俺の人より小さめでズル剥けの息子なら、シャンティー様のアソコにも、もしかしたら挿入できるかもしれないな」

「や……やっぱり、私を狙っているのだな！」

　シャンティーは、空中で後ずさりする。

「狙ってません」

「本当に？」

「本当です！」

「本当に、本当？」

「本当に本当です！」

「そ……そうか、それなら良いのだが……
　少しも私の事を狙ってなかったのか？」

「全く」

　何故か、シャンティーが、思いのほか落ち込んでいるように見える。
　少しぐらい、狙っていたと言っておいた方が良かったのか……

「ええと、シャンティー様は高尚過ぎて、私には勿体なさすぎです。
　シャンティー様には、私より立派な方がお似合いだと思いますよ！」

「エッ、そ……そうかな？」

「そうです！ そうです！
　シャンティー様には、どこぞのイケメン貴族とか、お金持ちのアラブの王族とかがお似合いだと思いますよ！」

「ウンウン、そうでしょ！ そうでしょ！
　やはり、私ほどの美し過ぎる妖精さんには、アラブの王族は何の事だか分からないけど、お金持ちのイケメン貴族でなければ、釣り合わないわ！」

　どうやら、シャンテー様の機嫌が回復してきたようだ。後、もう1押しだ。

「ですよね！
　モフウフのダンジョンがあるアジトは、一応、『漆黒の森』の王城も兼ねてます。
　なので、現在、元『漆黒の森』の貴族階級の方々も、たくさん集まってきておりますので、シャンティーさんのお眼鏡に適う方も、いらっしゃるかも知れませんよ！」

「そ……そうかなぁ？」

「そうですとも！
　 それにアジトのダンジョンには、一流ホテル並の宿泊施設や、大浴場も完備していますし、天才料理人としても名高い『シルバーウルフ』副団長が総料理長をしている食堂もあります。
　尚且つ、『ウルフデパート』にある有名店の料理もテイクアウト可能になっておりますよ！」

「お風呂まであって、天才料理人のガリクソンまでいるの？」

「そうです！天才料理人 ガリクソンが作った美味しい料理の食べ放題です！
　しかも、タダで！
　宿泊費も入浴代も食事代も、全てタダ！
　どうですか！ いたせりつくせりでしょ！
　なんなら、シャンティーさん専用のメイドも付けますよ！」

「メ……メイドも！ 殆ど、王侯貴族のような生活じゃないの！」

「そうです！ シャンティー様のような素敵な女性には、それくらいの贅沢が必要なのです！」

「でもな……そんな生温い環境じゃ、『三日月旅団』の特訓にはならないんだよな……」

「大丈夫です！ 私共のダンジョンでは、S5級のダンジョンに出現する、どのような魔物も自在に出現させる事が出来ますので、未攻略の5Sダンジョンでも有り得ないような、厳しい環境も簡単に作り出す事ができます！
　それに、もし厳しくし過ぎて『三日月旅団』の方達が、万が一死んでしまっても、死んで30分以内なら、生き返らす事も出来ますので、手加減せず、存分にいたぶる、間違えました。
　鍛える事もできます」

「しっかり鍛えれる環境なら良いかもね！
　エリス！ ゴトウ·サイトのアジトで特訓する事に決めたわよ！」

「シャンティーちゃん、本気なのぉ？
　シャンティーちゃん、今日ここに来る前、『エロスの帝王ゴトウ·サイトに近づくと、アンみたいに、性の奴隷にされてしまうので、絶対に近づいたらダメよ！』って、言ってた気がするのにぃ……」

「大丈夫よ！ 良く考えたら、小さい妖精の私に、人族のゴトウ·サイトのオチンチンが入る訳なかったもの！
　私には実害がないし、どうやらゴトウ·サイトのダンジョンは、特訓合宿するには最高の場所みたいだしね！」

「私は、どうなるの？」

「エリスは、そうね。
　ゴトウ·サイトの、半径2メートルの範囲に入らねければ問題ないんじゃない。
　ゴトウ·サイトに一切近づかなければ、エリスの貞操は護られる筈よ！」

「そっかぁー！ そうだよね！
　ゴトウ君に近づかなければ、問題なかったんだ！
　私も、さっきのゴトウ君の話を聞いて、天才料理人ガリクソンさんの料理の食べ放題に、どうしても行ってみたかったんだ！」