【R18 】必ずイカせる! 異世界性活

飼猫タマ

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235. 禍々しいやつ

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「大姉御、いったい何を言ってるんです?
 俺達は、大姉御に謝られる記憶はないんですが?」

 ヤナトが、カレンに謝られてキョトンとしている。

「お前達、ブリトニーに無理矢理付き合わされているんだろ?」

「何言ってるんですか! 俺達が、ブリトニーの姉御を修行に誘ってるんですよ!
 ブリトニーの姉御との修行は、スリルがあって興奮するんですよ!
 なあ、スイセイ!」

「ああ、女子で俺を興奮させるのはブリトニーの姉御だけだな!
 ブリトニーの姉御に体を切り刻まれる度に、何度も射精してしまうしな!」

 変態コンビから、斜め上の回答が返ってきた。

「……」

 カレンは言葉に詰まる。

「カレン姐さん、コイツらの話をマトモに聞いていたらバカが移りますよ!」

 クリスティーヌが、ヤナト達を相手にるのは、するだけ無駄と助言してくれた。

「ああ、やっとお前達の事を把握した。
 もう、ちょっとやそっとじゃ何も驚かない!
 今はまだ闘いの最中だ!
 ボケっとしてないで、敵を倒すぞ!」

「「「イエッサー!!」」」

 再びヤナトとスイセイが、セーレに襲いかかる。

 クリスティーヌも、先程と同じ様に土魔法を連射する。

「もう、貴方達の攻撃は見切ってますよ!」

 セーレは余裕綽々で、ヤナト達の相手をしている。

「そのセリフは、そのまま返す」

 剣姫カレンが喋り終わった後、その場から、スっ!! と消えた。

 シュン! シュン! シュン!

「ウッ!!」

 セーレの体の3箇所に、剣に突かれた傷が出来、血がブシュー!! と、吹き出した。

 ヤナトもスイセイも、そして傷を負わされたセーレまでも、一体何が起きたのか理解できない。

 ただ、カレンの後ろに立っていたクリスティーヌだけは、カレンが一瞬自分の前から消えて、また元の位置に戻ってきたのが、なんとなく見えた気がした。
 しかし、カレンが一体何をしたのかは、全く分からなかったのだった。

「……攻撃されたのが……分からないなんて……」

 セーレが膝をつき、愕然としている。

「クリスティーヌ、セーレに回復魔法を掛けてやれ!
 まだ、10分経ってなからな!
 取り敢えず、応急処置だけしてやって、そのまま戦闘を続けるぞ!」

 カレンに指示されて、クリスティーヌがセーレの傷を治すと、再びカレンが消えた。

 シュン! シュン! シュン! シュン!

 ブシュー!!

 再び、セーレの体から血が吹き出す。

「ブリトニーの姉御より、速いんじゃないのか……」

 ヤナトがポツリと呟く。

「多分、速いな。
 今の俺達は、ブリトニーの姉御の攻撃なら何とか視認する事が出来るが、大姉御の動きは全く視認する事が出来なかった……」

 スイセイまでも驚いている。

「私とブリトニーのスピードは、それ程変わらないと思うぞ!
 ただ違うのはブリトニーは我流の剣術で、私の剣は、先人達によって編み出された洗練された剣術だという事だけだな。
 それからクリスティーヌのエンチャンターのお陰で、普段の3倍のスピードだという事も関係してると思う」

 カレンが、ヤナト達の問いかけに答える。

「僕は、少し侮っていたようです。
 この時代の剣姫の実力がこれ程とは。
 20年産まれるが早ければ、勇者パーティーに入れたものを……
 あなたがいれば、黒竜戦争ももっと早く終息したかもしれません」

「御託はいい。もうそろそろ本気を出さないと、私の相手は務まらないぞ!」

 カレンが、剣をセーレに向けて言い放つ。

「解りました。認めましょう。あなた方の実力を!
 僕の、全ての能力を使って叩きのめしてあげます!」

 セーレが、闘気を解放した。

 バキッ! ドカッ! スカッ!

 ヤナトとスイセイが、セーレの素早いパンチと蹴りで吹っ飛ばされたが、カレンだけが、紙一重で避ける。

「早いな。しかし、私やブリトニー程ではない」

「やはり、このスピードでは駄目でしたか。
 ならば、これではどうですか?」

 セーレがその場から、フッと消えた。

 と、思った瞬間、カレンの目の前に現れて、お腹に掌底を食らわす。

 ボコッ!

「ウッ!!」

 カレンが膝をつき、口から血を吐き出す。

「瞬間移動か?」

 カレンは血を流し、苦しそうにしながらも、セーレの方をキッ! と睨みつけながら言葉を発した。

「カレンさん、よく分かりましたね!
 確かに、僕は瞬間移動を使わせてもらいました。
 人間相手にこの能力を使ったのは、カレンさん。貴方が初めてです!
 誇ってくれて良いですよ!」

 セーレが涼しい顔をしながら、カレンを褒め讃える。

「流石は、初代様にお仕えしたデーモンだ。しかし、舐めるな!
 闘いはこれからだ!!」

 カレンが、スっ! と、立ち上がり、剣をセーレの方にビシッ!! と向け、カッコ良く言い放った!!

「あ……あのぉ……盛り上がってるところ悪いんですけど、10分経ったので休憩の時間ですよ」

 クリスティーヌが申し訳なさげに、間に入ってきた。

 我に返ったカレンは、恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、強く握りしめていた剣を急いで鞘にしまった。

「休憩なら仕方が無いですね!」

 セーレも攻撃体勢を解除する。

「やっぱり、セーレは強いな!
 だが、姫様やブリトニーの姉御程は、全く怖くないな!
 多分、根本的な事が違うんだな!
 2人は、なんて言うか、禍々しいんだ。
 デーモンじゃないのに、より悪魔っぽいと言うのか、口では説明できない何かがあるんだ」

 ヤナトが姫の激マズポーションを飲みながら、セーレに話しかける。

「それはあるかもしれませんね!
 僕達、異界から来た悪魔達は、初代漆黒の森の王のとても邪悪な禍々しい魔素に惹かれて、時空を飛び越え召喚されてきた位ですから!
 というか、そのヤナトさんが飲んでる禍々しいオーラを撒き散らしているポーションを、僕も飲んでみたいのですが?」

「エッ…… いきなり何言ってんだ?
 この激マズポーションを飲んでみたいって……
 お……お前……正気か?」

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