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099話 -いざ、ジュエリア王国へ 8-
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「俺もソニア様とミレーユ様の食事係だったんだがよ、オニキスはソニア様の教育係だったんだよ」
「そうなんですか?」
「半ば無理矢理…だったんですけどね?」
オニキスさんは少し恥ずかしそうに答える。
「教育係って事は、オニキスさんがソニアに勉強とか礼儀作法を教えたの?」
レインが少し興味ありげにオニキスさんへと質問する。
「ふふっ、レインちゃん。ちゃんとした教育係は他にも居るのよ。オニキスはソニア様に戦闘を教えていたのよ」
「まぁ副長だったし、それは当然のことだがな?」
「ふくちょう………?」
聞き慣れない単語に首を傾げるとマルクスさんが説明してくれる。
「オニキスが若い頃前線で働いていたのは聞いているな?」
「はい」
「まぁ何やかんやあったんだが、オニキスは王女様付きの近衛に昇格したんだ。んで、周囲の推薦もありオニキスは近衛の副隊長に就任したって訳だ」
「えっ?!それってかなり上の立場じゃ?」
「ハハハッ……近衛と言っても特に仕事は無かったですよ。王女様方は外遊されませんし、名ばかりの部署ですよ」
「そうなんですか?」
「……そうねぇ。外に出る時には近衛の中から精鋭を選ぶし、オニキスの立場は本当にただの子守みたいなものよ?」
「子守って……。教育係なんでしょ?」
「知っているとは思うけど、ソニア様は昔から活発なお子様でね?家庭教師もサジを投げたくらい勉強をしなかったのよ」
「……それは何か想像出来ますね」
「それでオニキスに役が回ってきて、どうせならとオニキスは色々と教えたって訳」
「…じゃあ、ソニアの力はオニキスさんが教えたって事かしら?」
「ソニア様には才能があったからね。私はただ基礎を教えただけだよ。……まぁ、二つ名を持つ程になるとは思わなかったけど」
「あん時は大変だったよな?四六時中オニキスが面倒みてたから、ひっきりなしに汚れてたわ」
「懐かしいなぁ…陛下にも小言を言われたよ。『男勝りにせんでくれ』ってね?」
「ソニア様は虫とか平気で触ってたもんな。よくミレーユ様の部屋に持っていって怒られてるのを思い出すよ」
「………ソニアにはそんな一面があったのか」
いや、まぁ男勝りってのは分かるけど……昔からってのは驚きだ。
「……あれ?でも、ソニア付きになるって事は、オニキスさんは爵位を貰った…って事になるわよね?」
レインが疑問を声にして伝えると、コーラルさんが笑って答える。
「そうなのよ。…でも、オニキスはそれを断ったの」
「えっ?なんでぇー??」
聞き耳を立てていたローリィが驚いた表情でオニキスさんへと尋ねる。
「いやぁ……だって私は平民だからね。言っちゃ悪いとは思うけれど、貴族の様な世界はあまり興味が無かったんだ」
「オニキスが爵位を断った時酷かったよな?」
「ええ、本当!私まで巻き添えになり掛けたんだから!」
「…それはずっと謝ってるじゃないか」
「ふふっ、冗談よ冗談。私も上の世界には興味が無いし、風当たりもあるからね」
「それは他の貴族からって事でしょうか?」
「…チカちゃん達は貴族と関わりを持った事はあるかしら?」
「カイジャの辺境伯、ラティとなら」
「ラティ……………………ああ、あの暴れん坊さんね?ラティとも知り合いだなんて、ナナちゃん達は凄い人脈を持っているのね」
「そうなのか?ボク達はそんな事は一切思った事無いが…」
「そう感じないって事が凄いのよ。普通は貴族と知り合いってだけでも、鼻高々になるものなのよ?」
「そういうもんすか……」
コーラルさんの言葉に俺は少し考える。ラティと知り合いだからといってそんな事はしていないと思うのだが、もしかしたら気付かないだけで、ラティの後ろ盾を使ったかも知れない。………え?もしかして俺やらかしてる???
「……マスターはその様な事はしない。むしろ、ラティとは互いの利益の為に利用しあっている」
「ほほぉー?兄ちゃんは意外と腹黒な性格なんだな?」
「え?……いやいや!利用しあってるとか!………そんな事は無い……よね?」
「私に聞かれても………。でも、アルスはアルスで自由気ままにしてるし、多少は迷惑をかけてるんじゃ無い?」
「…………ラティへのお土産は何が良いかな?」
「でもラティもアルス様に色々とお願いと称して頼んでいるわ?」
「だよねぇー。そこら辺はさすが貴族って感じ!」
うーん……やっぱり無意識の内に迷惑をかけてそうな感じだ。思い返してみると、確かに俺って突拍子もない事を数々しでかしてるよな?孤児院作ったりとか……。うわーっ!!どうしよう!俺ってそんな人間だったのか!!
自分の浅ましさに葛藤していると、苦笑いを浮かべたマルクスさんが喋りかけてくる。
「ま、まぁ次から気を付ければ良いんじゃねーか?俺はそのラティってのを知らねーが、貴族ってのは大概そんなもんだぞ?」
「あら?マルクス、ラティは根は真面目な子よ?頭が切れる分、そう思われがちだけど」
「コーラルは知り合いなのか?」
「ええ。あの子は学園首席の子よ?マルクスも知ってるわ?」
「…………覚えてねぇな」
「んー………………」
コーラルさんは目を瞑り口を真一文字に結び、しばらく間を置く。
「…………あっ!マルクスの料理にケチを付けてきたあの子よ!『こんな不味い料理をソニア様に食べさせているのか!』って」
「…………………………………あぁ、そういやそんな奴が居たな」
「確かあの時はソニア様の注文に答えてた時よ?えーっと……確か……」
「『疲れがぶっ飛ぶ酸っぱい料理』……だろう?」
オニキスさんがコーラルさんへと口を挟むとマルクスさんは思い出した様だった。
「…ああっ!!あの時か!!ソニア様がぶん殴った小僧か!」
(…………ラティにはそんな過去があったのか)
思い出話は一度場に出ると尽きる事は無い。次から次へとラティとソニアの昔話が出て、食事をしながら俺達はその話を質問を交えながら聞く。こんな所でラティとソニアの恥ずかしい話やら格好いい話を聞くとは思わなかった。それはチカ達も同様らしく、ソニアの恥ずかしい話を聞いた直後、『……これは良い材料になりそうね』とニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべていた。
食事も終わり--途中でオニキスさん達が頼んだ料理が出てきたが、小さいながらもボリューミーな食感だった--マルクスさんがデザートを出しながら酒のお代わりを運んでくれる。
「……オニキス。出立は朝か?」
デザート--苺らしき赤い果実のロールケーキっぽいもの--を出しながらマルクスさんが尋ねる。
「ああ。朝食を取ってからアルスさん達と出る予定だよ」
「……何時頃だ?」
「…さぁ?アルスさん、時刻は決まってますか?」
「特に……。朝食を食べて、少しぶらついてから出ようかと」
「だそうだ。………何かあるのかい?」
俺の言葉を聞いたマルクスさんは腕を組み気難しそうな表情を浮かべていた。それを疑問に思ったオニキスさんがマルクスさんへと尋ねると、マルクスさんは勢い良く膝を叩いた。
「………よっしゃっ!!俺もオニキス達と王都に行く!!!」
「……はぁ?」
マルクスさんの言葉にオニキスさんは怪訝な表情でその意図を尋ねる。
「いやぁ……せっかくオニキス達と会えたし、昔話をしていたらソニア様にも会いたくなってよ。……兄ちゃん達はソニア様に会いに行くんだろ?それに着いて行こうかなぁって」
「バカ言ってんじゃ無いよマルクス!アルスさん達に迷惑がかかるでしょっ!」
「なぁーに。自分の分ぐらい自分で出すわ。それに、俺もたまには長期休みを取ろうと思ってたからな」
「……マルクス。そういう思い付きでの行動は君の素晴らしい部分だけど、まずはアルスさん達に許可を取るのが道理だろう?」
オニキスさんが冷たい笑顔を浮かべながらマルクスさんへと優しく話す。その時少しだけ空気が冷たくなったと感じたのは俺だけじゃ無いはず。
「お、あ、えっと………」
「私達もアルスさん達の好意で乗せて貰っている立場だ。いくら生涯の友だと言っても、私はそんな礼儀知らずな事は許さないよ」
「おふっ…………」
しどろもどろになりながら困った顔を浮かべるマルクスさん。コーラルさんは『ヤレヤレ…』と言った具合で、我関せずといった態度を取っていた。
「あー……俺達は別に気にしないですよ?」
『この場をなんとかしなければ!』と思った俺は取り敢えずチカ達に承諾を得ずに救いの手を差し伸べる。その手にマルクスさんは目を輝かせ俺の手をガッシリと握ると肩をバンバンと叩く。
「ハッハッハッハ!兄ちゃんなら許してくれると思ってたぜ!」
「マルクス」
満足そうに俺の肩を叩くマルクスさんに、オニキスさんが一言刺す。
「………………………はい。兄ちゃん達……迷惑を掛けないのでよろしくお願いします…」
しょんぼりとなりながらマルクスさんが同行する事が決まった。後でチカ達に『勝手に決めてごめん』と謝ったが、『別にいいんじゃない?』『アルス様が決めた事なら文句はありません』『お喋り相手が増えたー!』『調理について色々と質問したかったから丁度良い』と、否定的な意見は出なかった。とりあえず代金を支払った後--オニキスさんと支払いで一悶着あったが--、待ち合わせ場所を決めてから宿へと戻る。
「風呂は………朝風呂で良いな」
面倒だったのと、満腹感で少し眠気が襲ってきていた俺は肌着になりそのままベッドへとダイブし、何も考える事なくそのまま眠りに落ちるのであった。
「そうなんですか?」
「半ば無理矢理…だったんですけどね?」
オニキスさんは少し恥ずかしそうに答える。
「教育係って事は、オニキスさんがソニアに勉強とか礼儀作法を教えたの?」
レインが少し興味ありげにオニキスさんへと質問する。
「ふふっ、レインちゃん。ちゃんとした教育係は他にも居るのよ。オニキスはソニア様に戦闘を教えていたのよ」
「まぁ副長だったし、それは当然のことだがな?」
「ふくちょう………?」
聞き慣れない単語に首を傾げるとマルクスさんが説明してくれる。
「オニキスが若い頃前線で働いていたのは聞いているな?」
「はい」
「まぁ何やかんやあったんだが、オニキスは王女様付きの近衛に昇格したんだ。んで、周囲の推薦もありオニキスは近衛の副隊長に就任したって訳だ」
「えっ?!それってかなり上の立場じゃ?」
「ハハハッ……近衛と言っても特に仕事は無かったですよ。王女様方は外遊されませんし、名ばかりの部署ですよ」
「そうなんですか?」
「……そうねぇ。外に出る時には近衛の中から精鋭を選ぶし、オニキスの立場は本当にただの子守みたいなものよ?」
「子守って……。教育係なんでしょ?」
「知っているとは思うけど、ソニア様は昔から活発なお子様でね?家庭教師もサジを投げたくらい勉強をしなかったのよ」
「……それは何か想像出来ますね」
「それでオニキスに役が回ってきて、どうせならとオニキスは色々と教えたって訳」
「…じゃあ、ソニアの力はオニキスさんが教えたって事かしら?」
「ソニア様には才能があったからね。私はただ基礎を教えただけだよ。……まぁ、二つ名を持つ程になるとは思わなかったけど」
「あん時は大変だったよな?四六時中オニキスが面倒みてたから、ひっきりなしに汚れてたわ」
「懐かしいなぁ…陛下にも小言を言われたよ。『男勝りにせんでくれ』ってね?」
「ソニア様は虫とか平気で触ってたもんな。よくミレーユ様の部屋に持っていって怒られてるのを思い出すよ」
「………ソニアにはそんな一面があったのか」
いや、まぁ男勝りってのは分かるけど……昔からってのは驚きだ。
「……あれ?でも、ソニア付きになるって事は、オニキスさんは爵位を貰った…って事になるわよね?」
レインが疑問を声にして伝えると、コーラルさんが笑って答える。
「そうなのよ。…でも、オニキスはそれを断ったの」
「えっ?なんでぇー??」
聞き耳を立てていたローリィが驚いた表情でオニキスさんへと尋ねる。
「いやぁ……だって私は平民だからね。言っちゃ悪いとは思うけれど、貴族の様な世界はあまり興味が無かったんだ」
「オニキスが爵位を断った時酷かったよな?」
「ええ、本当!私まで巻き添えになり掛けたんだから!」
「…それはずっと謝ってるじゃないか」
「ふふっ、冗談よ冗談。私も上の世界には興味が無いし、風当たりもあるからね」
「それは他の貴族からって事でしょうか?」
「…チカちゃん達は貴族と関わりを持った事はあるかしら?」
「カイジャの辺境伯、ラティとなら」
「ラティ……………………ああ、あの暴れん坊さんね?ラティとも知り合いだなんて、ナナちゃん達は凄い人脈を持っているのね」
「そうなのか?ボク達はそんな事は一切思った事無いが…」
「そう感じないって事が凄いのよ。普通は貴族と知り合いってだけでも、鼻高々になるものなのよ?」
「そういうもんすか……」
コーラルさんの言葉に俺は少し考える。ラティと知り合いだからといってそんな事はしていないと思うのだが、もしかしたら気付かないだけで、ラティの後ろ盾を使ったかも知れない。………え?もしかして俺やらかしてる???
「……マスターはその様な事はしない。むしろ、ラティとは互いの利益の為に利用しあっている」
「ほほぉー?兄ちゃんは意外と腹黒な性格なんだな?」
「え?……いやいや!利用しあってるとか!………そんな事は無い……よね?」
「私に聞かれても………。でも、アルスはアルスで自由気ままにしてるし、多少は迷惑をかけてるんじゃ無い?」
「…………ラティへのお土産は何が良いかな?」
「でもラティもアルス様に色々とお願いと称して頼んでいるわ?」
「だよねぇー。そこら辺はさすが貴族って感じ!」
うーん……やっぱり無意識の内に迷惑をかけてそうな感じだ。思い返してみると、確かに俺って突拍子もない事を数々しでかしてるよな?孤児院作ったりとか……。うわーっ!!どうしよう!俺ってそんな人間だったのか!!
自分の浅ましさに葛藤していると、苦笑いを浮かべたマルクスさんが喋りかけてくる。
「ま、まぁ次から気を付ければ良いんじゃねーか?俺はそのラティってのを知らねーが、貴族ってのは大概そんなもんだぞ?」
「あら?マルクス、ラティは根は真面目な子よ?頭が切れる分、そう思われがちだけど」
「コーラルは知り合いなのか?」
「ええ。あの子は学園首席の子よ?マルクスも知ってるわ?」
「…………覚えてねぇな」
「んー………………」
コーラルさんは目を瞑り口を真一文字に結び、しばらく間を置く。
「…………あっ!マルクスの料理にケチを付けてきたあの子よ!『こんな不味い料理をソニア様に食べさせているのか!』って」
「…………………………………あぁ、そういやそんな奴が居たな」
「確かあの時はソニア様の注文に答えてた時よ?えーっと……確か……」
「『疲れがぶっ飛ぶ酸っぱい料理』……だろう?」
オニキスさんがコーラルさんへと口を挟むとマルクスさんは思い出した様だった。
「…ああっ!!あの時か!!ソニア様がぶん殴った小僧か!」
(…………ラティにはそんな過去があったのか)
思い出話は一度場に出ると尽きる事は無い。次から次へとラティとソニアの昔話が出て、食事をしながら俺達はその話を質問を交えながら聞く。こんな所でラティとソニアの恥ずかしい話やら格好いい話を聞くとは思わなかった。それはチカ達も同様らしく、ソニアの恥ずかしい話を聞いた直後、『……これは良い材料になりそうね』とニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべていた。
食事も終わり--途中でオニキスさん達が頼んだ料理が出てきたが、小さいながらもボリューミーな食感だった--マルクスさんがデザートを出しながら酒のお代わりを運んでくれる。
「……オニキス。出立は朝か?」
デザート--苺らしき赤い果実のロールケーキっぽいもの--を出しながらマルクスさんが尋ねる。
「ああ。朝食を取ってからアルスさん達と出る予定だよ」
「……何時頃だ?」
「…さぁ?アルスさん、時刻は決まってますか?」
「特に……。朝食を食べて、少しぶらついてから出ようかと」
「だそうだ。………何かあるのかい?」
俺の言葉を聞いたマルクスさんは腕を組み気難しそうな表情を浮かべていた。それを疑問に思ったオニキスさんがマルクスさんへと尋ねると、マルクスさんは勢い良く膝を叩いた。
「………よっしゃっ!!俺もオニキス達と王都に行く!!!」
「……はぁ?」
マルクスさんの言葉にオニキスさんは怪訝な表情でその意図を尋ねる。
「いやぁ……せっかくオニキス達と会えたし、昔話をしていたらソニア様にも会いたくなってよ。……兄ちゃん達はソニア様に会いに行くんだろ?それに着いて行こうかなぁって」
「バカ言ってんじゃ無いよマルクス!アルスさん達に迷惑がかかるでしょっ!」
「なぁーに。自分の分ぐらい自分で出すわ。それに、俺もたまには長期休みを取ろうと思ってたからな」
「……マルクス。そういう思い付きでの行動は君の素晴らしい部分だけど、まずはアルスさん達に許可を取るのが道理だろう?」
オニキスさんが冷たい笑顔を浮かべながらマルクスさんへと優しく話す。その時少しだけ空気が冷たくなったと感じたのは俺だけじゃ無いはず。
「お、あ、えっと………」
「私達もアルスさん達の好意で乗せて貰っている立場だ。いくら生涯の友だと言っても、私はそんな礼儀知らずな事は許さないよ」
「おふっ…………」
しどろもどろになりながら困った顔を浮かべるマルクスさん。コーラルさんは『ヤレヤレ…』と言った具合で、我関せずといった態度を取っていた。
「あー……俺達は別に気にしないですよ?」
『この場をなんとかしなければ!』と思った俺は取り敢えずチカ達に承諾を得ずに救いの手を差し伸べる。その手にマルクスさんは目を輝かせ俺の手をガッシリと握ると肩をバンバンと叩く。
「ハッハッハッハ!兄ちゃんなら許してくれると思ってたぜ!」
「マルクス」
満足そうに俺の肩を叩くマルクスさんに、オニキスさんが一言刺す。
「………………………はい。兄ちゃん達……迷惑を掛けないのでよろしくお願いします…」
しょんぼりとなりながらマルクスさんが同行する事が決まった。後でチカ達に『勝手に決めてごめん』と謝ったが、『別にいいんじゃない?』『アルス様が決めた事なら文句はありません』『お喋り相手が増えたー!』『調理について色々と質問したかったから丁度良い』と、否定的な意見は出なかった。とりあえず代金を支払った後--オニキスさんと支払いで一悶着あったが--、待ち合わせ場所を決めてから宿へと戻る。
「風呂は………朝風呂で良いな」
面倒だったのと、満腹感で少し眠気が襲ってきていた俺は肌着になりそのままベッドへとダイブし、何も考える事なくそのまま眠りに落ちるのであった。
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