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私は……_3
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「ちがっ……あっ……ああ……うぅん……」
否定したくても、言葉がうまく出てこない。口から漏れるのは呻き声だけだ。
拓海は私の後ろに回り込み、耳元で囁いた。
「どうしました?まだワイン残ってますよ。全部飲み干してください」
その声にすら体が反応する。鼓膜を震わせる彼の吐息が、子宮にまで届く気がした。
「だめ……触らないで……」
彼の手が私の手を掴み、グラスへと導いた。指先から伝わる感触でさえ、甘い刺激となる。全身が性感帯になったようだった。
結局、私は言われた通りワインを一気に飲み干した。
しかし、飲まなくても結果は同じだったのだろう。
全身の血が沸騰するような熱さで、一つの感情に支配されていた。
「もう……やめて……」
言葉とは裏腹に、私の体は拓海に近づいていた。
彼の香りを嗅ぎ、体温を感じたい。そんな欲求が、理性を圧倒していく。
「本当にやめてほしいですか?風見あんずさん」
「あぁ……ぅ……私……私は……瑞希です……違う……違います……私は……あれ……?」
「それ、エッチするのに邪魔ですよね?」
拓海の声は優しかったが、目には欲望の炎が灯っていた。彼は私のスカートに手をかけ、ゆっくりと引き上げた。太ももが露わになり、下着が見える。そこはすでに湿っていた。
「な、何を……」
抵抗したいのに、体は固まったままだった。彼の手が下着をずらし、バイブを取り出す。
私は小さく悲鳴を上げた。空虚さと解放感が同時に押し寄せてきた。
「こんなものはもう必要ありません。私があなたを満たしてあげます」
拓海はそう言いながら、私をベッドに導いた。
体は抵抗せず、むしろ喜んで彼について行った。
一方で、頭の中ではまだかろうじて戦いが続いていた。
(私は……高橋瑞希……!負けちゃだめ……!)
それでも、拓海の言葉に逆らえなかった。
私は、高橋瑞希だけど、彼が言うことは全て正しくて、間違いはなくって……。
ベッドの上で、私と拓海は向かい合った。視線が合うだけで、ドキドキしてしまう。
拓海が私の上に覆いかぶさる。彼のキスが首筋に降り注ぎ、私は思わず甘い声を漏らした。
「拓海さま……あっ……」
その言葉が自然と口から出てきた。
「さま」という敬称を使ってしまったことに自分でも驚いたが、もはやそれを修正する気力もなかった。
「そう、その呼び方がいいですね。私があなたの主であり、あなたは私の従者。それが私たちの本来あるべき関係です」
彼の言葉が、私の心に深く刻まれていく。「風見あんずの特性」の一つ。
『特に佐伯拓海に対して抗えない魅力を感じ、彼の前では完全に服従的になる』
その言葉が脳内で響き、体がさらに熱くなった。
本当に彼に服従することが、自然なことのように、そうするべきことのように思えてしまう。
「でも、私は……私自身でいたい……です」
弱々しく抵抗する私に、拓海は優しく微笑んだ。
「あなたは、あなた自身です。ただ、本当の自分を受け入れただけ。風見あんずの欲望に、素直になっただけですよ」
彼の優しい声が、私の耳に流れ込んでくる。
抵抗しなければ、と心の中でもう一人の自分が叫んでいるのに、抵抗している事実に心が痛み、喉が締め付けられるような感覚。
拓海の手が私の体を愛撫していく。服の上からでも、その触れる場所すべてが敏感に反応した。そのまま私の服を一枚一枚脱がされる。肌が露わになるたび、彼の視線に体が反応した。
「美しい……私が理想としていた女性の姿です」
男性に褒められることの喜び。
それは私、「風見あんずの特性」の一つだった。褒められる度に、抵抗する気持ちが薄れていく。
「拓海さま……私……」
体中が火照り、欲望だけが残っていく。拓海のキスと愛撫に、掴んでいた手の力が抜けていく。
彼が自分の服を脱ぎ始めた瞬間、私の中にかすかな理性の光が戻ってきた。
「コンドーム……必ず……お願いします……」
最後の抵抗。中出しされたら、最後の砦まで崩されてしまう。
たとえ拓海のことが好きであっても、彼が私の理想の人であってもそれだけは受け入れられない。
もし中に出されたら、本当に後戻りできなくなってしまうから。
「本当にそれでいいのですか?」
拓海は私の耳元でささやいた。
「風見あんずの気持ちに素直になってください」
「お願いします……コンドームを……」
私の声は震えていた。懇願しているのか、拒絶しているのか、自分でもよくわからなかった。そんな私を見ながら拓海はふっと笑みをこぼし、
頷いた。
「わかりました。あなたに従いましょう」
そう言うと、彼はベッドから立ち上がり、近くの引き出しを開けた。中から一枚の薄いビニールを取り出した。それを見て、私の心がドキッとした。
「着けてくれるんですか……?」
拓海はその問いには答えず、拓海はゆっくりとコンドームを装着した。そして、私の体の上に覆いかぶさり、私の目をじっと見つめた。
「今夜は、あなたの言う通りにします。でも、どうでしょうか。あなたの体が、もっと私を求めるようになったとき……」
拓海が私の中に入ってきた瞬間、体中を強い快感が走った。
これまで経験したことのない、深く、強い快感。まるで魂の奥底まで貫かれるような感覚。バイブとは比較にならないほどの満足感。
「あっ……拓海さま……」
私の声は甘く、切なく響いた。
二人の体が一つになり、リズムを刻んでいく。
その度に、私の意識はどんどん溶けていくようだった。高橋瑞希という存在が薄れ、風見あんずという新しい自分が強くなっていく。
快感が高まるにつれ、体が弓なりに反り、指先がシーツを強く握りしめた。
頭の中は真っ白になり、もはや何も考えられなくなっていた。
いつしか自分から腰を動かし、快楽を追い求めていた。
「瑞希……いや、あんず。もうすぐです」
拓海の動きが激しくなり、私もそれに合わせて腰を動かした。
完全に彼のリズムに同調していた。
もう少しで互いに頂点に達するという瞬間、拓海の動きが止まった。そして、私の耳元でささやいた。
「どうしますか?」
その言葉に、子宮がきゅっと縮むような感じがした。「どう」それがさすものは明白だった。
「今日は、あなたの言う通りにすると言いましたが……もう我慢できません。あなたも望んでいるでしょう?」
恐怖と期待が入り混じる瞬間。頭では「ダメ」と思っているのに、体は別の答えを出していた。拓海の腰に足を巻きつけていた足を離し、一度彼を開放する。
「はっきり言ってください」
拓海は動きを止め、私の耳元でささやいた。私は恥ずかしさと欲望で頭がおかしくなりそうだった。
「私の中に……直接……出して……ください……」
言葉にした瞬間、自分が何を言ったのか理解した。
でも、もう後戻りはできなかった。
抵抗する感情すらわいてこなかった。
拓海はコンドームを完全に外し、再び私の中に入ってきた。
素肌同士の接触に、さらに強い快感が走る。
「あぁっ……!」
拓海の動きが激しくなり、私も同時に絶頂に達しようとしていた。
そして、彼が私の中で放たれた瞬間、私も同時に絶頂を迎えた。
「あぁっ!拓海さまっ!」
意識が飛びそうなほどの快感。全身が痙攣し、そして、心の奥底で何かが決定的に変わるのを感じた。
体の奥に広がる彼の熱。それが、私の心と体を完全に彼のものに変えていく。「風見あんずの特性」の最後の一文が現実になった瞬間だった。
『最終的に、佐伯拓海の精子を子宮に直接受け入れることで、彼に完全に忠誠を誓うよう設計されている』
しばらくして、二人は互いの呼吸を整えながら、抱き合ったまま横たわっていた。私の頭の中は不思議なほど静かになっていた。もう葛藤も迷いもない。ただ、拓海への愛と忠誠だけが残っていた。
「どう感じますか?」
拓海が私の髪を優しく撫でながら尋ねた。
「幸せです……拓海さま」
その答えは、心の底から出てきた言葉だった。もう「高橋瑞希」としての疑問や恐怖はなかった。あるのは「風見あんず」としての完全な幸福と満足。
「突然生活を一変させたら周囲に心配されるでしょう。昼間は今まで通り高橋瑞希さんとして生活してください」
「はい、かしこまりました」
「そして、これからはもっと本格的に配信をしていきましょう。これからもあなたの魅力を存分に発揮してください」
「はい、拓海さま。あんずは、視聴者のみんなに喜んでもらえるよう頑張ります」
自然と三人称で話す私。それがもはや違和感なかった。かつての「高橋瑞希」は、もう遠い記憶のようだった。
「そして、もちろん私だけのものですよ」
拓海が私の首筋にキスをする。体がまた熱く反応した。
「はい、あんずは拓海さまだけのものです。永遠に……」
その夜、私たちは何度も結ばれた。
そして、朝が来たとき、鏡に映る私の姿は、もう「高橋瑞希」ではなかった。表情も、目の輝きも、仕草も、全てが「風見あんず」になっていた。
ここに来るときに感じていた恐怖は遠い過去のこと。
まるで、ずっと着ていた仮面を外し、本当の自分を見つけたかのように晴れやかな気持ちだった。
「おはよう、あんず」
拓海の声に、私は嬉しそうに振り返った。
「おはようございます、拓海さま♡」
新しい日の始まり。そして、新しい私の始まり。風見あんずとして生きる日々が、今ここから始まるのだった。もはや過去の自分には戻れない。戻りたいとも思わない。これが私の選んだ道、否、私のために用意された道。
拓海さまのもの。それが私の新しいアイデンティティになった。
否定したくても、言葉がうまく出てこない。口から漏れるのは呻き声だけだ。
拓海は私の後ろに回り込み、耳元で囁いた。
「どうしました?まだワイン残ってますよ。全部飲み干してください」
その声にすら体が反応する。鼓膜を震わせる彼の吐息が、子宮にまで届く気がした。
「だめ……触らないで……」
彼の手が私の手を掴み、グラスへと導いた。指先から伝わる感触でさえ、甘い刺激となる。全身が性感帯になったようだった。
結局、私は言われた通りワインを一気に飲み干した。
しかし、飲まなくても結果は同じだったのだろう。
全身の血が沸騰するような熱さで、一つの感情に支配されていた。
「もう……やめて……」
言葉とは裏腹に、私の体は拓海に近づいていた。
彼の香りを嗅ぎ、体温を感じたい。そんな欲求が、理性を圧倒していく。
「本当にやめてほしいですか?風見あんずさん」
「あぁ……ぅ……私……私は……瑞希です……違う……違います……私は……あれ……?」
「それ、エッチするのに邪魔ですよね?」
拓海の声は優しかったが、目には欲望の炎が灯っていた。彼は私のスカートに手をかけ、ゆっくりと引き上げた。太ももが露わになり、下着が見える。そこはすでに湿っていた。
「な、何を……」
抵抗したいのに、体は固まったままだった。彼の手が下着をずらし、バイブを取り出す。
私は小さく悲鳴を上げた。空虚さと解放感が同時に押し寄せてきた。
「こんなものはもう必要ありません。私があなたを満たしてあげます」
拓海はそう言いながら、私をベッドに導いた。
体は抵抗せず、むしろ喜んで彼について行った。
一方で、頭の中ではまだかろうじて戦いが続いていた。
(私は……高橋瑞希……!負けちゃだめ……!)
それでも、拓海の言葉に逆らえなかった。
私は、高橋瑞希だけど、彼が言うことは全て正しくて、間違いはなくって……。
ベッドの上で、私と拓海は向かい合った。視線が合うだけで、ドキドキしてしまう。
拓海が私の上に覆いかぶさる。彼のキスが首筋に降り注ぎ、私は思わず甘い声を漏らした。
「拓海さま……あっ……」
その言葉が自然と口から出てきた。
「さま」という敬称を使ってしまったことに自分でも驚いたが、もはやそれを修正する気力もなかった。
「そう、その呼び方がいいですね。私があなたの主であり、あなたは私の従者。それが私たちの本来あるべき関係です」
彼の言葉が、私の心に深く刻まれていく。「風見あんずの特性」の一つ。
『特に佐伯拓海に対して抗えない魅力を感じ、彼の前では完全に服従的になる』
その言葉が脳内で響き、体がさらに熱くなった。
本当に彼に服従することが、自然なことのように、そうするべきことのように思えてしまう。
「でも、私は……私自身でいたい……です」
弱々しく抵抗する私に、拓海は優しく微笑んだ。
「あなたは、あなた自身です。ただ、本当の自分を受け入れただけ。風見あんずの欲望に、素直になっただけですよ」
彼の優しい声が、私の耳に流れ込んでくる。
抵抗しなければ、と心の中でもう一人の自分が叫んでいるのに、抵抗している事実に心が痛み、喉が締め付けられるような感覚。
拓海の手が私の体を愛撫していく。服の上からでも、その触れる場所すべてが敏感に反応した。そのまま私の服を一枚一枚脱がされる。肌が露わになるたび、彼の視線に体が反応した。
「美しい……私が理想としていた女性の姿です」
男性に褒められることの喜び。
それは私、「風見あんずの特性」の一つだった。褒められる度に、抵抗する気持ちが薄れていく。
「拓海さま……私……」
体中が火照り、欲望だけが残っていく。拓海のキスと愛撫に、掴んでいた手の力が抜けていく。
彼が自分の服を脱ぎ始めた瞬間、私の中にかすかな理性の光が戻ってきた。
「コンドーム……必ず……お願いします……」
最後の抵抗。中出しされたら、最後の砦まで崩されてしまう。
たとえ拓海のことが好きであっても、彼が私の理想の人であってもそれだけは受け入れられない。
もし中に出されたら、本当に後戻りできなくなってしまうから。
「本当にそれでいいのですか?」
拓海は私の耳元でささやいた。
「風見あんずの気持ちに素直になってください」
「お願いします……コンドームを……」
私の声は震えていた。懇願しているのか、拒絶しているのか、自分でもよくわからなかった。そんな私を見ながら拓海はふっと笑みをこぼし、
頷いた。
「わかりました。あなたに従いましょう」
そう言うと、彼はベッドから立ち上がり、近くの引き出しを開けた。中から一枚の薄いビニールを取り出した。それを見て、私の心がドキッとした。
「着けてくれるんですか……?」
拓海はその問いには答えず、拓海はゆっくりとコンドームを装着した。そして、私の体の上に覆いかぶさり、私の目をじっと見つめた。
「今夜は、あなたの言う通りにします。でも、どうでしょうか。あなたの体が、もっと私を求めるようになったとき……」
拓海が私の中に入ってきた瞬間、体中を強い快感が走った。
これまで経験したことのない、深く、強い快感。まるで魂の奥底まで貫かれるような感覚。バイブとは比較にならないほどの満足感。
「あっ……拓海さま……」
私の声は甘く、切なく響いた。
二人の体が一つになり、リズムを刻んでいく。
その度に、私の意識はどんどん溶けていくようだった。高橋瑞希という存在が薄れ、風見あんずという新しい自分が強くなっていく。
快感が高まるにつれ、体が弓なりに反り、指先がシーツを強く握りしめた。
頭の中は真っ白になり、もはや何も考えられなくなっていた。
いつしか自分から腰を動かし、快楽を追い求めていた。
「瑞希……いや、あんず。もうすぐです」
拓海の動きが激しくなり、私もそれに合わせて腰を動かした。
完全に彼のリズムに同調していた。
もう少しで互いに頂点に達するという瞬間、拓海の動きが止まった。そして、私の耳元でささやいた。
「どうしますか?」
その言葉に、子宮がきゅっと縮むような感じがした。「どう」それがさすものは明白だった。
「今日は、あなたの言う通りにすると言いましたが……もう我慢できません。あなたも望んでいるでしょう?」
恐怖と期待が入り混じる瞬間。頭では「ダメ」と思っているのに、体は別の答えを出していた。拓海の腰に足を巻きつけていた足を離し、一度彼を開放する。
「はっきり言ってください」
拓海は動きを止め、私の耳元でささやいた。私は恥ずかしさと欲望で頭がおかしくなりそうだった。
「私の中に……直接……出して……ください……」
言葉にした瞬間、自分が何を言ったのか理解した。
でも、もう後戻りはできなかった。
抵抗する感情すらわいてこなかった。
拓海はコンドームを完全に外し、再び私の中に入ってきた。
素肌同士の接触に、さらに強い快感が走る。
「あぁっ……!」
拓海の動きが激しくなり、私も同時に絶頂に達しようとしていた。
そして、彼が私の中で放たれた瞬間、私も同時に絶頂を迎えた。
「あぁっ!拓海さまっ!」
意識が飛びそうなほどの快感。全身が痙攣し、そして、心の奥底で何かが決定的に変わるのを感じた。
体の奥に広がる彼の熱。それが、私の心と体を完全に彼のものに変えていく。「風見あんずの特性」の最後の一文が現実になった瞬間だった。
『最終的に、佐伯拓海の精子を子宮に直接受け入れることで、彼に完全に忠誠を誓うよう設計されている』
しばらくして、二人は互いの呼吸を整えながら、抱き合ったまま横たわっていた。私の頭の中は不思議なほど静かになっていた。もう葛藤も迷いもない。ただ、拓海への愛と忠誠だけが残っていた。
「どう感じますか?」
拓海が私の髪を優しく撫でながら尋ねた。
「幸せです……拓海さま」
その答えは、心の底から出てきた言葉だった。もう「高橋瑞希」としての疑問や恐怖はなかった。あるのは「風見あんず」としての完全な幸福と満足。
「突然生活を一変させたら周囲に心配されるでしょう。昼間は今まで通り高橋瑞希さんとして生活してください」
「はい、かしこまりました」
「そして、これからはもっと本格的に配信をしていきましょう。これからもあなたの魅力を存分に発揮してください」
「はい、拓海さま。あんずは、視聴者のみんなに喜んでもらえるよう頑張ります」
自然と三人称で話す私。それがもはや違和感なかった。かつての「高橋瑞希」は、もう遠い記憶のようだった。
「そして、もちろん私だけのものですよ」
拓海が私の首筋にキスをする。体がまた熱く反応した。
「はい、あんずは拓海さまだけのものです。永遠に……」
その夜、私たちは何度も結ばれた。
そして、朝が来たとき、鏡に映る私の姿は、もう「高橋瑞希」ではなかった。表情も、目の輝きも、仕草も、全てが「風見あんず」になっていた。
ここに来るときに感じていた恐怖は遠い過去のこと。
まるで、ずっと着ていた仮面を外し、本当の自分を見つけたかのように晴れやかな気持ちだった。
「おはよう、あんず」
拓海の声に、私は嬉しそうに振り返った。
「おはようございます、拓海さま♡」
新しい日の始まり。そして、新しい私の始まり。風見あんずとして生きる日々が、今ここから始まるのだった。もはや過去の自分には戻れない。戻りたいとも思わない。これが私の選んだ道、否、私のために用意された道。
拓海さまのもの。それが私の新しいアイデンティティになった。
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