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海都
しおりを挟む「あら?今日は何だかご機嫌ですね?」
朝食を持ってきてくれた看護師さんにもわかるくらい海都は顔のニヤけが止まらなかった。
「んふふ、そうなんです!俺の通ってた学校が今日文化祭で!芹が撮った写真のポストカードと19時には花火があがるらしいんです!」
俺、すっごく楽しみで5時に目が覚めちゃいました!
そういうと看護師さんは驚いた顔を一瞬し、笑いながら言う。
「あらー!睡眠不足はよくないですからダメですよー!でもそれは楽しみですね!花火は芹くんと?」
「そうなんです!19時に間に合うように来てくれるって言うので屋上行って一緒に見る予定なんです」
看護師は体を冷やしすぎてはダメですよ!あったかい格好して楽しんでね!と終始笑顔で言ってくれた。
朝食を食べながら、もう芹は学校行ったかな。なんて思いながら海都は朝ごはんを食べた。
時間が経つにつれてそわそわする。
まだかなまだかなと今日だけで20回以上は時計で時間を小まめに見ていた。
昼食が出た時も、まだ昼食か。芹は今頃どこ回っているんだろうかなど考えた。
今日は何だか時間が過ぎるのが遅かった気がする。
それでも楽しみで楽しみで今日一日中そわそわして過ごした。
あと数時間後には芹がきて、芹の撮った写真を見て笑って、花火が上がっているのを芹とふたりで見ているんだと、
信じて疑わなかった。
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