灰色の桜が咲く街。

レモン姫

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君を想うこの気持ちを

運命だと思うこと

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キーン コーン  カーン コーン

「入学式、…やっと高校生になれたんだよね✨
この感じ…まさに"青春レモン"の7ページ目の~」

「あ、はいはい。」

「ちょ、ゆっちゃんーまだ全部言い終わってない」
「いやいや(笑)明の話聞いてたらキリないって」

「えー?」
「まーでも、高校って特別な感じするよね」

「うん!みんなキラキラしてる気がするよ~?」
「…それは明だけねー?」

「んー?ゆっちゃんなんか言っ、わっ!!」

「え!明!?!!」

……………「うおっ?!」

突然抱きかかえられてびっくりした、、誰?
「あわわ、あの、ごめんなさいちゃんと前見てな」 

「白咲…?」

「え、…あ!渡部くんだ…何でここに?」

「俺もここ受けたんだけど…知らなかった?」

「ごめん…てゆうか…すごく言い難いんですが…」

「ん、…あ、悪い、もう大丈夫だな」
そっと渡部くんの手が離れた
「助けれくれたのが渡辺くんでよかったです!知らない人だと緊張しちゃうし…ともかくありがとう」

「(俺だと緊張しないのか、なんだかな、、)
おう、これからよろしくなっ」

…………

「ほんとに怪我とかなかった?」
「うん。大丈夫だよ~」
「急に転んだりしないでよね、、明はすぐ階段で転ぶんだからーー」

「いや、そんなことないよ?それに少し渡部くんと話せたんだ~男子と話すのなんて半年ぶりかなぁ」

「え、渡部って、桜太のこと?」

「そうだよ、てかそう言えばゆっちゃん渡部くんと仲いいよね~~」

「まぁね、桜太は優しいからな~唯一ちゃんと喋れる男友達ってかーんじ。」

「えー?それだけなの?」

「そっ、それだけだよ?!!!」

「ふふっ。そっかそっか、頑張れっ」

「め、めい~(笑)」



…………………

あの時、白咲に会ったのは驚いたな…
 
「まだ、好きなのか、俺…」

あまり女子と関わらない俺にとって白咲と悠里は
特別な人だと思う。

悠里とは小学校のクラブ活動が一緒で仲良くなって中学でお互いの悩みとか聞いたり話したりしてたっけな、、ほんと良い奴なんだよな

…白咲とは…1年の時クラス同じで………でも話してないような、あぁそうだ2年になった頃から
図書室でよく会うようになって、
悠里が受ける高校に一緒に行けるようにって
勉強してたんだっけ、。

その必死さに魅了されたって言うか、
あの時、白咲が必死に勉強してるのを
何かと邪魔してたんだよな、

でも全然無視ってか男としてみてくれてなくて
ある意味、あの時必死だったな俺も。(笑)


変わってなかった、あいつ…
あの時ちゃんと言えてれば、
なにか変わったのかなーなんて。

(中学の卒業式が終わって帰り際) ……………

あいつに伝えなきゃ、この先、
こんなに俺が想う人なんて、
きっと出来ない、
なら今伝えないと、…いた!!

「し、白咲っ!」
「はい?…あ!渡部くんじゃないですか!」

「ははっ、やっと見つけた、
てかもう敬語使うなよ(笑)」

「え、でも渡部くんは女子からの人気がすごくて、私みたいな人は敬語使わないと…」

「いや、敬語使われてるの凄い嫌なんだ」
「あといっつも下の名前覚えて呼んでっ
て言ってただろ、」

「…?名前くらい1年生の頃から覚えてますよ、」

「…え」

「、桜太くんですよね…高校生活楽しみですね!」

「お、おう、…ありがとう、」
(これ、いま言える雰囲気…)

「俺、白咲のことがっ」
「あ~!自分のことは名前でって言うのに、」
「友達なんだから明って呼んでください(笑)」

「あ、ごめ…」

「そろそろ帰りますね!じゃあ、さよなら
ゆっちゃーん」

……………………………

俺ももう高校生か、
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