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010魔石の価値
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「分かったわ!! さっさと出て行きなさい!?」
「おー、マジで感謝」
「煩い!!」
俺は大混乱している試験場の適当な布を被った荷物の中にはいった、氷の槍を解除してそこから闇から闇へと移動した。移動したのはありがとう、ちょっとでも我が家だったところだ。ローラがいて俺のことを心配してくれた。
「ああ、良かった。ラウル、どこにも怪我はない?」
「大丈夫だよ、ローラ。それじゃ、あいつもつれて移動しよう」
抱きついてきたローラにキスしながら、俺達は馬も連れて短いが思い出深い我が家から、闇から闇を渡って出たのはシオンの街の宿屋の厩だった。俺たちは馬をつれてその宿屋から出て行った、そしてローラは市場をまわりながら必要な物を買い込んだ、俺は馬の番をしていただけでローラに迷惑抱えてるなぁ、後で労わっておこうと思っていた。そうしてシオンの街からは出て行った。
「これからは野宿か、ローラ迷惑かけるけど、ごめん」
「あらっ、気にしない、気にしない。私はわくわくしていますわ」
そこで俺とローラを乗せた馬が、ひひーんと鳴いて上半身を起こした。止まってないで早く行けということだろうか、俺は馬を歩かせはじめた。ローラは初めて馬に乗るから俺に抱きついていた、俺はそんなローラが可愛くて仕方なかった。
「この馬にも、お名前をつけなくちゃね」
「名前ねぇ、パス。俺には命名のセンスがない」
「あらっ、”今こそ降らん闇の雨”とか”焼き尽くせ煉獄の炎とか言ってましたよ」
「止めてー!! 黒歴史を掘り出さないで、それ魔法にできないか試してただけだからね!!」
「それじゃ、この子は?」
「サクセッサー略して、セッサーとかでよくね」
そうして馬はセッサーという名前になった、俺隊はセッサーの様子を見ながら歩ける時は歩いて貰い、草を食い出したら俺たちも食事をするようになった。
「野宿で食べるシチューも美味しい」
「ふふっ、セッサーに水もあげてね」
そうしてディアトロフィ王国の街には買い物に立ち寄るだけ、という生活を十日間続けた時だった、プランタン帝国の国境警備隊と出会った。そうして通行料に二人と馬とで銀貨一枚払って、プランタン帝国に着いた。ここからは広い帝国領土だ、間違ってもお尋ね者とかにはなりたくなかった。
「この三国は近いからなぁ、そして仲はあまりよくない」
そうこの三国は地理的には近いのだ、レオパール王国を右にディアトロフィ王国を左に、最後に上にプランタン帝国をのっけたら完成だ。このような微妙な位置にある国々だった、俺達はプランタン帝国の最初の街を目指してのんびりと馬で歩いていった。そうしてようやく最初の街ヒューレーの街に入った、厩のある宿屋を見つけて一息ついた。
「はぁ~、疲れたね。ローラ、お疲れ様」
「貴方こそお疲れ様、ラウル」
「しばらくは宿屋での街の様子をみようか」
「そうね、良いところだったら家を借りてもいいわ」
俺としてはローラとの約束で家を借りれれば、ローラを抱けるのでぜひ良いところであって欲しかった。とりあえず宿屋共同の風呂にはいって、体を綺麗にしたら宿屋の食堂で夕食にした。
「味付けが故郷の味に似てるかも」
「レオパール王国の味に、あそこはもっと薄味だったわ」
「あっ、違う。前世の住んでた日本の味に似てるんだ」
「ああ、なるほど。あなたにとってはそこも故郷だものね」
これだけ長く一緒にいるんだ、ローラには前世のことまで全部話していた。他の奴らは信じなかったので、俺も何も言わなかった。そうして夕食を終えると俺達は抱き合って眠りについた。さて翌日は冒険者ギルドに行ってみることにした、ローラは宿屋で繕い物の仕事をしていた、セッサーは馬らしく厩で大人しくしてた。さて、冒険者ギルドでの俺の扱いがどうなっているか心配だった。
「こんにちは、冒険者ギルドの可愛いお嬢さん。俺、ランク銅のラウルっていうんだけど、なにか俺に伝言とか入ってる?」
「そうですね、少々お待ちください」
俺は緊張していた何故ならディアトロフィ王国で、手配書が回っているかもしれないからだ。冒険者ギルドの可愛いお姉さんはいろいろと調べてこう言った。
「ディアトロフィ王国から、国に使える魔法使いとして来て欲しいという伝言がありますね」
「ああ、良かった。それだけかー、いやありがとう。受付の可愛いお姉さん」
どうやらディアトロフィ王国では魔力暴走というのを信じているらしい、そして暴走といえどこれだけの力がある魔法使いなら雇いたい、例の七種の魔法を極めてる魔法部隊に入れたいというところなのだ。良かった、良かった、指名手配犯とかになってなくて助かった。とにかくこれで冒険者ギルドの依頼が普通に受けられるようになった。さっそく依頼を受けようとして、スライム退治に金貨三十枚という値段ででているのを見た。俺は首を傾げて受付のお姉さんに話を聞きに行った。
「お姉さん、スライムってあのスライムだよね。なんで金貨三十枚もするの」
「それがですね、そのスライムの大きさが家三軒くらいありまして、下手に接近するとこっちが食われてしまうんです。だんだん街に寄ってきてるんでどうにかしたいんですけどね」
「それじゃ、これ俺が引き受けるねー」
「私の話、聞いてました? ラウルさんは水の魔法使いでしょう。相性激悪ですよ」
「いやぁ、そうでもないよ。倒し方によってはね」
「はぁ、スライムに消化されないでくださいよ」
そうして俺は巨大スライム退治を受けた、スライム退治といえば普通の一個のスライムなら、ぽんっと蹴ってひっくり返して、素早く魔石をとればスライムは消えて無くなってしまうのだ。俺も基本的に退治の仕方は一緒である、ただちょっと違うのは水の魔法を使うくらいだ。それよりも巨大スライムの捜索の方が大変だった、空が飛べたら楽なのに冒険者ギルドには、水の魔法使いとして登録してあるから駄目だった。でもやっと見つけた、大きい事以外は他のスライムと一緒だった。
「”ひろがる冷却”」
俺がぽよんと触れたところからスライムは凄い勢いで凍っていった、スライム自身が慌てて体を斬り離そうとしても、それも無駄なくらいに速く凍り付いてしまった。
「さーてと、普通ならひっくり返すんだけど無理だからこうしよう。”氷の槍・千連”」
俺はスライムがいる範囲に雨のように氷の槍を降らせた、氷の槍に砕かれてだんだんとスライムが小さくなってきた。
「あっ、見っけ。スライムの魔石、魔石まででかいなぁ」
そうして俺はサッカーボールくらいの大きな魔石を持って帰った、スライムは冷却を解除すると同時に消えていってしまった。そうして受付のお姉さんに見て貰った、たしかにでかいがスライムの魔石には違いなかった。
「それじゃ討伐の金貨三十枚と、この魔石はいくらになるの? まさか普通のスライム一個分?」
「ちっ、ちょっとスライムの魔石の代金は待ってください。珍しいので鑑定してもらいます」
「ぶっはははっ、これが普通のスライムを同じ代金だったら笑えるね!!」
「たっ、確かにそれはちょっとふふっ、おかしいですね」
俺と冒険者ギルドの受付のお姉さんは大笑いして、その日はそれで俺はローラが待っている宿屋に帰った。
「たっだいま、ローラ。今日は面白いことがあって、こーんなデカいスライムが出てさ」
「おかえりなさい、ラウル。そして、どうやって倒しましたの?」
「氷を使ってちょっちょっいさ、凍らせて倒したんだけけど、魔石がこんなにでかいわけ」
「あらっ、まぁ。赤ン坊のような大きさですね」
「それで普通のスライムの魔石にしては大きすぎるから、鑑定に出すんだって」
「儲かりますといいですね」
そんな話題で盛り上がって、いつものように夕食を食べて眠りについた。俺としては早く家が持ちたい、ローラが可愛くて抱きた過ぎるんだ。
「スライムの討伐で儲かったし、家を借りてもいいんじゃないかな!!」
「おー、マジで感謝」
「煩い!!」
俺は大混乱している試験場の適当な布を被った荷物の中にはいった、氷の槍を解除してそこから闇から闇へと移動した。移動したのはありがとう、ちょっとでも我が家だったところだ。ローラがいて俺のことを心配してくれた。
「ああ、良かった。ラウル、どこにも怪我はない?」
「大丈夫だよ、ローラ。それじゃ、あいつもつれて移動しよう」
抱きついてきたローラにキスしながら、俺達は馬も連れて短いが思い出深い我が家から、闇から闇を渡って出たのはシオンの街の宿屋の厩だった。俺たちは馬をつれてその宿屋から出て行った、そしてローラは市場をまわりながら必要な物を買い込んだ、俺は馬の番をしていただけでローラに迷惑抱えてるなぁ、後で労わっておこうと思っていた。そうしてシオンの街からは出て行った。
「これからは野宿か、ローラ迷惑かけるけど、ごめん」
「あらっ、気にしない、気にしない。私はわくわくしていますわ」
そこで俺とローラを乗せた馬が、ひひーんと鳴いて上半身を起こした。止まってないで早く行けということだろうか、俺は馬を歩かせはじめた。ローラは初めて馬に乗るから俺に抱きついていた、俺はそんなローラが可愛くて仕方なかった。
「この馬にも、お名前をつけなくちゃね」
「名前ねぇ、パス。俺には命名のセンスがない」
「あらっ、”今こそ降らん闇の雨”とか”焼き尽くせ煉獄の炎とか言ってましたよ」
「止めてー!! 黒歴史を掘り出さないで、それ魔法にできないか試してただけだからね!!」
「それじゃ、この子は?」
「サクセッサー略して、セッサーとかでよくね」
そうして馬はセッサーという名前になった、俺隊はセッサーの様子を見ながら歩ける時は歩いて貰い、草を食い出したら俺たちも食事をするようになった。
「野宿で食べるシチューも美味しい」
「ふふっ、セッサーに水もあげてね」
そうしてディアトロフィ王国の街には買い物に立ち寄るだけ、という生活を十日間続けた時だった、プランタン帝国の国境警備隊と出会った。そうして通行料に二人と馬とで銀貨一枚払って、プランタン帝国に着いた。ここからは広い帝国領土だ、間違ってもお尋ね者とかにはなりたくなかった。
「この三国は近いからなぁ、そして仲はあまりよくない」
そうこの三国は地理的には近いのだ、レオパール王国を右にディアトロフィ王国を左に、最後に上にプランタン帝国をのっけたら完成だ。このような微妙な位置にある国々だった、俺達はプランタン帝国の最初の街を目指してのんびりと馬で歩いていった。そうしてようやく最初の街ヒューレーの街に入った、厩のある宿屋を見つけて一息ついた。
「はぁ~、疲れたね。ローラ、お疲れ様」
「貴方こそお疲れ様、ラウル」
「しばらくは宿屋での街の様子をみようか」
「そうね、良いところだったら家を借りてもいいわ」
俺としてはローラとの約束で家を借りれれば、ローラを抱けるのでぜひ良いところであって欲しかった。とりあえず宿屋共同の風呂にはいって、体を綺麗にしたら宿屋の食堂で夕食にした。
「味付けが故郷の味に似てるかも」
「レオパール王国の味に、あそこはもっと薄味だったわ」
「あっ、違う。前世の住んでた日本の味に似てるんだ」
「ああ、なるほど。あなたにとってはそこも故郷だものね」
これだけ長く一緒にいるんだ、ローラには前世のことまで全部話していた。他の奴らは信じなかったので、俺も何も言わなかった。そうして夕食を終えると俺達は抱き合って眠りについた。さて翌日は冒険者ギルドに行ってみることにした、ローラは宿屋で繕い物の仕事をしていた、セッサーは馬らしく厩で大人しくしてた。さて、冒険者ギルドでの俺の扱いがどうなっているか心配だった。
「こんにちは、冒険者ギルドの可愛いお嬢さん。俺、ランク銅のラウルっていうんだけど、なにか俺に伝言とか入ってる?」
「そうですね、少々お待ちください」
俺は緊張していた何故ならディアトロフィ王国で、手配書が回っているかもしれないからだ。冒険者ギルドの可愛いお姉さんはいろいろと調べてこう言った。
「ディアトロフィ王国から、国に使える魔法使いとして来て欲しいという伝言がありますね」
「ああ、良かった。それだけかー、いやありがとう。受付の可愛いお姉さん」
どうやらディアトロフィ王国では魔力暴走というのを信じているらしい、そして暴走といえどこれだけの力がある魔法使いなら雇いたい、例の七種の魔法を極めてる魔法部隊に入れたいというところなのだ。良かった、良かった、指名手配犯とかになってなくて助かった。とにかくこれで冒険者ギルドの依頼が普通に受けられるようになった。さっそく依頼を受けようとして、スライム退治に金貨三十枚という値段ででているのを見た。俺は首を傾げて受付のお姉さんに話を聞きに行った。
「お姉さん、スライムってあのスライムだよね。なんで金貨三十枚もするの」
「それがですね、そのスライムの大きさが家三軒くらいありまして、下手に接近するとこっちが食われてしまうんです。だんだん街に寄ってきてるんでどうにかしたいんですけどね」
「それじゃ、これ俺が引き受けるねー」
「私の話、聞いてました? ラウルさんは水の魔法使いでしょう。相性激悪ですよ」
「いやぁ、そうでもないよ。倒し方によってはね」
「はぁ、スライムに消化されないでくださいよ」
そうして俺は巨大スライム退治を受けた、スライム退治といえば普通の一個のスライムなら、ぽんっと蹴ってひっくり返して、素早く魔石をとればスライムは消えて無くなってしまうのだ。俺も基本的に退治の仕方は一緒である、ただちょっと違うのは水の魔法を使うくらいだ。それよりも巨大スライムの捜索の方が大変だった、空が飛べたら楽なのに冒険者ギルドには、水の魔法使いとして登録してあるから駄目だった。でもやっと見つけた、大きい事以外は他のスライムと一緒だった。
「”ひろがる冷却”」
俺がぽよんと触れたところからスライムは凄い勢いで凍っていった、スライム自身が慌てて体を斬り離そうとしても、それも無駄なくらいに速く凍り付いてしまった。
「さーてと、普通ならひっくり返すんだけど無理だからこうしよう。”氷の槍・千連”」
俺はスライムがいる範囲に雨のように氷の槍を降らせた、氷の槍に砕かれてだんだんとスライムが小さくなってきた。
「あっ、見っけ。スライムの魔石、魔石まででかいなぁ」
そうして俺はサッカーボールくらいの大きな魔石を持って帰った、スライムは冷却を解除すると同時に消えていってしまった。そうして受付のお姉さんに見て貰った、たしかにでかいがスライムの魔石には違いなかった。
「それじゃ討伐の金貨三十枚と、この魔石はいくらになるの? まさか普通のスライム一個分?」
「ちっ、ちょっとスライムの魔石の代金は待ってください。珍しいので鑑定してもらいます」
「ぶっはははっ、これが普通のスライムを同じ代金だったら笑えるね!!」
「たっ、確かにそれはちょっとふふっ、おかしいですね」
俺と冒険者ギルドの受付のお姉さんは大笑いして、その日はそれで俺はローラが待っている宿屋に帰った。
「たっだいま、ローラ。今日は面白いことがあって、こーんなデカいスライムが出てさ」
「おかえりなさい、ラウル。そして、どうやって倒しましたの?」
「氷を使ってちょっちょっいさ、凍らせて倒したんだけけど、魔石がこんなにでかいわけ」
「あらっ、まぁ。赤ン坊のような大きさですね」
「それで普通のスライムの魔石にしては大きすぎるから、鑑定に出すんだって」
「儲かりますといいですね」
そんな話題で盛り上がって、いつものように夕食を食べて眠りについた。俺としては早く家が持ちたい、ローラが可愛くて抱きた過ぎるんだ。
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